綺麗でしょ 瑠璃色が 光ってます
一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです
先月20日 初夏を思わせる日差しに誘われ
町内入谷(いりや)にある 正鵠の森(せいこくものり)へ♪
観洋から車で15分程のところです
南三陸町が 震災のずっと前 志津川町当時から
手つかずの森として保存しています(少し前の写真です)
最近 キジやホオジロ シジュウカラにメジロ
エナガ カケス キセキレイ
さらにカワセミの声も耳にしていましたが
この日は いつものメンバーに加えニューフェイスの声が
静かに耳を澄まして 見回してみると・・・
声は道路を挟んで左 西側の森から聞こえました
声の主は 相当に高い杉の樹の 梢に!
スコープを向けると
そこには 夏鳥のオオルリの姿がありました♪
眼にするのは7~8か月ぶりでしょうか
草木萌えいずる森に 早くも遥か南の地から海を越えて
夏の使者がやってきました
シーズン初でしたから それはもう慌てて 撮り始めた次第ですが
遠い上に 北西風が強い
強引にzoom upしますが
強風で枝が揺れ スコープはブレてしまい きれいに撮れませんでした
周囲を飛ぶ昆虫を空中キャッチしては
居た場所に戻ることを 繰り返していたのはわかりましたが
大した姿も撮れないまま
とうとう東側の森に飛び去ってしまいました
残念・・・ と溜息
見上げると空には月 半分・・・ つき 半分・・・かぁ
まぁ それでも今年初見参
とりあえず 飛来の証拠写真でよし と
その場を後にしようとしたところ
今度は森の中で 声が
渓流を挟んで そろりそろりと接近
森の中で樹々の枝から枝へと
飛び回っているのがわかりましたから
暫く佇んでおりましたら・・・ えっ?!! 大歓迎のミラクルです
何と おあつらえ向きの枝に留まってくれたではありませんかぁ
わざわざ見通しのいい枝に留まったのは
恐らく 逆にこちらの様子を窺うため だったかと思われます
留まった瞬間 キュッと身を細くして警戒した様子を見せましたから
けだし 羽の瑠璃色がきれいで キラキラしています
さえずりは 未だ声が細く
歌のバリエーションが少ないようでしたから
比較的 未だ若い個体だと思われます
それでも 語りかけるようなさえずりはオオルリならでは
表情からも そんな印象が感じられます
「ここは僕のテリトリーだからね」って
久しぶりの出会いに気を好くした次第でしたが
美しい恋のさえずりが実って
無事 この森で新たな命が誕生してくれますように
さて ラムサール条約登録の志津川湾で
越冬していた コクガンですが
29日の午後は 海のビジターセンター近くの防潮堤からは
一切 確認できませんでした
センターでは28日に6羽を確認
スタッフの方によればその年によって
GW中まで残っているのも居るそうな
今しばらく 様子を見るとします
それにしても 写真でもお分かりの通り
海草が少なくなった気がします
数年前は 海中にもっと茂っていて
ゆらゆら揺れていたのですが・・・
ところで 4月30日には GW特別開催の スターパーティ
星空指数は 端から10~20%で
全く星空は期待できない状況下
それでも 夕方6時半前には
宵の明星 金星が 雲間にかすんで見え始め
ミラクルを期待したのですが
開始時刻の7時に いつもの奇跡は起こりませんでした
そこで 屋内で「星のお話」
星のソムリエ教授 佐藤 吉晴さんが
星座盤の見方の手ほどきに続いて
晴れていれば 今見える星や星座についてのお話
親子連れのお客様をはじめ30名が 星座盤を眺めながら
耳を傾けて下さいました
続いて 天文ボランティア宇宙船船長 永井 秀男さん
地球儀をもとに 人工衛星の飛行高度や
地球と月の距離がどれくらいか
お客さまに考察して貰ったりしながら
楽しい時間を過ごしました
そして午後8時半を回ったころ 星が見え始めたので
今度は 皆さんから屋上に上がって頂きました
月は おぼろ月でしたが 望遠鏡を覗くと
なんとかクレーターが確認出来ましたし
西の空には ふたご座の ポルックス(上左)とカストル(上右)が
姿を見せてくれました
夫々の色から ポルックスは 金星(きんぼし)
カストルは 銀星(ぎんぼし)の異名を持つことも
教えてくれたのは 星空案内人
他に こいぬ座のプロキオン
頭上には 北斗七星
丁度 お腹の辺りに 月を抱いた形のしし座も確認出来ました
完璧な 奇跡こそ今回は起こりませんでしたが
延べ80名のお客様にご参加いただき
「楽しかったです」と
喜んで頂くことが出来ました 何よりの 幸いです
GW特別開催は連夜で 5月1日にも開かれます