皆さん、こんにちは!カナです(・∞・*)
今日は2021年8月11日から行われている、
「Reborn-Art Festival(リボーンアート・フェスティバル)」
についてご紹介します。
今年は感染症対策のため「2021夏」と「2022春」に分けての開催となります。
【夏 ※現在開催中】
2021年8月11日(水)~ 9月26日(日)
※ 休祭日:9月1日(水).9月15日(水)
【開催地域】
・宮城県 石巻市街地、
・牡鹿半島(桃浦・荻浜・小積・鮎川)
・女川駅周辺
【春】
2022年4月23日(土)~ 6月5日(日)
【開催地域】
・石巻地域
今回は「牡鹿半島・女川駅周辺」地域を見てきましたので
写真と共にご紹介します。
時間の関係上、見て回れなかった部分もございますので
詳細は公式HPをご覧くださいませ✍
◇一ヶ所目「鮎川エリア」
島袋 道浩様の作品「白い道(RAE2019)」
実際に島袋様が草を刈って、階段を直し、
作品の中心とも言われる白い砂利を敷き、道を再生。
実際に歩いてみるとずっと長く伸びた白い道は
目の前に広がる金華山に繋がるように思えました。
荻浜エリアに行く前に、
開催している期間だけ出店する「はまさいさい」様で
お昼ご飯を購入...?
地元食材を利用したものもありました❀
わたしは「とり天」も購入させて頂いたのですが、
手のひらサイズほどの大きなもので、
衣にも味がついていてとても美味しかったです。
感染症対策がされたイートインスペースもあります。
見学前にぜひお立ち寄りくださいませ。
◇二ヶ所目「荻浜エリア」
小林 万里子様の作品「終わりのないよろこび」
ひとつひとつの素材を小林様本人の手で織る、
染める、編む、刺す..すべて手作りの作品です。
ちょうど光が差し込む場所に位置しているため、
反射してキラキラと輝いていました。
布施 琳太郎様の作品
「あなたと同じ形をしていたかった海を抱きしめて」
この洞窟は、第二次世界大戦中に荻浜に作られた「秘匿壕(人口の洞窟)」
布施様はバルーンに絵を描き、作品を展開させました。
こちらの作品は私が冊子を見た時から気になっていたものでした。
今、洞窟の中にはコウモリが住んでいるそうで、夜になると現れるのだとか。
捉え方は数えきれないほどあるかと思いますが、とても心に刺さる作品です。
そして、「Reborn-Art Festival」の配布冊子の表紙も飾る、
「White Deer(oshika)(RAF2017)」もこの場所に。
ちょっと色彩加工を施してみました?✨
天気が少し曇りでしたが、晴れていると
青空と作品がマッチしてとても綺麗なんですよ!
片山 真理様の作品「on tha way home#005(2016)」
片山様は手縫いで再現した身体の一部、そして自分の特徴的な体と向き合い、
セルフポートレートなどで屋内のみならず、近年は屋外での
撮影も精力的に行っています。
自然に溶け込むかのような一枚の写真に惹かれました。
◇三ヶ所目「桃浦エリア」
会場は2018年に廃校になった「旧荻浜小学校」
校庭や、防潮堤付近にはこれまでのRAF作品も見ることができます。
駐車場から降りて一番初めに目にしたのは...
久住 有生様の作品「淡(あわ)」
こちらの作品は「土」と「セメント」でつくられています。
周りにも散るように泡が弾け飛んでいました。
そして神様も笑顔でした(最初から作品の傍にいたのか、途中から設置されたのか分かりません...!)
夏井 瞬様の作品「呼吸する波」
夏井様は波に魅了され、海の美しさ、強さを伝える写真家です。
天井から下げられた写真はどの写真も透き通っていて素敵でした。
映像作品もございます。
ご覧の際には密にならないよう、お気をつけくださいませ。
森本千絵様×WOW様×小林武史様作品「forgive」
流動的で先の見えない未来に向けて、
それでも進んでいこうとする「エンヤコラ」の掛け声と共に
楽曲と作品が展開されています。
開いた穴から顔をだすと、映像が360°広がっている空間にでます。
パノラマで撮影してみたのがこちら⇩
サエボーグ様の作品「HISSS」
作品名は蛇が威嚇をするときの音がタイトルになっています。
こちらの作品は火の蛇が明滅する作品で、
「火の蛇」というのは神話では混乱・破壊などのイメージですが
現代社会で「火」は必要不可欠なエネルギーの象徴である...
この作品からは様々な解釈が可能です。
こちらの作品も私が気になっていたもので、
倉庫いっぱいに広がる作品の世界に圧倒されました....!
金氏 撤平様の作品「ボイルド空想」
壊れたもの、建物や道路の破片など、
見れば見るほど、「あ、あの場所にあるやつ..」など
様々な想像ができる作品でした。
大きな顔の後ろはミラーのようになっていて、
「何の素材....???」と最後まで不思議でした。
篠田 太郎様の作品「幼年期の終わりに」
「雲」をイメージした作品。
この日は調節を行っていたらしく、実際に浮かんだ姿は
見ることはできませんでしたが、
浮かんだ日にはシートの上に裸足で入り寝転べるそうです。
今回の最終目的地。
◇女川駅周辺
こちらでは駅前に展示されている
会田 誠様の作品「考えない人(2012)」
会田誠様のオリジナルキャラクター「おにぎり仮面」が
何も考えずに座っている様子はどこか面白く、
近くで見てみるとまつ毛がながくてそれすらも笑ってしまいました。
中央に設置されているため、シーパルピア女川の駐車場を降りて、
通路の真ん中に立ってみると対面できるんですよ。
オノ・ヨーコ様の作品「Wish Tree」
世界中で続けている参加型の作品シリーズです。
参加する方は短冊に願いをかいて、木の枝に結びます。
女川に存在するこの木にもたくさんの方の思いが綴られておりました。
「早く、笑顔で会えますように」
「たくさん旅行にいきたい」
いつかまたこの地でみんなで笑って会えますように。
その後ろに「震災遺構」として存在するのは
「旧女川工番」
東日本大震災の津波により倒壊転倒し、
そのままの姿で女川の町に存在しています。
震災遺構は、未来の人々が同じ悲しみを味わうことのないように。との
願いが込められた場所でもあります。
これから先も自然災害は地球上のどこにいても起きうる事です。
その時にどのように行動するのか、先人の知恵と、今を生きてる我々で
乗り越えなければなりません。
建物を覆うように生きている草木がそれを言いたげにしているように見えました。
さて。「牡鹿半島・女川駅周辺」いかがだったでしょうか。
2年後ごとに開催されている「Reborn-Art Festival」
今回足を運べない方もぜひまた機会がございましたら、お越しくださいませ。
こちらのブログでも開催される期間は撮影を行い続けます。
次回は「石巻」地域へお邪魔します!
ぜひ、ご覧くださいませ。
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