はぐれたのでしょうか? 見出しのはくちょう座は季節外れの画像ではありますが、
先日、休憩時間にチャリを走らせると
観洋からほど近い 水尻川で、ポツンと1羽の”ハクチョウ”を見つけました。
お隣の町、登米市にはマガンやハクチョウが大挙飛来し越冬する
ラムサール条約登録湿地「伊豆沼」があって、
日中には、周辺のかなり広い範囲の田んぼのそこかしこで
採餌している”ハクチョウ”は よく見かけるのですが、
南三陸町内の、それも水尻川で観たのは初めて。
珍しさに、Bluebirder同様
傍を散歩するご夫婦もスマホで撮影していました。
恐らくは、北からの渡りの群れから はぐれてしまったのでしょう。
見た目も、どこか”しょんぼり”した様子で、 何せ 元気がありません。心細そう
北風の冷たかったこの日、首を背中に巻き込んで おやすみしてしまいました。
次の日は もう居りませんでしたから、伊豆沼へ向かったのだと思われます。
🦢 🦢 🦢 🦢 🦢
一方こちらは、伊豆沼と同じくラムサール条約登録湿地、
観洋から望む”志津川湾”で越冬中の”コクガン”。
海のビジターセンターによれば、その飛来数は
6日210羽! 7日270羽! 8日250羽! 11日207羽! 12日290羽!
14日330羽! と、この所急上昇中!
14日に訪ねて嬉しかったのが、いつもの港に 7羽が居てくれたこと。
や~っとのことで、割と近くで その姿を捉えられました。
この港、コクガンたちにとって好都合なのは、
餌にしている”アマモ”が千切れて 打ち寄せられてくることなのです。
彼らは”潜水”が出来ませんから、水中に首を突っ込んで
届く範囲のアマモしか 食べられません。苦労してます。
それでもって、勢い、た易く潜水してアマモを採って来るオオバンから
横取りする”労働寄生”という”暴挙(w?)”に出てしてしまっているのです。
上の写真をご覧ください。
千切れたアマモが 水面下に漂っているのがお分かりいただけますね。
これなら、楽に食べられます。
この分なら、ひょっとすると、また船揚げ場のスロープで羽を休める姿も
ご紹介できるかも知れません。
お楽しみに♪
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さて、町でハクチョウを見つけた日の2日後のこと、
小春日和に気をよくして水尻川をさかのぼると、
季節外れの桜が、まだ咲き残っていました。
こんな風に⇑ 咲いていたのが11月17日のこと。
この時と比べたら、その数こそすっかり少なくなってはいますが、
もう1カ月も咲き続けていることになります。
春の桜が、気温の上昇と共に、あれよという間に終わってしまうのに比べたら、
なんとも”息が長い”こと。 ”寒さ”のお陰ですね。
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美しい紅葉を魅せてくれた水尻川の支流”正鵠渓流”。
すっかり冬枯れて、少し寂しい。
色付いた葉がなくなり、姿を現した渓流を改めてよくよく眺めてみれば、
板状の岩が立ち上がっています。 ここは 岩がズレて出来た隙間?
そこに水が流れているように見えます。
荒々しい岩の形を見ると、気仙沼市唐桑の”巨釜半造”。
魚竜やアンモナイトの化石が見つかった町内歌津地区の岩盤、と同じ
ここもペルム紀から現存する
“南部北上帯”の一部なのだというのが判る気がします。
今は長閑な里山も、2億6千万年前から地球上に存在した「南部北上帯」の一部。
渓流の岩も、ダイナミックな地球活動の裏付けなのだとすれば、
もともと自然エネルギーの高い場所なのかもしれません。
実際、足を運ぶ度に癒され、足が向いてしまうこの場所は、
もう”パワースポット”。 まぁ、少なくともBluebirderにとってはwwですが。
南三陸町は、訪れる人たちを癒してくれる素敵な自然でいっぱいです。
縄文遺跡が多いのも、南三陸町。
縄文人たちも、この星空を眺めていたのでしょうか。
年の瀬スターパーティは、
聖夜に、スタパ! 星に願いを♪