トンネルを抜けると、
そこは 登米市だった。
一週間ぶりのご無沙汰です、Bluebirder*Sです。
今回は、チャリにて 登米市を訪ねました。
先ずこの日は、国道398号を一路 入谷(いりや)方面へ・・・
車で走れば、大したことはなくとも、チャリにとっては
結構上り応えのある坂道が続きます。
もっとも、峠を越えるわけですから、まぁ それは当たり前のことww。
登り切ってトンネルを抜けると、
そこは 南三陸町と登米市の境界線。
渡る北上川の水面は、水鏡♪ 空が映って きれい♪
青空だったら もっときれいだったでしょうね。
この後、暫く登りが続いて、 今度は一転下りに。
軽快に流していくと、「んっ?右手高台に なにやら金色の建物!!」
日頃、車で通っていて 気づきもしなかったものが、
眼に飛び込んできました。
階段を上ると・・・、そこには巨大な山門が!
ロードバイクがこの小ささですから、
山門の威容はおわかり頂けると思います。
こちら、登米市の文化財のようです。
「さて」、と まだまだ先の街に向けて走り始めようとしたところ、
道を挟んで金色の山門があった寺の反対側にも、”古刹”の表示が。
概要の文面に「坂上田村麻呂」や「芭蕉」の文字があったので、
気になって、なだらかな坂道をチャリで進んで行くと・・・
石の鳥居。
鳥居から 続く石段。
何とも言えない、趣きと風情あり。
夏場、蝉の鳴く頃に上ったら、きっと一句詠んでみたくなるような
そんな気分にさてくれる雰囲気があります。
ここが、芭蕉が通ったとされる 参道。
ひなびた風情の古刹の佇まいは、束の間 、心を いにしえの時へと誘います。
この日、登米市を目指したのは、
実は チャリの微調整をしてもらおうと、自転車店を訪ねる為でした。
が、店長さんがお休みで、目的は空振り・・・。
帰り道、刈り取りの終わった田んぼで整列した、天日干しの稲のミミズクに見送られ、
峠 近くでは、
きれいな夕焼けから”おつかれさま”と労ってもらえた、Bluebirderでありました。
この2日後、再び 登米を目指したBluebirderでございます。
今度は、一路 県道172号にて。
観洋からほど近い”水尻川”沿いの道路が、県道172。
南三陸町から登米市への最短ルートですが、
険しく曲がりくねった道はどうやら敬遠されているようで、車は殆ど通りません。
まぁ、結構な坂道ですから ヒルクライムのトレーニング向きの道ではあります。
この日は、良く晴れていました。
ピーク直前の 見晴らし・・・ ちらりと海も見えます。
ひとつ、余談になりますが、我が愛車、
最近、昔車輪に”負った”小さな傷が、
走りの面白さに沼って やたら乗り回すBluebirderのせいで
ついにリムに亀裂が入ってしまい、異音もして危険なので やむなく車輪を交換。
その際、少し軽いギアに交換出来たので、
ようやく坂の多い南三陸仕様になれたのでした。
それで、登りもいかばかりか 楽しくなってしまい、文字通り”悪乗り”状態ww。
余談は さて置いて、
”坂道を登り切ると、 そこは登米市だったww。 峠の青天が、澄み切ってきれい♪
更に下っていくと、今度は 川には岩がゴロゴロ。
どうやら、この辺り 岩盤がむき出しになっているようです。
以前、南三陸町内の入谷を流れる川でも⇓同じような光景をご紹介しましたね。
入谷では、”角の取れた”丸みのある岩で、
こちらは、角張った荒々しい感じの岩。
形の違いこそあれ、どちらも同じ恐竜が出現した三畳紀の地質で、
南三陸町も含めたこの一帯は、2億5千万年から地球上に存在した陸地部分、
南部北上帯のエリア。日本列島が未だ無かった頃から
すでに海上の小さな島として存在したのです。
先を急いでいて、沢べりまで入って行けませんでしたが、
そうした岩で出来た「畳石」なる”景勝地”も沿道には存在します。
次、行ったらご紹介しますネ。
こうした個人的な”新発見”は、それはそれでよかったのですが、
結局、この日、Bluebirderは市内で迷ってしまい、
自転車店にたどり付くことが出来なかったのですww、(;´д`)トホホ。
日暮れが近付き、帰宅を余儀なくされることに・・・。
ただ、夕暮れ時・・・辺りが赤くなってきたなぁ、と、ふとチャリを停めて振り返ると、
”♪あぁ~きのゆ~うひ~にぃ~
て~るぅ やぁ~まぁ
もぉ~みいじぃ~♪”
そこには、未だ色付き浅い 山の紅葉が夕陽に照らされ
真っ赤に染まっていたのでした。
その鮮やかな紅い輝きには、すっかり目を奪われてしまいました。
まぁ、本来の目的である自転車店には辿り着けませんでしたが、
この”秋の夕陽に 照る山もみじ”の感激フィナーレにて、
今回のミニチャリツアーも「すべて良し!」
”と、日記には書いておこう”。
(引用:龍角散トローチCMよりwww)