皆様はじめまして!
売店・EC担当の田村です。
東日本大震災からまもなく12年が経とうとしております。
先日、南三陸ホテル観洋の姉妹館、サンマリン気仙沼ホテル観洋では「第4回東北被災地語り部フォーラム2023」が開催され、
未来の語り部の在り方について学ぶべく、私も参加をさせていただきました!
開催は気仙沼でしたが、当日は私達南三陸ホテル観洋のスタッフも運営サポートして参加。
南三陸、気仙沼の両スタッフが協力してフォーラムの運営を行いました。
受付の様子
参加をして特に印象に残っているのは、市内外の3名をパネリストに迎えたパネルディスカッション。
将来的な語り部の在り方をテーマに議論していただきました。
東松島市で被災し、中学生から語り部を行っている東北学院大の雁部那由多さん
「若い語り部は進学、就職などライフイベントを控えており、活動の維持が難しい」、また、震災を経験していない世代が増える中、
「体験を持たない人が語り出せる環境をどれだけつくれるか考えなければならない」と話されました。
リアス・アーク美術館の山内宏泰さん
「事実であるかどうかに固執せず、フィクションでも魅力的な形で伝えていければ、時を超えることは難しくはない。経験者が事実を語らなければだめと言うのなら、語り部は明日にでも滅びる。」
と提起されました。
お二人に共通しているのは「震災経験を持たない語り部の重要性」。
私のイメージでは「語り=震災経験」でした。
しかし、「語り部」を通して伝承活動を継続するためには、
必ずしも震災経験者である必要はない、事実であるかどうかは将来的には重要ではないのかもしれないと、
新しい形での語り部を考える良い機会となりました。
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復興応援よろしくお願い致します。