九州・中国地方を襲った
豪雨災害に遭われた皆さまには
心より お見舞いを申し上げます
当南三陸町でも 長く降り止まない雨に
不安を禁じえませんでした
前線が南下した15日には
一旦 小康状態にはなりましたが
再度前線が北上して大雨を及ぼす予報も
梅雨末期のような大雨には
このあとも 注意が必要です
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カモメ子育て中!
あの看板を見て
お客様が観察コーナーに来るんだけど
ヒナが居ないものだから 皆 嘆いてらっしゃる
もう 看板もコーナーも撤去しては?
一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです
そうなのです
このところ カモメ親子が
巣のある岩場に さっぱり帰って来ない
それならば
もう”カモメ子育て・営巣中”の看板は撤去しては?
と 当館スタッフから声を掛けられたのです
ティーラウンジ担当のKさんによれば
13日には 日中 雨の中 わずかな時間でしたが
岩場に4羽揃った カモメ親子を見かけたそうで
おそらく まだ 彼らの”ベース”としては
機能しているはず
ただ このところの台風や
台風崩れの低気圧の影響を”避けて”なのか
まずもって帰ってこない
というより 見かけないのです
そう言えば
台風が来る前には
親鳥は ヒナたちが 逸早く飛び立てるように
随分と”急かしていた”ような印象があります
まるで この嵐と長雨を予期していたかのように
14日の岩場は こんな様子
うねりが岩場に打ち付けて
激しく 砕けています
巣のあるところまで
波は及ばない岩場だとは言え
これではとても
安心して”子どもたち”を置いてはおけないのでしょう
きっと 安全地帯に避難しているのだと思われます・・・・・
などと心配していましたら この15日 秋雨前線が南下した雨間
兄妹そろって久しぶりに その姿を見せてくれました
おかえり モメ! www
上が”かん君”で 下が”ようちゃん”だと思います
また こうして兄妹仲良く 飛翔もしてくれました
先を飛ぶのが ”かん君”でしょう
去年”みなみ”が やっとのことで
巣のある岩場を離れたのが 9月上旬のことだったこともあり
“子育て中”看板は まだしばらく残すことに致します
カモメ親子を”ベース”から遠ざける荒波・・・
こんな光景 年に何度も見られないのですが
日本列島を覆う低気圧の勢力の大きさを
物語っています
余談ですが この弁天崎の向こうにある
黒崎スポットには 波を確かめにサーファーが訪れていました
それにしても 最近の気候変動たるや
国内で猛暑や激しい雨をもたらしているばかりか
世界的にも猛威を振るい
ヨーロッパはドイツやベルギーでも
大きな洪水被害が発生しています
地球温暖化が
18世紀後半に始まったイギリス産業革命以来
私たちの経済活動に起因していることは
既に”気候変動に関する政府間パネル”
“IPCC”でも認められているところ
奇しくもコロナ禍によって
私たちの経済活動は抑え付けられ
追い打ちをかけるように自然災害・・・
地球規模で 私たちが求められていることは
決してささやかなものではないのだという現実を
突きつけられている そんな気がします