一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。
まだ衣替え前だというのに
いきなり真夏のような陽気になったりしていました。
急激な気温の変化に体調を崩している方もいらっしゃるようですね。
ご自愛くださいませ!
そんな陽気に誘われてか、
南三陸ホテル観洋では 西洋シャクナゲが咲き始めました。
ところで、この22日のことですが、
観洋には 修学旅行の中学生の皆さんが 立ち寄ってくれました。
札幌市立 新川(しんかわ)中学校のみなさんです。
新川中学校は、札幌市街の北西部にある全校生徒数324人規模の学校で、
三年生の修学旅行は
東日本大震災の被災地を見学して
語り部さんをはじめ 訪れた地域の人たちとの交流を深めるのが目的です。
南三陸ホテル観洋では、Bluebirderが被災地の支援について講話。
続いて 気仙沼生まれで地元在住のシンガーソングライター
熊谷 育美さんとの交流会が開かれました。
熊谷 育美さんは、1985年5月24日
気仙沼生まれで地元在住のシンガーソングライター。
物心ついた時からピアノに触れ、
中学時代には日々の思い出を曲に綴るようになっていました。
自然に囲まれ 暮らすからこそ描ける楽曲の世界は、
彼女の美しい故郷「気仙沼」を映すかのようです。
ミニライブでは、「生きて」「雲の遥か」「夏の華」「春の永遠」
「都会の風 故郷の風」の5曲を披露。
育美さんのうねるような歌声は力強く、それでいて美しく繊細で
すっかり119人の心をつかみ 魅了していました。
育美さんの語りかけるような歌に聴き入り食い入るように見つめる生徒さんたち
眼差しが真剣です。
交流会のハイライトは、新川中の三年生たちの合唱。
旅行を前に、育美さんの曲を練習をしてきていたのです。
曲は「僕らの声」。
育美さんが、東日本大震災に被災した故郷気仙沼を目の当りにして、
無力感にさいなまれた時に創った曲です。
♪ どうか 忘れないで 僕らはここにいる~
♪ 歩いて行こう 足跡つけて ここから明日へ~
♪ 歩いて行こう 一緒に行こう 真っ直ぐ未来へ~
混声二部合唱が 醸し出すハーモニーは 心を打ち、
耳を傾ける育美さんの感動は、涙となって眼に溢れていました。
それはもう 体がゾクゾクするくらいに素晴らしい合唱でしたから。
生徒代表は「講話や育美さんの歌を通じ わかったのは、
当たり前なことなんて一つもないのだ、ということ。
だからこそ 人との出会いや出来事を大切にします」と
お礼の言葉を述べていました。
「当たり前」だと思っていることは、実はとても「ありがたい(有り難い)」こと
なのだということに こんなに早くに気付けたということは
きっとこれからの人生の歩き方や生き方、物事の受け止め方も
かなり大きく変わってきますね。未来は明るい♪
純朴で素直な印象の札幌市立新川中学校三年生のみなさん、
どうぞ これからの人生に 美しい花を咲かせてください!