一週間のご無沙汰です。Bluebirder*Sです。
4月の積雪には驚かされました。
仙台では、開花した桜の枝が折れたりしていましたが
みなさんのところは大丈夫でしたか?
さて、これまでも幾度か触れてきましたが
当館 南三陸ホテル観洋では、徒歩10分ほどのところに
海の見える命の森を整備しています。
整備を始めて5年目。
ボランティアさんたちの協力で雑木を切り開いて、桜の木を植え続けています。
昇り口から高さ30~40m程度の小高い丘の上に命の森はあります。
赤紫色の花はきれいで、自然に眼が向いてしまいます。
その昔は、里山でよく見られたようですが、
最近では なんと「絶滅危惧種」に指定されている県も幾つかあります。
種から花が咲くまで なんと7年を要するという このカタクリ。
冬の間は、落ち葉の下で寒さにじっと耐え、
樹木が目覚める前の早春に芽を出して葉を出し、花を咲かせます。
そして、春が深まり周囲の草木や樹木の葉が茂り 光が差さなくなると、
葉を落として再び土の中で眠りについて じっと春を待つ・・・。
まさに早春だけの 花なのです。
花言葉は「初恋」。
下向きに花を咲かせる姿が、
恥じらって自分の気持ちをうまく伝えられない恋心を抱く
乙女を想像させることに由来しているそうです。
うつむき掛けた~ぁ♪ あなたの前を~♫ しぃ~ずかにぃ~・・・・・
な~んて歌詞が 蘇ってきました。
一方、ふきのとう。
もう食べごろは過ぎていますが、海の森の入り口から昇っていくと
少しずつ とうの立ち方が短くなっていくのです。
感覚的に、それほど大きな高低差はない丘ですが、
僅かな気温差を繊細に受け止めているんですね。それが成長度に現れる。
かわいい黄色い花を集めた 小さなブーケのようにも見えます♪
そして「山頂」に辿りつくと・・・、そこには まだ幼い桜の木々たち。
志津川湾の絶景を背に、ささやかに花を付け始めています。
自然観察にも適した「海の見える命の森」。
東に開けた 志津川湾の眺めは最高です。
南三陸ホテル観洋へ お越しの際には、是非みなさんも訪ねてみて下さい。
そこにはいつも 季節毎に新しい発見があります。
巡るぅ~季節ぅのなぁかぁでぇ~ あぁ~なぁたぁは 何を見つけるだろう~♪
拝啓 松山千春さま
まことに勝手ながら 歌詞を拝借いたしました。
今回ご紹介した写真は、今月11日現在のもの。
その後陽気のお陰で、開花は更に進んでおりますので、悪しからず!