一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

この所、真夏のように気温が上がったかと思うと 急に寒くなる、

といった具合に 気温の変動が激しい。

「肌寒い」程度の気温でも、気温が急上昇した直後の「肌寒さ」は

またずいぶんと「寒く」感じられます。

体調崩してませんか? 気を付けましょうね。

さて、南三陸ホテル観洋から眺める志津川湾には、

いつもお馴染みの「白い海鳥」が舞い飛んでいます。

向こうに見えるのは ホテル観洋。

お客さまには 観光船で「餌付け」を楽しんでもらっている「お相手」のこの鳥は

「カモメ」じゃなくて「ウ ミ ネ コ」。

声を聞けばすぐわかりますが、カモメの”クァ クァ” という声とは違って、

“ミャー ミャー”という猫のような鳴き声で、

これがウミネコと呼ばれる所以です。こちらが ウミネコ・・・↓

そもそも大半の「カモメ」は ユーラシア大陸や北米西海岸から

日本に渡って来る「冬鳥」で、夏場には見られません。

 

ただ、南三陸町には「オオセグロカモメ」が棲息していて夏場も見られます。

観洋の海辺にも ひとツガイ棲んでいて、こちらは恐らくその内の一羽。

「カモメ」も「ウミネコ」もどちらも「チドリ目」カモメ科の鳥で

羽を広げて飛翔する羽のシルエットは確かに「チドリ」的な形をしています。

南三陸町でみかけるカモメ科の鳥のほとんどは「ウミネコ」なのですが、

少数羽?の「オオセグロカモメ」との違いを比較してみます。

 

「オオセグロカモメ」は 全長61cm、

翼を広げると156cmにもなるので、とにかくデッカイ!!!

くちばしは橙黄色で大きく、「下のくちばしの先の方に赤斑」があります。

 

対する「ウミネコ」は、全長47センチくらい。

オオセグロカモメと比べて 二回りくらい 小さく感じられます。

尾羽の先には カモメには無い「黒い帯」があって、

黄色い「くちばしの先には赤と黒の模様」があります。

それから、なぜかわかりませんが、

「ウミネコ」は餌付けに 何羽と無く一斉に寄って来るのですが、

「オオセグロカモメは」 まずもって 滅多に寄って来ません。

 

「人懐っこく」人に寄ってくる「ウミネコ」の大騒ぎをよそに、

当館6階 ベランダ角の手すり辺りにとまっていることが多いのが

「オオセグロカモメ」です。  こんな風に・・・

あと、脚の色。

「オオセグロカモメ」は、このようにピンク色↓をしていますが、

「ウミネコ」は黄色です。こちら↓

まぁ、ウミネコとカモメの違いなんて些末なことで

どちらもカモメ科の鳥なのですから

カモメぇ は カモメぇ~♪ (唄:研ナオコ)で構わない。

けれども、その違いを少しばかり知ってもらえると、ご来館の際

オーシャンビューのお部屋の窓越しに「お出迎え」してくれるウミネコに

ちょっとばかりの興味を持って より「仲良く」してもらえるんじゃないか、

そんな気がしたので 余計なお節介を焼いてみました。(笑)

 

みなさんも、観洋にお越しになった際には、

少し気を付けてウミネコとカモメを観察してみて下さい。新しい発見があるかも。

 

因みに、観光船に乗っていただくと

こんな写真や

こんな異常接近写真(↑ユリカモメ)が スマホで

鳥放題! じゃなくて、撮り放題 ですよ~!!!