1月29日(日)、当館では「東北被災地語り部フォーラム」が開催されました。
昨年11月に行われた「三陸被災地語り部座談会」を引き続き、南三陸ホテル観洋が主催となった
被災地の未来へ向けてのフォーラムです。
実行委員長の阿部副社長の挨拶と、
東北運輸局長の尾関様の祝辞によって、幕開けとなりました。
おかげさまで多くの方々にお越し頂きました。
前日までご参加のお問合せが多くあり、当初募集定員150名の予定でしたが、
大幅に上回る300名以上の方にお越し頂きました。
会場向かって左手側に多くの報道の方々が確認できます。
非常に多くの関心を寄せて頂き、有難く存じます。
会場後方ギリギリまで席を準備致しましたが、満席の状態です。
日本以外の国籍の方も多くお越し頂き、真剣にお話を聞いて頂きました。
【オープニングプレゼンツ】では「釜石あの日あの時つたえ隊」様による甚句で幕を開けました。
【パネルディスカッション】では、「小さな命を考える会」代表 佐藤敏郎様、
リアス・アーク美術館学芸係長 山内宏泰様、釜石あの日あの時甚句つたえ隊 北村弘子様がパネラーとして、
南三陸復興みなさん会 後藤一磨様が司会進行役を務めました。
それぞれの自己紹介も兼ねて、①あの日あの時どうしていたか、②この経験で学んだこと、
③5年経過した今、④これから伝承すべきこと、一番の願いについて語って頂きました。
コメンテーターは民俗研究家の結城登美雄様。
それぞれのディスカッションの統括をして頂きました。
次に行われました、被災地視察研修報告。
当館の昆野副支配人、伊藤課長より、宮城県内・岩手県沿岸・北海道奥尻地区・新潟県中越地区を視察した統括を発表致しました。
次は、4つの会場に分かれる分科会です。
【第一分科会】震災遺構とこれからの語り部を考える
進行は大阪府立大学客員研究員の山地久美子様です。
【第二分科会】未来へ・これからの語り部と伝承とは
【第三分科会】自然災害を学び減災へ繋げる
【第四分科会】「KATARIBE」(語り部)・世界へ
発表は震災直後からOGAの活動で南三陸を支えてくれた南三陸町復興応援大使アンジェラ・オルティス様、上智大学客員研究員フラビア・フルコ様です。
それぞれの会場で、とても活発に意見が飛び交い、一つしか参加できないのが勿体ないくらい、
大変有意義な分科会となりました。
この後は再び羽衣の会場にて、それぞれの進行役による分科会報告、フォーラム宣言を行いました。
フォーラム宣言は、南三陸の未来を担う子どもたちが立派に読上げました。
さらにはアビバキッズ志津川教室の皆さんが作成したエンドロールムービーも流れとても感動しました。
その後はお待ちかねの交流会!
志津川自慢の海の幸やごちそうが並びます。
そして、まだまだフォーラムは終わりません。
20:00からは、釜石漁火の会で民話の語り部である、磯崎彬子様による語り部のお話。
そして翌日朝8:30からは釘子明様による講話もあり、大変充実した二日間となりました。
また、多くのメディアにもご掲載頂いております。
一部ではございますが、当館のツイッターにてリツイートという形で
ご紹介させて頂きました。ぜひご覧ください。
【南三陸ホテル観洋ツイッター】https://twitter.com/kanyo11
2月26、27日には、全国被災地語り部シンポジウムが兵庫県淡路市で開かれます。
今回ご参加頂いた皆様、是非参加申し込みのチラシをご参考にして頂ければ、幸いです。