Ishinomaki Minamihama Memorial Park Opened !

*Above picture is taken from Hiyoriyama.

I heard that the Ishinomaki Minamihama Memorial Park has opened, so I went there on the afternoon of June 2nd.

This park plays a role of mourning the victims of the Great East Japan Earthquake and handing down memories.

Since it was a weekday and also ” Miyagi 3.11 Tsunami disaster Memorial Museum” was not open yet, the number of visitors was small.

*According to the message board, it was mentioned that it will be open at 3:00 pm on June 6th.

The area of the park is 38.8 hectares.

Requiescats and memorial monument 'CIRCLE WIND 2011 -KIZUNA-’

There are small hills, several multipurpose plazas, ponds, wetlands and pine grove which existed before.

 A bridge called Kawaminato Ohashi beside the park is now under construction.  It says "16m to connect".

<< Postscript ... >>

When I climbed Hiyoriyama to take a picture of the entire park, the torii gate, which is a symbol of Hiyoriyama, disappeared.

It seems that it was dismantled due to the effects of aging and repeated earthquakes.

( Photo of the time when there was a torii gate ... )

The torii was built in 1935 and was made of reinforced concrete and was about 5 meters high.

Please check latest information from official website 

ISHINOMAKI MINAMIHAMA TSUNAMI MEMORIAL PARK 

 About 1 hour drive from our hotel 

Good day ! from Minhong

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観洋の魅力を再発見!?~海鳥とのふれ合いと海の見える命の森~

大家好,我是惠。
皆さん、こんにちは。恵です。

五月的黃金周,綿綿細雨中,
我們迎來了各地的游客,甚是開心。

5月のゴールデンウィークは、
天候が悪い日もありましたが、
各地から観光客が訪れ、とても幸せです。

在本館的東舘10樓的樓頂,是喂海鷗的最佳位置。

当館の東館10階の屋上は、
ウミネコ・カモメとのふれ合いを楽しむのに最適な場所です。

都市的快節奏生活,繁忙的學習不免讓人有高度的緊張感,
來到這裏的不管是大人還是小孩都可以得到釋放,
和海鷗近距離接觸,呼吸大海的味道,
大家身心得以足夠的釋放。

都会での忙しい日常生活は、
常に緊張感を与える事もあるかと思います。
ここ南三陸では大人も子供も解放され、
ウミネコ・カモメとのふれ合いを満喫し、
海が感じられる自然豊かなこの地で深呼吸し、
誰もが心と体を十分に解放することができる場所です。

從本館出發約15分鐘步行路程的山丘(高地),
我們通過東日本大地震的災難,
作為傳達"我們學到的事情"、"必須傳達給子世的事情"、
"祈禱什麼"和"想留下的風景"的地方,我們對森林進行了維護。

当館から徒歩15分程の所にある「海の見える命の森」、
東日本大震災という災害を通して
「学んだこと」「後世に伝えなくてはならないこと」
「祈りたいこと」「残したい風景」を伝える場所として、
森の整備を行ってきました。

這是一個紀念場所,一個傳達和了解災難的地方,
也是遊客和兒童接觸和享受美麗的風景和豐富的自然風光的地方。
生命之林,可俯瞰大海,是一個令人驚驚的景點。

慰霊の場であり、災害のことを伝え、学ぶと同時に、
訪れた観光客や子どもたちが美しい風景や豊かな自然に触れ、
楽しめる場所でもあります。
見晴らしの良い海の見える命の森は、私のおすすめスポットです。

下周見哦。
それでは、また来週。

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15%OFFのチャンス♪

 

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 【観洋ちゃんねる】 

周辺の観光地を紹介しつつ
くすっと笑えるような動画を投稿中!

いいねチャンネル登録もよろしくお願いしま~す(≧∇≦*)

公式YouTubeチャンネルはこちら⇒南三陸ホテル観洋【公式】

咲く桜あり

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

南三陸ホテル観洋
正面玄関前には 枝ぶりのよい大きな桜の樹があります

今 まさに満開という この9日は
時折小雪の舞う天気で
花冷えと言うにはあまりに寒~い日でしたが
華やぎを「満面」に湛え 咲き誇っていました

例年ならば 開花後
春の嵐で散らされることが多いのですが
今年は雨風が比較的穏やかで
いつもの年より長く 花を楽しめそうです
開花の時期が早かったお陰でしょうか

さて
まさにその前日 たまたま 所要があって出かけた
お隣 石巻市は 春うらら

北上川河口付近で
震災後着々と進められている復興護岸工事は
完成間近のようで
堤には こんな案内板が

新しい橋の建設現場を望む護岸から 右側に目を移すと
向こうに 日和山公園への上り口

東日本大震災の大津波の際
津波からの避難場所になった公園です

今を盛りに咲く桜に誘われ 上がってみました

花は まさに満開

ひとひら ふたひら・・・

まだ数えられるほどですが もう空に舞う花びらも

いつもの春なら 花見客で大いに賑わう公園ですが
コロナ禍では
ブルーシートの団体などあろうはずもなく
実にささやかで 静かなお花見

ご夫婦連れや お友達同士
少人数でベンチに腰掛けたり散策したり
ソーシャルディスタンスを保ちながら
思い思いに桜を愛でていました

眼下に 復興の進む街 ↓

海を背景に咲く桜の姿も ↓ また格別

大津波 そしてコロナ禍・・・
それでも Life goes on

今年も ごく当たり前のように咲く桜は
そんな私たちを 分け隔てなく笑顔にし
気持を前に向けてくれている

滞在時間 わずか15分ではありましたが
そんな風にも思えた 小さなお花見でした

PS.

こちらは冬場 いつもコクガンの居た いつもの港

4月10日 午前11時
その姿は見当たりませんでした

南三陸海ビジターセンターによれば

この7日午前9時頃には
39羽を確認しているということですから
のんびり組が まだ 残っているようです

冬鳥ではありますが 旅立ち目前の 春のコクガン探しに
南三陸へ いらっしゃいませんか?

多くのボランティアの手で作られる~海の見える命の森~

大家好,我是惠。
皆さん、こんにちは、恵です。

櫻花盛開的季節,推薦給大家可看見大海的生命森林。
桜が咲くこの季節!
見晴らしの良い海の見える命の森は、
私イチオシのおすすめスポットです。

2016年,志願者開始活動,
2017年,執行委員會成立,活動全面展開。

2016年に有志が活動を開始し、
2017年には実行委員会が立ち上がり、活動を本格化。

在面向志津川灣的"南三陸酒店觀洋"的場地上,
我們通過東日本大地震的災難,作為傳達"所學知識"、
"向後代傳達什麼"、
"想祈禱什麼"和"想留下的風景"的地方,
對這片森林進行了維護。

志津川湾に面して建つ「南三陸ホテル観洋」のから徒歩15分程の丘(高台)に、
東日本大震災という災害を通して「学んだこと」「後世に伝えなくてはならないこと」
「祈りたいこと」「残したい風景」を伝える場所として、森の整備を行ってきました。

執行委員會和志願者們在樹木茂密的森林中開山走道,
並陸續建造各種設施,如廁所、小屋和避難所。

実行委員会やボランティアらが木々の生い茂る森を切り開いて散策路を作り、
トイレやかまど、避難場所にもなる小屋など、
さまざまな施設を順次整備しています。

這是一個紀念場所,一個傳達和了解災難的地方,
也是遊客和兒童接觸和享受美麗的風景和豐富的自然風光的地方。

慰霊の場であり、災害のことを伝え、
学ぶと同時に、訪れた観光客や子どもたちが美しい風景や豊かな自然に触れ、
楽しめる場所でもあります。

維護志願者/自然體驗計劃 申請
整備ボランティア/自然体験プログラム
(お申し込み内容と料金)

1、維護工作志願者        免費
1、整備作業ボランティア     無料

2-A 減災體驗傳承・比薩窯 2000日元/人
2ーA 減災体験伝承・ピザ窯     2000円/人

2ーB 減災經驗傳承·爐灶 2000日元/人
2-B 減災体験伝承・かまど     2000円/人

3ーA 自然享受和 クロモジ茶  2000日元/人
3-A 自然満喫・クロモジ茶     2000円/人

3ーB 自然享受/燒烤 2500日元/人
3-B 自然満喫/BBQ      2500円/人

下記メールアドレスにてお申し込み・お問い合わせくださいませ。
umimori0311@gmail.com

海の見える命の森  公式HP
海の見える命の森 学生委員会事務局

南三陸海景生命森林專案 
南三陸 海の見える命の森プロジェクト 

下周見哦。
それでは、また来週。

上映期間の延長が決定しました

こんにちは、むっちゃんですʕ•ﻌ•ʔฅ

当館では、先月下旬から
南三陸町を含め東日本大震災の被災地を舞台にした
ドキュメンタリー映画「一陽来復」の上映会を行っております。

上映期間は3月31日までと告知しておりましたが
この度、期間の延長が決定いたしました。

4月28日(水)まで
当館5階の龍宮にて引き続き上映会を行います。

ご宿泊のお客様はもちろん
日帰りで近くにお立ち寄りの方も
この機会にぜひご覧いただければと思います。

【一陽来復 特別上映会】
期間:4月28日(水)まで
時間:16:30~18:00
場所:5階「龍宮」 入場無料

各賞も受賞している映画「一陽来復」は
女優の藤原紀香様と
石巻市出身の声優 山寺宏一様がナレーションをしています。

映画に織り込まれた
未来に伝えたい真実を、ご自身の目でお確かめください。

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港町気仙沼市が舞台!
NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」が2021年5月17日から放送開始♪

当館から気仙沼までは車で約40分!
南三陸ホテル観洋のご宿泊予約はこちらから♪

次の世代へ皆で語り継ぐ。

昨日の地震では皆様の地域は大丈夫でしたでしょうか。
館内の様子が落ち着いたころ、SNSでも状況を発信させていただきました。
その際、温かいメッセージをたくさんいただき、感謝申し上げます!
当館は固い岩盤の上に建っておりますが、気は緩めず
ご利用の皆様に安心してお過ごしいただけますよう
スタッフ一同 努めて参ります。

皆さん、こんにちは!カナです(・∞・*)
21日、今日は朝から雨風が強い南三陸です。

本日は
「震災を風化させないための語り部バス」付ファミリープランをご紹介します?

東日本大震災から10年。
復興へと歩みを進める場所をお子様と一緒に見に行きませんか。

テレビの映像だけでは分からない、
その場所に立ってみて初めて分かる事もあります。

こちらのプランでご予約頂きますと、
・「語り部バス」付
・チェックアウト11時
・小学生までのお子様の料金が「10%OFF」
がプラン内容に入っています。

語り部バスは朝8時45分から約60分。
ホテルに帰ってきてから少しゆったりする時間もございます。
売店でお土産を買ったり、
お子さんと乗ってきた感想を聞く時間でもよいかもしれません。

これから先も自然災害が起きる場所に私たちは住んでいます。

避難カバンだって必要なものは家庭ごとに変わってくるはずです。

「教訓」「伝承」と言ってもお子様には少し難しいかもしれません。
しかし、この場所で何があったのか。
そして、もし自分に起きてしまったらどうすればいいのか。
学校だけじゃなく、帰り道。公園、友達のお家で、遊びに行った場所で、
近くに避難所などがある場合はご自宅に帰った際にもう一度
歩きながら確認してみるのもいいかもしれません!

震災学習を家族で。次世代へ伝承していくことが必要です。

昨晩から何度も余震があり、不安な日々が続くことが懸念されます。
家具などは固定できる器具も販売されてますので、
家の中で危ないものはないか確認してみると少し、安心できるかと思います。

復興への架け橋~気仙沼・かなえおおはし開通~

皆様こんにちは、マッキーです。

今回は先日3月6日に開通いたしました、
気仙沼湾横断橋(愛称:かなえおおはし)を紹介いたします。

この「かなえおおはし」は、
三陸自動車道の「気仙沼港IC」と「浦島大島IC」をつなぐ、
全長1344メートルの斜張橋でございます。
※斜張橋とは塔から斜めにケーブルを張り、
橋桁を吊るし、弾性的に支えている形式の橋の事を指します。

そして愛称の「かなえおおはし」は、
この名前は、気仙沼湾の別名である「鼎が浦」にちなみ、
また、夢や希望、願いを「かなえる」という意味も込められています。
※「気仙沼さ来てけらいん様」より抜粋

もしかしたら、東日本大震災から10年。
この橋は気仙沼の人々の夢や希望を形に表した、
復興のシンボルの一つかもしれませんね。

このかなえおおはしの開通により、
三陸自動車道の宮城県仙台市~岩手県宮古市の区間が一本につながりました。
(年内には宮城県仙台市~青森県八戸市までの全線359キロが開通予定との事です)

 

これにより物流の活性化に伴う三陸沿岸地域の産業発展や、
利便性向上による交流人口の拡大、
震災復興にも大きく貢献しそうですね。

ちなみに三陸自動車道は気仙沼市内に10か所のインターチェンジがございますが、
大谷海岸IC」と「気仙沼中央IC」を除く8か所のインターチェンジは、
ハーフインターチェンジとなっております。
仙台方面出入口のみ
小泉海岸IC、気仙沼港IC、浦島大島IC、唐桑半島IC、唐桑小原木IC
宮古方面出入口のみ
本吉津谷IC、岩井崎IC、気仙沼鹿折IC
以上のようになっております。
▼詳しくは下記リンクよりマップをダウンロードできます▼

★ダウンロードはこちらから★

暖かくなって来たこの季節!
春休みのご旅行にぜひ、
より足を運びやすくなりました、
南三陸&気仙沼お越しくださいませ。

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港町気仙沼市が舞台!
NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」が2021年5月17日から放送開始♪

当館から気仙沼までは車で約40分!
南三陸ホテル観洋のご宿泊予約はこちらから♪

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10年目のここから。

皆さん、こんにちは!カナです。

3月11日で東日本大震災から10年を迎えました。
あの日、雪が降りとても寒かった日。全てのライフラインが止まりました。
テレビで報道されている映像を見たのは電気が来た日の事。
外で作業をしている時に近所の人が「電気きたよ!つながった!!」と
走ってきてくれたのを覚えています。

そして当館のTwitterが開設されたのは10年前。
こちらのツイートは震災の翌日に発信されています。

※「@kanyo11 2011」と検索欄で調べると出てきます。

10年前のあの日。
避難所になった場所の入口窓、中の壁には
「家族無事」
「○○避難所にいます」
「家族を探しています」
「○○地域の情報求む」等が紙に書かれ貼り付けられました。
地域住民の方々の名前を書きだした一覧もあり、
情報が少ない中でまとめて少しでも多く収集する必要がありました。
電波塔も被災しているため、繋がる場所を見つければそこに皆で行きました。
携帯を貸し借りして電話をかけました。メールをしました。

10年を迎えた「被災地」と呼ばれる場所。
たくさんの気持ちを、支援を頂き今があります。
10年を迎える間にも自然災害は起き続けています。
「予測」も大切ですが何より「今起きたらどうするか」が重要です。
これを読んで頂いているときにおこるかもしれない災害。
今一度、災害について考えて頂ける時になりますように。
不安なニュースが流れる中ではありますが、機会がありましたら
ぜひ、東北にお越しくださいませ。
あなたが好きになれる場所がきっとたくさんあるはずです。

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それではこの前のブログの続きとなります。
2月28日のフォーラムを終え、2日目となる3月1日。
エクスカーションが行われました。

「エクスカーション」って?
...エクスカーションとは、従来の見学会等とは異なり
向かった先、訪れた先で案内人(今回は「語り部」)に耳を傾けながら
参加者も意見を交わし合う「体験型の見学会」と言えます。

私は「南三陸コース」に参加+写真撮影をさせて頂きました。
当日の朝はフォーラム会場だった気仙沼を出発。

南三陸のコースはこんなかたちで進みました⇩
➀南三陸ベイサイドアリーナ(語り部スタート)
案内をして頂いたのは「復興みなさん会代表 後藤一磨さん」

➁袖浜・志津川漁港 (※車内で窓越しに撮影をしたため青みがかかっています)

➂高野会館
※「震災伝承施設」としても認定を頂いております。
その時のブログはこちら→「震災伝承施設に…「高野会館」と「命のらせん階段」が登録されました。」

当時この場所では町内の高齢者の方々の芸能発表会が行われていました。

地震が起きたのは閉会式直後のことでした。エレベーターは止まったために非常階段で自宅へ逃げようとする皆さんを現場に居たスタッフの判断で高野会館内に居るよう、
声をかけ上へと避難を呼びかけました。

簡単に剥がれることなんてない壁も
津波の脅威はものともせず剥がしもっていきました。(写真奥)

館内には壊れたシャンデリアのガラスが散らばり、

あの時の凄まじさ、そして10年の年月を物語っています。

参加した皆さんも様々な意見を交わしながら
メモや写真を撮影頂きながら語り部は進みます。

今は少し見ることがなくなったカセットテープ。
あの日、あの日まで、この場所でたくさんの人々の笑顔に音をつけてきました。

そして、高野会館の一番上へ。

階段を登って、広さはこんな感じです。

津波が到達しているのは屋上より下のライン。
しかし、高野会館にぶつかった波の衝撃で本来避難していた屋上は水浸しになりました。
そのため、高齢者の方々を上記の写真部分へ避難させるというかたちになったのですが、階段入口部分の鍵がなかったため、避難させる際には担ぎ柵を越えさせて上に向かわせました。

高野会館の隣にはスーパーや食事処があった「サンポート」と言う店があり、
高野会館前には病院がありました。
私も小さい時からこちらのお店には来ていて、とても馴染み深い場所です。
屋上の遊具が置いてある場所で遊んだ記憶があります。

次に後藤さんが見せてくれた写真は震災前の南三陸町の様子。

3.11のあの日。南三陸町を襲った大津波。同じ場所から撮影をしています。

こちらは町内の奥側から撮影をしていますので、当館がある場所は映っていませんが写真奥(左側)になります。
写真道路左手前がサンポートとその後ろに高野会館があります。

避難所から地元に帰ってきて車が調達できた頃、南三陸に向かいました。
かつて遊びにきたサンポートには海のブイや瓦礫が絡まり、
かつて店があった場所にも瓦礫が山積みになっていました。
知らない場所になっていたことに衝撃を受けたのを10年経った今でも鮮明に覚えています。
花火大会が開催されたとき、「早く!」と急かした道路も、
出店が立ち並んだ港も好きだった店もなくなっていたんです。
でもその記憶を知るのは「そこに居た人」だけです。

語れるのは、この場所を知る人が第一に。そしてそれを聞いた方が第二に。
それを繰り返していかなければ、
「ここにはなにもなかったんですか」の言葉でその場所はなかった事にされてしまいます。
思い出もその時何があったのかも。

➃戸倉地区 (戸倉小学校・戸倉中学校)

【戸倉小学校】※学校自体は高台に移り授業を行っています。

新しい体育館ができたばかりの小学校がありました。
3月11日の2日前。地震が起き津波注意報が出た時。
先生方は再度避難する場所の確認を行いました。
地元出身の先生が言葉にした意見をもとに、東日本大震災当日、
生徒・先生、避難してきた地元の人達は
「五十鈴神社」と言う丘の上にある神社に避難し助かりました。
赤い鳥居が入口に建つ御社です。津波はこの赤い鳥居の前で止まったといいます。
夜はとても寒く、焚火をして過ごしました。
一晩中卒業式に歌う予定だった川嶋あい様の「旅立ちの日に」を歌い、
励まし支え合って一夜を過ごしたそうです。

のちに、この時卒業生だった生徒さん達が卒業式を行った際、
川島あい様がお越しになり、一緒に合唱を行いました。

【戸倉中学校】※現在は公民館となっています。

後藤さんが示しているのは津波到達の高さ。中学校の1階部分まで及びました。

電気で動いていた時計は「あの時」のまま。

校舎と反対側にあった山。そこに避難した方もいます。
しかし、海側の津波を様子を見ていた方は「山から津波がきた」と言います。
川をさかのぼった波や、地形でぶつかった波が海の方向とは別のほうから襲って来たそうです。

この場所も最初の避難場所は体育館でした。
しかし、1人の先生の機転により「体育館」→「校舎」への避難が決定しました。それにより助かった命があります。
体験した記憶を後世の人達へ。
伝え続けていくことの大切さを感じたエクスカーションでした、

この場所で1日のエクスカーションは幕を閉じました。

動画がYouTubeに載っています。
歩きながらの撮影でございますのでご了承くださいませ↓

1. [youtube https://www.youtube.com/watch?v=AYfs2VZESTc]

2. [youtube https://www.youtube.com/watch?v=Ppr6E51fRmA]

3. [youtube https://www.youtube.com/watch?v=t5u6QQGA3iE]

4. [youtube https://www.youtube.com/watch?v=FzCw9Xi4hAA]

5. [youtube https://www.youtube.com/watch?v=sUByp06Ie0Y]

6. [youtube https://www.youtube.com/watch?v=BnDfNY_r2Fw]

震災後、沿岸部では防潮堤が次々と建設されました。
海が見えなくなった場所もあります。
自然災害を予測することはできても実際の現場の状況を随時、
事細かに分かるのは現地に居る人です。
今いる場所から避難場所まではどれくらいなのか、
もし災害が起きたら車は走れるのか、人は逃げることができるのか。

前回のフォーラムにもありましたが、
「他人事」ではなく「自分事」として考えてください。
ぜひ、この一年が震災を再度、もう一度考える一年になりますように。

後世へ伝え繋げる記録として

こんにちは、むっちゃんです。

一昨日で
東日本大震災から10年が経ちました。

10年という節目を迎え
自分自身の体験、想いを綴った
本を出版された方がいらっしゃいます。

元南三陸消防署副署長であり
現在、震災語り部活動をしている佐藤誠悦様です。

この度
《東日本大震災10年の思い》
亡き妻に捧げるラブレター
と題した本を出版されました。

奥様との出会いや素敵な想い出の数々
震災直後の状況など細かく記されております。

ぜひお手に取ってご覧いただきたいので
中身は紹介いたしませんが
冒頭部分を抜粋させていただきます。

- – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – -

千年に一度の東日本大震災は
東北を中心とする太平洋沿岸部を、恐怖と悲しみの世界へ落とした。
愛する人や愛する家族、愛する同僚・友人、思い出の家々など
木の葉のごとく攫っていった大震災が憎い。
市街地は破壊され、自分が今どこにいるのかも分からなくなった。
地獄絵図の中にただ茫然としている姿に
無力感と恐怖感が全身を襲ってくるようだった。
懸命に「住民の命を!」と避難誘導、救助活動、救急活動、消火活動に身を置き
「やらねばならない!」という消防職員としての「使命感」を抱き
思い出の我が家や大切な家族との悲しい別れを胸に秘め
この大震災に命をかけて闘ってきた。
その記録を大津波の犠牲となった最愛の妻、亡き厚子に捧げるとともに
大震災激動の10年を懸命に生き抜いてきた体験と
その想いを記録として後世に残す。

- – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – -

こちらの本は
当館の売店で販売しております。
(税込2,500円)

命ある限り語り、伝え、繋いでいきたいと願う
佐藤様の想いが詰まった一冊を
ぜひご覧くださいませ。

震災から10年目の3.11

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

震災後今日まで、国内外問わずたくさんの方々に
ご支援やお励ましのお言葉を頂戴し、心より感謝申し上げます。
今後も震災を風化させないための「語り部バス」や
震災伝承施設「高野会館」と「命のらせん階段」をとおして、
防災・減災の活動を世界に広げ、
震災の教訓を後世に、
そして未だ被災していない未災地の人々に伝えてまいります。
最後に自然災害で亡くなられた方々のご冥福を衷心よりお祈り申し上げます。

株式会社阿部長商店 南三陸ホテル観洋
代表取締役副社長 阿部 隆二郎

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

震災から10年の節目を迎える本日。
当館スタッフも5階のロビー・ラウンジに集まり、
震災で亡くなられた方々に追悼の意を表し、
東日本大震災が発生した3月11日の14時46分に黙祷いたしました。

本日は天候にも恵まれ、
眼下に望む志津川湾はとても穏やかに見えました。

そして当館から歩いて15分程。
ここ「海の見える命の森」では、
ミャンマーから寄贈された南三陸大仏様が鎮座しております。

今年も新型コロナウイルスの影響で参加できない人も多い中、
この特別な日に様々な想いを持った約60名の皆様が集まり、
「海の見える命の森追悼セレモニー」を執り行いました。

こちらでも、14時46分にはお集まりいただいた皆様が、
志津川湾を眺め、合図とともに黙祷いたしました。

327人の命が助かりました震災遺構「高野会館」

昨年は震災復興祈念公園がオープンし、
南三陸町志津川地区の街並みは年々変わる中、
津波の脅威を後世に伝えるため、
重要な役割を果たすとともに、
この町の復興の様子を見守り続けております。

2012年2月より運行している「震災を風化させない為の語り部バス」は
戸倉地区と「高野会館」の2か所を主に立ち寄るコースでございます。
朝8:45出発の通常コ―ス、
朝10:15出発の高野会館特別コースがございます。

3月10日付の河北新報にも、
「高野会館」に関する記事が掲載されましたので、
こちらもご覧くださいませ。

当館には震災前からここ南三陸・気仙沼に住むスタッフと、
私のように震災後に初めてこの地を訪れて働いている、
県内外各地から来たスタッフが力を合わせて仕事をしています。

「南三陸の復興は観洋から」を合言葉に、
従業員一同より一層精進して参ります。

今後とも変わらぬご愛顧のほど、宜しくお願い申し上げます。