金の歴史を掘り起こせ チャリダー大谷鉱山へ

見出しは、鹿折(ししおり)金山のモンスターゴールド。

こちらは、鹿折金山と並んで 大量の金を産出した、
大谷鉱山

大リーグで超人的な大活躍を続ける大谷翔平選手の”おおたに”、
ではありません。
”お・お・や こうざん”。 鹿折金山と同じく、気仙沼市にあります。

もっとも昭和13年には、年間1トンの金を産出したというのですから、
読みと時代は違っても、大谷翔平選手クラスの金鉱山でした。

Bluebirder チャリの旅、
v
今回は、その 大谷(おおや)鉱山を訪ねました。

観洋を出て、休憩無しならば 2時間ちょっとの道のりですが、
なにせ この日は、10m近い北寄りの強風を正面から受けながら。
さらに、時々 少々小雨も浴びながら・・・、休み休み、時間 かかりました。
この日が「体育の日」だった頃は
「晴れ」の特異日でしたから、晴天を期待していた分、いやはや 参りましたww。

1時間、のはずが、1時間半くらい、いやそれ以上かかってしまいました。
とにかく、ようやく気仙沼エリアへ。

国道45号、JR BRT小金沢駅を左へ。

あと、2キロちょっと( ^ω^)・・・

登りは、軽快に走れる程度の坂で、ルンルンと気分よく登り始めたのでした。
それが・・・、覚悟はしていましたが、坂は徐々にきつくなり、
「ああ、またかぁ」と心の中でついぼやいてしまって、間もなくでした。

「あれ?もぅ?」というくらい唐突に 眼の前に”資料館”が現れたのです。

そもそも、今回、チャリで大谷鉱山を目指したのは、

観洋のある南三陸町を含む、南部北上帯:三陸南部の地が、
日本列島の中では、唯一、

2億5千万年前以上前からこの地球上に陸地として存在したエリアであること。

気仙沼の巨釜半造が、2億8000万年前のペルム紀から
1億4500万年前の中生代白亜紀に
隕石が落下して出来た奇岩群だということ。

町内入谷の巨石群が白亜紀に
地中で冷えて固まった花崗岩が、地殻変動で地上に現れたものだということ。

更に、巨石が転がっている入谷地区が砂金の産地で、
金は”マグマの贈り物”だということを知り、
実にダイナミックな地球活動のあった痕跡と、

そうした活動でもたらされた美しい景観をはじめ
様々な形の”資源”に興味が湧き、
そそられてしまったからなのです。

「大谷鉱山跡」は、
「日本遺産」に登録されている”みちのくGOLD浪漫”を担う文化財のひとつ。

年間1トンの金を産出した昭和13年には、1303人の従業員を抱え、
ここには1000人を超える人たちが生活するまちが存在しました。

数多の社宅が立ち並び、診療所や何でも揃えたお店に保育所・理髪所もあり、
映画も見られたほか、テニスコートやグランドも。

お酒を楽しめるクラブもありましたから、これはもう、独立したようなまちだった、
と言っていいでしょう。

ただ、資料館には、金を採掘した機材など共に、写真も展示されていますが、

いま一つ採掘や精錬のイメージが湧かなかったというのが、本音です。

機材もさることながら、金がどういう工程で取り出されたのかが

直感的に分かる展示や、地元にもたらされた経済効果など
地元民の生活にかかわる事象も具体的にわかれば、
産金の歴史を もっと親しみのあるものとして受け止められるんじゃないか。

折角の産金の歴史という”資源”が、ちょっと生かし切れていないのかも・・・、と、
思った次第です。
そうそう、もうひとつ。なぜここに金鉱脈が?ということもわかるようだと
きっと”少年”的好奇心はさらに高ぶるんじゃないかな?


そんなタイミングで、この11日、観洋で開かれたのが、
第1回みちのくGOLD浪漫”金ばな”トークセッション

地元エリアに眠る 忘れ去られようとしている
日本屈指の産金文化の記憶を蘇らせ、
文化財を観光資源にしていこうじゃないか、というのが狙いです。

パネリストは、宮城教育大学歴史社会学者の山内明美さん。

クラブツーリズム顧問で日本遺産普及協会幹事の黒田尚嗣さん。

涌谷町教育委員会の学芸員、福山宗志さん。


みちのくGOLD浪漫事務局にして
涌谷町地域おこし協力隊の樋下稔生さん。

郷土文化史家の 後藤一磨さんをコーディネーターに、
わたしにとってゴールドってなに?をテーマに
セッションは繰り広げられました。

興味深かったのは、松尾芭蕉が 自分の生き方として「不易流行」を見出し、
本当に大切なものは「たなごころ」にあること、
自分の内に宝はあったのだということに気付いた。
心の中の信念を大切に、大事にするということを、
芭蕉は、奥の細道を旅することで学び、本質的な宝を見つけた、ということ。

金は、富のみならず、奈良東大寺の大仏に鍍金されることで、
祈りの対象にもなったことから
みちのくGOLD浪漫の文化財を訪ね、旅することで、
自分にとっての”金”、即ち一番大切なものを見つけられるのではないか、
GOLDは浪漫を内包している、というお話には、
深くうなずいてしまいました。

産金の歴史を私たちの資源に!!

今後、第2回、3回の”金ばな”セッションが楽しみです。

 

さて、今度のスターパーティは 18日。

果たして、今話題の 紫金山・アトラス彗星が観られるか?!!

こちらは、スタパコーディネーター
東北未来推進機構の小林 裕さんが、この13日に撮影。
Excellent♪

ご期待ください!!

あの日被災した生徒が花嫁に♪&新種発見ロマン

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

地元の病院でのお勤めがご縁で、20代のカップルが ゴールイン♪

この5日、地元南三陸町の絵美さんと  隣まち 登米市の博史(ひろふみ)さん、
お二人の結婚披露宴が、当館ホテル観洋で執り行われました。

お二人とも、看護師さんでいらっしゃいます。

博史さんは、お母さまを2年ほど前に亡くされたばかり。

お母さまは、同じく看護師さんで、毎日一生懸命患者さんの為に働いて、
どんなに遅く帰っても、食事をちゃんと作ってくれた。

博史さんは、そんなお母さんの背中を見て、看護師を志したそうです。


一方、絵美さんは、地元戸倉中学校で 3.11 東日本大震災の大津波に遭いました。

当館で、毎朝運行している 震災を風化させないための”語り部バス”では、
高い丘の上にある校舎でありながら
1階天井まで津波にのまれた戸倉中学校の避難劇もご紹介していますが、

あの時助かった生徒が、目出度くご結婚の日を迎えたのです。

今は亡きお母さまの意思を継いだ博史さんと、
波高22.6mの津波を免れ この佳き日を迎えられた絵美さんの姿に

一入の喜びを噛みしめていらっしゃるのが、ご両家のご家族でしょう。

いつまでも仲良しな夫婦でいます、というのがお二人からお客様への誓いです。

ご出席の皆さまから、心温まる祝福を受け、

お2人は、大いなる未来、明るい希望の海原へと船出です。

いつまでも、お幸せに。

 

~~~~~~  ~~~ ~~~~ ~~~~~

 

ところで、前回は、2億5000万年のロマン♪ ウタツギョリュウを話題にしました。

その、ウタツギョリュウが見つかった歌津地区の舘崎で、
最近 新しい発見があったこと、ご存知でしたか?

そもそも、ペルム紀(約2億9900万年前から約2億5190万年前まで)の
地層がむき出しになっている上に、

岩が板状に薄く剝がれやすい状態になっているようですから、

これからも、次々 化石が見つかりやすい状況の場所なのです。

こちらは、新種の化石が見つかったことを知らせる今年4月の新聞記事。

22年に、「南三陸を化石で盛り上げる会『Hookes(ホッケス)』の
髙橋直哉(なおや)代表が、歌津館崎で発見した”のうとう類”の化石。

これが、新種だったのです。

"のうとう類"というのは、目と脚以外が甲皮に覆われた甲殻類、
カニやエビの類いに属する節足動物のひとつで、

シルル紀(約4億3800万年前から約4億8000万年前)から
白亜紀(約1億4600万年前から6600万年前)まで、
3億数千万年の間、世界の海に生息したといわれています。

館崎辺りは、国内唯一の”のうとう類化石の産出地”で、
これまで、多くの標本が採集されてきましたが、22年に見つかったものは、

これまでのものとは表面の模様や形が異なっていることから、新種と判断。
種名には、髙橋代表の名前「ナオヤ」が採用され、ご覧のように
”パリシカリス・ナオヤイ”と命名されました。

自分の名前が化石に付けられる、って 素晴らしく嬉しく♪って、名誉なことですね。

現地では、化石発掘体験が出来ます。

休日・祝日を中心に、予約を受け付けているので、

特に興味のある子どもたちは、是非ご家族と一緒に参加して、
「新発見」の化石に自分の名前を採用してもらえたら最高ですね。

こちらもまた、ロマン💛です♪

ところで、唯一無二の化石を訪ねて、

奇しくもチャリでの岬めぐりとなりましたが、

気が付けばもう10月。月末ともなれば、あの、国の天然記念物にして、

絶滅危惧種のコクガンが、そろそろ渡って来る、そんな季節となりました。
(⇑ こちら、当館で撮影・掲示しているミニポスターです)

飛来地のひとつが泊浜(とまりはま)あたりなのですが、その先が”歌津崎”。

突端まで行ってまいりました。

道は、泊浜漁港で途絶えているのかと思いきや、港の岸壁を更に進んでいくと
歌津崎への坂道が続いていたのでした。初めての訪問です。

進んで行った先には・・・、赤い鳥居。

「尾崎(おさき)神社」。この先にはお社があるはず。

チャリを降りて、

藪中の道を徒歩で進んで行くと・・・

はい、お社が。こんな奥まったところに!

さらに藪中の道を進んでいくと、


今度は眼の前に、太平洋が広がりました。


水は澄んで青く、


白波と美しいコントラストを成す海の遥か向こう、南方に目を移すと


遠く、金華山を望みます。

振り返れば、そこには浜菊の咲く歌津崎。


近くには、

歌津崎灯台も。

決してきれいに整備されている地ではありませんが、野趣いっぱいで、
美しい海の景色と自然に心洗われ、新しい発見があります。

道中ちょっぴりスリリングで探検めいた道を辿って至る”歌津崎”。

新たな発見に、一度 お出かけになってみてはいかがでしょう?

 

 

○o。.夏の暑さを吹き飛ばそう.。o○

こんにちはゆいかです(=^・^=)
今回は、夏の時期におすすめな施設をご紹介します!!

☆志津川湾観光船☆

リアス式海岸特有の荒々しい岬や島々の景色を眺めながら
ウミネコと遊び、のんびりとした一時のクルージングで
南三陸の海を楽しめます♪

【料金】
〈一般〉
大   人:1,200円
小 学 生:600円
未就学児 :無料
〈団体割引〉※15名様以上
大   人:1,080円
中・高学年:840円
小 学 生:540円
未就学児 :無料
※お支払いはホテルで、現金のみとなります。

【運行時間】
10:15 ホテル発
10:30 漁港岸壁発
11:30 漁港岸壁着
(所要時間:約55分)
ホテルから発着場まで送迎いたします(15分)
※発着場に駐車場はございません

【申込方法】
事前にお電話または当日チェックイン時フロントへお申込みくださいませ。
※天候やその他事情等により欠航となる場合がございますので、ご了承くださいませ。

☆屋上☆ 汐風の空

志津川湾を一望することができます('Д')
撮影スポットとしても最高の景色ですよ(^^♪
屋上の入り口は開放しているので自由に行くことができます。
天候にもよりますが、
ウミネコやカモメが近くまで遊びに来てくれますよ♪

☆海の見える命の森☆ 当館から徒歩約15分

震災前は雑木林でしたが、2012年から多くの有志やボランティアの
皆さまの手を借りながら桜やもみじを植樹し、
将来的には来訪者が自然とふれあえる観光スポットや地域住民の憩いの場、
そして春はお花見、秋は紅葉狩りができる地域の散歩道となるように
という想いを込めて整備を進めてきました。

現在は総合学習・観光資源・祈り・避難など様々な場として活用されております。

それぞれ「観洋ちゃんねる」でもご紹介しておりますのでぜひご覧下さいませ(^_-)-☆

当館にお越しの際はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

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ああああ\ YouTube「観洋ちゃんねる」最新作アップ!! /

湿地のワイズユース☆
「伊豆沼はすまつり」7月下旬~8月中旬『伊豆沼編2024その1』

ぜひご覧くださいませ♪

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これが始まり

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

「これが 始まりです」

新郎の結びの 言葉です

6月1日 当館では ご結婚を祝う会が開かれました

披露宴といっていいでしょう

新郎新婦は 東京の方  3.11のあと ボランティアなどの形で南三陸町に関わられ

そのご縁と出会いをさらに紡いでいきたい そんな思いを胸に
ご両親とご親戚 ごく親しいご友人を 当館観洋へお招きしての披露宴

大半が関東 関西からお越しの方々 ということになりました

実は お二人 新婦がボランティアで関わった石巻市雄勝のローズガーデンで挙式
被災後まもなく新郎が訪れ 語り部バスにご乗車
当館語り部と交流されていた観洋での 披露宴となったのです

”人生は 出会いの積み重ねによって豊かになる”新郎新婦はそんな持論を
被災地 石巻と南三陸町で 挙式と披露宴をもって 展開されたのです

「これが 始まりです」というのは お二人の生活ばかりでなく

初対面のご両家ご親族の出会いとご縁も 含めてのこと
さらに被災地とのご縁も

”出会いを大切に これからがスタート”

宴は 笑顔が絶えず 穏やか温かで 会場は いつしか心ひとつに♪
多分に お二人のお人柄によって 自然に醸し出されたものでしょう

桂佑さん 朋子さん いつまでもお幸せに♪

 

さて こちらは 観洋の岩場二か所で それぞれ3個ずつの卵を温める

カモメのカップルたち

どちらも 頻繁に巣材を運ぶ様子が見受けられ

そうやら ヒナが孵る時期が 迫っている様子です

こちらの巣では 父さんカモメが温めている所に

母さんカモメが 巣材として運んできたのが ”青い葉っぱ”・・・

父さんカモメは 「こ、これ ちょっと違うよ・・・」と 少し冷たい反応

大体 一方が巣材を運んでくると

温め中の相方が それを周りに敷き詰めるのが常ですが
さすがに 青い葉は そのままを巣材には出来なかったようで

まだ若すぎるおかあさんのようで この様子には 思わずクスッと笑ってしまいました

が 当の父さんも父さんで 卵をくちばしで転がす際に

のめり込み過ぎて でんぐり返りそうになったりしていて
この時も 思わず笑ってしまいました

ただそれは そのままが 子育てへの熱心さの”あらわれ”

とにかく どちらのカップルも 雨の日も風の日も
慈しむように 卵を温めています
予定は12日 最初の卵が孵るのが 楽しみです

 

さてさて 初めにご紹介しました 披露宴の前日には

恒例のスターパーティが開かれました

星天率75%を誇る 当館スタパですが
この日は 残念ながら曇り空  (;´д`)トホホ・・・
ロビーで 星のお話をお楽しみいただきました

星空案内人のお話は
春の星座と 星の色と温度の関係



太陽活動の活発化による オーロラについて

そして 138億光年の果てまで宇宙の旅・・・

ロビーには 何と100名のお客様からお集まりいただくことが出来ました

ところで 星のお話の際には お越しいただいたお客様に
天体天文写真を1枚プレゼントしていますが

お客様は 思わず 「きれい!」

どれにしようか しばらくあれこれ迷いながら
お気に入りの一枚を選んでいらっしゃいました

やはり 最近ニュースでも取り上げられている オーロラの写真は人気なのでした

おしまいに スタパ 今後の予定です

合衆国のデイリーニュースマガジンに掲載

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

この15日の  合衆国はウィスコンシン州


”ミルウォーキー・インデペンデント誌”の特集記事を飾ったのが

当館の 阿部憲子(あべのりこ)女将

ミルウォーキー・インディペンデント誌は ”広告なし”の日刊ニュースマガジンで
スポンサーの意向や利益に左右されること無く報道を続けています

2021年5月19日 グリディロン賞のバーチャル授賞式で

ミルウォーキー記者クラブからウィスコンシン州
ジャーナリズム優秀賞の10部門を受賞するなど

2016年以来 合計40の賞を受賞している著名なマスメディア

独自の社説では

東日本大震災による被災者や被災地を継続取材していて

今回は 当館 阿部憲子女将のインタビュー記事が掲載されました

1960年のチリ地震津波ですべてを失った創業者 阿部𣳾兒(あべたいじ)氏は

地域住民を助け 地域を守るという観点も鑑み

景観の美しい岩盤の高台にホテルを建設したこと


そうした先見の明があったからこそ 2階迄の浸水はあったものの
ティーラウンジの食器も売店の陳列棚のものも下に落ちることも無く
建物は損壊を免れ館内の人々の命を守れたこと

水も電気も使えない中での避難民600名分の炊き出しのこと


体験を語り合い共有することで理解が広がり
マインド面の復興に繋がることを見出し
語り部バスツアーを続け 語り部シンポジウムも開催していること

また 被災地の残骸が無ければ

3.11の津波の衝撃を伝えることは出来ないということなどが記され

「実際の体験を学び共有することに根差したこのアプローチは

改めてより良いコミュニティーを構築し考えるべく推し進められている」

と 結ばれています

https://www.milwaukeeindependent.com/articles/keiko-abe-continuing-family-legacy-hospitality-guide-minamisanrikus-recovery/

皆さまには 今回のこの記事をネットでご覧頂くとともに

当館にお泊りの節には

是非 語り部バスツアーで 防災・減災・備災で命を守る為のノウハウを

お持ち帰り頂けましたならば 幸いです

~~~~~☆ ~~~~~☆

さて この20日は 通算120回目のスターパーティでした

風が強いものの 朝から青空が広がり 大いに満天の星が期待されました

と ところが・・・ 午後7時の

開始時分には 空一面に雲が広がり

せめてもの 頼みの月もおぼろにかすんでしまう始末

早い時間帯にお越しいただいたお客さまには

EVスコープで撮りだめた星雲や彗星の画像をご覧いただきながら

星のソムリエのお話を聞いて頂いていました

溜息混じりのこの状況は「天気ばかりは仕方がない」そんなあきらめムードに

それが・・・! 観洋の奇跡は 再び♪

開始からおよそ1時間・・・上空の雲は徐々に薄くなり始め


ついに望遠鏡で月のクレーターの観察が可能に


さらに春の大三角(”アークトゥルス”と”スピカ”。”デネボラ”は月明りの中)


しし座・・・


ふたご座・・・


ぎょしゃ座 主星カペラ・・・


北斗七星・・・


そして ベガ・・・と 星座と星々が次々と姿を現しました

気が付けば いつしか空はスターパーティ日和に♪

前半 せっかくお越しになられたものの 観望できなかった皆さまの為に

午後8時半過ぎには 館内放送でご案内差し上げたところ

更にお客様にお集まりいただけました

天体大好き少年は 望遠鏡の接眼レンズにスマホを当てて月を撮影

綺麗に撮れて 周りからも歓声が上がり 嬉しそうに見せてくれました

「楽しかったです!」「面白かったです!」と

お客様の笑顔がうれしいこの日のスタパは

100名様を越える方々から お楽しみ頂くことが出来ました

ありがとう ございました

モアイ・ミサゴ・モナカ オムニバス

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

1960年と2011年
大津波に襲われた 南三陸町

お見舞いの意味も込めてチリ政府から贈られた二体のモアイ像の間に
当館 南三陸ホテル観洋を望める小さな公園が最近出来ました

実は 二体のモアイとホテル観洋は 尊い縁(えにし)で結ばれています

観洋創業者は町内で魚の行商を生業としていましたが

1960年のチリ地震津波で一切を失いました

その後 拠点を気仙沼に移し 秋刀魚の行商・販売で成功
旅館ホテル業にも着手

大勢の集う施設は より安全な場所にしなければと
岩盤の上に 最新の耐震構造を持つ宿泊施設”観洋”を建設したのです

それが功を奏し 3.11の津波では 2階迄の浸水はありましたが
建物自体びくともせず揺れによる損壊は無し 館内のお客さまも従業員スタッフも
誰一人として犠牲になることも怪我をすることも無かったばかりか
二次避難所としても機能しました

モアイ像の モアイとは「未来に生きる」という意味
1960年の教訓を未来に生かし
2011年にはお客様や町民の命を守ることの出来た観洋では
新たな教訓を生かすべく 毎朝 語り部バスを運行中

モアイの眼差しは 「未来に生かす命」をジッと見つめてくれています

 

さて そんな二体のモアイ像の右手は 八幡川の河口で
先週ご紹介した鷲鷹の仲間 ミサゴの狩場になっています

上空でホバリングして 川の中の魚に狙いを定め

ドボンと飛び込んで捕まえます

前回のブログでは 鷲鷹の風格が無いとか
まさにミサゴの”沽券に関わる”失礼な記述をしてしまいましたが

どうしてどうして 獲物を狙う姿は素晴らしく かっこいい♪ イケてる! やはり猛禽

猛禽類独特の鋭利な雰囲気は 鋭い矢のイメージがあります

白黒(白濃茶)鮮やかなコントラストの翼 しなやかなそのシルエットからは
科学忍者隊ガッチャマン ”大鷲の健”を連想させられてしまいました

えっ?ガッチャマン?大鷲の・・? 知らない? 古い?
これはまた失礼いたしましたww  ただ 去年は実写版が公開されてましたから
多少うなずいて頂ける方もいらっしゃるはず

それはまあさて置くとして こちらのミサゴの場合
狩りの最中は 下から見上げるBluebirderをあまり煙たがりませんでしたから
ここは希少な野鳥ミサゴを比較的近くで観られる 貴重なスポットかも

観洋から車で数分 国道45号を挟んでさんさん商店街の反対側

興味がおありの方 観に行ってみてください  空が青く晴れた日が狙い目です

 

さてさて 気仙沼には当館観洋の姉妹館が2店舗

気仙沼港をミサゴよろしく見下ろす高台に

サンマリン気仙沼ホテル観洋と

気仙沼プラザホテルがあります


お泊り あるいはドライブで気仙沼まで足を延ばされましたなら
喫茶コーナーでコーヒーブレイクはいかがでしょう


眼下に 気仙沼港を望む高台

ここは サンマリン気仙沼ホテル観洋の喫茶コーナー”Sun&Sun”・・・


只今 ”生どら焼き&珈琲セット”を提供中です

どら生地には珈琲風味のクリームが挟んであります

小豆餡が好きなBluebirderではありますが
フワフワなやさしい生地に挟まれた

甘さ控えめの珈琲クリームと香り高い珈琲の香りが イイ~♪のです

港町 海辺の雰囲気とも相まって ホッとする安らぎのひと時をいただきました

東北各地に展開する老舗菓子メーカー「ラグノオ」とのコラボ商品

気仙沼へお出かけの折には 是非 ご賞味あれ~!!

 

さあ 次のスターパーティは 今月13日


観えるか ポンス・ブルックス彗星
月明りが気になるところですが 期待しましょう

スタパ 今後の予定です

東日本大震災から13年目の3.11

皆様こんにちは、マッキーです。

2011年3月11日に発生した東日本大震災発災から
本日で13年を迎えました。
当時から現在まで応援やご支援を賜りました皆さまへ
改めて心より御礼申し上げます。

3月11日 14時46分。
震災で亡くなられた方々に哀悼の意を表し
ロビーから海へ向かい、黙祷いたしました。

また、海の見える命の森でも追悼セレモニーが行われました。

当館の阿部副社長、

海の見える命の森学生実行委員会のナカニシ様

海の見える命の森ボランティア代表
名古屋産業大学加藤様よりご挨拶を頂きました。

その後は海の見える命の森実行委員長後藤一麿様より
南三陸大仏についてお話し頂いた後、
般若心経を唱えました。

大仏前で献花が行われ、

お集まりいただいた皆さまと共に
記念碑前で志津川湾へ向かい、黙祷いたしました。

海の見える命の森には、
伝えよ千年万年 津波てんでんこ」と刻まれた石碑がございます。

「津波てんでんこ」とは、
「地震が起きたら津波が来るので、肉親にもかまわず、
各自、てんでばらばらに逃げろ」という、
東北の三陸地方に伝わる言い習わしでございます。

こちらについても海の見える命の森実行委員会の阿部寛行様と、
後藤一磨様にお話し頂きました。

私もこの言葉を胸に刻み、
万が一の時に備えて、
生きていきたいと思います。

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あああああ\ 観光付シャトルバス運行中です /

2024年12月26日(木)の宿泊分まで
(4/8~4/11、4/27~5/6、8/12~8/16を除きます)
日曜~木曜のご宿泊の翌日(月曜~金曜)出発します。

●観光スケジュール
10:15 南三陸ホテル観洋 発

10:35 道の駅津山もくもくランド(滞在時間:25分)

11:10 柳津虚空蔵尊(滞在時間:25分)

12:00 みやぎの明治村(滞在時間:140分)
※昼食は自由食となります

16:00頃 仙台駅着

※コースは変更になる可能性もございます。
※ご予約の際に「観光付シャトルバス利用」と一言お願いします。
※ご宿泊当日(出発日前日)18時までに御予約ください。

立ち寄りに含まれる「みやぎの明治村」では
3月31日(日)まで、クイズラリー開催中です。

こちらもぜひご参加くださいませ。

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ああ\ 三陸の美味しい海の幸や加工品、雑貨まで勢揃い! /

お買い物はぜひ、ネットショップ「南三陸復興ストア」で!

Yahoo!ショッピングはこちら↓

楽天市場店はこちら↓

震災の記憶を伝える

皆様こんにちは、マッキーです。

今回は2月25日・26日に行われた、
第9回語り部シンポジウムについて以前のBlogで紹介しきれなかった
「語り部バス気仙沼コース」「エクスカーションプログラム」について
写真メインでお伝えいたします。

●「震災を風化させないための語り部バス・気仙沼コース」は、
気仙沼市観光協会の橋本様による語り部でございます。

当館を出発後、
気仙沼線BRTの唐桑鹿折駅で降り、
鹿折地区の被災状況をお話しした後、

気仙沼の内湾地区を経由、

リアスアーク美術館では
様々な「被災物」や「写真」をご覧いただき、
震災当時の様子を学びました。

そして命のらせん階段では
同じく気仙沼市観光協会の宝田様による
阿部会長の想いを話して頂きました。

●「石巻を学び、感じるコース

まずは当館から車で約40分の大川小学校へ
大川伝承の会共同代表の佐藤敏郎様による語り部が行われました。
東日本大震災の津波で児童・教職員84人が死亡・行方不明になった大川小学校。
自身も当時6年生だった次女を亡くした佐藤敏郎様。

被害の甚大さが克明に記録されている大川小学校を観ながら、
当時の想いやここまでの歩みを語っていただきました。

 

そして伝承交流施設「MEET門脇」と震災遺構「門脇小学校」、
「みやぎ東日本大震災津波伝承館」を見学いたしました。

●「南三陸を学び、感じるコース

ホテルから海の見える命の森まで、
徒歩でちょっぴりハイキング!

到着後は…
KataribeWorldNework代表の後藤一磨様によるガイドに耳を傾けつつ、
南三陸大仏や小屋等のを巡りました。

昼食のBBQ後は…

『歌津地区語り部と「てん店まっぷ」めぐり』という事で、
南三陸町地域観光復興協議会の伊藤俊様による歌津地区のお話しと、
南三陸てん店まっぷ加盟店の佐長商店様を訪問いたしました。

これからも当館では、
様々な形で震災伝承に努めて参ります。

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あああああ\ 観光付シャトルバス運行中です /

2024年12月26日(木)の宿泊分まで
(4/8~4/11、4/27~5/6、8/12~8/16を除きます)
日曜~木曜のご宿泊の翌日(月曜~金曜)出発します!

●観光スケジュール
10:15 南三陸ホテル観洋 発

10:35 道の駅津山もくもくランド(滞在時間:25分)

11:10 柳津虚空蔵尊(滞在時間:25分)

12:00 みやぎの明治村(滞在時間:140分)
※昼食は自由食となります

16:00頃 仙台駅着

※コースは変更になる可能性もございます。
※ご予約の際に「観光付シャトルバス利用」と一言お願いします。
※ご宿泊当日(出発日前日)18時までに御予約ください。

立ち寄りに含まれる「みやぎの明治村」では
3月31日(日)まで、クイズラリー開催中です。

こちらもぜひご参加くださいませ。

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第9回全国被災地語り部シンポジウムin東北~第3部&トークイベント~

皆様こんにちは、
諸事情により本日で3連投となりますマッキーです。

今回は昨日に続き「第9回全国被災地語り部シンポジウムin東北
第3部」と「南三陸てん店まっぷ語り部座談会」について
お伝えいたします。

【第3部】

閉会式では
神戸大学地域連携推進本部特命准教授の山地久美子副実行委員長様に
シンポジウムの総括を行って頂きました。

●西日本と東北で交互に行われている
全国被災地語り部シンポジウムについて
●200歳の語り部について
⇒前回和歌山県広川町「稲むらの火の館」で行われた内容について
●災害語り部の取組と歴史、色々な物を踏まえて考えてきた
●三浦様の基調講演より「メディアは語り部」
●増え続ける被災地、被災された皆様とのつながり
⇒被災の体験を伝えるのか又は気持ちを伝えるのか
●語り継ぎや語り部団体について
●大切に守る語り部・新たな語り部
次世代の語り部→多世代の語り部
以上についてお話しいただきました。

そして、「語り部宣言」を北淡震災記念公園総支配人の米山正幸様、
エフエムわぃわぃ代表理事の金 千秋様に。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

全国被災地語り部 南三陸宣言

元日の夕刻に起きた能登半島地震で多くの尊い命が奪われ、
今尚、大勢の人々が過酷な避難生活の中、
懸命な復旧活動が続いております。
今後発生する自然災害で一人でも多くの命を救うことができるよう、
私達語り部は、全国から東日本大震災の被災地、
宮城県南三陸町に集い、各地での語り部の取組と課題、
そして未来について語り合いました。

閉会にあたり「誰もが語り部」として
シンポジウムで得た知見を広く世界へ発信し、
タテの次の世代、ヨコの地域へ伝え続ける事を宣言いたします。

1.ひとりひとりが、
いつどこででも発生し得る自然災害を我が事と自覚し
行動できるよう語り部活動を継続してまいります。

2.それぞれの異なる地域の自然災害の特徴を相互に学びあい、
自助共助の考えで有事の備えを率先して啓発してまいります。

3.9回のシンポジウムを経て培った「KATARIBE」活動を通して
共に暮らす外国人、訪日旅行者も含め、
各地域、各世代の人々に防災・減災の意識を広げてまいります。

震災の風化を防ぎ震災の教訓を伝承するため、
これまで9回のシンポジウムで構築されたゆるやかなネットワークを活かし、
全国被災地語り部シンポジウムを継続してまいります。

第9回全国被災地語り部シンポジウム㏌東北
南三陸ホテル観洋において
2024年2月25日

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

上記宣言を以って閉会となりました。

【トークイベント】「南三陸てん店まっぷ語り部座談会」

 

進行は南三陸ホテル観洋副支配人の阿部 裕樹、
ゲストスピーカーは佐長商店の佐藤 紀子 様
スガワラ電化の菅原 優 様
サトー園芸の佐藤 典明 様
コメンテーターは南三陸地域観光復興協議会事務局の伊藤 俊でございます。

2013年に企画いたしました「南三陸てん店まっぷ」
応援の為に多くの方々がいらっしゃる中、
皆様に様々なお店にお出かけして欲しいという
想いが詰まった「まっぷ」でございます。

皆様の震災当時の様子をお伺いし、
店主の方々の苦労を感じさせないお話しに
会場のお客様は聞き入った様子でございました。
そしてこれからの抱負・目標を語って頂きました。

お話しの後はお楽しみ企画として、
各お店の商品が当たる抽選会を行い、
会場はとても盛り上がりました。

各地より皆様にご参加頂き、
テーマごとに新たな意見が誕生した一日となりました。
ご参加頂いた皆様、ご協力を頂いた皆様、
誠にありがとうございました!

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2024年12月26日(木)の宿泊分まで
(2/26、4/8~4/11、4/27~5/6、8/12~8/16を除きます)
日曜~木曜のご宿泊の翌日(月曜~金曜)出発します!

●観光スケジュール
10:15 南三陸ホテル観洋 発

10:35 道の駅津山もくもくランド(滞在時間:25分)

11:10 柳津虚空蔵尊(滞在時間:25分)

12:00 みやぎの明治村(滞在時間:140分)
※昼食は自由食となります

16:00頃 仙台駅着

※コースは変更になる可能性もございます。
※ご予約の際に「観光付シャトルバス利用」と一言お願いします。
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第9回全国被災地語り部シンポジウムin東北~第1部&第2部~

皆様こんにちは、マッキーです。

今回も第9回全国被災地語り部シンポジウムin東北についてお伝えいたします。
今年度も各地より多くのパネリストの方々にお越し頂き、
基調講話を始め、パネルディスカッションや
様々なテーマを掲げた分科会等を行い、
意見交換を含め、学びが深まる一日となりました。

当日の様子を写真も交え、掲載致します。
(正しくまとめ切れていない箇所もあるかもしれません。
 その点はご了承くださいませ。)

開催目的は以下のようになっております。
-------------------------------------------------------------------------------
令和6年1月に発生した能登半島地震の犠牲者の皆さまに哀悼の意を表しますとともに、
被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
あの東日本大震災発災から13年が経過しようとする今、
災害の記憶・関心の風化は避けられず、
災害伝承を取り巻く環境はより重要性が高まっています。
また今後も起こりうる自然災害に対し、過去の災害から何を学び、
何を生かして備えるべきか、この先の未来の災害には待ったなしの状況が続きます。
災害を伝えてきた語り部の英知、知見、経験を紡ぎ、
広く発信してきた私たちが次に取り組むべきものは何か。
各地の防災、減災、備災に繋げていくためにも
次世代伝承(縦の伝承)と地域間伝承(横の伝承)をより広げ、
これからさらに「命を守り、守り続ける語り部」を東北の地で共有します。
多様な交流を創るシンポジウムに地域や世代を超えて皆さまが集うことを願います。
-------------------------------------------------------------------------------

そしてこちらの様子は、テレビ番組などにも取り上げられました。
URLよりご覧くださいませ。

◆災害の記憶を次世代につなぐ方策探る
宮城・南三陸町で「語り部シンポ」
【河北新報デジタル】

◆「震災伝承を自分事に」被災地の語り部集い
”伝承のあり方”共有 南三陸町でシンポジウム 宮城
【東北放送】

◆大規模災害の教訓を伝承
宮城県南三陸町で経験者らシンポ「今こそ重要」
【産経新聞】

ここからは各会場の写真や、パネリストの方々を紹介しながら
当日の様子をお伝えいたします。

【第1部】
開会式では黙祷の後、
実行委員長である副社長阿部隆二郎より挨拶が行われました。

その後は国土交通省東北地方整備局企画部長 宮本健也 様より
来賓挨拶を頂きました。

そして今回のシンポジウムでは
令和6年能登半島地震の被災地石川県からお越しいただきました
・歌手 三輪一雄様
・株式会社ふなの森 高峰博保様
両名から「被災地からのメッセージ」と題して
震災当時の様子や現状をお伝え頂きました。

また当日は
・小野寺五典衆議院議員、
・森下千里自由民主党宮城県衆議院比例区第一支部長
・和田政宗参議院議員
より祝電をいただき、
ロビー受付に掲示させていただきました。

その後、佐藤 光莉さん(バレッドキッズ志津川教室・古川高校 1 年生)による
オープニングプレゼン「路 ~持続可能な発展へのみちを~」の発表。
主に地方創生とSDGsについてまとめていただきました。

そして「基調講話」として今回は…
講師に三浦 英之 様(朝日新聞記者・ルポライター)をお迎えし、
震災直後の南三陸町で 1 年間暮らして
南三陸日記が教えてくれたこと~を演題に掲げお話頂きました。

震災の被害状況はもちろん、
主に人(被災者)にスポットライトを当て、
各々のストーリーや人の生死に関する内容を交えたお話し、
最後に語り継ぐという活動に敬意を称していますとの事でした。

「パネルディスカッション」
テーマは「あの震災から私たちは何を学び、何を伝えるか

コーディネーターには、
Kataribe World Network代表の後藤 一磨様を迎え、
パネリストには、
・大川伝承の会共同代表/(一社)スマートサプライビジョン特別講師の
佐藤 敏郎 様
・NPO法人富岡町3.11を語る会代表の青木 淑子 様
・(一社)三月のひまわり代表理事/刺繍家の星野 真弓 様
コメンテーターにはオープニング講話を行って頂いた三浦 英之様をお迎えいたしました。

・「東日本大震災を経験したあの時、何に気づき、何を学んだか」
・「語り部が伝わっていないと感じる部分がある、今だから検証すべきことは」
・「震災の経験を今後起きうる災害にどう繋ぐのか、どのように生かすのか」
・「次への災害・未来の前に今生きている私たちは何を子供や孫に伝えるべきか」
以上をベースに話し合いが行われました。
命は亡くなると同時に生まれる、
生まれた命は希望
生きる希望を持って未来に積極的に関わっていきたいという
後藤様の言葉で最後まとめて頂きました。

【第2部】

分科会➀「あの日、あのとき、わたしは

コーディネーターには<(一社)東北みらい推進機構副理事長小林裕様を迎え、
パネリストには、
元 淡路市産業振興部長の宮本 肇 様
津波復興祈念資料館 閖上の記憶代表の丹野 祐子 様
東日本大震災語り人の佐藤 誠悦 様を迎え、

前半では「地震の前」地震や津波にどのような準備や、
どのような知識があったか?
そして地震発生の「その時」のお話を伺い、
後半では大変な体験をされ、
その経験を「いつから」「どのように」伝え、
語り始められたかを3名のパネリストにお伺いした後、
最後に語り部になるのはなかなかハードルが高いですが、
「語り継ぐ部(かたりつぐべ)」になって家族や職場の方に伝えて欲しい。
という事で小林様にまとめていただきました。

分科会➁「KATARIBEを世界へ
~記憶の風化防止だけでない、震災遺構の重要性~

コーディネーターには
人と防災未来センター・企画ディレクターの平林 英二 様を迎え、
パネリストには、
北淡震災記念公園震災の語りべボランティア事務局長の池本 啓二 様、
気仙沼旅ガイドKOMPASS代表の加藤 英一 様、
名取市海岸林再生の会会長の鈴木英二様、
台湾静宜大学生の邱 蕓辰 様・黄 雅琪 様を迎え、

パネリストの意見を基に、
・語り部の取り組みの全体像、現役世代を育てられるかの課題がある
・海外とのテーマにおいて、
海外(世界共通文化)としては認識されていない
・通訳という問題
・観光との接点
以上についてまとめました。

分科会➂「次世代に伝え、広げ、繋げていくために

コーディネーターには
(一社)スマートサプライビジョン特別講師/防災啓発活動家の
かもん まゆ 様を迎え、


トークゲストには
阪神・淡路大震災2代目の語り部/会社員の米山 未来 様、
(一社)スマートサプライビジョン特別講師/子ども・若者ファシリテーターの
清水 葉月 様、
釜石「いのちをつなぐ未来館」職員の川崎 杏樹 様、
神戸大学ボランティアバスプロジェクトの野々内 日向 様を迎え、

あの日から13年が経ち記憶が薄れ、震災を知らない人も増えているが、
「自然災害のリスクが減っているわけではない」という事で
パネリストの自己紹介を含め、
・今に至るその「一歩目」を踏み出すきっかけになったのは
・踏み出してから分かり始めた未来は
・あとに続くため世代へ自分なりのメッセージは
についてご意見を頂いた後、
「もっと広く、もっと遠くへ」
そのためにも全国でつながり、まなびあいたい。
私たちの語り継ぎでみんなが「知れば」「動けば」
未来はまだ変えられるはず。
との結論に至りました。

結構長くなってしまいましたので、
明日(2/29)は「クロージング」と「トークイベント」について
書きたいと思います。

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