10月27日…栗原市ではセミネ飛行機まつりを開催!

皆様こんにちは、マッキーです。

今回は当館から車で約1時間!
10月27日に行われる「第17回セミネ飛行場まつり」を紹介いたします。
※10時~15時迄の予定でございます。

当日はデモフライトをはじめ、

仮装大賞やミニコンサート、
ベリーダンスも行われる予定でございます。
屋台も多数出展予定!?

詳細は「Semine Airfield 瀬峰飛行場のFacebook」をご覧くださいませ。

10月27日は…
瀬峰飛行場に足を運んでみてはいかがでしょうか。

金の歴史を掘り起こせ チャリダー大谷鉱山へ

見出しは、鹿折(ししおり)金山のモンスターゴールド。

こちらは、鹿折金山と並んで 大量の金を産出した、
大谷鉱山

大リーグで超人的な大活躍を続ける大谷翔平選手の”おおたに”、
ではありません。
”お・お・や こうざん”。 鹿折金山と同じく、気仙沼市にあります。

もっとも昭和13年には、年間1トンの金を産出したというのですから、
読みと時代は違っても、大谷翔平選手クラスの金鉱山でした。

Bluebirder チャリの旅、
v
今回は、その 大谷(おおや)鉱山を訪ねました。

観洋を出て、休憩無しならば 2時間ちょっとの道のりですが、
なにせ この日は、10m近い北寄りの強風を正面から受けながら。
さらに、時々 少々小雨も浴びながら・・・、休み休み、時間 かかりました。
この日が「体育の日」だった頃は
「晴れ」の特異日でしたから、晴天を期待していた分、いやはや 参りましたww。

1時間、のはずが、1時間半くらい、いやそれ以上かかってしまいました。
とにかく、ようやく気仙沼エリアへ。

国道45号、JR BRT小金沢駅を左へ。

あと、2キロちょっと( ^ω^)・・・

登りは、軽快に走れる程度の坂で、ルンルンと気分よく登り始めたのでした。
それが・・・、覚悟はしていましたが、坂は徐々にきつくなり、
「ああ、またかぁ」と心の中でついぼやいてしまって、間もなくでした。

「あれ?もぅ?」というくらい唐突に 眼の前に”資料館”が現れたのです。

そもそも、今回、チャリで大谷鉱山を目指したのは、

観洋のある南三陸町を含む、南部北上帯:三陸南部の地が、
日本列島の中では、唯一、

2億5千万年前以上前からこの地球上に陸地として存在したエリアであること。

気仙沼の巨釜半造が、2億8000万年前のペルム紀から
1億4500万年前の中生代白亜紀に
隕石が落下して出来た奇岩群だということ。

町内入谷の巨石群が白亜紀に
地中で冷えて固まった花崗岩が、地殻変動で地上に現れたものだということ。

更に、巨石が転がっている入谷地区が砂金の産地で、
金は”マグマの贈り物”だということを知り、
実にダイナミックな地球活動のあった痕跡と、

そうした活動でもたらされた美しい景観をはじめ
様々な形の”資源”に興味が湧き、
そそられてしまったからなのです。

「大谷鉱山跡」は、
「日本遺産」に登録されている”みちのくGOLD浪漫”を担う文化財のひとつ。

年間1トンの金を産出した昭和13年には、1303人の従業員を抱え、
ここには1000人を超える人たちが生活するまちが存在しました。

数多の社宅が立ち並び、診療所や何でも揃えたお店に保育所・理髪所もあり、
映画も見られたほか、テニスコートやグランドも。

お酒を楽しめるクラブもありましたから、これはもう、独立したようなまちだった、
と言っていいでしょう。

ただ、資料館には、金を採掘した機材など共に、写真も展示されていますが、

いま一つ採掘や精錬のイメージが湧かなかったというのが、本音です。

機材もさることながら、金がどういう工程で取り出されたのかが

直感的に分かる展示や、地元にもたらされた経済効果など
地元民の生活にかかわる事象も具体的にわかれば、
産金の歴史を もっと親しみのあるものとして受け止められるんじゃないか。

折角の産金の歴史という”資源”が、ちょっと生かし切れていないのかも・・・、と、
思った次第です。
そうそう、もうひとつ。なぜここに金鉱脈が?ということもわかるようだと
きっと”少年”的好奇心はさらに高ぶるんじゃないかな?


そんなタイミングで、この11日、観洋で開かれたのが、
第1回みちのくGOLD浪漫”金ばな”トークセッション

地元エリアに眠る 忘れ去られようとしている
日本屈指の産金文化の記憶を蘇らせ、
文化財を観光資源にしていこうじゃないか、というのが狙いです。

パネリストは、宮城教育大学歴史社会学者の山内明美さん。

クラブツーリズム顧問で日本遺産普及協会幹事の黒田尚嗣さん。

涌谷町教育委員会の学芸員、福山宗志さん。


みちのくGOLD浪漫事務局にして
涌谷町地域おこし協力隊の樋下稔生さん。

郷土文化史家の 後藤一磨さんをコーディネーターに、
わたしにとってゴールドってなに?をテーマに
セッションは繰り広げられました。

興味深かったのは、松尾芭蕉が 自分の生き方として「不易流行」を見出し、
本当に大切なものは「たなごころ」にあること、
自分の内に宝はあったのだということに気付いた。
心の中の信念を大切に、大事にするということを、
芭蕉は、奥の細道を旅することで学び、本質的な宝を見つけた、ということ。

金は、富のみならず、奈良東大寺の大仏に鍍金されることで、
祈りの対象にもなったことから
みちのくGOLD浪漫の文化財を訪ね、旅することで、
自分にとっての”金”、即ち一番大切なものを見つけられるのではないか、
GOLDは浪漫を内包している、というお話には、
深くうなずいてしまいました。

産金の歴史を私たちの資源に!!

今後、第2回、3回の”金ばな”セッションが楽しみです。

 

さて、今度のスターパーティは 18日。

果たして、今話題の 紫金山・アトラス彗星が観られるか?!!

こちらは、スタパコーディネーター
東北未来推進機構の小林 裕さんが、この13日に撮影。
Excellent♪

ご期待ください!!

あの日被災した生徒が花嫁に♪&新種発見ロマン

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

地元の病院でのお勤めがご縁で、20代のカップルが ゴールイン♪

この5日、地元南三陸町の絵美さんと  隣まち 登米市の博史(ひろふみ)さん、
お二人の結婚披露宴が、当館ホテル観洋で執り行われました。

お二人とも、看護師さんでいらっしゃいます。

博史さんは、お母さまを2年ほど前に亡くされたばかり。

お母さまは、同じく看護師さんで、毎日一生懸命患者さんの為に働いて、
どんなに遅く帰っても、食事をちゃんと作ってくれた。

博史さんは、そんなお母さんの背中を見て、看護師を志したそうです。


一方、絵美さんは、地元戸倉中学校で 3.11 東日本大震災の大津波に遭いました。

当館で、毎朝運行している 震災を風化させないための”語り部バス”では、
高い丘の上にある校舎でありながら
1階天井まで津波にのまれた戸倉中学校の避難劇もご紹介していますが、

あの時助かった生徒が、目出度くご結婚の日を迎えたのです。

今は亡きお母さまの意思を継いだ博史さんと、
波高22.6mの津波を免れ この佳き日を迎えられた絵美さんの姿に

一入の喜びを噛みしめていらっしゃるのが、ご両家のご家族でしょう。

いつまでも仲良しな夫婦でいます、というのがお二人からお客様への誓いです。

ご出席の皆さまから、心温まる祝福を受け、

お2人は、大いなる未来、明るい希望の海原へと船出です。

いつまでも、お幸せに。

 

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ところで、前回は、2億5000万年のロマン♪ ウタツギョリュウを話題にしました。

その、ウタツギョリュウが見つかった歌津地区の舘崎で、
最近 新しい発見があったこと、ご存知でしたか?

そもそも、ペルム紀(約2億9900万年前から約2億5190万年前まで)の
地層がむき出しになっている上に、

岩が板状に薄く剝がれやすい状態になっているようですから、

これからも、次々 化石が見つかりやすい状況の場所なのです。

こちらは、新種の化石が見つかったことを知らせる今年4月の新聞記事。

22年に、「南三陸を化石で盛り上げる会『Hookes(ホッケス)』の
髙橋直哉(なおや)代表が、歌津館崎で発見した”のうとう類”の化石。

これが、新種だったのです。

"のうとう類"というのは、目と脚以外が甲皮に覆われた甲殻類、
カニやエビの類いに属する節足動物のひとつで、

シルル紀(約4億3800万年前から約4億8000万年前)から
白亜紀(約1億4600万年前から6600万年前)まで、
3億数千万年の間、世界の海に生息したといわれています。

館崎辺りは、国内唯一の”のうとう類化石の産出地”で、
これまで、多くの標本が採集されてきましたが、22年に見つかったものは、

これまでのものとは表面の模様や形が異なっていることから、新種と判断。
種名には、髙橋代表の名前「ナオヤ」が採用され、ご覧のように
”パリシカリス・ナオヤイ”と命名されました。

自分の名前が化石に付けられる、って 素晴らしく嬉しく♪って、名誉なことですね。

現地では、化石発掘体験が出来ます。

休日・祝日を中心に、予約を受け付けているので、

特に興味のある子どもたちは、是非ご家族と一緒に参加して、
「新発見」の化石に自分の名前を採用してもらえたら最高ですね。

こちらもまた、ロマン💛です♪

ところで、唯一無二の化石を訪ねて、

奇しくもチャリでの岬めぐりとなりましたが、

気が付けばもう10月。月末ともなれば、あの、国の天然記念物にして、

絶滅危惧種のコクガンが、そろそろ渡って来る、そんな季節となりました。
(⇑ こちら、当館で撮影・掲示しているミニポスターです)

飛来地のひとつが泊浜(とまりはま)あたりなのですが、その先が”歌津崎”。

突端まで行ってまいりました。

道は、泊浜漁港で途絶えているのかと思いきや、港の岸壁を更に進んでいくと
歌津崎への坂道が続いていたのでした。初めての訪問です。

進んで行った先には・・・、赤い鳥居。

「尾崎(おさき)神社」。この先にはお社があるはず。

チャリを降りて、

藪中の道を徒歩で進んで行くと・・・

はい、お社が。こんな奥まったところに!

さらに藪中の道を進んでいくと、


今度は眼の前に、太平洋が広がりました。


水は澄んで青く、


白波と美しいコントラストを成す海の遥か向こう、南方に目を移すと


遠く、金華山を望みます。

振り返れば、そこには浜菊の咲く歌津崎。


近くには、

歌津崎灯台も。

決してきれいに整備されている地ではありませんが、野趣いっぱいで、
美しい海の景色と自然に心洗われ、新しい発見があります。

道中ちょっぴりスリリングで探検めいた道を辿って至る”歌津崎”。

新たな発見に、一度 お出かけになってみてはいかがでしょう?

 

 

周辺の紅葉スポットをご紹介!

こんにちは、むっちゃんですʕ•ﻌ•ʔฅ

暑い夏は過ぎ去り
最近はだいぶ涼しくなってきました。

今月の中旬頃から来月にかけて
紅葉の見ごろを迎えるところもありそうなので
周辺の紅葉スポットをおさらいしたいと思います。

こちらのチラシは下記よりダウンロードが可能です。
周辺紅葉マップ


(松島 円通院)


(大崎 鳴子峡)


(仙台 定義山)

お出かけの際は
ぜひこのチラシを参考にしてみてくださいね(*´꒳`*)

※掲載した画像は過去に撮影したものです。

チャリダー 世界最古を訪ねて

世界最古のもの、が 南三陸町にあるのを、ご存知でしたか?
それも、今から2億5千万年前といいますから、
その”最古”さは、半端ではありません。

こちらは、世界最古の魚竜化石、”ウタツギョリュウ”。


先日、Bluebirderは チャリに跨り、世界的にも有名な魚竜化石の産出地

町内は、歌津地区周辺を訪ねました。

ウタツギョリュウが見つかったのは、昭和45年9月のこと。
西暦で1970年ですから、「芸術は 爆発だぁ~」の
岡本太郎作”太陽の塔”がシンボルになった
大阪万博があった年です。

南三陸エリアは、古生代ペルム紀(2億8900万年前~2億4700万年前)から
中生代ジュラ紀(2億1200万年前から1億4300万年前)の
標準となる地層が広く分布しています。 す、凄!!!

日本地質学会の研究グループが、
北上山地の二畳紀、三畳紀の地層の境界を調査した際、
岩礁に露出していた脊椎動物の化石を発見。

続く発掘調査では、
ここ館崎の海岸や沖合の岩礁から10個体の化石を採取。

これらが、三畳紀前期、およそ2億5000万年前から
2億4700万年前の魚竜化石であることがわかり、

世界最古の魚竜化石として、ウタツギョリュウと命名されたのです。

この時見つかった2体の標本と、ここ館崎の産出地は、

1975年に国の天然記念物として文化財に指定されています。

他に、1952年に中世代ジュラ紀細浦層から発見されていた

”ホソウラギョリュウ”


1985年に中部三畳系伊里前層から見つかった
”クダノハマギョリュウ”
合わせて3種類の魚竜化石が確認されています。

魚竜以外でも、三畳紀後期に生息していた二枚貝

”モノティス”が


国道45号沿いの 皿貝地区で、

唐島ではやはり三畳紀前期に生息した両生類

”マストドンサウルス”が見つかっているほか、

アンモナイトやベレムナイトなど、
数多くの化石がこの地域の周辺で発見されています。

この地で、世界最古の化石が出るのはなぜか?

そもそも、地球上の大陸が一つだったペルム紀後期、
東の海域に点在した島々の内のひとつが、

今の南三陸町を含む”南部北上(なんぶきたかみ)”地域にあたります。
(”南部北上”は、5億1400万年前に出現)

”当時”は 赤道近くにあったんですね。

日本列島の大半は”隆起”して出来ましたが、
”南部北上”地域はもともと陸地だった「当時」のまま列島の一部になり、


ペルム紀・ジュラ紀の地層が
”むき出し”になっているからなのです。

以前のブログでご紹介した 町内入谷の巨石が、有史以前の白亜紀
(今から約1億4,500万年前から6,600万年前)、

地下の深いところで冷えて固まった花崗岩が、
地殻変動でこの地に現れたものだ・・・とか、

唐桑半島の巨釜・半造は、

古生代ペルム紀(2億8000万~2億5100万年前 )から
中生代白亜紀(1億4000万~6550万年前)の石灰岩地帯に
隕石が落下し、その熱と反動によって形造られたのだ・・・とか

なんかもう、”南部北上” 南三陸エリアって、
地質学的にも古生物学的にも、凄まじい!もの凄い!
とんでもなくダイナミックにミラクルでワンダーな所なんだなぁ という印象を、
Bluebirderは抱いた次第です。 これはもう💕、悠久のロマンです💛

 

世界最古の化石たちは、今回ご紹介したほかにも数多く豊富にあって、


町内歌津地区、ハマーレ歌津の

”カモメ館”
そして、

歌津総合支所で。

また、世界最古”ウタツギョリュウ”発見場所は、ハマーレや総合支所からほど近い

”館崎”突端で 観ることが出来ます。観て回ってると、な~んかワクワクしてきます♪


歌津総合支所では、

こんな かわいい絵葉書がもらえます。 ウ、ウタツギョリュウちゃんww

皆さんも、歌津周辺をゆったり回って
2億5000万年のロマンに浸ってみては、いかがでしょう?

当館から車で約50分!唐桑半島ビジターセンターをご紹介いたします♪

皆様こんにちは、マッキーです。

今回は当館から車で約50分!
リニューアルオープンした唐桑半島ビジターセンターをご紹介いたします!

館内はとても清潔感があり、
唐桑の観光地や気仙沼の基幹産業を知ることができる空間でございます。

オルレご利用のお客様用にカップラーメンと
隣にはポットも準備してあり、
体を動かした後に一息つけるスペースにもなっています。

 

秋の行楽シーズン、
気仙沼の海を見ながらオルレコースを歩いてみてはいかがでしょうか?

美景は宇宙からの贈り物

巨釜(おおがま)と半蔵(はんぞう)が 離れた場所にある!?

行って、初めて知りました。
景勝地”巨釜半造(おおがまはんぞう)”。

途中、案内板が、左「巨釜」 右「半蔵」???・・・

とっさに、一輪車に荷物を載せて通りかかったご婦人に
「どちらに行ったら、大きな岩が見られますか?」と尋ねた、
私、 Bluebirderでございました。

「あれ?どっちだったっけ。度忘れしちゃった」って、
ご親切に、スマホで調べて「巨釜ですね」と 教えてくださいました。
ありがとうございます。

お陰様で、遠回りせずに 辿り着くことができた ”巨釜”です。

西に傾きかけた陽に照らされて、美しく壮大に広がる 太平洋の水平線。

そのスケールの大きさと、天使が降りて来そうな神々しさを漂わせた景観には、

すっかり眼と 心を奪われてしまいました。

奇岩、”折石(おれいし)”

そして、”八幡岩”。

い~い 眺め♪ なんとも 素晴らしい情景に 、しばらく見惚れておりました。

「いいものを見せてもらった♪ 来て良かった!」と
それはもう幸せな気分♪♪♪
帰りのチャリ上では、顔が自然とニンマリしてしまい、
つい口元が緩んでおりましたww。

チャリに乗って・・ニンマリしたおんちゃん・・・・、
そんな「きもい」様子を 隠してくれた”黄昏”には 感謝ですwww。


実は、唐桑半島へは 初めてのショート・トリップでした。

最近走ることが面白くて仕方がないチャリで出かけたわけですが、
国道45号で南三陸町を抜けるにも 意外と時間がかかることを実感。


歌津を越え、ようやく気仙沼へ。
ここは15日に開催されたツール・ド東北の折り返し地点 大谷海岸。


今度は、気仙沼の街を抜けるのにも、結構な時間を要することも 思い知らされます。

当然と言えば、当然ですよね。
気仙沼市街の西べりを走る国道45号を、
唐桑に向け、北へぐるりと時計周りに縦断しているわけですからww。

ようやくの、「唐桑半島」案内板。


ホッとした、「巨釜・半造」案内板。

と、ところが、ここからが 甘くなかった。

登りのきつい、アップダウン路の連続。~半島、~岬というエリアの走行は、
長い登りのあとの軽快な下りは爽快でいいのですが、
今度は 同じ長さの登りが待ち受けます。

この案内図を見て「あと少し」と思った後も、同様のアップダウンは延々と続きました。

改めて見直してみれば、現在地~巨釜間、未だこれだけの距離を残していたのです。

余りのハードさに、正直「また今度にしよう」と諦めかけてしまってましたから、
尚更、巨釜の海の景観が、身に染みて美しく感じられたのだと思われます。

そもそも、観る者、訪れた人にそうした感動を呼び起こす要因は、
奇岩の外観もさることながら、その「起源」にあるようです。

古生代ペルム紀(2億8000万~2億5100万年前 )から
中生代白亜紀(1億4000万~6550万年前)にかけ、

石灰岩地帯に、なんと!”隕石”が落下。

その熱と反動によって形造られた、というのですから、
ここで起こった天変地異のスケールとエネルギーの大きさは、
はるかに 想像を絶するもので、自ずと畏敬の念も湧いてくるというものです。
ちなみに、折石は 石灰岩が解けて出来た大理石。

巨釜の美景は、いわば 宇宙から私たちへの”贈り物”。

そう言えば、私たちの生命の起源となるアミノ酸は、
隕石が運んできたという説も・・・。この景観に魅力を感じるのは、
ひょっとしたら、元素レベルで太古の記憶が重なるからなのかもww。

当館、南三陸ホテル観洋からは、巨釜・半蔵まで 49.5㎞。


姉妹館の サンマリン気仙沼ホテル観洋、


気仙沼プラザホテルにお泊り頂ければ、もう近場になりますから、

是非とも 足を延ばしてご覧頂きたい、 おすすめ絶景スポット「巨釜・半蔵」です。

ところで、この8日に開かれた 133回目のスターパーティ。

太陽黒点観察は、生憎の曇り空で 叶わず、

心配された、夜の部・・・

でしたが、この通り♪  南西の空には さそり座が横たわるなど、
見事な星空が広がりました。

この日は、ことのほか 大気の状態が良かったようで、
天の川が よく観えました。 こちらは、いて座 あたり・・・
天の川銀河が、一番"濃く"見える部分だそうです。


銀河の中を飛ぶ はくちょう座、


夏の大三角。

そして、さそり座と・・・


その左手には いて座

いて座は、弓に矢をつがえた部分と手元あたりの星々を結ぶと
”ティーポット”の形に 見えます。

矢の先の部分が、ちょうど ポットの口にあたりますが、


そこから、銀河が まるで湯気のように立ち昇っているように見えます。

観洋屋上”汐風の空”に、続々と訪れるお客様への「星空案内」は都合3回に及び、

気が付けば、150名を超える客様に お楽しみ頂くことができました。

土星を観てくれた こちらの男の子、「宇宙だね!」「これ 買って♪」って、
望遠鏡を ご家族にねだっていました。

「今回、来て良かった」「天の川に感動しました」「ほんと きれいですね」

そんな言葉を口にしながら、じっと星を見上げている方が多かった、
この日のスターパーティ。

美しい星空も、宇宙からの贈り物♪

お客様と宇宙に、感謝です。ありがとうございます。

絶景ポイント

観洋の屋上から望む、南側の風景です。

戸倉半島の山の中に、

広い山頂部が明るい緑色の草地となって見える一角があります。

スキーのゲレンデ?

いやいや、冬場でも雪はそう多くは積もらないから多分違う。

それともゴルフ場? 聞いたことが無い・・・。

はたまた、ハイジやペーター、クララ、が登場するようなww 牧場?

登れば、さぞ眺めが素晴らしいのだろうと、
Bluebirder、以前からずっと気になっていました。

実はこの山、大盤平(おおばんだいら)と呼ばれる一帯で、牧草地が広がっています。

最近、当館のYouTubeチームが行ってみて「よかった」というので、
早速、Bluebirderもチャリで行ってみた次第。

登山道が舗装されているのは石巻側だと聞き、
一路 国道398号をひた走ること1時間半ちょっと。

旧北上川河口近く、国道沿いには、3.11の慰霊碑と慰霊塔。

地元吉浜小学校の児童7名が教師1名とともに犠牲に。

石碑には、児童の作品なのでしょう、

大盤平への遠足の様子を描いた絵も刻まれていて、胸が詰まりました。

 

目指す大盤平は、こちら

”石巻 川のビジターセンター”前が昇り口です。

センターには、広大な自然観察園があって、水路にはカワセミがいます♪

 

一息ついたあと、登り始めた坂道。

序盤、多少きつめではしたが、何とかチャリでも行ける!
と思ったのは最初だけ・・・

この急坂!! かなりきつい

その上、徐々に悪路に!

チャリは、押しながら登るしかなく・・・。

乗ったり、押したり。押したり、乗ったり、

(押しながら歩いた距離が圧倒的に長かった)を繰り返しながら。

こうしてやっとのことで 視界が開けると、

ホッとした次第です。

それでも、まだ大盤峠まで あと2㎞・・・・・。

・・・・・、登り始めて 2時間。ようやく・・・

まず、先に入った電波塔のある草原からは、
北上川河口近く、川が蛇行している石巻市の景色が一望できました。

なだらかで滑らかな やさしい曲線のスロープの感じもいい♪

子どもたちが駆けまわっていたら、

きっと絵になる♪

熟成中の牧草・・かな?

さらに、峠の頂上に近付くと・・・

志津川湾が、一望できます♪

観洋が!

荒島が!

志津川港が!

俯瞰から、なんとも絶妙にきれいなアングルで

町を 眺められるのです。 登って来て、ホントに良かった♪そう思えた瞬間です。

標高386m。山頂からの展望が とにかく素晴らしい♪

~~~ ~~~ ~~~

ところで、ホテル観洋が、先が海に向いて尖った岩の岬、
”弁天崎”の高台に建っている様子がよくわかりますネ。

観洋は、3.11の際、この尖った岬が津波をかき分けてくれて
高台に立地していたお陰で、
浸水は二階迄で済み、客室を二次避難所としてご利用頂けました。

なにより、岩盤上は揺れが小さくて 建物の損壊もなく、
お客さまにもスタッフにも一切 怪我さえ無かったことは、いの一番に幸いなことでした。

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

1
さてさて、絶景スポット”大盤峠の放牧場”は、
このように 南三陸町と石巻市に跨って広がっています。白い線が境界線。

石巻側に広く展開していますが、南三陸側は 戸倉地区に広がっていて、
左上、「山」の字に見える部分が、町から見える 緑のステージです。

 

南三陸に来られる方々はもちろん、

地元南三陸の人たちにも

ぜひ登って眺めてもらいたい絶景ポイントです。

地元に、こんなに素敵な絶景スポットがあるのですから♪

 

P.S.   帰りは、大幅にショートカットを図り、
無謀にも、通ったことも無い戸倉側の林道を自転車を引きながら、

必要に応じてww抱えながら、降りて来ました。

ところが、途中、
巨大な倒木が道を塞いでいるではありませんか!
慌てていて写真はありませんが、さあ大変。

引き返そうにも、もう恐らく下りの道のりの
4分の1以上の行程を降りていましたから、敢えて強硬突破!

太い枝を潜り、幹に上がり跨いで右手の川淵をぎりぎり通過。

途中、今度は林道の整備工事現場に出くわし、足元は泥でぐちゃぐちゃに・・・

足元を泥んこにしながら、なんとか降りて来ることができました。

それでも、大盤平からおよそ1時間で来れましたから、意外と速い♪ この道を

ワゴン車の側に曲がって進むと、水戸辺川沿いの土手に出て、R398沿いへ。

林道がきれいに整備されれば、
大盤平までは、観洋から車で30分もかからないでしょう。

いつか、戸倉側から車で登れるようになったら、
きっともっと気軽に大勢が楽しめるはず、
そう思った、絶景スポット、大盤平登山でした。

ひころの里~田束山ルート 再探訪

南三陸町内、入谷にある
神行堂(しんぎょうどう)山麓の巨石は 先週ご紹介しましたね。
割れた岩を 通り抜け出来るかできないか・・・

チャリで かなりきつかった登りのルートを、(よせばいいのに)再びチャリでww
訪ねてみました。

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

南三陸町の山側にある入谷地区は、山間に点在する家々と棚田が、
日本の里山 独特の風情を醸し出しています。

田植えの時期には水を張った田んぼに青空が映り、

秋は一面の黄金色に包まれます。 もう、この時期 稲はこうべを垂れかけています。

その のどかな里山のところどころで出会うのは、突然の巨石!! なぜ、そこに?

こうして、八幡川の支流 桵葉川(たらばがわ)にも、

実に大きな石が、 全く まるで”こともなげ”に転がっています。

有史以前の白亜紀(今から約1億4,500万年前から6,600万年前)、
地下の深いところで冷えて固まった花崗岩が、
地殻変動でこの地に現れたものだそうです。

んっ・・・? よくよく考えてみれば、つまりこの光景自体、
とてつもなく 巨大な自然の力が働いた痕跡!ということになります。
他ではまず見られない、ダイナミックでミラクルな
地球のパワーそのものが ”表現”された場と言っていいでしょう。

地表に露出した後、花崗岩は長い時を経て浸食されてきましたが、
川の中の岩は 角が取れて丸くなっています。
てっきり、上流から流され 転げ落ちてきたものとばかり思っていましたから、
地殻変動で地表に突出した岩だと知り、かなりな カルチャーショックです。

入谷地区は入谷三山(童子山どうじさん、神行堂山、惣内山そうないさん)に囲まれ、
土地が ちょうど 馬の蹄のような形をしています。
堆積岩で覆われた地帯は山として残り、浸食された花崗岩地帯に里山ができました。

かつて、この二つの地質の境目に金の鉱脈が存在し、古くから金山として知られていました。

ちなみに、こちらが当館ロビーに展示してある金鉱石。金の含有量はほんの僅か。

そして、砂金です。 こちらは入谷ではなく戸倉地区で採れたもの。それも3年前!


入谷地区には、浸食されずに残った花崗岩の巨大なかたまりが地表に点在し、

人々は、代々その岩や石を神として祀ってきました。

このような石は、神のよりしろ、神が寄り付く場と考えられていました。

最も巨大なのは、石の平地区の巨石。

杉林の奥深くに・・・


地表に出ている部分が高さ5.5m、長さ13mほど。

ヒビに水が入り、それが凍ったり解けたりを繰り返して
割れたものと考えられています。

入谷の人々の言い伝えでは、正直者はこの割れ目を通り抜けられるが、
よこしまな心を持っている人は通り抜けられない。

入谷の子どもたちにとって、巨石の裂け目を潜り抜ける儀式が
大人への通過儀礼だったのは、今は昔のこと・・・

しかし、巨石群は風化しながらも現存していて、
そこは まさに大地のパワーをそのまま感じ取れる
南三陸きってのパワースポットと言っていいでしょう。

入谷の里に点在する巨石を巡りながら、

沿道にて

かつての遺跡や

館跡にも出会える ひころの里~田束山ルート。

チャリでなくwwお車なら、里山から緑深い山道へ誘う
アップダウン&ワインディングロード♪

景色も変化に富んだ道のりの、ご機嫌なドライブコース♪

何より金は 太陽パワーの象徴で、強力なプラスエネルギーを放出しているとのこと。

金の採取採掘が終わったのは、作業と採算に見合った量が採れなくなったから。
ということは、産金の跡には、まだ多少なりとも金鉱石が残っているはず。

すなわち、入谷地区は、そうしたポテンシャル的な金のパワーを地中に秘め、
訪れる人に活力をくれる大地とも言えそうです。

チャリで登って どんなにへたろうとも
また出かけてみたくなるのは、そのお陰なのかもww。

入谷地区を走る”木もれ陽の道”を辿れば、
大自然が創り出した大胆な岩の造形と地中に秘められた金のパワーが
きっと、明日への英気を養ってくれることでしょう。

※🚙~さんさん商店街から国道398号を北上、ひ・こ・ろ・の・里 という
看板を右手に見て右折。田束山を目指すと、
遺跡・館跡・巨石群のパワースポット、
そして地中に金を秘めたパワーゾーンに入ります。

P.S.
この日のBluebirder、きつい坂の連続で
払川(はらいがわ)あたりでくじけてしまい、
田束山チャリクライムは断念したのでありました(;´д`)(それ見たことかぁ)。

*+:。.。 インターンシップ発表会 。.。:+*

こんにちはゆいかです(=^・^=)

今回はインターンシップ発表会が行われましたので
その様子をご紹介します!

☆広島の学校☆「観洋に若者を呼び込むには」
・ホテル内でお客様同士が交流する場所を作り楽しみを作る
・周辺の自然を生かしたイベントを開催する
・ホテルを知ってもらう機会を作る
ホテル内での楽しみ方を考え提案をしていました(^^♪

☆東京の学校☆「語り部バスの可能性」
・ホテル数が増えている中、旅館数は減少している傾向にある
・語り部バスを民俗文化財にする
=宣伝効果・宿泊者の増加、南三陸を「防災の町」へ
資料を使い現状と自分の考えを発表していました!(^^)!

☆台湾チーム1☆「台湾向けの南三陸と観洋の紹介」
・宮城県、南三陸、観洋の紹介(温泉、交通など)
・新しい環境・料理
・情報案内を電子化にする
観洋のスタッフは笑顔が素敵☆彡
海外のお客様でもインターン生が通訳をしてくれるなど
慣れない日本語で南三陸・ホテル観洋の良いところを紹介してくれました✧˖°

☆台湾チーム2☆「四季の海巡り」
・観洋の紹介(温泉・夕食・観光船など)
・近隣施設の紹介(さんさん商店街・高野会館など)
食べ物や施設など海との繋がりを紹介してくれました♪
南三陸の観光スポットを分かりやすくまとめていました(^^)/

どのチームも自然について触れており南三陸の良い所、
自然を生かしたイベントなど他の地域から来たからこそ
出てくるアイディアがたくさんありました✧︎*。

発表して下さったインターン生の皆さんお疲れ様でした✰⋆。: