神行堂(しんぎょうどう)山麓の巨石
この付近一帯は、中世代三畳紀の地層が分布していて、
今から2億年以上前に形成された岩から成っています。
杉林の中には大きな花崗岩の地形に生じたマグマが冷え固まったものが
いくつか突出しています。
中には、その昔 成人に達した男が、社会人の仲間入りをする前に
潜り抜けねばならなかったと言われる二つに割れた巨石があります。
(その昔、人々が 里を荒らす大蛇をこの岩に追い詰めた際、不意に雷が落ち、
岩は大蛇もろとも、二つに割れたと伝えられています。)
善人は通れるが、悪人の場合は岩が狭まり、
通り抜けることが出来なかったそうな。
この中を通り抜けることを「躰内(たいない・胎内)くぐり」と言い
これから社会に出ようとする青年たちへの戒めとしたようです。
実はこの巨石、南三陸町内 入谷は、
ひころの里から 田束山に向かう途中にあるのです。
この日 Bluebirderは、チャリにて ひころの里ルートから、
霊峰 田束山を目指しました。
実は、これが 田束山への最短ルートと聞いたのもので、ならばと出かけてみた次第。
ところが・・・
最短、ということは、斜度もその分きつくなるわけで・・・
やはり チャリでの昇りがきついきつい、とにかく きつい。
空は 雨模様で いつ降ってもおかしくない状況。
案の定降り始めた雨は、初めの内 ミストシャワーのようで
汗だくの肌を心地よく冷やしてくれて、気持ちよかった♪
平たん路や下りで 風を切って走る心地良さを味方に どうにかきつい坂を昇り、
やっとのことで巨石のありか近くに到着。
割れた岩などを写真に収め、元の道に戻ると
今度は雨脚が強まってしまいました。
暫く、余儀なくされた 雨宿り。
待つこと30分ほど、やがて雨は小降りに・・・
再度 アタックを開始した坂道がまた きつい。更に きつい。
途中東屋で 一休み。
山並みに雨雲がなびきます。
蛇行走行とダンシング、苦闘(?ww)を重ね、
やっとのことで辿り着いた 払川ダム。
もう昇るのが ホトホトいやになるくらい疲労度は高まっていましたが、
敢えて、今回も山頂まであと5㎞の急峻な坂道にアタック。
最後、展望台までチャリを引いて歩く足も腰も重く、
かなりへたってしまっていましたが、
なんとか、田束山 ひころの里ルートを走破することが出来ました。
ただ、眺望は この通り・・・ww 風が強く、体感温度はおそらく17~18℃、
それはもう寒くてさむくて、下山するにつれ 徐々に上がる気温にホッとした、
この日のヒルクライムでございました。
皆さんも、南三陸町に ”胎内くぐりの巨石”を訪ねてみませんか?
実際にくぐり抜けてみてください。ひょっとしたら挟み込まれてしまうんじゃあないか?
なんて、ちょっとスリルがあって面白いですよ♪
🚴 ☆ 🚴 ☆ 🚴 ☆ 🚴 ☆
ところで、「太陽の直径は 地球の何倍あるでしょう?
除夜の鐘は、いくつ鳴りますか? 108つですね。
除夜の鐘の音プラス1の、109倍です。」
そんなお話が聞けたのが、21日のスターパーティ。
残念ながら、観洋屋上「汐風の空」は曇り。
太陽黒点とプロミネンスは、通り過ぎる雲の間に間に
なんとかご覧頂けたのですが、夜の部はダメ。
お客様には、ロビーで星のお話をお楽しみいただきました。
晴れていれば観えた星座や星。
星の色と温度、星の寿命、超新星爆発のお話。
更に、地球とISSや月との距離、土星の輪の見え方なども
星のソムリエさんたちからお話しいただきました。
参加いただいた皆さまには天体写真をプレゼント。
お仕舞にには、じゃんけん大会もお楽しみいただきました。
今回は、昼夜合わせて、120名以上の皆さまが参加くださいました。
ありがとうございます。
次回スタパは、9月8日。
土星 観ましょう。