お寒うございます

お寒うございます

8日ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

2月というのに

春から初夏を思わせるような陽気になったかと思えば

下旬になったら 今度は寒波襲来で真冬に逆戻り・・・体の調子崩してませんか?

こちらは前回ご紹介出来なかった 先月22日 当館観洋からの雪景色

襲来した寒波による積雪が交通機関にもたらした悪影響は大変なものでしたが

それとは裏腹に 志津川湾では 実に美しい雪景色が広がりました

荒島に眼を向けると まるで粉砂糖をまぶした平べったいチョコカップケーキのよう

(甘いもの嫌いじゃないものでww)

写真はチェックイン前のロビーで未だ混んではいませんが

寒~い中 当館を訪れたお客さまは

この日の雪景色を眺めながら「きれいですねぇ」と

とても嬉しそうにしていらっしゃいました

 

そもそも ひょっとしたら雪も大して積もらないまま

春になってしまうんじゃぁないか

そんな風にも思われた2月中旬までの天候でしたから

改めて まだまだ如月2月なのだということを思い知らされた

不意打ち的な雪と寒さでした

それにしても この美しい光景は 冬ならでは

四季折々 絶景を湛える志津川湾 雪景色もまた格別です

 

さて そんな志津川湾で越冬中のコクガンは と言えば

この2日朝 南三陸海のビジターでは

展望デッキから105羽を確認していましたが

同じ日 Bluebirderの出かけた午後の時間帯は 皆目見当たりませんでした

毎度のことですが 土曜の午後は

どうやらこぞって他へお出かけのようで

対岸に観洋を望むいつもの港にも 姿は在りませんでした

コクガン観るなら やっぱり 朝!!です

 

ところで ビジターセンターの水槽で飼育中のカニ

トラフカラッパ こちらは去年12月17日の様子ですが

11月下旬に地元漁師さんの手で持ち込まれたものの

南方系のカニだけに 3か月も持てばいいだろうという

関係者の大方の予想を覆し しっかり棲息中♪

今は 水槽に入れてもらった砂を被ってうずくまり

じっと寒さをこらえている・・・のかな?
海の中では こんな形で 砂の中に居るのだそうで
”本来”の生活環境に近づけてもらって 安心しているようにも見えます

餌を食べる仕草と行動が まるで食いしん坊の男の子のようにかわいいヤツなので

是非観に行ってみてください

そうそう そう言えば センターのカウンターに

”本物”が来る前からトラフカラッパの模型があったのは奇遇なことで

不思議なご縁のようにも思えてしまいます

全国被災地語り部シンポジウムin東北

この25日 全国被災地語り部シンポジウムが

当館 南三陸ホテル観洋を会場に開かれました

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

テーマは 3.11から何を学び 何を伝えていくか・・・

メインセッションを前に
先ず 24日には プレイベントが開かれました♪

ゲストは 浪曲師の 菊地まどかさん

まどかさんは 大阪生まれ 幼少から浪曲と民謡を歌い始め

第52回レコード大賞では新人賞を受賞 その後浪曲師となった彼女は

防災士の資格を取得

大災害の教訓を未来へ語り継ぐ「稲村の火」など
防災浪曲の歌い手でもあります

今回は 当館の取材で完成した新曲
「命のらせん階段」を披露してくださいました

命のらせん階段は 東日本大震災で


30人の命を救った 気仙沼市にある民間震災遺構


当館の創業者の自宅でした


菊地さんは 迫り来る津波と避難の様子を


鬼気迫る声と表情で熱演!

臨場感いっぱいに歌い語りかけ

集まったお客様たちを

味わい深い浪曲の世界に引き込み 魅了していました

続くミニトークは 能登半島地震の被災地石川県から

地元への移住促進を図っている

㈱ぶなの森代表取締役の高峰博保さん

そして歌手の三輪一雄さんがゲスト

地元の振興と発展に尽くしてきたお二人は
それぞれの立場から現地の震災と現状を語り

想いをつなぐことで未来に希望の灯りがともる
だから語り部は必要だと お話しくださいました

ありがとうございます

 

さて 志津川湾で越冬中のコクガン

海のビジターセンターでは 毎朝100~150羽を確認

今季 ネイチャーセンターの調べでは

400羽が確認されているようだとスタッフから聞きました

これ 前の冬を100羽程上回る数です

志津川湾は コクガンたちに好かれているようです

 

 

星天率75%!!

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

星空を観望するイベントには 晴天が必須条件ですが
なんと! 75%の確率で星を観望出来ている会場があるそうなのです


天文ファンなら ええっ!? そんなところあるの?って
さぞ驚かれるはず  大体星空イベントの”勝率”は
3割もいかないそうですから

ならばそこへ行って星を観たい そこで星空イベントを開きたいもの

関係者に伺ったところ
前回は曇天に続く開始直前の雨で
開催は絶望的だったにもかかわらず
開催時間帯は快晴に!

 

さらに この15日に至っては 星空指数が0%
星はまず望めないという予報通り

上空は 分厚い雲に覆われてしまったたため
屋内で雨天曇天プログラムの準備をすっかり整えていたそうです

 

それがどうでしょう
夕方5時を回るころ

上空の雲が散り散りに切れ始め

星空が 広がり始めたというのです

 

一体 その会場ってどこ? 何てイベント?

はい その会場というのが当館ホテル観洋屋上”汐風の空”

イベントは
言わずと知れた”スターパーティ”でございましたww


15日は月と木星の接近(左下の”点”が木星)

木星の縞模様とガリレオ衛星の観望が主な目当てでした


そもそも 観洋の屋上”汐風の空”は なぜ4分の3もの確率で 星を観望できるのか

それは まずもって謎であり不思議なことです


日程はあらかじめ決まっていますから
偶然の成せる業?

それとも日頃   行いのよろしいお客様のお陰?

或いは従業員やスタッフ?

はたまた 当館構内に祀られた弁財天さまのお陰?


あれこれ”考察”してみても


これという決定的な事由は見当たりません


ただ 是非とも星空を観て頂きたい
星空を愉しみたい といった

スタッフとお客様の想いが重なり合うことで
何かしらプラスの星天パワーが生まれ

願いが叶い 75%という驚異的な確率で晴れるんじゃないか そんな気がするんです
(⇑子三ッ星真ん中はオリオン大星雲) とにかくはお陰様で ありがたいことです


この日は 初めて望遠鏡で月を観ましたという客様は
うゎ~!観えた!! きれい!と 大喜び


木星のガリレオ衛星もじっくり観ていただくことが出来ました


望遠鏡では イオ ガニメデ エウロパ カリスト
ガリレオ衛星が4つとも観えた日

延べ80名のお客様が 星空を愉しまれました

ちなみにスタパ終了後 午後10時以降空は曇り 10時半を回る頃には雨に・・・

開催時間帯だけが晴れていた まさにミラクルな展開です

 

さて 志津川湾で越冬中のコクガン


天然記念物にして絶滅危惧種の彼らにとって

好物のアマモが豊富で 比較的安全な環境の志津川湾は

楽園に近い越冬地なのかも知れません

南三陸海のビジターセンターでは

毎朝コンスタントに100羽以上を確認していて

未だ 居てくれていますが

この17日午後には ひらひらと飛び回る姿が観られました

そろそろ 北に向かい始める時期でしょうか

 

お仕舞に スターパーティの予定です

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オリオンの下にうさぎ

オリオンの下には うさぎが居ます

え? ですねww

訳あって2週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

それは 星座のお話

冬の星座オリオン座の足元に うさぎ座があるのです

うさぎ座は どちらかと言うと 等星の低い星々で構成されていますから
目視ではあまり目立たないのですが
2~3倍程度の双眼鏡で観ると判りやすいようです

線で結ぶと こんな感じ
うさぎ っぽく見えますね

左には シリウスを主星とするおおいぬ座があって
オリオンと大犬に追われる野うさぎ とのこと

一説によれば
気性が荒く乱暴者だったオリオンの気持を鎮め
穏やかにできればと願い
神が足元にうさぎを置いたのだとも

この時期一番目立って判りやすい オリオン座
その下に居る 野うさぎ:うさぎ座を探してみてください
長い耳の姿がわかると そのかわいらしさに どこかホッコリします

一方 秋の大四辺形 ペガスス座の足下に
アンドロメダ座があって アンドロメダ妃の腰の右側に
”アンドロメダ大星雲”があるのは
以前 このブログでもご紹介しましたが

マイクロフォーサーズ200mm望遠で40秒露光すると

こんな風に写ります 判ります?大星雲の位置

ほら!ぼんやり・・・ですが 観えますねぇ ここに

比較的眼のいい人であれば ごく小さいのですが
目視でも ぼーっと浮かびあがる大星雲の存在を
確認できると思います

アンドロメダ大星雲は 地球が”所属する”太陽系のある
天の川銀河から一番近いお隣の星雲

とは言え その距離およそ250万光年!!

光の速さで向かっても 250万年かかります

ということは 今見ているのは250万年前の光・・・・

改めて 果てしない宇宙の広大さ 壮大さを実感します

画像は 先月31日のスターパーティで撮影しました

修学旅行の高校生の皆さんもお泊りで

気ままに 星座をスマホ撮影してみたり 皆で記念撮影してみたり
望遠鏡で木星も見てましたし 大いに 楽しんでらっしゃいました


この日は 夕方6時半前 ISS国際宇宙ステーションが北西の地平から東の空へと通過

お泊りの大勢のお客様から

ご夕食前の天体ショーをお楽しみいただくことが出来ました

 

さらに 丁度 旧暦の元日に当たる今月10日

今年3回目のスターパーティが開かれ およそ180人のお客様から

ご参加いただけました

木星に

すばるに

オリオン座など 冬の星と星座をお楽しみいただきました

実はこの日 スタパ開始の午後7時前には上空を雲が覆い
仕舞いには雨が降り出すという始末・・・事態は最悪 開催は断念?!!

かと思いきや 観洋の奇跡は再び!!!

午後7時半を回る頃には 星が見え始め

8時前には満天の星が広がったのです♪

天体望遠鏡を覗いて ガリレオ衛星を従えた木星や

プレアデス星団すばるが観えると

皆さん「観えた みえた!」と大喜び

満館の日で 親子連れのお客様も多かったこの日のスタパ

ジ~ッ と食い入るように望遠鏡を覗き込む方のなんと多かったことか

その分望遠鏡には長~い行列が出来て 皆さんの
星空への関心の高さがうかがえるスターパーティでありました

屋上を後にする皆様からは異口同音に「楽しかったです」という言葉を頂き
スタッフ一同 感激の極みでございます ありがとうございます

スターパーティを目当てに泊まりに来ました♪
そんなお客さまが 増えて参りました

スタパ 今後の予定です

ご宿泊のご参考に どうぞ

冬の星座を楽しもう♪

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

今度のスターパーティは 1月31日

冬の星と星座を楽しみます

冬の星座の代表格 オリオン座・・・

ギリシャ神話によれば

オリオンは逞しく凛々しい美青年で 腕のいい巨人の狩人

狩りの女神

アルテミスと一緒に暮らしていましたが

アルテミスの兄のアポロン神はそれが気に入りませんでした

オリオンの乱暴な性格を嫌っていたのです

どうしても二人の仲を認めないアポロンは

ある日オリオンの元に毒サソリを放ちます(昨年6月5日のさそり座)

驚いたオリオンは海に逃げ 頭だけを水の上に出して歩いていましたが

そんなオリオンを見つけたアポロンは

妹のアルテミスに 「いくらおまえが狩りの女神であっても

あの海に浮かんでいる黒い物を射ることはできないだろう」

と言ったのです

アルテミスは弓の名手  兄の挑発に乗せられ

それがオリオンだとは知らずに射止めてしまったのです

やがてオリオンの亡骸は海岸に打ち上げられ

悲しんだアルテミスはオリオンを星座にして上げたといわれます

オリオンと月と太陽の

そんな関係を思い浮かべながら見上げる星座には また趣が深まります

 

オリオンの足元には あまり目立ちませんが うさぎ座・・・

全天で一番明るい星シリウスを主星とする おおいぬ座も

古代エジプトではシリウスは豊穣の女神ソプデトとして知られていました

土地を肥沃にするナイル川の氾濫の時期を知らせる星だったのだとか・・・

−1.46等星 一際明るく その神々しい輝きぶりにはどこか神性も感じられます

 

そして 惑星の中では一番明るい星 木星も観望

望遠鏡で全能の神ジュピターの

縞模様とガリレオ衛星を 確かめましょう

 

さて 観洋の眼前に美しい景観を湛える志津川湾で越冬中のコクガンですが・・・

27日午後3時

ネイチャーセンター前の入り江では目視で一切確認できませんでした

いつもの港にも 一週間前同様 全く姿は無し・・・

 

土曜午後3時以降は 2週続けて

志津川湾の戸倉近辺の岸壁からは

さっぱり居なくなってしまっていました

泊崎方面に行ったものか

それとも北上川河口辺りに水でも飲みに行ったのか

定かではありません

ただこの日 ビジターセンター近くの防潮堤沿いの遥か向こう生け簀の手前を

200mmの望遠で2倍デジタルズーム撮影してみた写真には

辛うじてちっちゃな姿を6~7羽捉えることが出来ていました

午後3時過ぎでも 居ることは居る・・・けど 遠い・・・

 

朝の定時観察では このところ大体170羽以上を確認しているという

海のビジターセンタースタッフの方 曰く

「近くで観たければ やっぱり朝 でしょうねぇ」

ご・・ごもっともww

 

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月面X

望遠鏡を ジ~ッと覗き込む人・・・

 

こちらも!

こちらも!!

 

 

天体望遠鏡の先には 月と木星が

こちらの望遠鏡を覗き込むと・・・

きれいな月面・・・(マイクロフォーサーズ望遠レンズにて)

その月面にXの文字が浮かび上がっています(望遠鏡にスマホを当てて撮影)

わかります?

ここ!

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

この18日 観洋では今年最初のスターパーティが開かれました

メインの目当ては”月面X”

初めての方は 一体どこにあるのか探すのに少し時間がかかりますが

星空案内人の説明を聞きながら

クレーターの位置を頼りに月面を辿っていくと・・・

 

「あった♪」と思わず歓びの声

薄雲が広がって

決して”最良”という条件ではありませんでしたが

そこは 月自体の明るさが十分にカバー

観望に大きな支障はありませんでした

月面Xはブランキヌス プールバッハ ラ・カーユ

3つのクレーターの外壁が太陽光に照らされ輝いて浮かび上がります

この付近が夜明けを迎える頃 この壁面の高い所にだけ光が当たりはじめ

たまたまXの形に見える現象です

 

ただ観られるチャンスは年に数えるほど

今年の場合 夜間の月面Xは 今回と3月17日(23:55~)のみで

4月16日と6月14日は日中

実は 今回が最高の条件下での月面Xデーだったのです

一方 マイクロフォーサーズの望遠レンズで捉えた木星はこちら

望遠鏡では 木星表面の縞模様に加え ガリレオ衛星もきれいに観えましたが

接眼レンズからのスマホ撮影はうまくいきませんでした

オリオン座も雲の間に間に~

 

ところで 夕方5時半ごろからはISS国際宇宙ステーションが

観洋上空を通過

大勢のお客さまから お楽しみ頂くことが出来ました

西から昇ったISSは 頭上カシオペア座付近を飛行

北東の空に向かい 消えて行きました

この間数分 比較的長い時間観望することが出来ました

ISSをご覧になったお客様の大半は

すぐに月面Xと木星を望遠鏡でチェック♪

満足された様子で 嬉しそうに食事会場に向かっていらっしゃいました

今回は およそ70名の方にご参加いただけました ありがとうございます

 

さてさて 20日午後3時 戸倉公民館前の入り江にも

海のビジターセンター近くの防潮堤沿いにも

いつもの港にも 目視できる範囲にコクガンの姿は全くありませんでした

居るのは オオバンばかり・・・

ただ ビジターセンターでは 19日に190羽以上を確認していますから

北に帰ってしまった訳ではなさそうですwww

 

次の スターパーティは・・・

さらに 今後の日程です

112回目のスターパーティ

一週間ぶりの ご無沙汰です Bluebirder*Sです

通算112回!!

この23日に 今年最後のスターパーティが開かれました

これまでに延べ8000人超のお客様から お楽しみ頂けているスタパは

この日 さらに220人のご参加を頂く大盛況でした

土曜日 それもクリスマスイヴイヴの開催ということもあって

子供連れや 若いカップルのお客様も 多かった日

空はスッキリ晴れ渡り(月夜でSS5秒でもこの明るさ)

星の観望には絶好の条件に恵まれました

土星の環を観たり・・・

木星とガリレオ衛星を観たり・・・

プレアデス星団すばるを見上げたり・・・

月のクレーターを観たお客様は

思わず「わぁ きれい!」と叫ばれ
「望遠鏡欲しくなりますね」と感激していらっしゃいました

冬の主役的な星座 オリオン座が輝く空の下

キャンピングチェアーにお座りいただいて

星々や星座のお話もお楽しみ頂きました

仙台の若いカップルのお客様は

初めてのお泊りで 初スターパーティ

”とても楽しかったです”と とにかく喜んで頂くことができたようで光栄です

 

この14日のスタパにご参加いただいたお客様から

アンケートを頂戴しましたのでご紹介します

「スターパーティよかったです」

「ふたご座流星群を見るために訪れましたが

天候にも恵まれ 20個以上流れ星を見れて最高です また来ます」(⇑ 14日夜のふたご座流星by yutaka kobayashi)

「屋上で観る星空がきれいだった サービスの案内があって良かった」

さらに お1人でお泊りになったお客様からは

「屋上にテントを並べて寝転んで星を見たいです」という

メッセージも頂きました ありがとうございます 次はどうぞ寝転んで♪

皆さまの”感激” ”喜び” ”温かい”メッセージは

星空案内人はじめ スタパスタッフの大きな励みになっています

新しい年も 皆さまからより一層楽しんで頂けますよう

張り切っておりますので どうぞよろしくお願いいたします

今年も一年ご愛顧いただき 誠にありがとうございました

 

では スタパ 来年の予定です

〈☆☆☆4月12日の予定が13日に変更になりました 悪しからずご了承くださいませ〉

1月はまず 月面Xの観望から・・・

そして 冬の星座と 星空を楽しみます

新年も ご参加お待ちしております

 

さて 志津川湾で越冬中のコクガンたちですが

海のビジターセンターでは 22日の朝 180羽を確認できたとのこと


湾全域では もう300羽を超えているかも知れません

あくまで憶測ですが・・・

24日午後 いつもの漁港のコクガンたちは

岸辺に上がって アオサを食べたり 羽繕いをしたり・・・

20羽以上がこぞって「上陸」している光景は

今シーズン初めて観ました

向けるカメラもあまり気にしていない様子ww

国の天然記念物にして絶滅危惧種

皆さんも どうぞ双眼鏡でも持って
ぜひ 観に来てください

眺めているだけでそこはかとなく癒されます

こんなにカワイイ表情も見せてくれます

ああ そうそう 比較的近くで観られるので
双眼鏡なんか要らないかも知れませんよ

マガンたちの夜明け

 

宮城県栗原市は 伊豆沼の夜明けです

夜明けと共に湖面を飛び立つのが マガンたちの群れ

ここは 北海道釧路湿原に次いで

2番目(1985年)にラムサール条約に登録された歴史ある湿地です

ここは マガンたちにとって 国内最大の塒(ねぐら)


日本国内で 越冬するマガンの総数のおよそ8割が ここで越冬します

その数 なんと20万羽

彼らがこの地を選ぶのは

周辺に餌場となる実に広大な穀倉地帯が広がっていること

餌場に恵まれ 冬でも 晴天が多く積もる雪が少ないため

採餌しやすいのが 一番の要因です

マガンは夜はねぐらである沼で休み

早朝に一斉に飛び立って餌場の水田へと向かうのです

数多のマガンが一斉に飛び立つ時の羽音と鳴き声は素晴らしく

環境省の「日本の音風景100選」にも選ばれています

”キューキュー キューキュー”という鳴き声が またかわいらしい~

当館観洋から車で45分

朝焼けの飛び立ちと 夕焼けの塒入りは  得も言われぬ美しさ♪

皆さんも 愉しみにお出かけになってみてはいかがですが

 

一方 こちらも

素晴らしいでしょ? この14日のふたご座流星群

当館スターパーティ コーディネーター小林さんの撮影です  虹色の流星♪

そもそも色の付いた流れ星は 珍しいそうです

この日開かれたスターパーティには トータルで70名のお客様がご参加

キャンピングチェアーに浅く腰掛け

夜空を見上げ 流星を待ちました

「ああ~」「あっ 観えた!」

星が流れる度に 歓声があがります

中には 「10個観ました」という方も

Bluebirderも 何とかカメラで捉えようとシャッタースピード30秒で

撮影を試みましたが どれも 3~4等星級ばかりで

ちっちゃいものばかりに終わりました


それでも オリオン座のべテルギウス近くや


木星とすばる おうし座アルデバランの近くに流れたもの


このショット 下の赤い星はオリオン座のベテルギウスですが
左上隅っこに わずかに流星が写ってるのわかります?苦ww

まあ なんとか捉えることができましたから 善しとしておきたいところですが
肉眼では いくつも目にしていただけに やっぱり正直口惜しい


この日は オリオン座や冬の大三角もきれいで

EVスコープで

オリオン大星雲を捉え 観て頂いた他

土星や木星もご覧頂き お楽しみいただけました

 

そう言えば この日は全国的に曇りの所が多かったようでしたから

観洋で ふたご座流星群をご覧になれたお客様は

最高に幸運だったということになります 良かったですね♪

 

さてさて わが町のラムサール条約登録湿地 志津川湾で越冬中のコクガン

海のビジターセンターでは16日朝 観察デッキから128羽を確認

午後2時半を回る頃 戸倉公民館から見下ろす水域には

なぜか 続々とコクガンが飛来

70羽から80羽が 集結していました

ここは彼らの水飲み場

旧国道398号沿いの防潮堤から よく観える水域です

ただ いつも群れでいる 同じ旧398沿いの防潮堤沿いや

いつもの小さな港では

まばら・・・

最近 コクガンたちは 頻繁に居場所を変えているようで

これまで居つかなかった水域にも集まっていると聞きました

どうやらそこには彼らの大好物のアマモが茂るアマモ場が

新しく出来ているようなのです

”集結”を見た30~40分後には もう 戸倉公民館前の入り江には

殆ど姿が見えませんでしたから

ひょっとしたら ”餌場の情報交換”を済ませて

”話題で持ちきり”の新しい餌場に向かったのかも知れません・・・

というのは Bluebirderの勝手な妄想ですww


いずれのしても コクガンたちが定着し

アマモ場がしっかりしているということは

志津川湾の自然が まだ豊かな証しということにはなります

ただ アマモ場が痩せ海草が減っているエリアもあるので

しっかり見守り 保全涵養していく必要もありそうです

 

PS

コレ な~んだ?

・・・・・

カニ です   ⇑拡大してて大きく見えますが ⇓実はこんなにちっちゃいのです

”トラフカラッパ”っていいます

南方系のカニで どうやら黒潮に流されて志津川湾へ

漁師さんがたまたま網にかかったのを
ビジターセンターに持ち込んでくれたそうです

先月下旬に 地元ミヤギテレビのニュースで ご覧になった方も
いらっしゃると思います 全国ニュースでも紹介されたようですね

志津川湾では珍しく 初お目見えの”トラフカラッパ”

背中の模様は まるで”キティちゃん”顔 か、かわいい~


小っちゃくてかわいい”トラフカラッパ”

南三陸海のビジターセンターで 只今展示中です

ありがとうございます♪

8日ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです(訳あって1日遅れの更新です)

 

今回は、アンケートでお寄せ頂いた お客様の声を ご紹介いたします。

「スターパーティが楽しかったです

天気が余り良くなく木星はあまり観えませんでしたが、

ガイドの方が面白く 楽しめました」:11/25お泊りの方

「星空観察が勉強になりました」:11/25お泊りの方

「楽しかったです。天体観測、良かったです」:11/25お泊りの方

 

「星の写真や鳥の写真を撮って

手作り感のある雰囲気で掲示しいているところが良かったです。

カモメの子育てを追うなど、

いろいろ頑張っていることがわかり、また来たいと思いました」:11/24お泊りの方

 

「幼い息子に『お星様、ボクも見に来てね』と

Bluebirderさんに言われて夕食後に見に行きました。

見に行った甲斐がありました。

雲の切れ間をずっとその場で待っていた甲斐がありました。

3.11のお話が聞けて胸が痛くなりましたが、

テレビだけではわからないお話が聞けました。もっと聞きたかったです。

(曇り空に天体が現れるまでの間 震災と津波のお話をして差し上げた次第です)

月がとてもきれいに見えました。

息子も感動していました。

お星様のソムリエのみなさんの情熱が伝わってきて、

いろいろ教えて頂いてとっても楽しい時間を過ごせました。

ソムリエさんたち素敵です。

今度、観洋に来る際は、星を見れる日かどうかチェックしてから予約したいです。

一泊では足りません。もっと泊まりたい」:11・25お泊りの方・・・・・

 

今回は 観洋にお泊りの皆さまから任意で頂戴しましたアンケートを

ほぼ本文のまま紹介させていただきました

みなさまそれぞれに 観洋でお過ごしいただく時間を

お楽しみいただけたようで何よりです。

私ども スタッフの大きな遣り甲斐になります。ありがとうございます

 

来年のスターパーティ 大枠で予定を立ててみました

ご宿泊の目当てにどうぞ お役立てください

尚 都合により 急遽日程を変更させて頂く場合もございます

その際は 何卒ご了承くださいませ。

 

☆先にご案内の4月11日の予定が、12日に日程が変更になっております。

 どうか ご了承ください。

 

☆ 🐤 ☆ 🐤 ☆ 🐤 ☆ 🐤・・・

 

さて 志津川湾で越冬中のコクガンですが

 

今月2日朝

南三陸海のビジターセンターでは

100羽を確認したということです

1週間前が63羽でしたから 急激にその数が増えました

いよいよ冬も本番といったところでしょうか

対岸に観洋を望む 小さな港も彼らの居場所

漁船の間に間に

泳ぎ回っています

先週は少なかった同じ水鳥の

オオバンも 数が増えてきました

コクガンたちは 潜水が出来ず 水中に首を突っ込んで

好物のアマモを採るしかありませんから

採れなくなると・・・

潜水が得意なオオバンが海に潜って採ってきたアマモを

横取りします これ「労働寄生」といいます

(全身黒でコクガンを振り返って見ているのがオオバンです)

なんとも気の毒とも思われるオオバンですが こちら

コクガンの傍に居ることで

他のカモたちからの攻撃を避けることができているようで

互いに持ちつ持たれつ といったところでしょうか

それにしても 冬はとりわけ水の透明度の高く 美しい志津川湾です

ちょっと残念な・・・

この25日 当館恒例のスターパーティが開かれました

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

 

前回 前々回と 晴天に恵まれ 今回も星空指数80%と

綺麗な星空が期待されておりました

開始前の午後5時半ごろから開始後1時間程の間は 広がっていた雲が切れて

月と木星の大接近や 土星 夏の大三角も見え始めていたのですが

徐々に雲の広がりの方が優勢になってしまい

あとは 雲のわずかな切れ間から見え隠れする月や星を

観察するしかありませんでした

それでも 雲間から月と木星が姿を現すと

わぁっと 歓声が上がっていました

月は 十分な光量がありますから 多少薄雲に覆われても

望遠鏡ならば 月面を比較的きれいに観えます

やはり 普段 月を望遠鏡で観ることなど無い皆さんにとって

感激の瞬間ではありました

他にも ”ぎょしゃ座のカペラ” ”オリオン座の赤いベテルギウス”

”北極星” ”こぐま座” ”カシオペア座” なども

雲間から顔をのぞかせてくれました

お客様にとって 身体が芯まで冷え切ってしまいそうな寒い

「汐風の空」でしたが

粘り強く待ってようやく観望出来た月や星々が嬉しかった

今回は そんなスタパでした

およそ120名のお客様からご参加いただくことができました

ありがとうございます

土星の環を観られた数名のお客様は幸運でしたね

次回は ふたご座流星群の 12月14日

さらに 来年前半迄の予定です

☆ 🐤 ☆ 🐤 ☆ 🐤 ☆ 🐤・・☆・・

さて 志津川湾で越冬中の絶滅危惧種 コクガンですが

海のビジターセンターでは 25日の朝に63羽を確認

先週が49羽でしたから 順調に数が増えてきています

63羽というのは あくまでセンターの観察展望台から

スコープで確認できる範囲の羽数であって

湾内全体には もうこの数の倍以上のコクガンが

飛来していても おかしくありません

この日は 日本野鳥の会 埼玉支部のみなさんが訪れ

コクガンを 観察していらっしゃいました

今季のコクガンたちは

昨季までは日中には姿を見せなかったエリアにも居て

「いやぁ 近くで観ることができました ありがとうございます」と

感激のメンバーに 感謝の言葉を頂戴しました

たまたま センターを訪れていたご一行に

「この辺りにも居ましたよ」とお知らせしていた次第で 喜んで頂けて何よりです

日本野鳥の会ご一行

この後は 同じラムサール条約登録湿地の伊豆沼・内沼を訪ね

25日夕刻は マガンの塒(ねぐら)入りを

26日朝には その飛び立ちの様子を ご覧になったようです

渡り鳥たちの賑わいと共に いよいよ季節は冬に向かいます