月面X

ミスターXは、タイガーマスクの処刑を狙い悪役レスラーを送り込む

「虎の穴」極東地区 統括マネージャー。


マルコムXは、急進的黒人解放運動指導者。

では、月面X は?

セーラームーンの新たな敵キャラ?

いえいえ アニメのキャラクターでも、実在した人物でもありませんww。

天文好きの方なら「何を言ってるんだい」と、

一笑に付されてしまいます、ね  きっとww。

上弦の月のころ、月面の欠けぎわに

アルファベットの「X」のように見える地形が月面X。

近くのヴェルナー(Werner)クレーターの名前から
海外では「WernerX」や「LunarX」などと呼ばれます。(ここまでは資料映像を拝借)

月面Xは以前から見られていたようですが、(以下、12月8日スタパでの画像です)

2004年にカナダのChapman氏らの報告で、

広く知られるようになりました。

月面Xは上弦のたびに見えるわけではありません。

継続時間が1時間程度と短いので、

見られるのは、ちょうどこのタイミングで

日本から月が見やすい位置にある時だけ。

大体1年に数回程度。

ちなみに去年は、公式には3回でした。

が、4回目が 12月8日にあったのです。

土星食の夜に、月面Xは現れたのでした。

これは、土星食を捉えようと月面を撮っていて気が付いた次第。

意図せず偶然に、土星食と共に 月面Xも見られました。

去年の3回は、あくまで”好条件”で見える日で、

12月8日は、取り立てて”好い”とは想定されていなかった。

それで”計上”されていなかったということなのでしょう。

ということは、”ラッキーX”ということになります。

改めて、土星食の夜の月面Xをご覧頂きました♪

2025年は、2/5 4/5 6/3 8/1 9/29 11/27の6回で、今年は多い。

この内、4/5 6/3 8/1 9/29 11/27は、
当館”スターパーティ”の開催日で、望遠鏡で月面Xをご覧いただけますので

お楽しみに♪

え?そういう私は誰かって?   はい、Bluebirder*Sでした。

今度のスタパは、

やばい

やばい やばい   やばい やばい・・・

やばい の連呼でした

"やばい" とは 危ない ではなく
"すごくいい"という意味の若者言葉でございますww

岩手からお越しのご家族連れ
この15日のスターパーティで

木星を 大口径望遠鏡でご覧になっては・・・やばい やばい

オリオン座や 水平線に昇った月をスマホで撮っては

初めて”手にした”その美しさに またまた やばい やばい!

ノリノリで とても楽しそうにしていらっしゃいました。

それもそのはず 日中の快晴がそのまま夜まで続き 観洋上空は 漆黒の空に

星々は絶好のキャンバス上に より一層輝きを増し とにかく見応えがありましたから

望遠鏡4台 星のソムリエさんは 5名

万全の布陣にて


最高光度で 一等星の100倍の明るさとなった 金星


南の空 天頂近くには・・・

オリオン座内の 子三ッ星 オリオン大星雲


すばる こと プレアデス星団

は 低倍率望遠鏡で


一方 こちらは大口径 180倍にて

縞模様と ガリレオ衛星を持つ 木星


ソムリエさん 新調の望遠鏡で

午後8時ごろ 水平線に昇ったばかりの

月・・・ と 天体観望アラカルト♪

参加のみなさん それはもう興味津々 レンズを覗き込んでは

すごい! わぁ~! 初めて見た♪ などと
夫々の天体に歓声をあげていらっしゃいました
ちなみに フェンスの向こうの黄色い点は 月

スタパ中盤から終盤にかけて、

親子連れのお客様がどっと訪れ 楽しんでくださるなど

参加は150名越えに!!

ソムリエさんたちと一緒に対応させてもらったBluebirderとしても
嬉しい限りのスターパーティで ございました

ありがとうございます

☆ ☆ ☆

さて、志津川湾で越冬中の コクガン

15日 出かけた午後3時前には

残念ながら その姿を近くで捉えることは出来ませんでした

遠巻きに・・・ 居るのがわかります ネ  切取り拡大しても米粒大ww

それでも朝方には 海のビジターセンターから

スコープで見渡せる範囲で 301羽を確認していたそうですから
まだまだ おります おります♪

国の天然記念物にして絶滅危惧種の
”コクガンに会える町 南三陸" へ

どうぞお越しください

 

さあ さあ 次回のスターパーティは

南三陸ホテル観洋は、 ”星空を楽しめる宿 三ッ星認定”を受けました

スリーピー スワン

眠そうです。

恐らく、お腹がいっぱいなのでしょう。

この水辺から道路を挟んで反対側には
田んぼが広がっていて、彼(彼女?)の餌場になっています。

冬型の気圧配置で、随分と北西風が吹き荒れ とんでもなく寒かったもので、
ついこの場を訪ねるのがすっかり遅くなってしまったのが 先月31日、
午後3時40分を回っていました。

きっと、食餌を終えて戻ってきたところだったのでしょう。

近くの方が、「昼ごろは、田んぼにいましたからねぇ」と 言ってましたから。

”休もう”としていたところを邪魔したのが

小生 Bluebirderということになります。

どうも すわんスワン なんて、ふざけてる場合じゃなかった筈。ホント ごめんね。

羽でも痛めたのか、まずハクチョウなど訪れることも無い

観洋からほど近い水尻川河口付近でその姿を確認したのが
去年暮れのこと ⇑。

その後、怪我が癒えて 伊豆沼に向かったと思いきや

中流の池のようになった”水辺” ⇑で羽を休めていました。

その後雪の朝、姿が見えなくなっていましたから、
今度こそは 伊豆沼へ・・・、と思っていたら

更に100m上流の、こちらに移動しておりました。

ご近所の方によれば、餌場の田んぼへは道路を歩いて渡る際、
バイクや車のエンジン音に驚くと

”飛んで”田んぼに入るのだとか・・・。 ん?飛んで?

まったく飛べないものとばかり思い心配していましたから、

「ああ、ならば きっと近い内に仲間と一緒になれるだろう」、と

少しばかり安堵した Bluebirderでございます。

 

ところで、この2日には、今年三回目のスターパーティが開かれました。

注目の ISS 国際宇宙ステーションは、

三日月と金星の下、土星付近を通過。

一番下の小さな星が”土星”。その左に延びた薄~い線が、

ISSの軌跡です。


序盤こそ、辛うじてかすかに

見えましたが、

薄雲に絡む地上の光に邪魔され、

中盤以降は肉眼では 観えなくなってしまいました。なんとも残念。

南西の空、カメラには消え入る最後の軌跡が 薄く写っていました。


ただその後は、時間の経過とともに 観洋上空の雲は取れ、

木星とガリレオ衛星、

オリオン大星雲、

月のクレーターなどを 望遠鏡で観察して頂けました。

やがて午後9時の終了間際には、まさに漆黒の空に。

冬の星座に加え、春の星座”しし座”も東に昇り

星々は、まさに美しく輝いたのでした。

駆け込みで 木星、火星、オリオン大星雲、シリウスをご覧になった

関西言葉の母娘連れを始め、今回は 80名を超えるお客様からお楽しみ頂けました。

ありがとうございます。

次回のスタパは、


金星が、強烈に輝きます。

お楽しみに♪

 

 

地球ショウ


2025年、夜明け前・・・⇑ AM6:11     ⇑ AM6:19

やがて 東の岬の雲の際は 輝き出し・・・

観洋 6階ホワイエから望む、初日の出♪

穏やかに明けた 令和7年。

日の出ともに、年神様が観洋にも訪れてくださいました。

新年 おめでとうございます。
みなさまにとって、より健やかな一年でありますように。

今年最初のBluebirder*Sのブログ、

まずは”地球ショウ”で お楽しみ頂きましょう。

どうぞぉ!!

???

って、月を見せておいて ”地球ショウ”???
どういうこと?! ”月のショウ”の間違いじゃあ?

はいはい、新年早々、滑り気味? いえ 滑った”ダジャレ”でスタートいたしました。

新年2日、西の空低くに 月齢2.2。

大晦日が新月でしたから”三日月”ということになります。きれいでしょ?

この際 現れるのが”地球ショウ”・・・はい、「地球照」です。

”ショー(show)”ではなく、”ショウ(照)”なのですww。
”金星”との ちょいとよそよそしい(?)長距離ランデブーも きれい♪


「地球照」とは、太陽の光が 地球に反射して
陽の当らない月の陰の部分を照らす状態のことを 言います。

”地球”に”照”らされて見えるので、”地球照”。 けだし、金星との共演もあって
その”美しい”見栄えは、もう天体”ショー(show)”、ですね。

地球上で、満月の夜は”月明り”で人の影が出来るくらいの明るさになりますが、

”地球照”は、その反対に”地球明り”が 月面上を照らして明るくします。

それも 地球の表面積は、月の13.5倍ありますから、

月から見える”満地球”は、”満月”の70倍という けっこうな明るさ!!

是非行ってみて”地球明り”の下、月面を散歩してみたいものですww。

Moon walkしながらの 青い地球の眺めは、きっと最高でしょう♪

 

ところで、
この三日月の日、午後3時過ぎでしたが、休憩時間にチャリをちょい乗り・・・

以前、水尻川の河口近くで

一羽だけの白鳥を見つけたことは、こちらの写真を添えて記していましたが、

この日は 少し上流で見かけました。

知った風に「伊豆沼へ向かったのでしょう」などと記しておりましたが、

ひょっとして 同じハクチョウ? ・・・っぽい!

しょんぼりして元気が無く、同じように眠そうにしていましたから、
その可能性は大いにあります。

帰りしなには、もう首を背中に乗せて眠っていましたが、
餌は食べることが出来ているのか・・・、
獣に襲われたりしないのか・・・、ちょいと心配してしまっている
Bluebirderでございます。

 

一方、志津川湾で元気に越冬中なのが コクガン♪

この5日午後2時半ごろ、いつもの港には全く姿が見えませんでしたが、

海のビジターセンタースタッフに伺ったところ、
近くの船揚げ場に居るとのこと。

行ってみると、スロープでアオサを食べている3羽を発見。

曇り空で、あまりきれいに撮れませんでしたが、

今週も、近くで姿を捉えることが出来ました。

湾内で越冬中のコクガンの数が、

過去最高の600羽を超えたことは

既にご案内済みですが、

今季、どれくらいまで増えるのか、楽しみです。

 

今年最初のスターパーティは・・・

 

過去最高600羽超え

先週、地元紙”河北新報”でも報じられていましたが、

この冬、志津川湾で越冬中のコクガンが、

調査を開始して以来これまでで最高の609羽確認されました。

調査は12月19日、全数がカウントされましたが、

これは、これまでの最高値を 100羽以上回る数です。

この28日午後3時半ごろ、いつもの港に出かけてみると、

船揚げ場のスロープで羽を休める”家族”の姿がありました。

羽繕いをするもの、首を高くもたげて警戒するもの・・・

この冬は、水から上がるこんな様子をご紹介できるでしょうと

前回のブログでBluebirderが勝手に予想していた通り、叶ったわけです。

東アジアに渡って来る数だけで8000羽を切るとも言われるほど希少で貴重な水鳥が、

志津川湾だけで600羽以上集結すること自体、ミラクル!

彼らの越冬の場として、相応しいという証しなのかも。

現に、南三陸ネイチャーセンターの阿部拓三研究員は
「波が穏やかで餌が豊富な志津川湾は居心地が良いのだろう」とコメント。

南三陸は、まさに”コクガンの里”と言っていいでしょう。

海のビジターセンタースタッフによると、
このところ、コクガンを観に来る人たちの県外ナンバーの車が増えているそうです。

コクガンの知名度向上に、期待です。

 

ところで、この25日、観洋では”クリスマススターパーティ”が開かれました。

ただ、曇り空にて、星の観望は叶わず。

ロビーでソムリエさんたちの”星のお話”で お楽しみ頂きました。

戸内さんと瀧原さん。

今見える星と星座のお話。

佐藤さんは、赤・青・黄の風船を星に例えて、

星の色による温度の違いや寿命などについてお話しくださいました。

星の

終わりは

!!!

です。


和田さんは、

愉快な”星座体操”も 交えながら、

宇宙の旅♪

で、お楽しみいただきました。

実は、この日の屋上、木星が観えたり隠れたりを繰り返していて、
一時的には、いくつか星座もうっすらと観えた時間帯もありました。

そんな関係で、屋上に上がって頂いた方々がのべ50名以上もいらっしゃって
結果的に、ロビーの皆さまと併せて100名以上のお客様から、

スターパーティをお楽しみ頂くことが出来ました。

年末だけに、ジャンボなプレゼントも用意差し上げた
じゃんけん大会も大盛り上がりの内に、
クリスマスの夜は、楽しく更けたのでありました。

次のスタパは・・・

5年ぶり

前回が、令和元年のこと。

コロナ禍の中断から、5年。 この22日、

第40回の クリスマスカラオケ大会。

前回を上回る67組の応募があり、抽選ににより24組がエントリー。

出場者、観覧者の期待感が高まる中、

まずは 菅原まさたかさんが前回優勝曲”津軽じょんがら”を熱唱。

雰囲気を盛り上げたあと、大会の火蓋は切って落とされました。

受賞歴のある方も多く、

今回は、

これまで以上に

ハイレベル。

審査の採点は、

僅差の争いに。

集計の結果、準優勝は 岩手県滝沢市から参戦の

小川原 潤さん。

実力派の歌唱で、審査員を唸らせました。


そして栄えある優勝は、前回高校生で準優勝の 葛岡 有(ある)さんでした。

葛岡さんはもともと東松島市のご出身。

今は、東京で舞台で活躍する女優さん。

彼女がステージに立つと、”空気”が変わります。

”オーラ”なのでしょうか。

想いはそのまま歌声になり、のびやかでしなやか歌声は

聞く者の心の琴線に触れ、穏やかに、しかし熱くやさしく心を揺り動かします。

女優としての今後の活躍も、楽しみです。

ちなみに、YouTubeで彼女の名前を検索すると、弾き語りが聞けますよ。

🎤 ☆ 🎤 ☆ 🎤 ☆ 🎤 ☆ 🎤 ☆

そして、何とこの日、観洋では スターパーティも開かれました。

ただ、残念なことに、天気は雪でしたから、

5階ロビーで ”星のお話”をお楽しみいただきました。

この日は、星空案内人の、遠藤さん、佐藤さん、和田さんが担当。

今見える星や星座、惑星のこと、太陽系のこと、

138億光年の宇宙の果てまでの旅・・・

天体・天文好きのお客様ばかりの様子で、

熱心に聞き入っていらっしゃいました。

実は、屋上では一時的に木星が観えた時間帯もあって、
星のお話も含め、40名以上のお客様からご参加頂きました。

ありがとうございます。

今度のスタパは、

聖夜に、明るく輝く星々を望みます♪

えっ?ハクチョウ

はぐれたのでしょうか?  見出しのはくちょう座は季節外れの画像ではありますが、

先日、休憩時間にチャリを走らせると

観洋からほど近い 水尻川で、ポツンと1羽の”ハクチョウ”を見つけました。

お隣の町、登米市にはマガンやハクチョウが大挙飛来し越冬する
ラムサール条約登録湿地「伊豆沼」があって、

日中には、周辺のかなり広い範囲の田んぼのそこかしこで
採餌している”ハクチョウ”は よく見かけるのですが、
南三陸町内の、それも水尻川で観たのは初めて。

珍しさに、Bluebirder同様
傍を散歩するご夫婦もスマホで撮影していました。

恐らくは、北からの渡りの群れから はぐれてしまったのでしょう。

見た目も、どこか”しょんぼり”した様子で、  何せ 元気がありません。心細そう

北風の冷たかったこの日、首を背中に巻き込んで おやすみしてしまいました。

次の日は もう居りませんでしたから、伊豆沼へ向かったのだと思われます。

🦢 🦢 🦢 🦢 🦢


一方こちらは、伊豆沼と同じくラムサール条約登録湿地、

観洋から望む”志津川湾”で越冬中の”コクガン”。

海のビジターセンターによれば、その飛来数は

6日210羽! 7日270羽! 8日250羽! 11日207羽! 12日290羽!
14日330羽! と、この所急上昇中!

14日に訪ねて嬉しかったのが、いつもの港に 7羽が居てくれたこと。

や~っとのことで、割と近くで その姿を捉えられました。

この港、コクガンたちにとって好都合なのは、

餌にしている”アマモ”が千切れて 打ち寄せられてくることなのです。

彼らは”潜水”が出来ませんから、水中に首を突っ込んで
届く範囲のアマモしか 食べられません。苦労してます。

それでもって、勢い、た易く潜水してアマモを採って来るオオバンから
横取りする”労働寄生”という”暴挙(w?)”に出てしてしまっているのです。

上の写真をご覧ください。
千切れたアマモが 水面下に漂っているのがお分かりいただけますね。

これなら、楽に食べられます。
この分なら、ひょっとすると、また船揚げ場のスロープで羽を休める姿も
ご紹介できるかも知れません。

お楽しみに♪

🌸 🌸 🌸 🌸 🌸

さて、町でハクチョウを見つけた日の2日後のこと、

小春日和に気をよくして水尻川をさかのぼると、

季節外れの桜が、まだ咲き残っていました。


こんな風に⇑ 咲いていたのが11月17日のこと。

この時と比べたら、その数こそすっかり少なくなってはいますが、

もう1カ月も咲き続けていることになります。

春の桜が、気温の上昇と共に、あれよという間に終わってしまうのに比べたら、
なんとも”息が長い”こと。 ”寒さ”のお陰ですね。

🍂 🍂 🍂 🍂 🍂

美しい紅葉を魅せてくれた水尻川の支流”正鵠渓流”。

すっかり冬枯れて、少し寂しい。

色付いた葉がなくなり、姿を現した渓流を改めてよくよく眺めてみれば、

板状の岩が立ち上がっています。  ここは 岩がズレて出来た隙間?

そこに水が流れているように見えます。

荒々しい岩の形を見ると、気仙沼市唐桑の”巨釜半造”。

魚竜やアンモナイトの化石が見つかった町内歌津地区の岩盤、と同じ

ここもペルム紀から現存する

"南部北上帯"の一部なのだというのが判る気がします。


今は長閑な里山も、2億6千万年前から地球上に存在した「南部北上帯」の一部。
渓流の岩も、ダイナミックな地球活動の裏付けなのだとすれば、

もともと自然エネルギーの高い場所なのかもしれません。

実際、足を運ぶ度に癒され、足が向いてしまうこの場所は、
もう”パワースポット”。 まぁ、少なくともBluebirderにとってはwwですが。

南三陸町は、訪れる人たちを癒してくれる素敵な自然でいっぱいです。

縄文遺跡が多いのも、南三陸町。

縄文人たちも、この星空を眺めていたのでしょうか。
年の瀬スターパーティは、

と、

聖夜に、スタパ! 星に願いを♪

再びの美景・フクロウ・土星食

前回、ご紹介しました”気嵐”。

志津川湾を覆ったのが11月25日朝のこと。

その1週間後、12月2日朝。

再びの”気嵐”です。

湾内を覆いつくした25日ほどの勢いはありませんでしたが、

やはり この景色、なんとも言えない”趣き”があります。

しばらくその場で佇んで、眺め入ってしまいます。

自然の営み、季節の移ろいが生み出す美しい光景と出会うと、

心癒され、また、すこし大袈裟かもしれませんが、

生きているっていう”命の歓び”を実感します。

”気嵐”に限らず、大自然の織りなす美観には

神々しさを感じるBluebirderでございます。

 

ところで、この気嵐の3日前、

観洋前の黒崎の森で”フクロウ”に出会いました。

風の強い日で、遠巻きの朽ちた立木にヒラリととまった一羽。「何だろう?」

とにかくファインダーを覗くと、ん?フクロウっぽい。

慌ててシャッターを切りましたが、

なかなか焦点が合わない。ブレる。嗚呼・・

嘆きながらも奇跡的に1枚、その姿を捉えることが出来ました。

フクロウは留鳥ですから、この森に棲み着いているものと思われます。

が、なにせ夜行性ですから”出会いなど まず滅多にありません。

夏場の深夜には”ホホゥ・・・ホホゥ・・・”という声は聴いていて
”いつか捉えたい”と思っておりましたから、やったー! といったところww。

撮れたのが 11月29日、”いいフク(ロウ)”の日だったのは奇遇なことですw。

海に森に、観洋周辺は、今日も深い自然の豊かさに包まれています。

 

さて、9日はスターパーティ。よく 晴れました♪

今年最大の天体ショーは 17年ぶりの”土星食”。

午後6時27分、

土星が

月の陰の部分に

隠れはじめました。

そして、

午後7時、

今度は

煌々と輝く

月面の向こうから

姿が現れました。

今回は、たまたま当館を訪れた
福岡から修学旅行の高校生の皆さんも木星食を観望。

今回の土星食は、福岡では起こりませんでしたから
ラッキーでしたね。

土星の環を望遠鏡でご覧になっては、
「初めて自分の眼で観た!」と喜ぶお客様。

よく晴れてきれいな星空に「ほんと、よかった」と満足されている
お客様もいらっしゃって、
コーディネーター、星空案内人はじめ私どもスタッフも光栄の極みです。

のべ180名のお客様から、お楽しみ頂けました。
ありがとうございます。

次回のスタパは、

更に!! 特別開催としまして、クリスマス当夜にも♪!

otanoshimini!!

初冬 志津川湾に”気嵐”

先月28日朝、観洋の眼前に広がる志津川湾には、幻想的な”気嵐(けあらし)”。

朝陽が昇り、陽の光を浴びた海面から 霧が立ち上りました。

霧は徐々に濃くなり、次第にその表情を変えて

雲海のように、目の前に広がります。

寒くなると、冷やされた陸地の寒気が海や川に流れ込み、

海面から上がる水蒸気を冷やすと、水蒸気自体が白い湯気のように立ち昇ります。

海と陸の極端な温度差によって

”気嵐(けあらし)”は 発生します。

”気嵐”は、「蒸気霧」とも呼ばれています。

この朝の光景の美しさには、つい時間を忘れてシャッターを重ねてしまいました。

幻想的で魅力的なこの景色は、

よく晴れて風が弱い時に発生します。

寒い日にお風呂に入る際、

蓋を開けると、

湯船から一面に湯気が立ち広がるのと同じ現象です。

志津川湾の雰囲気を一変させる”気嵐”の情景は、まさに圧巻♪

寒さの厳しい冬を迎えるこの時期、

その到来を知らせる風物詩として現れ、私たちの眼を楽しませてくれます。

この日は、私ども観洋従業員の健診日で、

たまたま早起きしていたお陰で出会えた”気嵐”でしたから、とにかく幸運でした。


前半のシーンは、AM6:30前後に寮の窓から、

後半は、AM7:00過ぎ、準備も整わず未だ誰も居ない

健診会場の窓から撮らせて頂きましたww。

ただ!!健診待ちの行列の先頭で”カメラ”を手にしているのって、
いかがなものでしょう?Bluebirderさん!!!

はい、つい夢中になってしまい、気にも留めていませんでした。
美しい”気嵐”の光景に免じて、どうか ご勘弁くださいませ(失笑ww)。

~~~ ~~ ~

さて、先月30日のスターパーティは、141回目。

朝、日中、夕方前と 雨が通って ちょっと心配しましたが、
幸い、開催の時分にはよく晴れてくれました。

午後6時4分30秒から2分間の ISS 国際宇宙ステーション。

「おお、観えた見えた!」「わぁ~」

観洋屋上には、100名以上のお客さまが集まり

ISSが太陽の光を反射して輝きながら飛行する様子を楽しみました。

その後は 木星、

土星、

すばる、

オリオン大星雲を望遠鏡で観望。

「ほんと、いいもの見せてもらいました」「ソムリエさんの話が分かり易くて楽しかった」

ぐっと冷え込んだ夜でしたが、

気が付けば、230名を超えるお客様。
夫々に美しい星空を見上げ、思い思いにお楽しみ頂けたようで、
皆さんの笑顔がとても印象的な スターパーティでした。

~ ~~ ~~~

さてさて、観洋から一望できる志津川湾で越冬中のコクガン。

なんと、先月29日には 304羽を確認しています。

寒気の訪れとともに、

いよいよ渡りのペースが早まってきたようです。

南三陸海のビジターセンターでは、毎朝8時半から9時まで

観察を続けていて、27日には270羽、

28日には274羽確認していました。

冬も、いよいよ本番です。

 

さあ、今度のスターパーティは♪

そして、

さらに、今年のフィナーレを飾って、 "クリスマス”にも開催いたします♪


まるで”聖夜”を祝うように、東の空には 明るい星が大集合♪

クリスマスの夜を、ロマンいっぱいに輝く星々のもと
スターパーティで Merry Christmas ♪♪

いい催しですねぇ

いい催しですねぇ。

今回、来て良かった♪

ナイスサイト! ビューティフル♪

そんな声を頂いたのが、この9日に開かれた”スターパーティ”でした。

仙台はもちろん、神奈川、横浜、東京、カナダ パンクーバー、香港、と


海外のお客様も大勢お泊りになっていた日で、国際色も濃くなったスタパに!!

月2回の開催予定外で、予告なしの特別開催は、
仙台の天文ボランティアうちゅうせんメンバー7名の皆さんによるもの。

実は、メンバーのお1人が、当館スタパの星空案内人で

うちゅうせん代表の永井秀男さん。

観洋での”うちゅうせん例会”に合わせて、開かれました。

観洋屋上は、お客様方のわくわくのサプライズ感で溢れ、

月、木星、土星に向けられた望遠鏡にも長蛇の列。

歓声が頻発していました。

夕刻広がった雲の”不安”は、どこへやら・・・  上弦の月も煌々と。

ほぼ快晴の空に、星々はうつくしく輝いたのでした。⇑ 東に昇るオリオン座。

星空を楽しめた幸運なお客様は、200名くらいいらっしゃったかな?

ありがとうございます。

 

当館、スタパは、予定の日が雨や曇りの場合、

カバープログラム”星のお話”をご用意しております。

この5日の開催が 生憎の曇り空に・・・。見どころの細い月と金星の接近もこの通り。

お客様には、5階ロビーでお楽しみいただきました。

お話は、いずれも星空案内人で、

故郷まちづくりナインタウンの和田直彦さん。


星のソムリエ成りたて 戸内弓子さん。


小さな天文学者 佐藤吉晴さん。

集まられたお客さま方も、天文に興味がおありの方が多かったようで、

食い入るように聞き入っていらっしゃいました。

お仕舞は、スタパコーディネーター 小林 裕さん提供の
紫金山アトラス彗星や天の川銀河の額入り写真を賭けて、じゃんけん大会も。

雲が広がる直前、細い月と金星の接近をご覧になられたお客様を含め、
この日は、120名ほどのお客さまにお楽しみ頂けました。

ありがとうございます。

☆☆ 🚲 ☆ 🚲 ☆ 🚲 ☆ 🚲🚲


さて、先日、あまりに天気がいいので、
チャリにて、紅葉を探しに 田束山へ行ってきました。

今回は、町内”磯の沢”経由で。

抜けるような青空。 気持ちいい~

山頂手前。ちょっとだけ紅葉・・・

そして山頂

相変わらずの、い~い眺め♪

うっすらモヤがかかっていたのは残念でしたが、
きれいな青空とも相まって、
壮大にして雄大な眺望は 田束山ならでは。

当日は、歌津崎がよく見えていました。

ただ、肝心の紅葉はと言えば、

この程度。

はい、この程度。

まだまだ、というところ。って、もう11月なんですけど・・・。

山の神平経由の帰り道、まだ色付き浅い山々が、

西に傾く陽に、少し秋色を深めて

Bluebiederの ヒルクライムの疲れを癒してくれました。