すわ コクガン激減?!

4日朝 206羽を確認できたコクガンは

5日には 106羽・・・

6日は 86数羽 と 激減していました

これは事件です!!

 

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

 

毎朝 展望デッキからコクガンを観察しているのが

南三陸 海のビジターセンターですが

「どこ行ってるんでしょうねぇ」というつぶやきは

センター女性スタッフの言葉

 

確かに 6日午後海辺へ出かけてみると

旧国道398号沿いで戸倉公民館前の防潮堤の辺りには

コクガンの姿はまったく見当たりませんでしたし

いつも30~40羽は居る ビジターセンターからほど近い防潮堤辺りには

20羽居るかいないかくらいでしたから

一体どこへ行ってしまったものやら・・・ちょいと心配になってしまいました

 

どうしたことか・・・

と 次の日センター長さんに電話で伺ったところ

なんと 7日には 195羽を確認♪

 

そもそも朝86羽しか確認できなかった当日 6日の午後には

同じ観察デッキから 長玉のスコープを持った一般の野鳥ファンが

318羽を確認していたとのこと!!

ということは”彼ら”はこの日 湾内のかなり広い範囲に分散していて

大半はセンターのスコープでは捉え辛い

かなり離れた海域にいたということだったのかも知れません


ちょいと心配になってしまった6日の夕方

船に正月飾りが残るいつもの港には

30羽ほど(あくまで目視です)が 相変わらず元気に泳ぎ回りながら

”せわしなく”食餌していました

船揚げ場の水際でついばんでいるのは アオサ

この日は こうして水からあがっているコクガンも居て

比較的近くで観ることが出来ました

動向を眺めていると 水際に居る”連中”は

とにかく 食べることに”必死”な様子で

オオバンのアマモを横取りする様子も無く

自ら それはもう頻繁に水中に首を突っ込んで

アマモや アオサを採っていました

どうした風の吹き回しか・・・

オオバンに遠慮して? まさかそんな筈も無くww

この日の様子から察するに

この辺りには 自ら届く範囲に 好物のアマモが茂っているので

オオバンから横取りする必要も無いということだったのか

あるいは 週末は寒さに向かう予報でしたから

迫る”寒波”に備えて エネルギーを補充するのに

”横取り”ではとても間に合わないという

切羽詰まった状況だったのかも知れません

 

この時期にしては比較的気温が高目の日でしたから

翌日の寒波襲来を察知していたのだとすれば

”野生の能力”は大したものです

 

さて 今年最初のスターパーティは

18日

月面上にクレーターの影として現れる

Xの文字 さらに木星もご覧いただきます

この時期 オリオン座をはじめ冬の星座がきれいです

お楽しみに

 

スタパ今年の予定です

ご宿泊の お目当てにどうぞ♪

 

 

 

海の町でも 縁起佳き鳥越冬中

明けましておめでとうございます        こちらは観洋から望む初日の出

穏やかな年明けです

昨年中も 当館 南三陸ホテル観洋をご利用頂くとともに

当ブログも大勢の皆さまからご覧頂き 誠にありがとうございました

昨年 コロナの5類降格を機に

ご来館いただけるお客様の数が回復の傾向に向かいましたのも

ひとえに皆様のご愛顧のお陰でございます

本年の干支は 甲辰(きのえたつ)

努力が実りやすく 活気づくような年になると言われています

そうした佳き年を寿ぎますとともに

新しい年も 従業員スタッフ一同

より多くの皆さまから「来て良かった」と

おっしゃって頂けるよう心掛けて参りますので

今後とも変わらぬご愛顧のほど よろしくお願いいたします

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

一週間ぶりのご無沙汰です

Bluebirder*Sです

本年も どうぞよろしくお願いいたします!

新春も志津川湾で

変わらず元気に越冬中の コクガンたち

年末から 海のビジターセンターはお休みでしたから

羽数の確認はできませんでしたが


この日 ビジターセンター近くの 防潮堤沿いでは20羽程度を

いつもの港では30羽ほどを目視で確認出来ました

とにかく 相も変わらずひと時も休むことなく スイスイと泳ぎ回って

好物のアマモを漁っています   傍に居るのはオオバンなのですが

潜水してアマモを採ってきたそのオオバンの背後から  ス~ッと近づき・・・


ハイッ アマモを横取りしちゃいました

これ いわゆる”コクガンの労働寄生”

さすがのオオバンも イラついている様子

怒っているようですねww

それもこれも お互い持ちつ持たれつの関係というのですから

まぁ それはそれで w w w・・・

 

それにしても そんなコクガンたちが過ごす

志津川湾の澄んで透明な水面に(海底に黒く茂っているのは海藻)

空の青や白い雲を映して湛える景観の美しさには息を吞み

思わず足を止めて 見入ってしまいます  あな美し♪

🐤 🐦 🐤 🐦 🐤 🐦

志津川湾で越冬中なのは ガンカモ類だけではありません

こんな 小鳥も海辺で冬越えです

冬鳥の ジョウビタキ♂  大きさはスズメと同じくらい

彼らは チベット 中国東北部 ロシアの極東部沿海地方
バイカル湖周辺で繁殖します


冬鳥のジョウビタキは 秋から冬にかけ日本に渡来し冬を越えます

日陰で光量が足りず クリアに撮れていなくて残念な写真ですが

より綺麗に撮れた姿は また今度ということでご勘弁を

毎年11月頃 五穀豊穣に感謝する時期に飛来するこのジョウビタキにちなんで

京都では”お火焚(ひたき)のお祭り”が始まるそうな

”その年の願いに対する感謝をし

火によって罪や穢れを清め 新しい年に向け祈願をする”というのが”お火焚祭”

ヒタキは古来ジョウビタキのことを指す 冬の季語

お火焚~ヒタキ~ジョウビタキ 鮮やかなオレンジ色は 炎・火焚きのイメージ

まさに 名・姿ともにヒタキ科代表の野鳥で


そうした意味で 験(げん)のいい小鳥といえます

この時期 みなさんが気が付かないだけで 割と身近に居る鳥ですから

”ヒッ! ヒッ!・・・ヒッ! ヒッ!・・・” という鳴き声の合い間に

”カチ カチッ”という火打ち石の音っぽい声が聞こえたら

脚を止めて そっと観まわし 探してみてください きっと見つかります


”オレンジ色のかわいいヤツ”(昔のCMコピーっぽいww)

見つけられたら 幸運 ラッキー♪

願掛けちゃいましょうww  いいこといっぱいありますように!

 

皆さまにとって 本年がご多幸の一年となりますよう心よりお祈り申し上げます

 

PS

こちらは星に願いを! スターパーティ 本年の予定です

当館で 美しい星空にも ご一緒に 幸運 願掛けいたしましょう

 

更にPS・・・

初日の出の写真

左の長い雲が 龍のように見えるような見えないような・・・無理?ww

112回目のスターパーティ

一週間ぶりの ご無沙汰です Bluebirder*Sです

通算112回!!

この23日に 今年最後のスターパーティが開かれました

これまでに延べ8000人超のお客様から お楽しみ頂けているスタパは

この日 さらに220人のご参加を頂く大盛況でした

土曜日 それもクリスマスイヴイヴの開催ということもあって

子供連れや 若いカップルのお客様も 多かった日

空はスッキリ晴れ渡り(月夜でSS5秒でもこの明るさ)

星の観望には絶好の条件に恵まれました

土星の環を観たり・・・

木星とガリレオ衛星を観たり・・・

プレアデス星団すばるを見上げたり・・・

月のクレーターを観たお客様は

思わず「わぁ きれい!」と叫ばれ
「望遠鏡欲しくなりますね」と感激していらっしゃいました

冬の主役的な星座 オリオン座が輝く空の下

キャンピングチェアーにお座りいただいて

星々や星座のお話もお楽しみ頂きました

仙台の若いカップルのお客様は

初めてのお泊りで 初スターパーティ

”とても楽しかったです”と とにかく喜んで頂くことができたようで光栄です

 

この14日のスタパにご参加いただいたお客様から

アンケートを頂戴しましたのでご紹介します

「スターパーティよかったです」

「ふたご座流星群を見るために訪れましたが

天候にも恵まれ 20個以上流れ星を見れて最高です また来ます」(⇑ 14日夜のふたご座流星by yutaka kobayashi)

「屋上で観る星空がきれいだった サービスの案内があって良かった」

さらに お1人でお泊りになったお客様からは

「屋上にテントを並べて寝転んで星を見たいです」という

メッセージも頂きました ありがとうございます 次はどうぞ寝転んで♪

皆さまの”感激” ”喜び” ”温かい”メッセージは

星空案内人はじめ スタパスタッフの大きな励みになっています

新しい年も 皆さまからより一層楽しんで頂けますよう

張り切っておりますので どうぞよろしくお願いいたします

今年も一年ご愛顧いただき 誠にありがとうございました

 

では スタパ 来年の予定です

〈☆☆☆4月12日の予定が13日に変更になりました 悪しからずご了承くださいませ〉

1月はまず 月面Xの観望から・・・

そして 冬の星座と 星空を楽しみます

新年も ご参加お待ちしております

 

さて 志津川湾で越冬中のコクガンたちですが

海のビジターセンターでは 22日の朝 180羽を確認できたとのこと


湾全域では もう300羽を超えているかも知れません

あくまで憶測ですが・・・

24日午後 いつもの漁港のコクガンたちは

岸辺に上がって アオサを食べたり 羽繕いをしたり・・・

20羽以上がこぞって「上陸」している光景は

今シーズン初めて観ました

向けるカメラもあまり気にしていない様子ww

国の天然記念物にして絶滅危惧種

皆さんも どうぞ双眼鏡でも持って
ぜひ 観に来てください

眺めているだけでそこはかとなく癒されます

こんなにカワイイ表情も見せてくれます

ああ そうそう 比較的近くで観られるので
双眼鏡なんか要らないかも知れませんよ

マガンたちの夜明け

 

宮城県栗原市は 伊豆沼の夜明けです

夜明けと共に湖面を飛び立つのが マガンたちの群れ

ここは 北海道釧路湿原に次いで

2番目(1985年)にラムサール条約に登録された歴史ある湿地です

ここは マガンたちにとって 国内最大の塒(ねぐら)


日本国内で 越冬するマガンの総数のおよそ8割が ここで越冬します

その数 なんと20万羽

彼らがこの地を選ぶのは

周辺に餌場となる実に広大な穀倉地帯が広がっていること

餌場に恵まれ 冬でも 晴天が多く積もる雪が少ないため

採餌しやすいのが 一番の要因です

マガンは夜はねぐらである沼で休み

早朝に一斉に飛び立って餌場の水田へと向かうのです

数多のマガンが一斉に飛び立つ時の羽音と鳴き声は素晴らしく

環境省の「日本の音風景100選」にも選ばれています

”キューキュー キューキュー”という鳴き声が またかわいらしい~

当館観洋から車で45分

朝焼けの飛び立ちと 夕焼けの塒入りは  得も言われぬ美しさ♪

皆さんも 愉しみにお出かけになってみてはいかがですが

 

一方 こちらも

素晴らしいでしょ? この14日のふたご座流星群

当館スターパーティ コーディネーター小林さんの撮影です  虹色の流星♪

そもそも色の付いた流れ星は 珍しいそうです

この日開かれたスターパーティには トータルで70名のお客様がご参加

キャンピングチェアーに浅く腰掛け

夜空を見上げ 流星を待ちました

「ああ~」「あっ 観えた!」

星が流れる度に 歓声があがります

中には 「10個観ました」という方も

Bluebirderも 何とかカメラで捉えようとシャッタースピード30秒で

撮影を試みましたが どれも 3~4等星級ばかりで

ちっちゃいものばかりに終わりました


それでも オリオン座のべテルギウス近くや


木星とすばる おうし座アルデバランの近くに流れたもの


このショット 下の赤い星はオリオン座のベテルギウスですが
左上隅っこに わずかに流星が写ってるのわかります?苦ww

まあ なんとか捉えることができましたから 善しとしておきたいところですが
肉眼では いくつも目にしていただけに やっぱり正直口惜しい


この日は オリオン座や冬の大三角もきれいで

EVスコープで

オリオン大星雲を捉え 観て頂いた他

土星や木星もご覧頂き お楽しみいただけました

 

そう言えば この日は全国的に曇りの所が多かったようでしたから

観洋で ふたご座流星群をご覧になれたお客様は

最高に幸運だったということになります 良かったですね♪

 

さてさて わが町のラムサール条約登録湿地 志津川湾で越冬中のコクガン

海のビジターセンターでは16日朝 観察デッキから128羽を確認

午後2時半を回る頃 戸倉公民館から見下ろす水域には

なぜか 続々とコクガンが飛来

70羽から80羽が 集結していました

ここは彼らの水飲み場

旧国道398号沿いの防潮堤から よく観える水域です

ただ いつも群れでいる 同じ旧398沿いの防潮堤沿いや

いつもの小さな港では

まばら・・・

最近 コクガンたちは 頻繁に居場所を変えているようで

これまで居つかなかった水域にも集まっていると聞きました

どうやらそこには彼らの大好物のアマモが茂るアマモ場が

新しく出来ているようなのです

”集結”を見た30~40分後には もう 戸倉公民館前の入り江には

殆ど姿が見えませんでしたから

ひょっとしたら ”餌場の情報交換”を済ませて

”話題で持ちきり”の新しい餌場に向かったのかも知れません・・・

というのは Bluebirderの勝手な妄想ですww


いずれのしても コクガンたちが定着し

アマモ場がしっかりしているということは

志津川湾の自然が まだ豊かな証しということにはなります

ただ アマモ場が痩せ海草が減っているエリアもあるので

しっかり見守り 保全涵養していく必要もありそうです

 

PS

コレ な~んだ?

・・・・・

カニ です   ⇑拡大してて大きく見えますが ⇓実はこんなにちっちゃいのです

”トラフカラッパ”っていいます

南方系のカニで どうやら黒潮に流されて志津川湾へ

漁師さんがたまたま網にかかったのを
ビジターセンターに持ち込んでくれたそうです

先月下旬に 地元ミヤギテレビのニュースで ご覧になった方も
いらっしゃると思います 全国ニュースでも紹介されたようですね

志津川湾では珍しく 初お目見えの”トラフカラッパ”

背中の模様は まるで”キティちゃん”顔 か、かわいい~


小っちゃくてかわいい”トラフカラッパ”

南三陸海のビジターセンターで 只今展示中です

南三陸に冬の使者”コクガン”続々

この8日で105羽ですって

6日ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

 

南三陸海のビジターセンターから確認できている数だけで105羽です

勝手な推測ですが 湾全域では

もう200羽は飛来しているのではないかと思われます

冬の志津川湾の風物詩と言えば

越冬の為 目下集結中の ”コクガン”もそのひとつ

今シーズンは 比較的近くで観やすいところに居てくれています

こちらは 旧 国道398号沿いの水域

防潮堤にあがると 比較的 岸壁近くまで寄って来ていました

折しも 気温20度の 小春日和

”水ぬるむ”なんて言葉が思い浮かぶほどの春的な暖かさ 春でもないのに・・・

水辺で遊ぶ子供たちを とりたてて警戒する様子も無く

コクガンたちは 気持ちよさそうに すいすい泳ぎ回ってアマモを食べています

子供たちの傍には 小さな犬を連れたおかあさんも居たのですが

それでも 双眼鏡があったら

もう手に取るような大きさで捉えることが出来るくらい

近くに寄って来ているコクガンたちには 驚きです

絶滅が危惧されているのは 乱獲と土地の開発が原因で

人への警戒心は強い筈の鳥ですから

 

ところで

コクガンは マガンほど大きくなくて せいぜいカルガモ位の大きさ

かわいいのです

立派な成鳥になると その姿に気品を漂わせる傾向もありますが

未だ 完全な大人になり切っていないコクガンは

この通り 表情にあどけなさが残っていいて 一層カワイイ♪のです

どこか 明るい陽射しが嬉しくて 楽しんでいるような

冬の寒さもなく こんな暖かい日に

色々な仕草を見せながら海上を泳ぎ回るコクガンたちを眺めていると

穏やかで長閑な海辺の雰囲気とも相まって

ホッコリ癒され 穏やかな気分に浸ることができます

皆さんも コクガンを眺めにいらっしゃいませんか

 

今月のスターパーティは

です さらに今後の予定です

ご宿泊のお目当てにどうぞ

ありがとうございます♪

8日ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです(訳あって1日遅れの更新です)

 

今回は、アンケートでお寄せ頂いた お客様の声を ご紹介いたします。

「スターパーティが楽しかったです

天気が余り良くなく木星はあまり観えませんでしたが、

ガイドの方が面白く 楽しめました」:11/25お泊りの方

「星空観察が勉強になりました」:11/25お泊りの方

「楽しかったです。天体観測、良かったです」:11/25お泊りの方

 

「星の写真や鳥の写真を撮って

手作り感のある雰囲気で掲示しいているところが良かったです。

カモメの子育てを追うなど、

いろいろ頑張っていることがわかり、また来たいと思いました」:11/24お泊りの方

 

「幼い息子に『お星様、ボクも見に来てね』と

Bluebirderさんに言われて夕食後に見に行きました。

見に行った甲斐がありました。

雲の切れ間をずっとその場で待っていた甲斐がありました。

3.11のお話が聞けて胸が痛くなりましたが、

テレビだけではわからないお話が聞けました。もっと聞きたかったです。

(曇り空に天体が現れるまでの間 震災と津波のお話をして差し上げた次第です)

月がとてもきれいに見えました。

息子も感動していました。

お星様のソムリエのみなさんの情熱が伝わってきて、

いろいろ教えて頂いてとっても楽しい時間を過ごせました。

ソムリエさんたち素敵です。

今度、観洋に来る際は、星を見れる日かどうかチェックしてから予約したいです。

一泊では足りません。もっと泊まりたい」:11・25お泊りの方・・・・・

 

今回は 観洋にお泊りの皆さまから任意で頂戴しましたアンケートを

ほぼ本文のまま紹介させていただきました

みなさまそれぞれに 観洋でお過ごしいただく時間を

お楽しみいただけたようで何よりです。

私ども スタッフの大きな遣り甲斐になります。ありがとうございます

 

来年のスターパーティ 大枠で予定を立ててみました

ご宿泊の目当てにどうぞ お役立てください

尚 都合により 急遽日程を変更させて頂く場合もございます

その際は 何卒ご了承くださいませ。

 

☆先にご案内の4月11日の予定が、12日に日程が変更になっております。

 どうか ご了承ください。

 

☆ 🐤 ☆ 🐤 ☆ 🐤 ☆ 🐤・・・

 

さて 志津川湾で越冬中のコクガンですが

 

今月2日朝

南三陸海のビジターセンターでは

100羽を確認したということです

1週間前が63羽でしたから 急激にその数が増えました

いよいよ冬も本番といったところでしょうか

対岸に観洋を望む 小さな港も彼らの居場所

漁船の間に間に

泳ぎ回っています

先週は少なかった同じ水鳥の

オオバンも 数が増えてきました

コクガンたちは 潜水が出来ず 水中に首を突っ込んで

好物のアマモを採るしかありませんから

採れなくなると・・・

潜水が得意なオオバンが海に潜って採ってきたアマモを

横取りします これ「労働寄生」といいます

(全身黒でコクガンを振り返って見ているのがオオバンです)

なんとも気の毒とも思われるオオバンですが こちら

コクガンの傍に居ることで

他のカモたちからの攻撃を避けることができているようで

互いに持ちつ持たれつ といったところでしょうか

それにしても 冬はとりわけ水の透明度の高く 美しい志津川湾です

ちょっと残念な・・・

この25日 当館恒例のスターパーティが開かれました

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

 

前回 前々回と 晴天に恵まれ 今回も星空指数80%と

綺麗な星空が期待されておりました

開始前の午後5時半ごろから開始後1時間程の間は 広がっていた雲が切れて

月と木星の大接近や 土星 夏の大三角も見え始めていたのですが

徐々に雲の広がりの方が優勢になってしまい

あとは 雲のわずかな切れ間から見え隠れする月や星を

観察するしかありませんでした

それでも 雲間から月と木星が姿を現すと

わぁっと 歓声が上がっていました

月は 十分な光量がありますから 多少薄雲に覆われても

望遠鏡ならば 月面を比較的きれいに観えます

やはり 普段 月を望遠鏡で観ることなど無い皆さんにとって

感激の瞬間ではありました

他にも ”ぎょしゃ座のカペラ” ”オリオン座の赤いベテルギウス”

”北極星” ”こぐま座” ”カシオペア座” なども

雲間から顔をのぞかせてくれました

お客様にとって 身体が芯まで冷え切ってしまいそうな寒い

「汐風の空」でしたが

粘り強く待ってようやく観望出来た月や星々が嬉しかった

今回は そんなスタパでした

およそ120名のお客様からご参加いただくことができました

ありがとうございます

土星の環を観られた数名のお客様は幸運でしたね

次回は ふたご座流星群の 12月14日

さらに 来年前半迄の予定です

☆ 🐤 ☆ 🐤 ☆ 🐤 ☆ 🐤・・☆・・

さて 志津川湾で越冬中の絶滅危惧種 コクガンですが

海のビジターセンターでは 25日の朝に63羽を確認

先週が49羽でしたから 順調に数が増えてきています

63羽というのは あくまでセンターの観察展望台から

スコープで確認できる範囲の羽数であって

湾内全体には もうこの数の倍以上のコクガンが

飛来していても おかしくありません

この日は 日本野鳥の会 埼玉支部のみなさんが訪れ

コクガンを 観察していらっしゃいました

今季のコクガンたちは

昨季までは日中には姿を見せなかったエリアにも居て

「いやぁ 近くで観ることができました ありがとうございます」と

感激のメンバーに 感謝の言葉を頂戴しました

たまたま センターを訪れていたご一行に

「この辺りにも居ましたよ」とお知らせしていた次第で 喜んで頂けて何よりです

日本野鳥の会ご一行

この後は 同じラムサール条約登録湿地の伊豆沼・内沼を訪ね

25日夕刻は マガンの塒(ねぐら)入りを

26日朝には その飛び立ちの様子を ご覧になったようです

渡り鳥たちの賑わいと共に いよいよ季節は冬に向かいます

スタパスペシャル

スタパのスペシャル開催は 天気も意外にスペシャルな展開でした

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

この18日 今月2回目のスターパーティを開催しました

何がスペシャルなのかと申しますと

仙台を中心に活動していらっしゃる

天文ボランティア宇宙船のメンバーの

研修会を兼ねての開催だったのです

実は 当館のスターパーティ星空案内人のお一人

永井秀男さんが主宰する天文ボランティアグループで

当館での研修を企画

ならばせっかくなので 一般のお客様に星空案内を

と 開かれたのです

メンバーは女性3名を含む9名

敢えて個々のご紹介は割愛させて頂きますが

やさしく 自然体な雰囲気の星空案内に

お客様も満足気に 星空を見上げ 楽しんでいらっしゃいました

そうそう そもそも開催時間帯の天気が

良くて曇り 悪いと曇り時々雨という期待薄な予報でしたから

観望出来ない場合の屋内での座学とのダブルスタンバイとあいなりました

 

夕方5時40分ごろの

ISS国際宇宙ステーション通過時には

100人以上のお客様が当館屋上汐風の空へ

日中は青空がいっぱいに広がり 雨の心配も無さそうでしたが

この時間帯になって 西から雲が広がり始めていました

ただ 何とかISSの観望は叶い

空を見上げたお客様方からは 感動の拍手が沸き起こりました

 

しか~し このあとは 文字通り”雲行きが怪しく”なり・・・

天文ボランティア宇宙船メンバーは

曇天時の”星のお話”の準備に入ることになったのです

 

ところがどうでしょう 観洋の奇跡 再来です

強い北西風が どんどん雲を押し流してくれたではありませんか

お陰で 木星が 土星が すばるが ペガスス座が

白鳥座が 夏の大三角が カシオペア座が 天の川が

その輝きを 惜しげも無く魅せてくれました

上の写真は親子でご覧になっているところですが

木星を初めて望遠鏡で観た男性は うわぁ~きれい! と

それは大きな声で叫んでいらっしゃいました

こういう反応 正直私たちスタッフはとても嬉しいです!

ただ 風が冷たく寒かった・・・寒い分きれいに観えたようです

⇓はプレアデス星団”すばる”  蒼い輝きが美しい

その後 再度 雲が押し寄せて 嗚呼・・・ と思われましたが

どうしてどうして 奇跡は再度訪れ いつしか観洋上空は満天の星

ギラギラと星たちが 自己主張を始めたのです ⇓こちらはオリオン座

今季最高の見応えの空には しし座流星群も姿を現し

ああっ!!観えた! 喜びの声が上がりました

Bluebirderも ひとつ 長~く尾をひく流星を観ることが出来ました

撮影できなかったのは残念・・・

寒~い中でしたが 親子連れ家族の男の子が

一旦は雲に隠された土星を どうしても望遠鏡で観たいと

粘っていたのは 微笑ましくもスタッフとしても嬉しい光景でした

この日は 250名のお客様からお楽しみいただけました

ありがとうございます

次は25日です

尚 来年前半の予定が大枠で決まりました

ご宿泊のお目当てに どうぞ♪

尚 都合により急遽変更の可能性もございますのでその際はご了承くださいませ

 

さて、志津川湾で目下越冬中のコクガンは といいますと

この18日朝 南三陸ビジターセンターでは 49羽を確認

いつもの港には 目視で20羽は居りました

北西風が強く 先週同様 大きく波に揉まれながら

秋の日に輝く水面をすいすい泳ぎ回って

アマモを採って食べていました

相変わらずレンズが”お嫌い”なようで

接写出来ないのが残念・・・

コクガン飛来

「国の天然記念物にして 絶滅危惧種
コクガンの越冬期間は 10月の下旬からゴールデンウイーク前まで
だから コクガンたちは3.11で 津波に被災しているんです・・・」

な~んて 語り部バスでお客様にお話ししているのに
10月下旬になってからも コクガンたちがやって来る
いつもの港に まったく足を運ばずにおりました

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

この11日 ほぼ半年ぶりに 南三陸海のビジターセンターへお邪魔して
お話をうかがったところ
10月12日には 2羽を確認

センターでの確認は 去年より10日早いとのこと
ということは
もう 今季初飛来から1カ月が経過してしまっていたのです

今年は 飛来が遅いとばかり思い込んでいましたから
ブログでのお知らせが遅れて スミマセンでした

いつもの港に出かけるきっかけになったのが こちら

地元紙 河北新報の記事でした

東北地方に棲息していたクマゲラ 国内で一番大きなキツツキで
国の天然記念物で絶滅危惧種ですが
ここ6年 生息が確認されておらず 絶滅寸前ではないか というのです

気候変動を要因のひとつに挙げていますが
同じ絶滅危惧種のコクガンは まさかそんなことないよね?と 足を運んでみた次第

センターの話では その後 10月19日と20日に6羽
26日28日に12羽 30日には26羽
今月に入って 2日と8日には28羽
10日には31羽を確認したとのこと

ならば と いつもの港へ・・・

す・る・と・・・ 居ました いました

目視で 9羽を確認!

乗り付けた車とBluebirderの存在など気にする素振りも無く
風が強い岸壁近くで波に大きく揉まれながら
もくもくとアマモを食べていました  逞しいという印象です

このシーンでもお分かりいただけますね
彼らの大好物 アマモがこうして岸壁に向け打ち寄せられてきています

わき目もふらず食べているのは 北からの長旅の消耗を
一刻も早く回復しようしているためなのか・・・
いやいや 単に お腹がペコペコなのかも知れませんねww

本来家族単位で行動するコクガンたちは 餌場獲得のため
リーダーがほかのコクガンを追い払おうとする傾向があるのですが
この日 9羽のコクガンたちは ほとんど威嚇し合うこともなく
仲良く アマモをついばんでいました


まぁ それだけ今は 流れ着くアマモの量が豊富なのかも知れません

ここで目にした様子からは 東北北部のクマゲラが瀕している
危機的な状況など微塵も感じられませんが
コクガンの数が激減したのは 乱獲の他 土地の開発も原因だと聞いています
なにより土地の開発は 彼らを養うアマモの群生を阻害しますから

つまりアマモはその土地の自然の豊かさを如実に反映する植物なのです

志津川湾では 震災直後は まだもさもさと茂っていた海藻や海草が
災害復興工事の後 そのボリュームを減らしてしまっています

忘れてならないのは
海の恵みが”当たり前”であるために必要なことを
改めて確認し 反映することで
今ある”当たり前”は持続出来るのだということ

この冬もまた 志津川湾の生物多様性の象徴的な存在
コクガンの様子に触れてゆくことにいたします

ひころのコクーン&スタパに300名

見事な盆栽ですね きれい!

咲き分けのツツジ 花びらの色が鮮やかです

 

実はこちら ”繭玉で創った盆栽”なのです

見事な出来栄えの作品は 今年

群馬県立日本絹の里特別展「まゆクラフトと絹の作品展」

まゆクラフトの部で”奨励賞”を受賞しました

今回の受賞は ひころの里で繭細工に取り組む”シルクレディース”の

工芸技術の高さが認められたということで 大きな意義があります

今 養蚕の歴史を伝える”ひころの里”(町内入谷地区)では

”絹と繭の手工藝展”が開かれています

ご覧ください この絵画!!!

シルク和紙に描かれた花が色鮮やかに浮き出し

ぐっとこちら側に迫って来ます

 

先月29日には この”絹と繭の手工藝展”が開かれている”ひころの里”で

”みやぎのシルク文化を想う” をテーマに

関係者が集い ”座談会”が開かれました

展示作品の日本画は シルク100%の”ピュアシルク和紙”に描かれています

 

日本画には 一般的に

雲肌麻紙(くもはだまし:左)が使われますが

ピュアシルク和紙(右)に描くと

”絹の目によって 絵の具の濃淡に変化が生まれ

画が前面に浮き出す印象になる効果がある”ことが 紹介されました

どちらも黄色の下地に同じ色の絵具を滲ませてありますが

発色・印象の違いは一目瞭然

その上 ”時を経ても色褪せしない”というのがシルク和紙の特徴です

こうした持ち味は ”繭自体の生命力”に裏打ちされているのではないか

そんな考察も加えられていました

このピュアシルク和紙  表面に光沢があり ふわふわしたやさしい手触りです

確かに シルク和紙に描かれた作品は

平面でありながら三次元的に浮き出してくるようで リアリティーがあります♪

 

一方 繭玉で創った盆栽は

シルクレディースの皆さんの手によるもの

ひころの里に伝わる手工芸品です

南三陸町・・・ 旧志津川町は その昔 良質の絹を生産していました

1900年のパリ万国博に出品された生糸は見事グランプリを獲得し

世界でも一際高い品質の絹として認められ

京都西陣から町へ 生糸を買い付けに来ていた時代があったのです

養蚕の振興は ”養蚕の始祖 山内甚之丞(やまうちじんのじょう)”の尽力によるもの

 

山合の集落は

かつて豊富に採れた砂金がゴールドラッシュを呼び

「入谷千軒(いりやせんけん)」と称されましたが

享保年間には その入谷(いりや)での産金が底をつきます

 

窮状に追い詰められた町を救うべく

若くして福島に赴き 養蚕と製糸の技を学び 仙台藩全体に伝授

養蚕蚕糸生産を農家の生業としたのがまさに山内甚之丞 その人なのです

町が誇る偉人です

ただ 時代は流れ 選りすぐりの優れた天然素材は

やがて中国産の安価な生糸や化学繊維の普及に押され

生産は窮地に陥ることになります

 

稲作と並んで農家の大切な収入源となっていた時代は今は昔

養蚕は衰退の一途を辿り 現在 宮城県内で携わっているのは

町内の戸倉小学校や入谷小学校などを含めて15軒を数えますが

養蚕農家に限ると 10軒しかありません

県内の養蚕や絹の生産は既に産業として成り立ちえず

手工藝による”文化”へと昇華 変遷しています

ひころの里で活動するシルクレディースは目下10名

今 若手への伝承を進め 引き継ぐことで 絹の文化をもうひと花咲かせるべく

繭玉細工に取り組んでいます

今回の座談会は ”奨励賞”受賞をきっかけとした ひころの里初の試み

 

繭と絹の文化を発信し 広く親しんでもらおうというのが

現在開催中の”絹と繭手工藝展”です

会場は 南三陸町 ”ひころの里 松笠屋敷”

今月26日まで開かれています

皆さんも ぜひ 絹と繭 そして作品の輝きと素材のやさしさに触れてみてください

”ひころのコクーン”に 手工藝の温もりに きっとほっこりします

 

さて ひころの里の”ひころ” とは ”ひかり” の意味だそうな

数限りない光を散りばめた星空を楽しめるのが

当館屋上で月二回開催されている ”スターパーティ” 今月はまず3日に開かれました

見上げてらっしゃいますねぇ

これ ”木星”です♪

この日は 朝から快晴の青空が広がり

高気圧の勢いは

夕方 そして 夜になっても衰えること無く

夜は もう文句なしの満点の星を望むことが出来ました

一番の見どころは 観望に最適な状態に入った木星

右上の星が木星 全天一番の輝きです

左下には ”プレアデス星団 すばる”が観えます

 

木星には 2基の望遠鏡を向けて お客さまから順番に観て頂きました

こちらは ”すばる”に向けて・・・

 

この日はスタパ開始の午後6時半前から お客様の数は徐々に増え

ピーク時の午後8時前後には 屋上はもう芋洗い状態に!!

 

Bluebirderは 地球の自転と共に視界からどんどん外れていく木星に

望遠鏡を向け直して観て頂くのに手いっぱいで

一番混雑している様子を撮ることが出来ませんでした

 

とにかく 絶え間なく続くお客様の行列

星空案内人の先生方をはじめ われわれスタッフは 対応に大わらわ

実は 一番お客様が集中し 殺到していたのが ”土星”に向けられた望遠鏡

土星の環をご覧になっては みなさん とても感激していらっしゃいました

なにせ 望遠鏡を通して 直に土星を観るのは初めての方が大半でしたから

もちろん 木星を観たお客さまも きれい! 縞模様が観えた!

ガリレオ衛星も観えた! 観たこと無かったし

来て良かった♪ と とても喜んでいらっしゃいました

そうこうしている間に 今度は 東の岬から赤い月が昇り始め

その美しさには 歓声が

 

追って 東の水平線からは

冬の星座 オリオン座が昇り始めました

 

午後9時前後になると 秋の大四辺形は もう天頂あたりへ・・・

(星の位置が判りやすいように補正 色味の不自然さにはご容赦を)

秋の天駆ける ペガスス座

 

アンドロメダ座の脇には アンドロメダ大星雲(写真右上)も

薄ぼんやりとですが 肉眼でも観えていました

 

この日のスタパには

当館スタパ史上最高の300名を超えるお客様からご参加いただき

お楽しみ頂くことが出来ました   ありがとうございます

次は 18日の特別開催です

お楽しみに!!

●- – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –●

楽天トラベルでは…
冬の宮城はいまが暑い!
家族で楽しむ「みやぎ旅」企画開催中♪
枚数限定で1,000円OFFクーポンを配布しております。

※年末年始を除く1月30日宿泊分までご利用いただけます。