これが始まり

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

「これが 始まりです」

新郎の結びの 言葉です

6月1日 当館では ご結婚を祝う会が開かれました

披露宴といっていいでしょう

新郎新婦は 東京の方  3.11のあと ボランティアなどの形で南三陸町に関わられ

そのご縁と出会いをさらに紡いでいきたい そんな思いを胸に
ご両親とご親戚 ごく親しいご友人を 当館観洋へお招きしての披露宴

大半が関東 関西からお越しの方々 ということになりました

実は お二人 新婦がボランティアで関わった石巻市雄勝のローズガーデンで挙式
被災後まもなく新郎が訪れ 語り部バスにご乗車
当館語り部と交流されていた観洋での 披露宴となったのです

”人生は 出会いの積み重ねによって豊かになる”新郎新婦はそんな持論を
被災地 石巻と南三陸町で 挙式と披露宴をもって 展開されたのです

「これが 始まりです」というのは お二人の生活ばかりでなく

初対面のご両家ご親族の出会いとご縁も 含めてのこと
さらに被災地とのご縁も

”出会いを大切に これからがスタート”

宴は 笑顔が絶えず 穏やか温かで 会場は いつしか心ひとつに♪
多分に お二人のお人柄によって 自然に醸し出されたものでしょう

桂佑さん 朋子さん いつまでもお幸せに♪

 

さて こちらは 観洋の岩場二か所で それぞれ3個ずつの卵を温める

カモメのカップルたち

どちらも 頻繁に巣材を運ぶ様子が見受けられ

そうやら ヒナが孵る時期が 迫っている様子です

こちらの巣では 父さんカモメが温めている所に

母さんカモメが 巣材として運んできたのが ”青い葉っぱ”・・・

父さんカモメは 「こ、これ ちょっと違うよ・・・」と 少し冷たい反応

大体 一方が巣材を運んでくると

温め中の相方が それを周りに敷き詰めるのが常ですが
さすがに 青い葉は そのままを巣材には出来なかったようで

まだ若すぎるおかあさんのようで この様子には 思わずクスッと笑ってしまいました

が 当の父さんも父さんで 卵をくちばしで転がす際に

のめり込み過ぎて でんぐり返りそうになったりしていて
この時も 思わず笑ってしまいました

ただそれは そのままが 子育てへの熱心さの”あらわれ”

とにかく どちらのカップルも 雨の日も風の日も
慈しむように 卵を温めています
予定は12日 最初の卵が孵るのが 楽しみです

 

さてさて 初めにご紹介しました 披露宴の前日には

恒例のスターパーティが開かれました

星天率75%を誇る 当館スタパですが
この日は 残念ながら曇り空  (;´д`)トホホ・・・
ロビーで 星のお話をお楽しみいただきました

星空案内人のお話は
春の星座と 星の色と温度の関係



太陽活動の活発化による オーロラについて

そして 138億光年の果てまで宇宙の旅・・・

ロビーには 何と100名のお客様からお集まりいただくことが出来ました

ところで 星のお話の際には お越しいただいたお客様に
天体天文写真を1枚プレゼントしていますが

お客様は 思わず 「きれい!」

どれにしようか しばらくあれこれ迷いながら
お気に入りの一枚を選んでいらっしゃいました

やはり 最近ニュースでも取り上げられている オーロラの写真は人気なのでした

おしまいに スタパ 今後の予定です

併せて6個

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*S です

観洋の岩場で 今年も営巣を始めたカモメたち

オオセグロカモメは 環境省レッドデータブックに掲載の
準絶滅危惧種

そもそも カモメやウミネコの営巣を 間近で観られる所なんて
そうざらにありません

それが 観洋の目の前の岩場で 2組が営巣していて
いつでも観られるのですから この環境たるや  本来ならば大変驚くべきことなのです

改めて 志津川湾の自然の懐の深さを感じさせられます

観察を始めた 2020年以来 毎年営巣の続くこちらの岩場では

今年も3個

去年 初めて営巣の始まった 右手の岩場では

去年の2個を上回る 3個の卵が産まれました

併せて6個になります♪

カモメたちが営巣しているのは 志津川湾の美しい景観の片隅

果たして 彼らの眼に この景観がどのように映っているのかは
定かではありませんが 彼らも 生物多様性と絶景を誇る志津川湾の
自然の一部であることに違いはなく 営巣に相応しいとして選んだ海辺です

東北放送のニュースで知って 観に来ました(カモメを撮るTBC Gカメラマン 21日)

ヒナが孵りそうな6月12日が おばあちゃんの誕生日なんです と

カモメ営巣中のディスプレイと卵の写真を
撮って行かれるお客様もいらっしゃいました

(「俺にも温めさせろ」と かあさんカモメに迫るとうさんカモメww)

他に お風呂から 卵 観えましたよ という男性のお客様も

無事にヒナが孵ってくれれば
彼らが放つ命の輝きは きっとまたお客様に笑顔をプレゼントしてくれる筈

皆さまも 応援のほど どうぞよろしくお願いしますね♪

 

おしまいに スターパティ 今後の予定です


26日現在 31日の天気予報は 曇り時々雨・・・

気象台には申し訳ございませんが 何とか予報が外れて
☆星天☆に恵まれますように

今年も卵

「15日に 1個産まれましたよ」

ティーラウンジKさんが教えてくれたのが
5月18日のこと

覗いてみると もう卵は2個に

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

去年最初の産卵は12日で その後2日ごとに1個ずつ産んでいましたから
この日 もう 2個目が産まれていて当然のこと

その上 去年初めて巣が設けられた

右手に離れた岩場にも 卵が1個!!

とにもかくにも 今年も 観洋眼下の岩場で
オオセグロカモメの繁殖が始まりました

観洋ティーラウンジ脇の窓から見える岩場では
毎年 準絶滅危惧種のオオセグロカモメが子育てをしていますが
二か所での営巣は 去年に続いて二年目になります

去年は どちらの岩場でも
ヒナが孵ったあと アクシデントが相次ぎ
"巣立ち”まで漕ぎつけることが出来ませんでしたから
今年こそは 無事巣立ってほしい そう願っているところです

実は もう去年の10月ごろから巣作りの"場所取り”が始まっていたのですが
様子を見ていると その前の年の秋同様に
2組のツガイが 同じ岩場で仲良くしておりましたから
その行動からして どうやら
去年と同じツガイが 同じ場所で営巣を始めたようなのです

繁殖失敗のリベンジを期して!ということなのでしょうか

これは 今まで無かったケース
尚更の事 今年こそは”成功”を 祈りたいところであります

 

ところで 2個を確認した18日夕方6時前 6階ホワイエから見ていたところ
なんと 卵は3個に!!?

お客様への夕食の対応が始まる直前でしたから 撮影は出来ませんでしたが

こちらが 翌19日午前10時半から11時にかけての様子

ありますね 3個


右手に離れた岩場の もうひとつの巣の方は・・・

巣材の土手が高くて確認し辛いのですが

19日 午前11時現在 見えるのは1個  巣の縁に隠れてもう一個あるのかどうか

前の日に撮った写真には 2個あるようにも見えていて
現時点での数は定かではありません

過去2年 最初のヒナが孵ったのは
1個目が産まれて 28日後か29日後でしたから
今年は来月12日か13日にはヒナが誕生しそうです

そして巣立ちまでは さらに1カ月半ほどを要します

どうか それまで無事でありますように

みなさまも どうか応援の程 よろしくお願いいたします

 

おしまいにスターパティの日程です

8月一回目のスタパの日程が
都合により 10日から9日に 変更になっております

ご了承くださいませ

スターパーティ昼の部 夜の部

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

この12日 通算122回目のスターパーティが開かれました

太陽の活動期がピークに向かうということで
前回から始まった 太陽黒点の観望

この黒点が大きく また数が多くなると
即ち

太陽の活動が活発になっているという証し

こちら⇑ が 前回 先月28日の黒点

そして こちらが 今回5月12日の様子

より広く大きくなっているのが判りますね

午後3時に時始まった 黒点観察には
70名を超えるお客様から ご参加いただくことが出来ました

ただ 最初の1時間はよかったのですが・・・ 午後4時以降が いけませんでした

見る見る内に 雲が広がり始めたのです

雲の流れが速かったので 幾度か太陽が見えかけたのですが
黒点までは観えない状況に・・・ ウミネコも目が点にww

という訳で夜の部は「星のお話」をお楽しみいただくことになりました

何しろ 星天率75%を誇るのが当館のスタパ

悪天カバーの「星のお話」は 実に去年10月8日以来の
半年ぶりのこと

まずは 「春の夜空のご紹介」
担当は 当館 新たな星空案内人の後藤さん

おおぐま座 北斗七星の柄から
牛飼い座 主星アークトゥルス~

おとめ座の主星スピカをつなぐ 春の大曲線

更に スピカ~アークトゥルス~しし座主星デネボラを結ぶ
春の大三角など ご紹介

春の星座と星の探し方を 披露してくださいました

続いては

当館星空案内人 和田さんの「宇宙旅行」

地球を出発して 現在人類が星の存在を確認出来ている
138億光年の宇宙の果てまで 誘いました

木星の直径は 地球11個分あること

土星の環の角度について

光が1年で到達する距離”1光年”は 10兆㎞であることなど
興味深い話を織り交ぜながら 宇宙の果てまで旅し

無事 地球に帰還することが出来ました

続いては 同じく当館星空案内人 永井さん

太陽の活動と オーロラの関係など 紹介下さいました

虹は7色なのに対して オーロラは緑 赤 ピンク 紫の4色であること

しかし 平常のオーロラは 人の目には白くしか見えないこと

太陽フレアの強さが増すと
オーロラの幅が広くなることなどをお話しくださいました

今回のスタパ「星のお話」には 50名以上のお客様

太陽黒点観察と併せて 120名を超える方々から
お集まりいただくことが出来ました

皆さまには 案内人永井さん撮影のオーロラをはじめ
天体写真をプレゼント

締めくくりの じゃんけん大会では 光る星座盤とオーロラの写真を
額入りで差し上げました

次回は 31日

東の水平線上に 夏の大三角が昇り 春 夏 三角の共演です

今後の予定です

ご感想・オブ・スタパ

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

今回は
当館 南三陸ホテル観洋にお泊りの
お客様から頂きましたアンケートの中から

スターパーティに関するメッセージを 原文のままご紹介します

〈4月12日~ご滞在のお客様〉

「星空観察会 とってもとっても良かった。

楽しいお話と分かりやすいビーム、図、

〇億光年からの光と銀河系外のうずまき星団の事、

星々の美しさ、望遠鏡からのぞく未知への思い 楽しかった。」

〈4月13日ご宿泊のお客様〉

「総合的に大変満足でした。ありがとうございました。
星空イベントも良かったです。」


「天体観測がとても良かったです。」

「星空が見られ おもしろく、

丁寧な説明を頂き、あっという間でした。

また次回を楽しみにしています。
 

皆さま、ありがとうございました。」

「星空が良かった。」

〈4月20日ご宿泊のお客様〉

「スターパーティに子供2人と行きましたが、

沢山教えて頂いて大喜びでした。ありがとうございました。」

ほかにも 「天体観測が出来ると思っていなかったので嬉しかったです」

「スターパーティはとてもよかった。スタッフの一人ひとりの星空への知識と対応に

心地いいひと時を孫(15才)と過ごしました」という感想もいただいていて

押し並べて お客様それぞれにスターパーティをお楽しみいただけているようで

何よりです。

何を隠そう いえいえ何も隠すこともなく お客様方の喜びは
そのままが 星空案内人はじめ私ども観洋スタッフの喜びであり 遣り甲斐です。

それがまた スターパーティの内容の充実に繋がって、
お客様から満足して頂けるという好循環に♪

さあ皆さんも 星の綺麗な 当館 観洋屋上で 四季折々

星のソムリエのご用意さしあげる星空メニューを

どうぞご賞味あれ~!!

次は5月12日


昼の部では 活動期のピークに入ろうかという太陽の”黒点”をご覧いただき
夜は ”ISS国際宇宙ステーションの飛行”がいつも以上に長くご覧頂けそうですし
細い月の幻想的な”地球照”に加え ”春の星座”もお楽しみ頂く予定です。

ご来館 心よりお待ちしております。

6月挙式に向け・・・

どうです 幸せそうなお二人♪

今年6月に当館で挙式・披露宴を予定していらっしゃる
髙橋さんと阿部さんです

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

今月26日 ”前撮り”が行われました

結婚式を挙げる日よりも前に

ウェディングドレスや着物を着て 写真撮影を行う あれです

顔が日焼けで真っ黒の髙橋さんは 漁業が生業
日焼けは 仕事に精を出している証しでしょう

その新郎髙橋さん とにかく背が高くて 脚が超~長い!!

ご覧ください・・・な・が~い いやいや長すぎません? でもってかっこいい♪

体型と男っぷりは 俳優の中村雅俊さん張り かな?

そんな スタイルがよくて仕事も出来る高橋さんを 新婦は

とても頼もしく思っているんだなという そうした気持ちが

ひしひしと伝わって来る ”前撮り”でした

6月30日の挙式と披露宴は

Bluebirderも微力ながらお手伝いさせていただきますので

よろしくお願いいたします

🌸☆ 🌸☆ 🌸 ☆ 🌸 ☆  🌸  ☆

さてさて この28日 GWに突入!!ということで

スターパーティを 特別開催しました

お休みの親子連れも含め 1人でも多くのお客様に
愉しんで頂きたい そんな思いを込めて開かれました

まずは昼の部 午後3時から太陽黒点を観察して頂きました

実は当の太陽 今年に入って 活動が極大になりかけているのだとか

太陽活動の活発化はおよそ11年周期とされ
活動が活発になると 太陽表面に現れる太陽黒点の数が増えます

活動が活発になると 太陽フレア等の発生により
地球上には強い電磁波が及び 電波障害が発生します

が そんな懸念はともかく
お客様にとって 望遠鏡を通して太陽に黒点を見つけるというのは

とにかく 大きな驚きと感動だったようです
”スタパ昼の部” まずは70名を超えるお客様からお楽しみ頂けました

そして”夜の部”・・・

おおいぬ座の


シリウスをご覧頂いたり

EVスコープで銀河を観て頂いたり・・・・

星のソムリエの

星と星座のお話に耳を傾けてみたり

・・・と まあ

会場は その都度大盛り上がり♪!

台湾や東京からのツアーの方々を含む230名余りのお客様方が

まさに押し寄せる怒涛の如く 次から次へとお越しになり

気が付けば 昼の部を含め ご参加は 延べにして300名を超えておりました

祝 スターパーティ新記録!♪

次回は 5月12日の開催 ”太陽黒点の観望”に加え”ISS国際宇宙ステーションの飛行”

”地球照を湛えた 美しい月の観望”など 盛りだくさんの内容でお楽しみ頂く予定です

お楽しみに!!♪

スターパーティ 今後の予定です

都合により 7月の日程を一部変更いたしました

ご了承くださいませ

合衆国のデイリーニュースマガジンに掲載

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

この15日の  合衆国はウィスコンシン州


”ミルウォーキー・インデペンデント誌”の特集記事を飾ったのが

当館の 阿部憲子(あべのりこ)女将

ミルウォーキー・インディペンデント誌は ”広告なし”の日刊ニュースマガジンで
スポンサーの意向や利益に左右されること無く報道を続けています

2021年5月19日 グリディロン賞のバーチャル授賞式で

ミルウォーキー記者クラブからウィスコンシン州
ジャーナリズム優秀賞の10部門を受賞するなど

2016年以来 合計40の賞を受賞している著名なマスメディア

独自の社説では

東日本大震災による被災者や被災地を継続取材していて

今回は 当館 阿部憲子女将のインタビュー記事が掲載されました

1960年のチリ地震津波ですべてを失った創業者 阿部𣳾兒(あべたいじ)氏は

地域住民を助け 地域を守るという観点も鑑み

景観の美しい岩盤の高台にホテルを建設したこと


そうした先見の明があったからこそ 2階迄の浸水はあったものの
ティーラウンジの食器も売店の陳列棚のものも下に落ちることも無く
建物は損壊を免れ館内の人々の命を守れたこと

水も電気も使えない中での避難民600名分の炊き出しのこと


体験を語り合い共有することで理解が広がり
マインド面の復興に繋がることを見出し
語り部バスツアーを続け 語り部シンポジウムも開催していること

また 被災地の残骸が無ければ

3.11の津波の衝撃を伝えることは出来ないということなどが記され

「実際の体験を学び共有することに根差したこのアプローチは

改めてより良いコミュニティーを構築し考えるべく推し進められている」

と 結ばれています

https://www.milwaukeeindependent.com/articles/keiko-abe-continuing-family-legacy-hospitality-guide-minamisanrikus-recovery/

皆さまには 今回のこの記事をネットでご覧頂くとともに

当館にお泊りの節には

是非 語り部バスツアーで 防災・減災・備災で命を守る為のノウハウを

お持ち帰り頂けましたならば 幸いです

~~~~~☆ ~~~~~☆

さて この20日は 通算120回目のスターパーティでした

風が強いものの 朝から青空が広がり 大いに満天の星が期待されました

と ところが・・・ 午後7時の

開始時分には 空一面に雲が広がり

せめてもの 頼みの月もおぼろにかすんでしまう始末

早い時間帯にお越しいただいたお客さまには

EVスコープで撮りだめた星雲や彗星の画像をご覧いただきながら

星のソムリエのお話を聞いて頂いていました

溜息混じりのこの状況は「天気ばかりは仕方がない」そんなあきらめムードに

それが・・・! 観洋の奇跡は 再び♪

開始からおよそ1時間・・・上空の雲は徐々に薄くなり始め


ついに望遠鏡で月のクレーターの観察が可能に


さらに春の大三角(”アークトゥルス”と”スピカ”。”デネボラ”は月明りの中)


しし座・・・


ふたご座・・・


ぎょしゃ座 主星カペラ・・・


北斗七星・・・


そして ベガ・・・と 星座と星々が次々と姿を現しました

気が付けば いつしか空はスターパーティ日和に♪

前半 せっかくお越しになられたものの 観望できなかった皆さまの為に

午後8時半過ぎには 館内放送でご案内差し上げたところ

更にお客様にお集まりいただけました

天体大好き少年は 望遠鏡の接眼レンズにスマホを当てて月を撮影

綺麗に撮れて 周りからも歓声が上がり 嬉しそうに見せてくれました

「楽しかったです!」「面白かったです!」と

お客様の笑顔がうれしいこの日のスタパは

100名様を越える方々から お楽しみ頂くことが出来ました

ありがとう ございました

150名様超え

当館の第一駐車場内にある 桜の樹

今 まさに満開です 春の嵐の後開花が順調に進み
見事な咲きっぷりに♪

ゆっくりと花びらが舞い始めています

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

桜色がよく映える青空が広がったこの13日
恒例のスターパーティが開かれました

一番の目当ては この後は70年後にしか観られない”ポンス・ブルックス彗星”

前の日の同じ時間帯の”下見”でも 肉眼では確認出来ませんでしたから
頼りは フランス ユニステラ社製の”EVスコープ”

微弱な光も 受光素子にその光を蓄積し星の姿を映し出してくれます

いつもより30分繰り上げてスタートしたスタパ


待ち受けるお客様は ゆうに50名を越え 期待感は高まりました
しかし やはり肉眼では確認することができず・・・

”さらに暗くなるまでもう少しお待ちください”・・・スタッフのアナウンス

その間 お客様には 望遠鏡で月と木星をご覧いただきながら
”その時”を 待ちました

や・が・て もう彗星が山の陰に隠れかかろうかという間際

ついに EVスコープは ポンス・ブルックス彗星を画角に捉えたのでした

お客様は モニター画面に殺到!!!

何せ 次は70年後にしか観られない彗星なのですから

この機を逃すまいと 我先にと次々スマホのレンズをモニターに向け

ポンス・ブルックス彗星を写真に収めていらっしゃいました

それにしても ほぼ快晴で始まったこの日のスターパーティ

上弦の月が出ていた割には 星と星座が良く観えました こちらは ”しし座”

”春の大三角”

”北斗七星”

”オリオン座”  左におおいぬ座の”シリウス”


月の左に ”ふたご座” 右に ”ぎょしゃ座” その主星”カペラ”・・・・・


星空の美しさに気を好くされてか
はたまた 桜の季節に気持ちも軽く開放的になってか
明るく陽気な雰囲気のお客さまが多かった そんな印象です


ご自分の望遠鏡を持参で
「使い方を教えて欲しい」とおっしゃる方から始まって
「眺めていて確かに綺麗だけど もっと星のことが知りたい」と
星のソムリエさんの話を熱心に聞いてくださる方

「震災直後の復興ボランティアでしたが 町はすっかり変わりましたねぇ」と
切り出されたお客様は
いつしか星のソムリエさんと星についてのダジャレの応酬にww
すっかり打ち解けて笑顔いっぱいに♪


「楽しかったです」そうおっしゃって
お部屋に向かわれる方が大半で なによりでした

参加されたお客さまはゆうに150名を越え
きっちり数えていたら 延べ200名に達していたのかも知れない勢いでした

星のソムリエさんたちをはじめ
私どもスタッフも 陽気なお客様のお陰で
楽しい時間を過ごさせて頂くことが出来ました
ありがとうございます

次回は 4月20日


今一度ポンス・ブルックス彗星を観て頂ければと考えていましたが
スタパの開始時分にはもう 西側の山の陰になりそうなので・・・諦めました

モアイ・ミサゴ・モナカ オムニバス

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

1960年と2011年
大津波に襲われた 南三陸町

お見舞いの意味も込めてチリ政府から贈られた二体のモアイ像の間に
当館 南三陸ホテル観洋を望める小さな公園が最近出来ました

実は 二体のモアイとホテル観洋は 尊い縁(えにし)で結ばれています

観洋創業者は町内で魚の行商を生業としていましたが

1960年のチリ地震津波で一切を失いました

その後 拠点を気仙沼に移し 秋刀魚の行商・販売で成功
旅館ホテル業にも着手

大勢の集う施設は より安全な場所にしなければと
岩盤の上に 最新の耐震構造を持つ宿泊施設”観洋”を建設したのです

それが功を奏し 3.11の津波では 2階迄の浸水はありましたが
建物自体びくともせず揺れによる損壊は無し 館内のお客さまも従業員スタッフも
誰一人として犠牲になることも怪我をすることも無かったばかりか
二次避難所としても機能しました

モアイ像の モアイとは「未来に生きる」という意味
1960年の教訓を未来に生かし
2011年にはお客様や町民の命を守ることの出来た観洋では
新たな教訓を生かすべく 毎朝 語り部バスを運行中

モアイの眼差しは 「未来に生かす命」をジッと見つめてくれています

 

さて そんな二体のモアイ像の右手は 八幡川の河口で
先週ご紹介した鷲鷹の仲間 ミサゴの狩場になっています

上空でホバリングして 川の中の魚に狙いを定め

ドボンと飛び込んで捕まえます

前回のブログでは 鷲鷹の風格が無いとか
まさにミサゴの”沽券に関わる”失礼な記述をしてしまいましたが

どうしてどうして 獲物を狙う姿は素晴らしく かっこいい♪ イケてる! やはり猛禽

猛禽類独特の鋭利な雰囲気は 鋭い矢のイメージがあります

白黒(白濃茶)鮮やかなコントラストの翼 しなやかなそのシルエットからは
科学忍者隊ガッチャマン ”大鷲の健”を連想させられてしまいました

えっ?ガッチャマン?大鷲の・・? 知らない? 古い?
これはまた失礼いたしましたww  ただ 去年は実写版が公開されてましたから
多少うなずいて頂ける方もいらっしゃるはず

それはまあさて置くとして こちらのミサゴの場合
狩りの最中は 下から見上げるBluebirderをあまり煙たがりませんでしたから
ここは希少な野鳥ミサゴを比較的近くで観られる 貴重なスポットかも

観洋から車で数分 国道45号を挟んでさんさん商店街の反対側

興味がおありの方 観に行ってみてください  空が青く晴れた日が狙い目です

 

さてさて 気仙沼には当館観洋の姉妹館が2店舗

気仙沼港をミサゴよろしく見下ろす高台に

サンマリン気仙沼ホテル観洋と

気仙沼プラザホテルがあります


お泊り あるいはドライブで気仙沼まで足を延ばされましたなら
喫茶コーナーでコーヒーブレイクはいかがでしょう


眼下に 気仙沼港を望む高台

ここは サンマリン気仙沼ホテル観洋の喫茶コーナー”Sun&Sun”・・・


只今 ”生どら焼き&珈琲セット”を提供中です

どら生地には珈琲風味のクリームが挟んであります

小豆餡が好きなBluebirderではありますが
フワフワなやさしい生地に挟まれた

甘さ控えめの珈琲クリームと香り高い珈琲の香りが イイ~♪のです

港町 海辺の雰囲気とも相まって ホッとする安らぎのひと時をいただきました

東北各地に展開する老舗菓子メーカー「ラグノオ」とのコラボ商品

気仙沼へお出かけの折には 是非 ご賞味あれ~!!

 

さあ 次のスターパーティは 今月13日


観えるか ポンス・ブルックス彗星
月明りが気になるところですが 期待しましょう

スタパ 今後の予定です

ミサゴ

今日から 4月 卯の花月

南からは桜便りも届き いよいよ 春到来♪

明るい日差しの中 小鳥たちも快活に動き始めています

 

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

 

ミサゴ( ^ω^)・・・

女性の名前ではありません

ミサコさんの 訛った発音でもありません

”ミサゴ”というちょっと珍しい野鳥がいて 志津川湾上空を飛び回っているのです

多分 気が付いていない人の方が多いと思います

飛んでいる姿はトビにも見えて 一見地味な存在

近年その数を減らしていて ”準絶滅危惧種”に指定されています

かねてから 冬場にご紹介してる 志津川湾のコクガンは

絶滅危惧種であることは 既にご案内の通り

一方 毎年 春から夏に向けて

当館眼下の岩場で産卵し子育てをするオオセグロカモメが
昨年 準絶滅危惧種に指定されたことも ご紹介しておりましたが
ミサゴも 同類なのです

こちらは数年前に町内歌津の”うたちゃん橋”近くでたまたま撮れた
ホバリング中の写真

留鳥として全国に分布していて 西日本では冬場に見られ
北海道では夏鳥なのですが 最近その数が減っていて準絶滅危惧種に

この”ミサゴ”がまた警戒心の強い鳥で
上空を旋回していても
下に人影を見つけると その場から徐々に離れ 旋回場所を変えてしまいますから
なかなかその姿を撮らせてくれません

鷲鷹の仲間で 空中をホバリングして 獲物の魚を見つけると

カワセミよろしく ドボンと水に飛び込んで捕えます

こちらは 日本海側某県の森の中 沼地で狩りをしていたミサゴです

ここは沼のほとりに立木があって 魚を探すのにホバリングする必要がないようです

だだ 魚を探しながら ヒョコヒョコと上下左右に首を振る様子は

威厳ある風貌の鷲鷹の仲間とは思えない そんな印象があります
上の写真はオオタカですが 雰囲気 随分違いませんか?少しおっとりした感じ

翼を広げると1.8mと成りは大きいものの

首をヒョコヒョコさせる仕草は ちっちゃなかわいい”カワセミ”によく似ています


そんなミサゴですが
町内では こうして樹にとまっている様子は なかなかお目にかかれません


4月2日午後 町内八幡川で狩りをしていたのを見つけました
(上手く撮れてませんけどww)


英名オスプレイ 大きな魚の頭を進行方向に向けて抱えて飛ぶ姿がまた豪快で
思わず唸ってしまいますが
皆さんも 南三陸町へお越しの際は 空を見上げて
希少な野鳥”ミサゴ”を 探してみてください

トビっぽいけど トビより両翼が長いのが ”ミサゴ”

見つけたら 「おっ ミサゴ!」と叫んでみてください

きっと勘違いされます 馴染みの女性に声をかけてるってww

それはまぁ下手な冗談として
”ミサゴ”もまた 志津川湾の生物多様性を象徴する存在です

ぜひ 見つけてみてください!! 南三陸町の自然は 深い