温帯低気圧がもたらしたもの

 

6日ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

訳あって更新が一日早くなりました。正確には9時間。

 

台風崩れの温帯低気圧は

南三陸町に ひとつの好条件とひとつの不都合を もたらしました。

あくまで、10時便の語り部バスのご案内をしていて

気付いたことでしかありませんが・・・。

 

町の黒崎海岸には サーフポイントがあるということは知っていました。

外海が 時化ていればいるほど、

サーフィンに最適な波が来るのだということも。

しかし、実際に波乗りをしている光景は全く見たことがありませんでした。

それがこの25日と26日、まさにその好い波をもたらしたのが

台風12号とそれが崩れた低気圧でした。

志津川湾を望む国道45号黒崎海岸沿いに停まる

10台以上の車に気が付いたのは、午前10時過ぎ。

語り部ガイドを終えて出かけたのが正午過ぎでしたから、

停まっている車の数はすでにまばら。

防潮堤沿いを歩いてくる壮年サーファーお二人にお尋ねしたところ、

『仙台から来た。海が荒れて仙台は全くダメだったので、

小泉海岸に行ったが、やはり荒れてダメ。

以前から知っていた「黒崎スポット」に来てみたら、

好い波だった』というのです。

この日、早い人はなんと朝5時にやって来て

楽しんでいたというのですから驚きです。

聞けば、サーファーは「気象予報士並みに」

お天気にも詳しいのだとか。

でないと、いいポイントを見つけて「いい波」は掴めないから。

 

暫く、波乗りの様子を眺めていましたが、

初めて南三陸町で観るサーフィンに いかばかりか心高鳴りました。

印象は、「ビューティフル!」「美しい!」の一言。

美形の女性ではなし・・・

なぜ、美しく感じるのだろう??? と  ふと考えました・・・。

 

Bluebirderが行き着いた答えは、『バランス』。

目まぐるしく変化する荒波の上で

不安定なボードを繊細かつ大胆に操りながら

バランスを取って乗り込む姿、それが美しい♪

「美しさは、バランスにも 起因するもの」

ということに 改めて気付かされた次第。

ダビデ像のように均整の取れた体、

化粧も整ったお顔も「美しい」って感じますし、

豊かな自然景観や 自動車など様々な物の形も

美しいと感じるその秘密は きっとバランス、均衡にある。

 

写真で波乗りをご紹介している こちらの成年&青年サーファー。

お二人は やはり仙台からお越しでした。

さわやかな笑顔が 愉しさを物語っていますネ。

 

「いい波でした。何本か乗れて よかったです」

そうおっしゃっていました。

成年サーファーさん↓ は、10年ぶりの黒崎スポット。

10年と言えば、震災直前のことですね。

南三陸町の新しい一面を見つけられて、ちょっと嬉しい日でした。

 

ただ、この日 語り部バスでご案内した震災遺構 「高野会館」が、

泥池のような水たまりに囲まれていたことには

閉口しました。

入口はこの通り。

写真左側にあるタイル張りの花壇からお客様の手を引いて

やっとのことでご案内してきました。

回りに国道など構造物が出来て、水がはけない状況で

こうしてポンプを使って排水するしかありません。

これも、やはり低気圧がもたらしたもの。

 

それにしても、これでは

とても大津波による未曾有の被害から

復興を遂げようとしている町とは思えません。

 

何より、町に興味を持ってお越しになるお客様を

ご案内する場なのですから。

 

美しい景観を持つ 志津川湾、

それは 自然のバランスが取れ 保たれている表れ。

南三陸町の復興の現状には

残念ながら まだ「美しさ」が感じられないのです。

サーファーの波乗り並みに、

南三陸町が

均衡の取れた復興で 美しい街になることを期待します。

晴天

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

久しぶりだなぁ~と 思った 晴天は、この19日のこと。

よく晴れた空の下、志津川湾に浮く生け簀には 船が横付けされ

ギンザケの養殖の準備が 進められていたようです。

向こうに見えるのは 椿島。

 

この日は、各種イベント会場の入場制限が大幅に緩和された日でしたね。

連休初日でもあり、観洋は 大勢のお客様で 賑わいました。

コロナ対策の徹底もあって

対応にせわしなくなるのは ちょっと骨が折れますが、

賑わいが活気を呼び

お客様の笑顔を拝見出来るのは 何よりの喜びです。

 

正面玄関でのお出迎えを終え ホッと窓の外に目をやると ご覧の光景♪

朝、陽が昇り 紅く輝く水平線は

西に傾いた夕陽色に染まっていました。

群青とのコントラストが鮮やか♪ 心和ませてくれます。

 

ふと気が付けば 雲には秋の気配も。

晴れた日の夕暮れ時もまた美しい 志津川湾。

観洋にお泊りの際には、露天風呂からはもちろん、

是非 屋上に上がって 海の絶景をお楽しみください。

きっと 心 癒され、佳い想い出になることでしょう。

~~~~~~~

さて、ことしの「カモメ兄妹」の成長の記録を

当館ロビー階、5階ティーラウンジ脇に 展示しました。

仲良しカモメ夫婦の子育てを 折々の写真で綴ってあります。

お泊り、立ち寄りの際には ぜひ ご一覧ください。

 

もう、観洋眼下の岩場からヒナたちは巣立ってしまい

親鳥の姿もありませんから、

観察コーナーは さながら『花びらの散った後の桜』状態ですが、

眺めていると、どうやら 他のカモメが

来年の「営巣予約」を獲得すべく、早々と岩場に陣取り始めています。

まだ、頭の辺りに 灰色の斑点がわずかに残る若い個体で、

来年の繁殖が楽しみです。

~~~~~~~~

20日朝、チェックアウトの正面玄関前には

宮城県観光PRキャラクター「むすび丸」が登場。

観洋スタッフと一緒にお客様をお見送りしてくれました。

名古屋からお越しの親子も一緒に記念撮影~♪

 

そして・・・むすび丸 コロナ禍を一刀両断~!!! とばかりに

滅多に抜かない刀を振りかざしてくれました。

ありがとうございます。

台風

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

9月4・5日の南三陸の蒸し暑さといったら・・・

 

台風9号が南からもたした温かく湿った空気は

さながら熱帯雨林気候的暑さに。

昔、夏に仕事で訪れた雨のシンガポールが

こんな暑さだったのを ふと思い出しました。

9号は 日本列島の西側を北上。

台風は低気圧ですから風は反時計回りで吹きます。

その風が、南の暑く湿った空気を巻き込んで

日本列島の残暑を蒸し暑くしている。

 

温帯低気圧となった9号に続いて、今度は10号。

これまた9号同様 列島の西側を直線的に北上する予想。

ということは、南から蒸し暑い風が再び・・・。

 

この5日朝には、9号の影響で

南三陸町では 車のワイパーが効かない

傘も役に立たないほどの激しい雨が降り、

国道398号は一時冠水する箇所が発生しました。

こちら ↓ は翌6日の様子。

国道沿いのドラッグストア駐車場は 前の日 川から流れ込んだ濁流により

泥で汚れて 土色になっていました。

 

観洋が維持管理している震災遺構 高野会館の周囲も このあり様・・・

(☆「高野会館」は国土交通省東北地方整備局

震災伝承ネットワーク協議会登録の「震災伝承施設」です)

丸一日経っても水が溢れていて、

これでは 語り部バスでお客様をご案内するのも 容易ではありません。

 

6日19時現在、10号の中心気圧は945hPa。

920hPaからは多少勢力は弱まりましたが

依然として大型で「非常に強い」勢力を保ちながら北上しています。

北陸や新潟では、再び暴風とフェーン現象が懸念されていて、

全国的にも残暑と呼ぶには厳し過ぎる暑さは まだ続きそう。

もちろん、東北地方でも風と大雨に警戒が必要です。

 

さて、今年 観洋眼下の岩場で孵ったカモメ兄妹ですが、妹のみなみは、未だ この場を離れられない様子です。こちらは、今月3日父親から餌を貰おうと巣のあった岩場にやってきた みなみ。
それでも前回ブログを更新した月曜の夕刻には、観洋6階の窓をかすめるように親鳥の後について兄のりくと一緒に飛んでいくみなみを目撃。

風の強かった4日には東館の屋上に居て、おもむろにフワリと舞い上がると、風に乗って悠々と旋回「こんなに成長したよ」とばかりに空の高みにのぼっていく姿を観ることが出来ました。兄のりく同様、飛翔能力はしっかり身に付けたみなみですが、いかんせん 餌を上手く獲れず、いまだに親に餌をねだっています。

こちら ⇒ は 困り顔のお父さん。

なんとか、自分で餌を獲る努力はしているようですから、今しばらく、温かく見守ることにいたします。

巣立ちって・・・

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

観洋眼下で孵った2羽のカモメの兄妹、りく と みなみが

いまだに 巣のある岩場近辺から離れられずに居るものですから

改めて 野鳥の「巣立ち」の定義を調べてみました。「巣立ち」とは

「ヒナが自分の力だけで生きていく訓練を受けるために

『巣をはなれる』こと」と あります。

つまり、りくもみなみも もう巣立ちは 済ませているということ。

 

ただ 彼らの場合、巣を離れたあとも

巣に戻って休んでいましたから、

いつの時点が「巣立ち」だったのかは

どこかぼんやりとしていて、

敢えて言えば、泳ぎ始めた頃 ということでしょうか。

それならば、何とか「孵化から45日前後で巣立ち」

という定説には 当てはまります。

 

去年のヒナたちは 44日目にして

巣のある岩場を飛び立っていましたから、

今年の兄妹は「おくて」ということになりそうです。

上の写真は、みなみ が親鳥に餌をねだっているところ。

左上のりくは余裕ですが、みなみは まだ 親離れ出来ていません。

 

きっとそのせいもあるのでしょう、

彼らが まだこうして 営巣場近辺に居るのは。

ここはもうすっかり 彼らのマイホームと化しています。

 

お陰様で、観洋5階ティーラウンジ脇は

今でもカモメ親子を観るお客様で 賑わいが出来ています。

こちらは 栃木からご来館の三兄妹♪

決めポーズ! ありがとうございま~す!!

 

カモメ兄妹の方はと言いますと・・・

最近、日中は5階レストランから見下ろせる岩場辺りで

羽根を休めたり、泳いでいたりしていることがあります。

みなみも 餌を求めて 泳ぐのですが・・・、

ついばむものと言えば見当違いの ちぎれたビニール片だったり、ゴミだったり・・・。

未だに 独りで餌が上手く獲れていない様子。

 

それでも 微笑ましいのは、

とうに独りで餌を獲れるようになっている りくが

そんな みなみに ちゃ~んと寄り添っていてくれていること。

優しいんだなぁ~

兄と妹の特徴は ちょうど 両親の特性に重なります。

情に厚くて餌を獲るのが上手い 父カモメ、

そして 大人しくて餌を獲るのがちょっと苦手な 母カモメ。

りく と みなみは、そんな両親の形質を

そのまま受け継いでいるのかも知れません。

がんばれ!! みなみ~♪

がんばれ! みなみ

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

暦の上では 秋の始まり。

まだまだ残暑は厳しいものの

少しだけ 朝の空気が変わったような気がします。

 

さてさて、観洋眼下のカモメ親子の様子を追い続けて

早3カ月になろうとしています。

孵化してからはおよそ2カ月・・・

孵化後45日ほどで巣立つというのは

今年のヒナに関しては当てはまらなかったようです。

 

去年のヒナは、44日で巣立ちしていたのに対し、

今年のヒナは 現に、まだ 巣のある岩場に戻ってきて居るのですから。

14日の夕方5時半過ぎ ↑ 。

写真は撮れていませんが、15日の午後5時半ごろにも、

りくとみなみは 確かに巣のある岩場に居ました。

 

陽の高い内は、兄のりく ↓ は

どうやら遠くへ出かけて 餌が獲れている様子なのですが、

妹のみなみ ↓ はと言えば、巣の近辺に居るばかりで

どうも上手く餌を獲れないでいるようなのです。

行動範囲は、巣のある岩からせいぜい半径100m以内、といったところ・・・

 

こちらは、14日に目撃した みなみの姿。

巣のある岩場に近い岩に ポツンと一羽で居たみなみは、

頭上をよぎる親鳥に促されるように飛び立ち、

といっても低空飛行ですが、営巣岩場の隣の岩へ・・・。

再び 舞い上がったと思ったら

そのまま海に着水・・・。

今度は 泳ぎ始めました。

目当ては 親鳥からの餌なのですが もらうことも出来ず

仕方なく 泳ぎながら餌を漁るものの

ついばむのは 食べられない草だったりごみの類いだったり

どうも うまく餌に有り付けてはいないようなのです。

親鳥は 観洋のベランダから そんなみなみを優しく見守っています。

 

次の写真は この16日の様子ですが、

すっかりお腹を空かせた みなみが「ビーピー」鳴いて 餌をねだると 

親鳥は半ば「渋々」ほんの「少し」だけ 餌をくれます。

あくまでもほんの少しだけ。

 

とにかくは 自分で餌を獲るように仕向けているのが 親鳥。

それでも、自ら 遠くへとは飛びたがらないのが み・な・み。

少ない餌に元気も出ませんから、勢い みなみとしては

飛ぶ元気も出ない様子。

結局 みなみは お腹を空かせたまま、巣のある岩場で

早々に休んでしまうことが多いようです。

兄のりくも 気遣ってか 同じ岩に帰って来てみなみに寄り添います。

おそらく、みなみが 餌を獲れるようになれば、

親鳥も安心して 一家で

この場を後にすることが出来るのだと思うのですが、

このままでは多分無理・・・

それとも、今回の親子は、

このままこの場に「居つく」ことになるのでしょうか。

どうなることやら・・・

 

それでも とにかくがんばれ みなみ。

 

一日も早く 独りで餌が獲れるようになりますように。

巣立ちは未だ

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

観洋眼下の岩場で営巣していたカモメ親子。

もう、ヒナたちは巣立ちしてしまったのでしょうねぇ・・・

と、お思いでしょ?

 

ところが、この通り!!

彼らが生まれ育った巣の上!!   8月9日午後1時ごろの様子です。

左が りく 右が みなみ。

午前中 雨が降ってました。

 

ヒナたちは 卵から孵って45日という巣立ち予想日を超えて

もう55日を経過しているのですが、未だに 親離れできていないのです。

先月末 ↑ に 海に泳ぎ出した りくとみなみは、

今月2日 ↑ に初飛行。

5日 ↓ には、

養殖用の浮きに付いた海藻を食べ始めていたので、

もう 間もなく

カモメ親子とは 会えなくなるのだとばかり思っていました。

 

ところが、しばらく様子を観ていると

兄のりくは 積極的に遠くへ飛んで行って

餌を探して食べているようなのですが、

妹のみなみの方が どうも「遠く」へ出かけて餌を探すことに消極的。

当然お腹を空かせて、親鳥から餌をもらっています。

 

ただ、親鳥は 「わが子」が

独りで餌を獲るように仕向けていますから

くれるのは ほんのわずか。

 

当のみなみは 大して食べていないので 元気が出ない。

元気が出なければ、遠くへ飛んでいく気力もわかない。

そんな悪循環に 陥っているようにも見えます。

 

実は 8日土曜日にも、りくとみなみは

揃って自分たちの生まれ育った巣の上に居ました。

雨が降っていたので、思うように餌を獲れなったのか

二羽とも 親に餌をねだっていました。

しかし や・は・り 親鳥がくれるのは ほんのわずか。

しびれを切らしたように りくとみなみは、相前後して岩を飛び立ち、

少し離れた海上の浮きに付着した海藻をとって食べていました。

ヒナたちのこの行動は

「独り立ち」に向けた 親鳥の思惑通りといったところでしょうか。

 

ということで、りくとみなみの巣立ちは 「未だ」のようなのです。

写真右のみなみも、幾分高く飛べるようになってきたので、

あとは、りくとみなみそれぞれが

独りで生きていくために 餌を獲れるようなれば、

もう 今年繁殖したカモメ親子が

この場から いつ居なくなっても おかしくありません。

 

寂しくは なってしまいますが・・・

初泳ぎ初飛行

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

先週金曜日の午後、

観洋眼下のカモメのヒナ

もう 兄のりくは 志津川湾の海原に泳ぎ出していました。

巣のある岩場に残された 妹みなみは おずおずと。

 

ただ、海上のりくが気になって仕方がない様子。

じりじりと 波打ち際に近付いたものの

しばらくためらっていたようですが

思い切って海に飛び込んだあとは 兄 りくと合流。

穏やかな海原を 兄妹揃って 気持ちよさそうに 泳ぎながら

あれやこれやと ついばんでいました。

みなみ これが「初泳ぎ」です。

恐らく りくも この日が「初泳ぎ」の日だったと思われます。

 

そして ティーラウンジのKさんから

「午前中 もうヒナが飛んでいた」と聞いていた 8月2日 日曜日の午後。

おもむろに りくが何か思い立ったように岩の上を

ひょいひょいと飛びながら 波打ち際へ・・・ 次の瞬間!

・・・りくの体は フワリと宙へ・・・

力強く羽ばたいて 飛び立ったではありませんか。

驚きました、思わず 小躍りするくらい♪

水面上を低く飛んで着水した りく。

海上では、思いっきり 水浴びをしていました。

午前中も 飛んだり泳いだりしていたということですから、

この日 二度目のフライトだったと思われます。

8月2日は りくの「初飛行」日となりました。

岩の上にとり残された みなみ。

カメラを向けている間は、飛び立つことはありませんでした。

 

が、午後5時半ごろ 岩の上に親鳥もヒナたちも居なくなっていました。

辺りを見回しましたが、二羽の姿は海上にも見当たらず

「え~っ?いきなり巣立ちぃ~?」と愕然 !   「一体どこへ?」・・・

な~に、そんな心配をよそに

6時前には 岩の上に戻っていた りくとみなみ

ややあって 父親が戻ってきて りくとみなみに餌を与えていました。

孵化から48日目。

巣のある岩場は まだ カモメ親子の活動拠点になっているようです。

 

おんなじ!

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirdre*Sです。

 

「チェックアウトの後 引き寄せられるように窓辺に来てみたら

子どもたちと同じ名前!! 驚きました」

この24日、こちらのご一家に

「ヒナ 見えましたか?」と尋ねたところ、Bluebirderも驚きの返答でした

観洋エントランスから続く5階ティーラウンジの窓から

眼下に視線を向けている親子連れは、

仙台市の秋保からお越しの武田さんご一家。

お姉ちゃんが みなみちゃん!! 弟さんが 怜久(りく)くん!!

お客様の投票で決まったヒナの名前とおんなじ!

奇遇じゃあ ありませんかぁ。

武田さん親子は 観洋には初めてお泊りで、

「景色に料理、温泉もよかったので、

今度はおじいさんおばあさんと一緒に来ます」とのこと。

何とも嬉しいじゃあ ありませんかぁ。

ありがとうこざいます。お待ちしてますね!

 

そして、翌25日。ミラクルは 再び!

 

「下の岩場に、カモメのヒナが2羽居て

お客さまの投票で りくとみなみって

名前が決まったのですよ」とお伝えすると、

この子も「りく」って言うんです。「えっ??!!!」

伺いましたら、こちらの男の子も 理久と書いて「りく」くんだそうです。

登米市の鈴木さんご一家に 更にお話を伺うと、

あかあさんは みなみちゃんにニアピン!!の「美奈さん」!

またまたビックリ!!! 奇遇です。

 

「同じ名前なんですネ」と お話しした時の、りくくんやみなみちゃん、

そしてご家族の和気あいあいとした笑顔が とにかく印象的で

それはもう嬉し~い♪出来事でした。

さて、当の カモメのヒナたちですが、

眼下の岩場で相変わらず よく食べ よく寝ています。

右がおとうさんで 左が妹の「みなみ」。

お兄ちゃんの「りく」は と言えば・・・

左端の岩の陰で ぐっすり眠っていて姿が見えません。

 

こんな風に、みなみが動き回っている時には りくが眠っていて

逆に りくが動き回っている時には

みなみがじっとうずくまっていることが多い。

その上、親鳥たちも2羽が揃ってりくとみなみに寄り添わないもので

なかなか「家族写真」を撮らせてくれないのが 今年のカモメ一家です。

それはまぁさておていも 眼を見張るのがヒナの成長ぶり♪

みなみの羽ばたきを観ていると、もうフワリと体が宙に浮きますし

りくはと言えば、岩場の縁で

今にももう水面に泳ぎ出しそうな雰囲気を漂わせています。

泳ぎ出せば 巣立ちももうすぐ!

 

巣立ちの予想日まで、あと1週間を切りました。

 

 

 

 

 

ヒナの名は?

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

ホテル観洋 夜のティーラウンジ・・・

ご覧のように 投票箱を置いて

一週間 カモメのヒナの名前を募集しました

そんなことなど 全く知らない

観洋眼下の 岩場のカモメ親子

夜はこんな様子・・・

親鳥が寄り添って 巣の上で眠るヒナを しっかり守っています

 

そんな親鳥たちに断りも無しに(笑)

投票箱を置いたのが今月13日 月曜日のこと

応募総数は 56通

お兄ちゃん  には

観一郎 観太 サンちゃん リク ももた さぶろう うずら

カモちゃん  ビーヤ ももお 海 波翔(みなと) たんじろう

たい ヒナオ けんちゃん  ワトソン君 悠雅(ゆうが) 翔くん

英雄(ひでお) チャムスケ かもにい   うみにい(海兄) うみ郎

ニイちゃん かんくん りょうのすけ 希望くん   SPEED

クン 鴎海(うかい) ラガー など

  には

洋子 リクちゃん ミナミ さくらこ もずく モメちゃん

プーナ   海羽(みう) ねづこ ひより ヒナコ ちよちゃん

たまちゃん   茉悠(まゆ) 奏(かなで)ちゃん なつき 未来(みき)

チャムコ かも子 うみこ(海子)  ふわ子 くうちゃん

さんちゃん メイちゃん ようちゃん しろ 夢ちゃん

CATCHER LADY モヒ 海花(うみか) 未来(みらい) などの

名前を考えて頂きました

 

中でも一番多かったのは

お兄ちゃんが りく 4票  妹は みなみ 4票 でしたので

2羽のヒナの名前は『りく』『みなみ』に 決定いたしました

 

名付け親は それぞれ 4名のお客様ということになりますが、

ズバリ 兄に「りく」 妹に「みなみ」と命名下さったのが

仙台市太白区の 戸田 優子さん

栃木県足利市の 上田 隼平さんの お2人でした

お二人には 観洋オリジナル商品をプレゼントさせて頂きます

カモメ夫婦も お父さんが雄叫びを挙げながら感謝し 喜んでおります♪

投票頂いたみなさま ご協力頂き 本当にありがとうございました

 

さて その 「りく」と 「みなみ」は 孵化後5週間が経過

巣立ちまで あと10日前後と 迫りました

 

それにしても  大きくなったヒナたち

特に りく

体の大きさがお父さんに迫る勢いで成長してきています

 

りくみなみ 二羽のヒナは「寝る子は育つ」をそのままに

普段から それはそれは よく食べ よく眠っています

羽毛がだんだん抜けて 翼にはしっかり羽根が生え揃ってきました

ご覧のように みなみの翼も いよいよ立派に! さながら「天使の羽」!

カッコいい~  でしょ?

そんな みなみの羽ばたきは 一瞬 身体が宙に浮いてしまう勢い!!

足が岩から 離れているがわかりますよね♪

そろそろ 親鳥は りくみなみ

泳ぎを教える頃ですが 果たして・・・・・

泳ぎ出したら 巣立ちも 間もなくです

~~~~~~~   ~~~~~~~

PS.   他に 兄に「りく」と命名された方々

大崎市の 青沼 夏海さん

名取市の 阿部 啓子さん

妹に「みなみ」と命名された方々

仙台市太白区の 宍戸 悠汰朗くん

東京世田谷区の 酒井 信治さん でした

ありがとうございました!

~~~~~~~   ~~~~~~~

 

君の名は?

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

この9日観洋黒崎寮から観洋に向かう道すがら、

国道45号沿いの歩道に ちっちゃな生き物を発見!


か、カニ?

それも「サワガニ」ではありませんかぁ。

ネットで写真と見合わせて確認しましたので

彼?の名は「サワガニ」で間違いないと思われます(笑)。

 

右手には 杉林と急斜面の岩場を隔てて 磯が50mほどに迫っている所。

近くに川は流れていない筈なのですが

天敵に無防備なこの場所に 一体何をしに来たのやら・・・

・・・梅雨空に サワガニ 歩道で横歩き 人の気配に怯えながらも

 

一方、Bluebirderの手のひらに乗っている小鳥、 君の名は?

この7日のこと、観洋の正面玄関扉前に

うずくまっているところを従業員が見つけ

通報を受けて救護に駆け付けた次第。

 

どうやら、この「君」は 玄関の大きなガラス窓に衝突して

脳震とうを起こしていたようです。

眼がクリっとして かわいいでしょ? クチバシに黄色が残ってる。

まだ 幼鳥で 巣立って間もない様子でしたが、

観洋の保育施設マリンパルで暫く子どもたちや先生方と見守っていた所

「はっ」としたように正気を取り戻して 飛び立っていきました。

果たして この小鳥は何だったのか

「君の名は・・・?」と 図鑑とにらめっこ・・・。

 

初め、胸に黒いネクタイが見当たらないので

コガラ?それともヒガラ?と 判別出来なかったのですが、

背中に緑色の部分があり

うっすらとですが胸にネクタイが確認出来たので シジュウカラと判明。

マリンパルでは、今年 園庭の樹に巣箱を掛け

早々とシジュウカラが孵って巣立って行ったそうな。

その一羽だったとしたら、事情はどうあれ

愛くるしい姿を見せて 巣箱をかけてくれた先生や園児たちに

恩返ししてくれた形になったのは、 きっとご縁ですね。

 

さてさて、変わってこちらは観洋眼下のカモメの親子。

ヒナたちに「名前」はまだありませんが、いよいよ 大きくなって

翼を広げると 羽根が生え揃ってきているのがわかります ↓ 。

お父さんも とても満足そう♪ に眺めています。

二羽のヒナは とにかくよく食べよく眠る、を毎日繰り返していて

寝る子は育つ、をそのまま地でいっています。

ご来館のお客さまにも温かく見守られ、

巣立ちまでは、あと 18日前後となりました。

 

見守って下さっている皆さまに、カモメ夫婦から感謝の気持が届いています!!

手前が おとうさんで 奥がおかあさん。 ・・・以心伝心にて・・・。