一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです
早いもので 2月も今日で終わり
日中はもう十分 光に春が感じられる今日このごろ・・・
星空も "春仕様"に変わりつつあります
そんな星空に コンデジを向けてみました
露光15秒・・・
27日深夜の天頂付近には・・・
みなさまよくご存知 "北斗七星"が浮かび上がりました♪
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北斗七星は
おおぐま座の腰から尻尾を構成する
7つの明るい恒星で象られていて
北斗 北斗星 七つの星
七曜の星とも呼ばれています
柄杓の形をしているので
それを意味する「斗」の名が付けられています
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柄杓の柄の手元2番目の星"ミザール"が 二重星だということが
この写真でもわかりますね
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数多の星々の中にあって
北斗七星は
3等星であるδ(デルタ)星(柄杓の柄の付根)を除いて
6つの星は全て2等星ですから
春の星空で目立っていて
世界各地に様々な神話が伝わります
ギリシャ神話によれば
おおぐま座は 月の女神アルテミスの侍女
"カリストー"
快活でその名の通り"最高に美しい"娘で
従者として処女を誓い 男性には強い警戒心を持っていました
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こちらはフランソワ・ブーシェ作
"アルテミスに変身してカリストーに近づくゼウス"
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その美しさ故 ゼウスに見初められ
力づくの愛により嘆きつつも身ごもってしまったカリストーは
息子"アルカス"を産みますが
非情までに潔癖な処女神"アルテミス"の怒りを買い
呪いで 醜いクマに姿を変えられてしまいます
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時は流れ 成長した"アルカス"は 立派な狩人に
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森の奥にひっそり棲んでいたクマの"カリストー"でしたが
彼を見て自分の息子と気付き
あまりの嬉しさに茂みから出て
彼の前に姿を現し
歩み寄ってしまいます
しかし
それが母親であることなど知る由もない"アルカス"は
弓をつがえて 近づいて来るクマの心臓に狙いを定めた・・・
これを見たゼウスは "カリストー"と"アルカス"を憐れみ
二人を一緒に天に引き上げ
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母"カリストー"をおおぐま座に
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息子"アルカス"をこぐま座にして
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天上の星々にしたと伝えられています
おおぐま座は 春の星座
そんなもの悲しい神話を知り
改めてしみじみと見入ってしまう 南三陸町の星空です
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ただ 悲しげな神話とは裏腹に 北斗七星と北極星は
私たちの願いを叶え 護ってくれる星々なのだとか
クマの親子 カリストーとアルカスは 私たちにとって
幸せのシンボルでもあるようです
星に願いを! カリストーとアルカスに幸せを!!
~~~~~~~
さて 視線を夜空から日中の海に移して
"いつもの港"のコクガンたち 26日には岸辺で5羽を見かけました
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食べていたのは アオサかな?
湾内で越冬している400羽以上のコクガンたち
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"旅立ち"の春に向けてでしょうか
全体的に湾内の"居場所"を徐々に変えている様子で
"賑わい"が無くなった"いつもの港"は やはりちょいと寂しい
一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです
皆さんは 普段
星空を見上げることはありますか?
今はちょうど 冬の星座から春の星座に移り変わりつつある時期
オリオン座と冬の大三角形は
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天頂付近から西の空へと移動中
午後9時半ともなると
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東の水平線からは もう春の大三角形が昇り始めています
観洋では そんな美しい星空をお客様からご覧頂き
親しんで頂こうと
屋上を会場に 月1回 スターパーティを開いています
実は 観洋は
るるぶトラベル様から
「美しい星空が見えるおすすめ宿10選」に選ばれているのです
リンクはこちら!
https://www.rurubu.travel/theme/astronomical/?cid=1839115
~青い海と太陽がつくり出す自然美 潮騒や潮風も心地いい
志津川湾との一体感をテーマとした開放感あふれる館内と
海の幸が自慢のホテルです
夜空の明るさ調査で環境省のお墨付きを得た星空観察に適した場所です~
との評価を頂戴しています あな嬉し♪ ありがとうございます!
そんな恵まれた自然環境の中 最初のスタパが開かれたのが
2017年1月22日のこと
そして この4月には50回目を迎えます
ん? 回数が合わない?
ええ それもそのはず 2017年1月に1回目を開いた後は
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暫く 大体2か月に1回の開催でしたからね
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それから 今年で5年目になります
驚くべきは スターパーティの晴天率!!!
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今年1月22日の開催に至っては
午後6時まで空は雲に覆われて雪が降り
星は全く見えませんでしたが
7時になるとまるで嘘のように雲は晴れ 満天の星空に♪
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これまで48回を数えますが その7割近くが星空となり
奇跡に近い晴天率を誇る天文イベントです
これまでに日食や月食 流星群と惑星の観測などを行い
毎回平均して3~40名のお客様に参加して頂き
多いときには100名を超えました
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4月6日のスターパーティのテーマは
"東に春の大三角形 西に冬の大三角形"
"三日月くっきりクレーター"です
4月のスタパでは 50回という節目を記念して
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先着上位の皆さまに ご家族あるいはカップル毎に
蛍光星座盤をプレゼントいたします
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振るって ご参加ください
ああ そうそう その前に!
3月10日には 49回目のスタパ 開催です
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"二重星のきらめき"をお楽しみいただきます
どうぞこちらもご参加ください
旅という非日常を楽しみに来られるお客様にとって
星空を望むスターパーティは 究極の"非日常"かも知れません
きっと 素敵な想い出になります
"美しい星空が見えるおすすめ宿"ホテル観洋で
スタパをご一緒に♪
いいでしょ?
この風景
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一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです
まだ1月とは言え 明るい陽射しに包まれ
"光の春"も感じられた とある日の午後のこと
国道45号を ちっちゃな愛車で観洋に向け走行中
北上川の水面に白い影を映す
ハクチョウたちの群れを 発見!!
その眺めの美しさに目を奪われ 思わず車を停めてしまいました
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手前の群れの向こうに また 別の大きな群れが・・・
おそらくは
伊豆沼や長沼 蕪栗沼(かぶくりぬま)をねぐらに越冬する群れで
日中は 周辺の水田や草地などで餌を食べたあと
そうした餌場からほど近い水の上で
羽を休めていたのでしょう
それにしてもこの景観は さながら"白鳥の湖"♪
湖面に白い影を映すその光景は
空の青と山の緑が相まって なんとも美しい(^^♪
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最近 ラジオを聴いていたら
リスナーの投稿に"白い色は神さまの色"なのだから
という言葉がありました
実際 "白は神を象徴する神聖な色"とされ
白い動物は西洋でも東洋でも神聖で
神からの使いというとらえ方が多いようです
そう考えると この光景 より一層神々しく見えてきますww
"山紫水明"に"白い翼"・・・けだし 素直にきれいです!!!
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そんな美しい光景に すっかり魅せられ
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暫し水辺に佇み つい見入ってしまった 水曜の午後なのでした
さて 一方こちらは "コクガンの海" 志津川湾
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いつも群れている岩礁近くには 点々と 点々と・・・
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ゆったりした動作の ハクチョウたちに比べたら
体もずっと小さいので
動きは ちょっとせわしなく感じられます
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けれど そこがまたカワイイ
この日 いつもの港では 船揚げ場にいる数羽を確認
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ラッキー! 余裕で"接写"出来るぞ と
ほくそ笑みながら シャッターを切り始めた矢先・・・
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近くに居た釣り人が 竿を ビュッとひと振り!!?
なんということでしょう!
驚いたコクガンたちは その途端 飛び立ってしまったのでした
ざ 残念・・・・・
29日 南三陸海のビジターセンターでは
180羽以上を確認しています
一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです
15日深夜の 唐突な津波警報と注意報
津波の被害に遭われたり
避難所で眠れない夜を過ごされたりした
みなさま方には
心より お見舞い申し上げます
観洋では 予想される津波に対し
宿泊階の高さで安全が担保されていることを
館内放送で 逸早くお知らせするなどして
おかげさまで混乱もなく 無事でした
町内でも 被害は無かったようです
~~~~~~~ ~~~~~~~
さて"祝! 20㎞" とブログに記したのが
11月22日のこと
その後 冬に備え
スタッドレスタイヤに履き替えた
ちっちゃな愛車の燃費計の数値は・・・・・
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リッター19.8㎞に・・・(;´д`)トホホ
2カ月を経ずに 0.2㎞減は まことに残念
まあ 夏タイヤに比べ摩擦が高く
"転がり易さ"で 劣るわけですから 仕方のないこと
まして
最近都心を見舞った寒波の中
凍った道の転倒防止に
靴底に絆創膏を貼ったら効果があった
というエピソードからは
さらに燃費が悪化してしまう理由が わかりました
氷が滑るのは 踏む圧力で
表面が僅かに溶けて水になるからで
絆創膏は その"水"を吸収"して滑り"を防ぐ
スタッドレスタイヤも同じ仕組み との解説・・・
水を吸えば タイヤが重くなるわけですから
更に燃費は低下する・・・雨の日ならば尚更のこと
スタッドレスの気泡が水を吸い
燃費が低下するということに
今更気付いたのは お恥ずかしい限りですが
嵩む燃費は
安全性を確保するための"代償" ということ
とにかく 趣味のエコドライブは続けますww
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エコドライブは ささやかながら
地球の自然環境を守る"助け"のひとつですが
南三陸の自然の豊かさたるや
ますます深く 輝きを増しているようで・・・
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今年の 初カモシカ です
15日 観洋黒崎寮前で 出合いました
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いつもの通り ジ~ッと観察されてしまってます
どうやら Bluebirderのことを
覚えてくれている個体のようでもあり
ジリジリと近づいても 直ぐには逃げず
しばらく対峙してくれました
そう言えば前はもうひと回り 小さかったかな
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最後は 手を振ってww またね♪
一方 志津川湾で越冬中のコクガン
南三陸海のビジターセンターでは
最近の観察で 300羽以上を確認!!!
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センターからスコープで観察できる範囲で
300羽ということは
ひょっとしたら
湾全域で 600羽を超える勢いに?!!
それはすなわち
海がより透明度を増す季節の中
何より 好物の海草"アマモ場"がよく茂り
他にももろもろ コクガンたちにとって越冬に好い自然環境が整い
より深まってきているから なのかもしれません
一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです
南三陸ネイチャーセンター友の会では
12月27日 志津川湾に飛来しているコクガンの飛来数を調査
今季は なんと!475羽を確認
昨季よりも70羽ほど多く
町内全域の調査を始めた2016年以降最も多い数に
なったそうです
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最も多かったのは 戸倉波伝谷沖の166羽だったそうな
情報は 29日の三陸新報掲載の記事から頂きました
志津川湾は
餌になるアマモをはじめ海藻が豊富なことから
毎年 はるばる北極圏からコクガンが飛来し
越冬しています
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彼らは 言わずと知れた
国の天然記念物にして絶滅危惧種
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志津川湾は
特に"コクガン"の生息地として
国際的に重要な湿地として認められ
ラムサール条約登録湿地になりました
登録は平成30年10月のことですから
早いもので それから もう4年目になります
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ネイチャーセンターの鈴木会長は
「良質な海洋環境のおかげで年々増えている
ラムサールの名前に恥じない自然環境を維持
保全していくことが今後も欠かせない」と
コメントしていらっしゃいます
維持保全の大切さは その通りだと思います
ところで
この8日 いつもの漁港へ出かけたところ 驚いたことに
近くでカメラを向けるBluebirderの姿など お構いなしに
船揚げ場に ぞくぞくと集まって来るではありませんか!
どうやら 岸壁に付いた"アオサ"を食べていたようなのですが
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それにしても ついこの前まで 近付けば
岸壁からスーッと離れて行ってしまっていましたから
この日の行動は 一体どうしたことか・・・と
訝(いぶか)しんでしまいました
朝方の観察では 135羽のコクガンを確認していた
南三陸海のビジターセンターで そんな出来事を話すと
スタッフの方々から
「カメラを持つ人たちにも 慣れてきた頃なのでは?」
ならば お客様をご案内するチャンス♪とばかりに
翌9日には 語り部バスのガイドの際
仙台から来られた親子連れ4名様をご案内
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双眼鏡を手に観察して頂き
とても 喜んでもらえました♪
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これから ますます観察し易くなってくる期待度は大!!!
興味をお持ちの方は どうぞ楽しみにお越しください
あけまして おめでとうございます
一週間ぶりのご無沙汰です
Bluebirder*Sです
皆さまは 新年をどんな年になさるのでしょう
今年も
何を置いても"健康第一"と考えているBluebirderではありますが
私たちの健康を育み
支えてくれている南三陸町の
美しく豊かな自然環境には 感謝するばかりです
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いつも美しい景観を湛える志津川湾
年末29日には 気嵐(けあらし)を披露してくれました
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気嵐・・・・・
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海 河川 湖などの水面から湯気のように霧が立ち上る現象
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気象用語では「蒸気霧」と呼ばれる
俳句では冬の季語
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夜間 放射冷却によって冷やされた陸上の空気が
暖かい海上などに流れ出し
水面の水蒸気を冷やすことによって発生
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気温が最も低くなる早朝に発生し
昼前には消散する場合が多いようです
主に冬の北日本で発生しますが
厳冬期には西日本で見られることもあるそうな
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この気嵐の景色は
夜に冷えた空気が
水温の高い湾上に流れ込むことで発生するものですから
日が昇り 空気が暖まれば 見えなくなるのは必然
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儚くも 海面から立ちのぼる薄い霧は
ひと度立ちのぼれば お風呂の湯気のようでもあり
海が まるで巨大な湯船にも見えます
冷たい空気が肌を刺す寒い朝
海面に射し込む朝日 黄金の光の中で網を打つ小舟の影
そして水面に立ちこめる気嵐が織りなす風景は 幻想的で美しい
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繰り返しになりますが
「気嵐」は夜間に陸地で冷やされた空気が
河川を通じて暖かな海面に流れ込み
水蒸気が冷えることで 生まれる霧
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その霧が流されにくい
風が弱く波の穏やかな場所でないと見ることができません
そんな環境 なかなかありません
近隣では気仙沼湾の"気嵐"が 比較的広く知られていますが
志津川湾の環境もまた
"気嵐"の発生に適した条件が揃うことがあるようです
ただ 志津川湾では滅多に観られませんから
ご覧になれたお客様は"幸運中の幸運"です
一方 こちらは 間近で観られたら"ラッキー"的な水鳥 コクガン
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ただ "気嵐"にくらべたら
まずまずの確立で 近くで観ることが出来ますから
興味をお持ちの方は 是非 観洋へお越しください
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ウォッチングエリアをご紹介しますし
ご希望ならば 喜んでご案内もいたします
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一週間ぶりのご無沙汰です
Bluebirder*Sです
観洋ティーラウンジ脇に
"カモメの観察コーナー"があることは
かねてからご紹介しているところですが
最近 異変が・・・
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はい
三脚に据えられたフィールドスコープが いつの間にか3台に増え
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一方 東館の窓辺にも 1台据え付けられ ↓
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更に 志津川湾の"観察態勢"が充実しました
観洋ファンでいらっしゃる
仙台のK様のご厚意で 整いました
ありがとうございます
勢ぞろいした"スコープたち"は優秀で
なかなかの解像度 よ~く観えます
これまでの双眼鏡に加え
湾内の観察にはもってこいのアイテムが揃い 楽しみが増えました
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これで コクガンの姿も
かなり小さくではありますが
ここ観洋からも確認できるようになりました
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この窓の右手 ずっと向こうの海域に "彼ら"は居ます
雪のチラつくこの18日
いつもの漁港へ"ブログ取材"に行ってみると・・・
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居ましたいました♪ ちゃんと居てくれました
スコープを使わず 遠巻きの観察ですから正確ではありませんが
家族ごと それぞれ散らばって 優に10羽以上
しばらく眺めていると
まだ若そうな"美形"カップルが 岸辺に・・・
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幼鳥時に持っていた好奇心そのままに 近づいてきてくれました
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ほらほら 2羽の目線で
こちらの様子をうかがっているのが判りますね
"興味津々"って感じ
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南三陸海のビジターセンターによりますと
このところ センター観察デッキから確認出来ているのは
せいぜい50~60羽程度なのだとか
先週の2分の1以下 3分の1になってしまいそうな数に・・・
どうやら"湾内分散化"が進んでいるようです ただ理由はわかりません
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それとも 強い寒気に追われて
少し南方へ移動した一団があったのか・・・ 定かではありません
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とにかく 冬の南三陸町志津川湾に国の天然記念物"コクガン"あり!
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絶滅させてはいけない貴重な水鳥の姿を 是非 観に来てください
お待ちしております!
一週間ぶりのご無沙汰です
Bluebirder*Sです
コクガンが越冬する南三陸町の志津川湾
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コクガンが志津川湾に来るのは なぜ?
そんな疑問を抱いた地元の小学生が
全国公募の作文コンクールで入選を果たしました
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"全国豊かな海づくり大会作文コンクール"
高学年の部入選です
おめでとうございます♪
素晴らしい 栄誉ですね
(お名前は伏せてほしいということでしたので 悪しからず)
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たまたま 冬場
コクガンを"追いかけまわしている"Bluebirderが
こちらの児童から "取材"を受けていたので
多少なりともお役に立てたのは 嬉しいことです
テーマは "コクガンと海"
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作文は「国の天然記念物で
絶滅危惧種に指定されている希少生物のコクガンが
なぜ 志津川湾を選んでやってくるのか」
そんな疑問から始まります
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湾がリアス式の海岸で
昔からカキ・ホヤ・ワカメなど
養殖の場であること
沖合にある寒流と暖流の混ざり合う海域の影響で
冷たい海と温かい海 両方の生き物が見られ
生物多様性の高い海であること
山から栄養豊かな水が流れ込む海底には
一面に海藻の森が広がり
「藻場(もば)」として初めてラムサール条約に登録されたこと
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波が穏やかでコクガンのエサとなる 海草のアマモが十分に茂り
安心して冬を越せる場所なのだ ということを知ります
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その上で
実に220種類を超える海藻と海草が茂る湾内に棲息する
550種類以上の生き物たちを守るには
志津川湾を きれいに保たなければならない
すなわち コクガンの海を守るには
川にゴミを捨てないで 土を汚さず
きれいな山と森を残していくことが
必要だということに 思いは至ります
"彼女"は 今回の"取材"を通じ 志津川湾の自然のすばらしさ
山と海の繋がりから
人と海の共生が大切なことを知り
自分自身が自然の一部であることを意識して
生活していこうと決意
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「大人になっても 南三陸のきれいな海のまま
コクガンが この海にずっと来てくれることを願っています」
と 締めくくられています
今ある志津川湾の自然と恵みを
そのまま未来に引き継ぐためにも
こうした"気付き"が出来 行動に移せる子どもたちが
一人でも増えると 嬉しいですね
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持続可能な社会の実現のため
3.11の防災・減災学習に加え
わかりやすい環境学習の場としても
観洋はじめ 私共の町南三陸をご利用いただけましたなら幸いです
そして "全国豊かな海づくり"で入賞した"彼女"のように
"自分も自然の一部なのだから"という"思い"にたどり着けて頂けたら
何よりです
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さて 南三陸ビジターセンターによりますと
この2日 センター近辺の海域で 101羽が確認されています
寒波と共に コクガン
その数が ほぼ倍増しました
いよいよ観察しやすくなってきました
一週間ぶりのご無沙汰です
Bluebirder*Sです
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以前 7月のブログでも紹介させていただきました
歌人 皆川二郎 様の 短歌
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先日 またお泊り頂いた際に
二首の色紙を お贈りいただきました
ありがとうございます
観洋でのことを詠んでいただいた短歌ですが
どちらも抒情的で その情景が容易に思い浮かびます
観洋をご存知の方なら こちらの二首で
きっと ご宿泊いただいた日の情景を
思い起こして頂けるのではないでしょうか
何より 皆川様にも観洋のファンになって頂けた印象が
とにかく 嬉しい限りです
皆川様とは 岩場で営巣するカモメのニュースをご覧になって
観洋にお越しになられたのがご縁でした
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こちらが 7月にお越しになられた際の 皆川様ご夫妻です
カモメの観察コーナーを背景に・・・
皆川様は 歌人 斎藤茂吉の流れをくむ
東北アララギ会「群山」の代表
この度 二枚の色紙と共に
二冊の歌集も ご寄贈いただきました
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"一滴のうた"は 去年5月に発行された歌集
"源流地帯"は 平成25年6月に著されたものです
素敵な歌集は
家族のこと 友のこと
その時々の出来事 季節や旅の風景
風物などが優しい視線でとらえられ
そのまま脳内空間に呼び起こされる情景が
やわらかに 短歌の世界に誘います
重ねて ありがとうございます
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早速 観洋の"キラキラ図書コーナー"に置かせていただきますので
皆さまも どうぞ ご一読ください
さてさて コクガン通信です
いつもの港のコクガンたち
家族単位で群れをつくって
元気に水面を泳ぎまわりながら アマモを漁っています
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こちらは この26日の様子
一組のツガイが 岸辺近くで姿を見せてくれていました
先を泳ぐのが♀ 後ろが♂のようです
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仲睦まじい雰囲気♪
こちらのツガイに限らず
大体においてコクガン"夫婦"は 仲がよろしいようです
一方こちらは
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南三陸海のビジターセンターからほど近い岩礁近くの様子
やはり 家族単位で群れを成して
アマモを探しては 口にしている様子です
ビジターセンターによれば
この23日現在で57羽を確認していますが
いよいよ寒さが増す今日この頃
おそらく コクガンたちの数も
その寒さと共に
加速度的にその数を増やしていくことでしょう