破壊と善意

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

少し前の話になりますが

実は 今月2日語り部バスご案内中の 午前11時半ごろ
とても残念なことがありました

当館が保存している
震災遺構内部の壁やドアガラスが
何者かの手で破壊されていたのを 見つけたのです

民間震災遺構"高野会館"は 震災前はいわゆる"結婚式場"

10時15分発の"語り部バス"では お客様を館内までご案内差し上げています

会館には 3.11で巨大な津波が4度(たび)押し寄せ
ビル自体が津波に飲み込まれかけましたが
館内に居た327人は屋上に避難することで ぎりぎり助かりました

現在も 館内は 津波で滅茶苦茶に壊れたままになっていて
津波の猛威と力の凄まじさが ひしひしと伝わってきます

被災した"ありのまま"が "3.11の津波"を物語る会館を
私ども語り部は "物言わぬ語り部"と 呼んでいます

この日 Bluebirderが お客様をご案内しながら
階段を昇って行くと・・・       嗚呼 !!!??!!!

とにかく ショックでした

この階段踊り場の壁には 3.11の津波で
確かに ここまで水が上がってきたという"証し"が
幾重も"線"になって残っていて
この"痕跡"自体に 遺構としての価値があります

にもかからわず
その"跡"を分断するように打ち破られた壁

破壊された壁の状態からすると
鉄の棒状のもの 恐らくバールのようなものを
振り下ろしたように見えます


更に 4階フロアから屋上に出る扉のガラスも この通り

お客様の足下には 割れたガラスが外に向かって散乱していて
ご迷惑をお掛けしました

こちらも どうやら高い位地から棒状のもので"打撃"が加えられたようです

その上 非常灯も この有り様・・・

扉の内側に当たるこちらのフロアは
3.11当日 余震が続く中 300人以上が不安な夜を過ごしました

"津波の跡"を更に損ないかねませんから 壁は補修出来ませんが

ドアガラスの方は この20日に修繕して頂きました

今回の破壊行為の記事を地元紙でご覧になった
仙台の"大善ガラス店"様から お2人がお越しになり
何と! ボランティアで直してくださったのです

こちらが 作業に当たって下さった お2人

奇特な業者様  仙台"大善ガラス店"様より 温かなご厚意をいただき

心より感謝申し上げます  ありがとうこざいました

この度の"破壊"は 果たして 心無い人の憂さ晴らしなのか
それとも"震災遺構"と知っての 悪意ある行為なのか
定かではありませんが
いずれにせよ警察の捜査を待つことになります

"破壊"されたのは 恐らくは今月1日のことと推察されますが
奇しくも 南三陸町の道の駅
"311メモリアル"がオープンした当日のこと

メモリアル館内では 地元の3.11津波被害や教訓を綴ったビデオ映像では
"高野会館"での出来事もご紹介頂いていて

とてもありがたく 光栄なことと 感激しておりましただけに
そんな思いに水を差すような残念な出来事に
心を痛めております

津波を語る"生身"に予期せぬ暴漢の侵入で傷を負った
"物言わぬ語り部" 高野会館
暴漢の心無い行為を "無言"で受け止め

改めて大切なことを 語りかけています

息をのむほどの・・・

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

急に気温が下がったあとは なかなか温かくもならないようで
そのせいか 地元蔵王では既に紅葉がピークとのこと・・・
今週 週中は 更に気温が下がって
寒く感じられる日がありそうだとの予報で いよいよ秋深まります

秋 と言えば "天高く馬肥ゆる秋"の
"天高く"に象徴されるように
いよいよ空が澄んで 過ごしやすく素晴らしい季節

いくらか肌寒さの方が先行してしまいましたが
晴れた空は 深く青く 蒼い! 気分も軽やか♪

そんな秋空は マジックアワーともなると
時として 息をのむような"アート作品"を描き出してくれます

11月10日 午後5時過ぎ 南三陸町のお隣 石巻市の夕景です

秋を象徴する "うろこ雲"の波を大胆に強調したような雲の束に
地平線に沈んだ陽光が当たり 強烈な茜色に染め上げました

更に 空の青と雲の影が コントラストを際立たせ
茜色を一層鮮やかに  浮かび上がらせています

思わず スマホカメラを向けた時には
既に ガソリンスタンドの従業員の方々がその場に佇んで眺めていましたし
ドライバーのみなさんの視線も この空に向けられていました

それにしても なんとも美しい夕景です

眺めていると 心洗われ 力が湧いてくる
そんな気がした マジックアワーでした

一方こちらは 当館 南三陸ホテル観洋に面した
志津川湾の夜明け  15日朝の様子です

光線が旭日旗の陽のように 幾本も延びています

湾内には 漁船   定置網の収獲でしょうか

椿島と神割崎の間を昇る朝日を

しばらく眺めていると

野鳥が群れを成して 日の出を横切って行きました   秋の渡りのようです
(光の道の上に"群れ"のシルエット
ひとつ上の画像と比べると 右へと低空飛行しているのがわかります)

朗らかにパワーを放つ陽の光は 辺り一面  を実る稲穂にも似た黄金色に染め
私たちが恩恵を受ける かけがえの無い 志津川湾の恵み
その豊かさを 誇らしげに象徴しているかのようです

プロフィール

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

キンモクセイの香る季節
6日7日辺りは急に気温が下がって肌寒くなったので
思わず エアコンを暖房に切り替えてしまいましたし
夜には フリースジャケットを着て 星を眺めておりました

みなさん お変わりございませんか?

この8日は 十三夜の名月でした

館内には こんなポスターを貼り出して 告知いたしました
が・・・夕方は残念ながら水平線上に雲があって
赤い月と光の道を愛でることは出来ませんでしたので
お客様には 申し訳ないことをしてしまいました

それでも 夜も10時半を回るころになると
頭上の雲が切れ 煌々と照り輝く "名月"が姿を見せてくれました

きれいでしょ?

十三夜は「十五夜」に次いで美しい月とされていて
栗や豆の収穫期に当たるので「栗名月」「豆名月」と呼ばれます

拡大すると・・・

クレーターもくっきり♪
どうやら
お泊りのお客様の中には 遅い時間帯になってから
ご覧になれた方がいらっしゃったようで
何よりです♪

この日はちょうど 二十四節季のひとつ "寒露"
いよいよ秋が深まる中
晴れた夜空で
一番の明るさを持つ "スター"は "木星"ジュピターです
"十三夜の名月"の左上に 輝いていました
この⇓シーン  薄雲がかかって淡くしか観えませんが 左上の星が"木星"です

木星にズームインすると・・・

焦点ボケですみませんが "ガリレオ衛星"が比較的近くに並んでいました ⇓

今回は 夜空のスタージュピターの"プロフィール" をご紹介します

空で最も明るい天体のひとつ
"太陽系最大の惑星"で 多くの衛星を持つ"巨大ガス惑星"(6日撮影 ⇓)

木星のサイズは 直径139,822kmで地球のおよそ11倍
この容積に およそ1,300個の地球が収まります

木星 "バスケットボール大"とすると
地球"ブドウ一粒"の大きさです

自転速度は 地球の1日24時間に対し 木星は"10時間弱"
木星の1年地球の12年弱に当たる 4332.5日!!!?
(6日撮影 ⇗) 激しい自転速度の為
完全な球形ではなく横が約7%膨らんだ楕円形になっています

木星自体は 約90%の水素と10%のヘリウムで構成され
金属水素で囲まれた中心核は 半径の90%を占めています

"大赤班"は 木星の南半球にある地球の約2倍の幅の巨大な渦で
地球上の嵐の速度を遥かに超えるスピードで
反時計回りに回転する雲で構成されています(8/29撮影 ⇓)

反時計回りならば 地球の熱帯低気圧や 台風と同じ回転方向ですね
固い地面が無いので その回転を"打ち消す"ものが無く
"長期間"消えないのだそうです

多数ある 衛星 その数は実に79個

最大の衛星は "イオ" "エウロパ" "ガニメデ" "カリスト"の4つ(6日撮影 ⇑)
いわゆる "ガリレオ衛星"(左上から順にカリスト・イオ・エウロパ・ガニメデ)

中でも"エウロパ"は 地球の衛星"月"とほぼ同じ大きさ
表面を覆う薄い酸素と氷のすぐ下には 広大な海が確認されていて
地球外生命の存在が取りざたされています

今回は 木星 ジュピターの横顔をご紹介しましたが
いかばかりかでも 興味をお持ちいただけましたでしょうか

ちなみにギリシャ神話では
エウロパジュピターゾッコンの恋人です

まぁ とにかくこの時期 木星は一晩中観測出来ますから
ご紹介しましたあれこれを 照らし合わせながら
秋の夜長 どうぞゆっくり眺めてみてください

双眼鏡で ガリレオ衛星観えます

~~~~~~~~~~~
ここで 南三陸ホテル観洋
セレモニー課よりお知らせです

当館開業50周年を記念して
募集致しましたウェディングフォトプレゼントには

多数のご応募をいただき 誠にありがとうございました

当選されました5組の皆さまには
9月末に お電話にて その旨をご連絡申し上げました

ご応募頂きました皆さま方には
それぞれに 当選のお知らせを
さぞ心待ちにしていらっしゃったことと思われます
公募 抽選後 お電話でのお知らせを以って
当選の発表に代えさせて頂きましたこと
どうかご了承くださいませ

星に願い 叶う

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

叶いました 星に 願いが!!

先週 さいたまから修学旅行で宿泊された中高一貫校の高校生たちに
残念ながら 観洋屋上で星空を観望して頂けなかったことは
お知らせしていました

もちろんレインカバープログラムの"星のお話"は
押しなべて"好評で
それはそれでよかったのですが
本音はやはり 星空を観て頂きたかった・・・

それで 続いて来られる中学生の皆さんには
なんとか観望してもらえますように と
"星に願いを"掛けていた次第です

そ、 それが 叶ったのです♪

9月29日当日 観洋の夜空は なんと快晴♪
"天の川"はもちろんのこと
満天の星を楽しんで頂くことができました

この時期 最も明るく光る"木星"と その"ガリレオ衛星"を望遠鏡で・・・

「ホントだ 見える見える!!」


「縞模様 見えた!!」


「衛星 3つ見えますね!」

夫々に それぞれの反応と 感動を口にしてくれました

一方 土星も天体望遠鏡で・・・

「うん 確かに土星だ! 土星の形だ!」


「土星の形のシールが 貼ってあるみたい」


「わっ ほんとに環が観えるんですね」


「土星の形を じかに観たのは初めて」

などなど 素直で率直な反応がまた 嬉しくてうれしくて♪

ただ、残念ながら 150名の生徒さんたちの対応で手いっぱいだったもので
リアルタイムの皆さんの姿と様子は
写真にお撮りすることが出来ませんでした
すみません

続いて午後8時半からは 今度は一般のお客様に 星空をお楽しみ頂きました

興味津々で 望遠鏡を覗きこんだり

興味深く 星空案内人の話に耳を傾けたりされる様子が
また私たちにとっては この上もなく嬉しく
スタッフの  何よりの"遣り甲斐"になっております

夜も9時半ともなると 東の水平線上には "火星"が姿を見せてくれました

"赤"が 魅力的な惑星です

ちなみに 望遠鏡を向けて・・・「火星が観えマ~ス!」  は
たまたま星を観に来てくれた
当館で研修中の台湾の学生さんに
ちょい受けした"oyajiギャグ"でございます(笑)


そうそう 同じ時間帯には 木星のイオ エウロパ ガニメデ カリスト
4つのガリレオ衛星が すべて姿を見せてくれていたのは見ものでした


次回 確定しているスターパーティは10月24日です

Starparty for students came from Saitama

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

この20日 さいたまから修学旅行でお越しの高校生のために
スターパーティが開かれました

19日夜の南三陸町の星空指数は100%!
台風14号が通過して いわゆる"台風一過"の晴天が期待されました

スタパ当日の正午ごろで 指数は 80%!!
これはいける! と思っておりましたら
なんと 午後3時頃には 星空指数は一気に降下してしまい 20%に・・・

結局 観洋屋上上空の雲はとれず 星空の観望は叶いませんでした

残念!!

代わりに 屋内でスターパーティ講師
"星空案内人"による"星のお話"を お楽しみいただきました

PC投影のシミュレーション映像で繰り広げる"宇宙旅行"は
太陽系の惑星群からスタート 講師はWさん


今が見頃で 実際に観洋屋上からも望遠鏡で観える "土星"の姿


同じく 観察好機の "木星"の姿


そして 私たちの住む "地球"が紹介されたのに続いて

生徒の皆さんのリクエストで "金星"や


"冥王星"にひとっ飛び


ほかにも 太陽に一番近く 昼は摂氏430度 夜は氷点下180度になる
"水星"のこと

直径は地球の11倍という巨大ガス惑星 "木星"のこと


"土星"の環は氷で構成されていて厚さが10mしかないことなど解説されました


続いて 太陽系が"所属"する"銀河系"は

横から見ると私たちの見上げる"天の川"になることが紹介されると
生徒たちからは あぁ~♪ ふむふむ♪ と 納得の声があがっていました


やがて 現在確認されている範囲の"宇宙の果て"まで旅を終えると
地球への帰還

一気に地球に戻るシーンには 想像を遥かに超えるスケール感の凄さに
会場からは 驚きの声とともに どよめきが起こりました

また 続いて N講師からは

地球儀を縮尺に 柄杓を持って地球と月の距離を示すよう生徒に問いかけられ

あれやこれやと 楽しいやりとりの後 実際に示された距離には
やはり驚きの声が

また 手づくりの模型を手に 会場を一周・・・

太陽を公転していることで
地球からの見える"土星"の輪の角度が変わることなども

ご教示いただきました

さいたまの高校生たち
中には 熱心にメモを取りながら受講している生徒もいて
皆 興味津々 目を輝かせながら
星のお話を 楽しんでくださいました

とにかく 皆さんの素直な反応には 講師陣もとても喜んでおります

こちらの中高一貫校からは 今度はこの29日に中学生が訪れ
スターパーティに臨みます

是非とも次こそは 星空を楽しんで頂きたく
昨日も"星に願いを"かけさせて頂いた次第でございます

20.7km/ℓ

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

秋 とはいえなかなか涼しさを感じさせてもらえない今日この頃
それでも 観洋から徒歩15分  "海の見える命の森"では

"萩の花"が咲き始め 秋の風情を漂わせてくれています

この18日 萩の花咲く"うみもり(海森)"では

関係者が出席して "南三陸大仏建立3周年"の開眼法要が行われました
この日は 丁度 当館創業者生誕の日

3.11犠牲者の御霊を悼みつつ 平和への祈りが捧げられたほか

"大自然の営みと共に私たちの命があり 自然の支えの中に生活がある"ことが
あらためて確認されました

~~~~~~~

ところで 突然ですが
去年11月のリッター20㎞後

冬場 スタッドレスタイヤで19.8㎞に落としたあと

8月上旬に20.5kmの燃費をマークするに至った愛車のKカーは

この9月15日 とうとう20.7㎞/ℓを叩き出しました♪(ちょいと大袈裟 笑)

"ノン"ハイブリッド 自然吸気エンジン
CVT(無段変速)のオートマですから
最新のEV車やハイブリッド車に比べたら
環境性能は大きく劣ります

とは言え
なかなか下がってくれないのが ガソリン価格

"せめてもの抵抗"に過ぎないのかも知れませんが
目下"エコドライブ"を継続中なわけです

実は 8月下旬 車検で0.1㎞落としていましたが
そこから気を取り直して+0.2㎞です

夏タイヤに交換後19.8㎞/ℓから 20.7㎞/ℓに・・・
これはもう 目指せ21㎞/ℓの勢いです
一体 どんな運転してるの?って ひょっとしたら
"疑念"(?)をお持ちの向きもおありかと思われますが
な~んにも 特別なことはしていません
強いて言えば"おとなしい運転"

制限速度+10㎞の範囲で一定速度を保ち
急発進 急加速 急ブレーキを避け
遠目に信号機をマークしながら
歩行者用の信号機が点滅していたら加速せず
惰性で停止位置まで車を転がしてしまう
下り坂でも惰性を利用して・・・
これで もう立派なエコドライブです

スピード感を楽しみたい!という方々からすれば
おそらく"蝿のとまるような運転"で
邪魔だと思われてしまっていることでしょう

ちなみに Bluebirderは
後続車がしばらく無いことを確認してから発進していますし
先を急ぐ車があれば "お先にどうぞ"しています

エコドライブって 所詮自己満足の域を出ないものかも知れませんが
それでも ささやかながらも立派な"省エネ"行動であることは確かですし
何より 安全運転で事故が避けられます

一人ひとりが わずかずつでも燃費を改善出来れば
"塵積って山となる"が如く
地球温暖化を緩和することが出来るのは確かなこと

まさにハートは"ハチドリの一滴(ひとしずく)"

窓を開放してゆったりクルージングしていると
どこか 自然と一体化しているようで

"自分も大自然の一部なのだなぁ"という実感にも似た気分に浸れるのは
きっと Bluebirderだけではないと思われます

仲秋の名月

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

9月10日は 仲秋の名月でした

こちらは 観洋南東の空 午後8時前

館内には この日 こんなポスターを貼り出して告知

お泊りのお客様も 名月の日だということは
ニュースや天気予報などでご存知だったでしょうから
わざわざ告知などしなくて 良かったのかも知れませんが
観洋にお泊り頂いて "ロビー"でも "お部屋"でも "露天風呂"でも
更に"屋上"でも とにかく"観洋から"仲秋の名月を愛でることが出来た
そんな印象に残る思い出を作って頂けたら と思い
告知させていただいた次第です

夕食会場は午後6時に開場になりますが
南三陸町の月の出は 午後6時6分

丁度 椿島の上を「名月」は 昇り始めました

6時半以降にお食事の席にご案内差し上げたお客様からは
「屋上で 光の道をつくる月が観られてよかった」
「夕食のあとも また観に行こうね」というお話を伺えました

ありがとうございます
それでこそ ご案内を差し上げてよかったというものです


それにしても ハーベストムーンの光の神々しいこと

"月々に 月観る月は大けれど 月観る月は この月の月"・・・・・


今年の仲秋の名月は ちょうど満月
登り掛け  一際映えた"黄金色"が とても きれいでした♪

 

さて 9月は これから木星が見頃になります

なぜかというと 木星は9月27日に「衝(しょう)」を迎えるのです
木星は約マイナス3等の明るさで輝いていますから
一際 大きな存在感を放っていて それと直ぐわかります

そこで「衝」というのは 太陽系の天体が
地球から見て太陽とちょうど反対側になる瞬間のことで

この頃の惑星は 地球との距離が近くて 見かけの直径が大きく
光っている部分が正面から見えて 陰になる面積が少ないので
明るく見えます

それに 日の入りの頃に東の空から昇って真夜中に南中し
日の出の頃に西の空に沈むので 一晩中観ることができるのですから
観察しない手はありません

さてその木星ですが 直径は地球の11倍ありますから 巨大です
なにせ大赤班には 地球がすっぽり入ってしまうのですから 凄い

更に驚くべきは その自転速度で
なんと10時間で1回転しています   この巨大さで!

望遠鏡を使って木星を観察すると 木星の表面には何本かの縞模様が見えます
こちら⇓は 前回もご紹介した 8月28日深夜 観洋上空の木星

そしてこちら⇓は この10日深夜の様子です

木星は 水素やヘリウムから成る「ガス惑星」で
地球の「ジェット気流」と同様に
いくつかのジェット気流が流れています

ただ 地球と違って そうした流れを遮る山などの障害物がないので
木星の上層部にあるアンモニアの雲が"乱気流"などを起こすことなく
ジェット気流によって運ばれて
こうした「縞模様」が出来上がるのだそうです

9月27日のスタパは この木星の縞模様も観察します

お楽しみに♪

星空の魅力

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

先月は 27日に予定されていたスターパーティが
天気が悪く "星のお話"も含め中止になってしまいました

スタパを楽しみに ご宿泊に来られたお客様には
大変 申し訳ございませんでした

当日夕刻・・・私 Bluebirderも ご案内役の一人で
とにかく中止が それはもう残念で仕方なく
トボトボと落ち込んだ気分で
観洋屋上に上がっておりました

すると 午後7時を回る頃から
ぽつり ぽつりと お客様が・・・
8時半くらいまでに 入れ替わり立ち替わり
大体20名くらいの方々がお見えになりました

大半は 汐風に当たりに
また 夜の海辺の雰囲気を楽しみに来られたご様子でしたが
やはり スタパを楽しみにご宿泊の方も

ならば せめて少しだけでも 星空を観てもらえないものか!
そう念じた思いが 通じてか
その間 1時間あったかどうかの わずかな時間ではありましたが
観洋上空にぽっかり穴が開くように 雲が切れ
まず 土星・・・
南斗六星が 姿を現すと

その後 "雲間の空洞"は 南から北に移動しながら
"ベガ" "アルタイル" "デネブ"で構成される"夏の大三角形"・・・
"白鳥座"・・・

さらに "カシオペア座"と"北極星"まで 見せてくれました

観洋屋上"汐風の空" この日のスタパは中止になりましたが
束の間 お客様から星空を楽しんで頂くことが出来て
ほっと胸を撫でおろした次第です ありがとうございます♪

~~~~~~~~~

そして
急遽 夏の特別開催となった 翌日 28日

日中降り続いた雨が 夕方にはあがり  嘘のように晴れてくれました
左が西 右が東の方角で 雲が 夕陽色に染まっています

一時的に 志津川湾名物の霧に 阻まれたりはしたものの
延べ150名以上のお客様から
観洋の夏の星空をお楽しみ頂くことが出来ました

"夏の大三角形"はもちろん
くっきりと浮かび上がる"天の川"に  大きく羽ばたく"白鳥座"
そして"土星"と "木星"には 天体望遠鏡を向けて
ご覧いただきました

仙台や関東方面 関西方面からのお客様は
いわゆる"都会暮らし"の方が多く
普段なかなか夜空に星を望むことなど無いのかも知れませんね

「こんなにゆっくり星を眺めたこと 無かったなぁ」と
とにかく満足そうな男性のお客様がいらっしゃいましたし

女性のお客様も「今回こうして観洋に泊まれてよかった」と
喜んでくださいました  これには星空案内人の
佐藤・永井・和田・小林 4名の講師陣も大喜び♪
もちろんBluebirderもです

スタパで望遠鏡を覗くと・・・ "土星"は こんな風に・・・

そして "木星"と "ガリレオ衛星"は こんな風に 観えます

この日の"ガリレオ衛星"は4つ見えました
(午前0時を回ってからの撮影で スタパの時間帯は数が違ったかも知れません)
どれがどれかは特定できませんが
イオ・エウロパ・ガニメデ・カリストの4衛星

実は 今回も天体望遠鏡にスマホを当てて撮ることが出来なくて
果たしてどんな風に観えるのかを ご紹介のしようがありませんでした
が この日の深夜 あまりにもきれいな星空につい誘われ(笑)
鳥観用スコープを通して  しばらくカメラを向けてみました

夢中で数多シャッターを切ったところ まさに"下手な鉄砲数打ちゃ当たる"で
数枚に"土星"が 比較的くっきり撮れていましたし
"木星"に至っては
こんな姿を捉えることが出来ました♪

"縞模様"をまとっています    すぐ右脇と 更に右には"ガリレオ衛星"も(??)
判りづらいので 明るく補正すると・・・

はい 右側に2つ衛星が現れました

この"縞模様" スタパの天体望遠鏡で観てもらえるのですが
湿気や空気の揺らぎがあると 肉眼でも ちょいと判りにくい
Bluebirderとしては 初めて"縞模様"を捉え
ご紹介できたのは 嬉しい限りです

下には うっすら"大赤班"らしき部分もありますね

9月27日のスタパは

まさにその "観察の好期"を迎える"木星の縞模様"も
ご覧頂こうというのが  テーマになっておりますので お楽しみに♪

・・・・・・・

深夜ともなれば 天頂付近には 和名 "すばる"

"プレアデス星団"が きらめき始めていて
南三陸ホテル観洋の星空は いよいよ魅力的です

いきなり

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

19日夜 観洋では スターパーティーが開かれました
月一回のレギュラー版ではなく 夏休み特別開催

スタッフの間では「いきなりスタパ」と称して
星空指数の高い日を狙って イレギュラーで開いています

8月のレギュラー版は 27日の予定ですが
今月は既に そのPart 1を 5日に開催
19日は Part 2でございました

この日は いつもより遅く午後8時半にスタート
ところが・・・ 午後8時を過ぎる頃には
既にお客様が 屋上 "汐風の空"に 殺到!!

そんな勢いで この日は
何と のべ200人超え 300人に及ぼうかというお客様に
お楽しみいただきました

ご覧いただいたのは "土星の環" "木星" "夏の大三角形"など

8時半から9時くらいですと "木星"は東の空 比較的水平線近く

"土星"は 南南東の空の比較的高い位地に

望遠鏡の接眼レンズに
スマホのレンズを当てて撮ろうとしましたが  叶いませんでしたので・・・
先に 8月6日 鳥観用のデジスコで撮影していたものでご紹介します

まずは"土星"  こんな感じ

衛星撮影の腕が足りず 解像度 悪し
それでも 辛うじて "環"がわかりますね

19日当日 お客様は こうして望遠鏡を覗き込んでは"土星"の姿を確認・・・
土星の本体と 氷でできた環がくっきり観えると
"わぁ~" とか "おぉ~"とか "すげぇ!"とか
嬌声やら 歓声やら 驚きやら
それはもう感激の余り
なりふり構わず 感嘆の声を挙げていらっしゃいました

これはもう 私たちスタッフとしては
とにかく素直に嬉しい限りで
スタパを開いた甲斐が 大あり というものです♪

ありがとうございます

一方 "木星"は こんな感じ   (再びデジスコ撮影画像)

こちらもまた 撮影技術が足りず ブレてピントの甘い画像ですが
"木星"本体と 周囲を周る "ガリレオ衛星"を確認出来ます
これ 地球で言うところの "月" です

この画像で確認できる衛星は2つですが
19日のスタパで見えたのは4個だったかな?
見える衛星の数は その時期と時間帯によって変わるようです

そして "白鳥座"   19日の空です⇓

上の写真を明るく修正して 線で結んでみました       ⇓
尾羽の先にあたる星が 夏の大三角形の一角 "デネブ"

そもそも こちらも焦点が全然合っていなくて すみません
が それでかえって星座の星々に色が加わり きれいに観えています

さらに 南南西の空には "南斗六星" 南の柄杓(ひしゃく)星

おなじみ"北斗七星"に対して この名が付いたそうです

ナント! (笑)こちらもピンボケで すみません
が こちらも色が付いて もきれい♪

今月レギュラー開催のスタパは 27日

当館南三陸ホテル観洋 東館屋上 "汐風の空"で
午後7時スタートです

ごいっしょに きれいな星空を 楽しみましょう

~~~~~~~
追伸

久しぶりに モネが観洋の岩場に姿を見せてくれました  おかえりモネ!

お約束の飛翔シーン やっと撮れました

岩場に佇む姿は そこはかとなく かわいい雰囲気
やっぱり 女の子です   こちらを見てますネ♪

ゲーム”エコドライブ”

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

コロナ禍 お家時間が増えた時期には
あれこれご自分の時間の多くを
趣味に充てることが出来たという方も少なくないことでしょう
料理・工作・学習に あるいはPCやスマホゲームに興じてみたり


そもそも 若い世代は コロナ禍に関係なく
スマホでゲームを楽しんでいる方が 圧倒的に多いようですね

・・・という 当方Bluebirderの趣味・ゲーム事情は?と言えば
PCやスマホのゲームには  一切触っておりません
・・・というのも その昔

まだ白黒画面だった当時の 初代ゲームボーイにはまり
気が付けば"夜明けに" という事態を招いてしまっていたのです
とにかく それほどまでに のめり込む性分なもので・・・
嗚呼 お恥ずかしいはずかしい
それで"触らない"のです

とは言いながら
ひとつだけ 今も継続して熱中している"ゲーム"があります

それは一体何かと  いいますと
去年11月のブログ"祝20㎞"でご紹介していた"エコドライブ"♪
"燃費を節約する運転"です
これなら 睡眠不足で不健康になることもありせんからネ(笑)

それに 多少ではありますが
このところのガソリン価格高騰からの
生活防衛にも役立っています

コロナ禍 ⇒ 経済低迷 ⇒ 原油需要減 ⇒ 原油安 ⇒
産油国の減産 ⇒ 原油安からの回復 ⇒
コロナ禍規制緩和 ⇒ 需要増 ⇒ 原油価格高騰
この構図に ロシアとウクライナの戦争が拍車をかけている状況の中

2年前の6月には 115円だったレギュラーガソリンは
ことし3月には163.1円に高騰

8月に入って156.4円程度に下がってはいますが
リッター40円~50円高の出費は 手痛いていたい

そこで ゲーム"エコドライブ"の成果は? と相成るわけですが
冬タイヤの季節にリッター19.8㎞に落としてしまった燃費を
夏タイヤに換えた後
8月上旬までに 20.5㎞にまで引き上げることが出来ています♪
Kカー ノンターボNA(自然吸気)の CVTオートマ でも
"ふんわりアクセル" "空走距離を長くすること"
"一定速度走行" "急加速・急ブレーキの禁"
これらを心掛けるだけで
既に リッター0.7㎞燃費を向上出来ているのですから
のめり込まない手は ありません

それに わずか0.1㎞ずつとは言え
リッターあたりの走行距離が延びてくるのは 痛快で楽しくて
これはもう ゲーム感覚♪

経験上 "エンジンの回転数を1500~2000"の範囲に保ち
時速50~60㎞走行を維持できる時間が長ければ長い程
ガソリン1ℓあたりの走行距離は 延びてくるようです

これ 車の大小を問わず 経済的走行する為の  "共通ポイント"のようです

ということは 一般道の制限速度+10㎞程度の範囲内で走行出来れば

自ずと燃費は良くなる ということになりますネ

とにかく 楽しみながら安全運転につながり
燃費を稼いで環境への負荷も軽減することで
いわゆるSDGsにも貢献できる

みなさんも いかがですか?  ゲーム"エコドライブ"