マリンパルだより 10月その4

   楽しい秋の巻~~ドングリ拾い

こんにちは、マリンパルゆりです。

なんと、家の庭に五十年に一度開花するのユッカランが今年開花されました!見たことないはずですので、嬉しい(*^。^*)と。

秋色もだんだん濃くなって来て、なかなかの晴れの日、今日は、ミニお散歩に出発!

目的地は津山にある道の駅もくもくラントです。今年は初めて。久々ですね!

着いたすぐ、先生達も子ども達もビニール袋を持ったせて、からっぼっですね!

実は、今日は、大事なお仕事がありますよ!

早速、先生と子どもペアで解散!15分後に集合!

 

これ、これだよ!どんぐり!ドングリ拾いです!

ドングリ拾い大好きのRちゃん、一心不乱!見つけるのは早い!

自分が拾ったぢどんぐりを喜んでみせてくれたHくん。

どこかな?どこかな?探す一歩のIAくん,たまには、ふ~~~~、楽しそう!

 

あ~Mちゃんがみつけた!

真面目に拾って、入れて。拾っていれてのMちゃん

 

あ~~ここも、そこも、あそこも!いっぱい拾ったよ!

そして、広い広場で休憩場所までよーいどんー!

 

お茶を飲んて、休憩!

せいかくきったから、あそび時間です!

きょうはお休みですが、飛び込み参加してくれたRくんとママ。大歓迎です!

そして、続いて、次の日、町の中の小さい公園にやってきました!

今日は、拾うのはとこれ!スズカケノキ!

ついに、袖浜にある恋人岬で鐘をならしました!

2日連続のドングリひろい楽しかった!その成果はこれ!

それで、ステキな制作いっばいできますでしょうか!

楽しいドングリ拾いまたまた続きます!

それでは、また来週。

 

 

彗星観望特別開催

この17日、緊急のスターパーティが開かれました。

目当ては、話題の 紫金山アトラス彗星。

当初からスタパを予定していた18日は、
どうやら 文字通り「雲行きが怪しい」ということで、
急遽、前日にも開いて観て頂こうということになりました。

この日の開催は、正解でした。

お泊りの大勢のお客様から、
紫金山アトラス彗星を観て頂くことができたのです。

夕刻、日の入り後、西の空低くに現れるということでしたから、
スタパは午後5時半スタート。

東の水平線上には、スーパームーンが昇り始めました。


一方、肝心な西の空には、宵の明星 金星が。


皆さん、固唾を飲んで、彗星を待ち受けます。


かくして、紫金山アトラス彗星は 金星の右上に姿を現したのでした。


ただ、肉眼では見えませんから、双眼鏡や望遠鏡、
望遠レンズのカメラからモニターにも映し出して、ご覧頂きました。

ただ、西の空には雲が多く、
その隙間を縫って捉えるしかありませんでしたし、
そもそも薄雲がかかっていましたから、
くっきり映る彗星を観られたのは、参加された方全員ではありませんでした。

そうした中でも、「彗星! 見えました!」という知らせの声に、

モニター前には、お客様が殺到!!!もう、興奮気味!!

スタパでは久々のエンターテイメント、(⇑天文ボランティア宇宙船 永井秀男さん提供)
この日は、120名以上の方々からご参加頂けました。
ありがとうございます。

次の日・・・・・・・・・・

18日は、予報通りの”曇り空”。

午後8時から 5階ロビーで星のソムリエさんたちによる
「星のお話」でお楽しみいただきました。

まず、和田さんが、”今見える星や星座”についてご紹介。

続いて、戸内さんと瀧原さんコンビが、


”紫金山アトラス彗星”について。

佐藤さんが、来年ピークを迎える”太陽の活動”について お話しくださいました。

お集まり頂いたお客さまには、美しい天体写真などを1枚ずつプレゼント。

お仕舞には、スタパコーディネーター 小林さん撮影の  ⇑ これこれ!
紫金山アトラス彗星を見事に捉えた これまた美しい写真や
南三陸町のマスコット オクトパスくんなどを賞品に
じゃんけん大会もお楽しみいただき、
星のお話も含めて お客様には
それぞれにちょっといいひと時をお過ごしいただけたようです。

 

更に!何と、この20日にも 緊急スタパが!!


ここ最近では、ピンポイントで”この日だけ”が
変わることなく星空指数が最高に良かったこと。


それから、何といっても、これが紫金山アトラス彗星の見納めとなるだろう

ということで開かれました。西の空には雲一つ無く、絶好の観望条件に♪

ご覧ください!かくして、彗星は姿を現したのでした。

空が暗くなるにつれて、その姿は より鮮明に!

ついには、薄ぼんやりとではありますが、肉眼で確認出来るほどに迄なったのです。

空気が冷えて澄んで、良いシーイングに恵まれたお陰です。

木星や土星に月もよく観えましたから、これには、お客さまも大喜び♪

何とこの日は、200名を超える方々からご参加頂けました。
こちらもありがとうございます。

次のスターパーティは、10月31日。

お楽しみに♪

2024稲刈りカップが開催されました

こんにちは、むっちゃんですʕ•ﻌ•ʔฅ

先日「2024稲刈りカップ」が行われ
館内でも震災講話やコンサートが行われました。

「稲刈りカップ」とは…?
元 南三陸消防署副署長 であり
現在震災語り部活動をされている
佐藤誠悦様所有の田んぼで稲刈り体験など
様々な催しを行うイベントです。

当日ロビーでは
佐藤誠悦様による震災講話をはじめ
響泌太鼓千代組様の太鼓の演奏や
翼tasku様の歌など音楽コンサートも行われました。

東日本大震災当時の大変貴重なお話や
素敵なコンサート、誠にありがとうございました!

金の歴史を掘り起こせ チャリダー大谷鉱山へ

見出しは、鹿折(ししおり)金山のモンスターゴールド。

こちらは、鹿折金山と並んで 大量の金を産出した、
大谷鉱山

大リーグで超人的な大活躍を続ける大谷翔平選手の”おおたに”、
ではありません。
”お・お・や こうざん”。 鹿折金山と同じく、気仙沼市にあります。

もっとも昭和13年には、年間1トンの金を産出したというのですから、
読みと時代は違っても、大谷翔平選手クラスの金鉱山でした。

Bluebirder チャリの旅、
v
今回は、その 大谷(おおや)鉱山を訪ねました。

観洋を出て、休憩無しならば 2時間ちょっとの道のりですが、
なにせ この日は、10m近い北寄りの強風を正面から受けながら。
さらに、時々 少々小雨も浴びながら・・・、休み休み、時間 かかりました。
この日が「体育の日」だった頃は
「晴れ」の特異日でしたから、晴天を期待していた分、いやはや 参りましたww。

1時間、のはずが、1時間半くらい、いやそれ以上かかってしまいました。
とにかく、ようやく気仙沼エリアへ。

国道45号、JR BRT小金沢駅を左へ。

あと、2キロちょっと( ^ω^)・・・

登りは、軽快に走れる程度の坂で、ルンルンと気分よく登り始めたのでした。
それが・・・、覚悟はしていましたが、坂は徐々にきつくなり、
「ああ、またかぁ」と心の中でついぼやいてしまって、間もなくでした。

「あれ?もぅ?」というくらい唐突に 眼の前に”資料館”が現れたのです。

そもそも、今回、チャリで大谷鉱山を目指したのは、

観洋のある南三陸町を含む、南部北上帯:三陸南部の地が、
日本列島の中では、唯一、

2億5千万年前以上前からこの地球上に陸地として存在したエリアであること。

気仙沼の巨釜半造が、2億8000万年前のペルム紀から
1億4500万年前の中生代白亜紀に
隕石が落下して出来た奇岩群だということ。

町内入谷の巨石群が白亜紀に
地中で冷えて固まった花崗岩が、地殻変動で地上に現れたものだということ。

更に、巨石が転がっている入谷地区が砂金の産地で、
金は”マグマの贈り物”だということを知り、
実にダイナミックな地球活動のあった痕跡と、

そうした活動でもたらされた美しい景観をはじめ
様々な形の”資源”に興味が湧き、
そそられてしまったからなのです。

「大谷鉱山跡」は、
「日本遺産」に登録されている”みちのくGOLD浪漫”を担う文化財のひとつ。

年間1トンの金を産出した昭和13年には、1303人の従業員を抱え、
ここには1000人を超える人たちが生活するまちが存在しました。

数多の社宅が立ち並び、診療所や何でも揃えたお店に保育所・理髪所もあり、
映画も見られたほか、テニスコートやグランドも。

お酒を楽しめるクラブもありましたから、これはもう、独立したようなまちだった、
と言っていいでしょう。

ただ、資料館には、金を採掘した機材など共に、写真も展示されていますが、

いま一つ採掘や精錬のイメージが湧かなかったというのが、本音です。

機材もさることながら、金がどういう工程で取り出されたのかが

直感的に分かる展示や、地元にもたらされた経済効果など
地元民の生活にかかわる事象も具体的にわかれば、
産金の歴史を もっと親しみのあるものとして受け止められるんじゃないか。

折角の産金の歴史という”資源”が、ちょっと生かし切れていないのかも・・・、と、
思った次第です。
そうそう、もうひとつ。なぜここに金鉱脈が?ということもわかるようだと
きっと”少年”的好奇心はさらに高ぶるんじゃないかな?


そんなタイミングで、この11日、観洋で開かれたのが、
第1回みちのくGOLD浪漫”金ばな”トークセッション

地元エリアに眠る 忘れ去られようとしている
日本屈指の産金文化の記憶を蘇らせ、
文化財を観光資源にしていこうじゃないか、というのが狙いです。

パネリストは、宮城教育大学歴史社会学者の山内明美さん。

クラブツーリズム顧問で日本遺産普及協会幹事の黒田尚嗣さん。

涌谷町教育委員会の学芸員、福山宗志さん。


みちのくGOLD浪漫事務局にして
涌谷町地域おこし協力隊の樋下稔生さん。

郷土文化史家の 後藤一磨さんをコーディネーターに、
わたしにとってゴールドってなに?をテーマに
セッションは繰り広げられました。

興味深かったのは、松尾芭蕉が 自分の生き方として「不易流行」を見出し、
本当に大切なものは「たなごころ」にあること、
自分の内に宝はあったのだということに気付いた。
心の中の信念を大切に、大事にするということを、
芭蕉は、奥の細道を旅することで学び、本質的な宝を見つけた、ということ。

金は、富のみならず、奈良東大寺の大仏に鍍金されることで、
祈りの対象にもなったことから
みちのくGOLD浪漫の文化財を訪ね、旅することで、
自分にとっての”金”、即ち一番大切なものを見つけられるのではないか、
GOLDは浪漫を内包している、というお話には、
深くうなずいてしまいました。

産金の歴史を私たちの資源に!!

今後、第2回、3回の”金ばな”セッションが楽しみです。

 

さて、今度のスターパーティは 18日。

果たして、今話題の 紫金山・アトラス彗星が観られるか?!!

こちらは、スタパコーディネーター
東北未来推進機構の小林 裕さんが、この13日に撮影。
Excellent♪

ご期待ください!!

あの日被災した生徒が花嫁に♪&新種発見ロマン

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

地元の病院でのお勤めがご縁で、20代のカップルが ゴールイン♪

この5日、地元南三陸町の絵美さんと  隣まち 登米市の博史(ひろふみ)さん、
お二人の結婚披露宴が、当館ホテル観洋で執り行われました。

お二人とも、看護師さんでいらっしゃいます。

博史さんは、お母さまを2年ほど前に亡くされたばかり。

お母さまは、同じく看護師さんで、毎日一生懸命患者さんの為に働いて、
どんなに遅く帰っても、食事をちゃんと作ってくれた。

博史さんは、そんなお母さんの背中を見て、看護師を志したそうです。


一方、絵美さんは、地元戸倉中学校で 3.11 東日本大震災の大津波に遭いました。

当館で、毎朝運行している 震災を風化させないための”語り部バス”では、
高い丘の上にある校舎でありながら
1階天井まで津波にのまれた戸倉中学校の避難劇もご紹介していますが、

あの時助かった生徒が、目出度くご結婚の日を迎えたのです。

今は亡きお母さまの意思を継いだ博史さんと、
波高22.6mの津波を免れ この佳き日を迎えられた絵美さんの姿に

一入の喜びを噛みしめていらっしゃるのが、ご両家のご家族でしょう。

いつまでも仲良しな夫婦でいます、というのがお二人からお客様への誓いです。

ご出席の皆さまから、心温まる祝福を受け、

お2人は、大いなる未来、明るい希望の海原へと船出です。

いつまでも、お幸せに。

 

~~~~~~  ~~~ ~~~~ ~~~~~

 

ところで、前回は、2億5000万年のロマン♪ ウタツギョリュウを話題にしました。

その、ウタツギョリュウが見つかった歌津地区の舘崎で、
最近 新しい発見があったこと、ご存知でしたか?

そもそも、ペルム紀(約2億9900万年前から約2億5190万年前まで)の
地層がむき出しになっている上に、

岩が板状に薄く剝がれやすい状態になっているようですから、

これからも、次々 化石が見つかりやすい状況の場所なのです。

こちらは、新種の化石が見つかったことを知らせる今年4月の新聞記事。

22年に、「南三陸を化石で盛り上げる会『Hookes(ホッケス)』の
髙橋直哉(なおや)代表が、歌津館崎で発見した”のうとう類”の化石。

これが、新種だったのです。

"のうとう類"というのは、目と脚以外が甲皮に覆われた甲殻類、
カニやエビの類いに属する節足動物のひとつで、

シルル紀(約4億3800万年前から約4億8000万年前)から
白亜紀(約1億4600万年前から6600万年前)まで、
3億数千万年の間、世界の海に生息したといわれています。

館崎辺りは、国内唯一の”のうとう類化石の産出地”で、
これまで、多くの標本が採集されてきましたが、22年に見つかったものは、

これまでのものとは表面の模様や形が異なっていることから、新種と判断。
種名には、髙橋代表の名前「ナオヤ」が採用され、ご覧のように
”パリシカリス・ナオヤイ”と命名されました。

自分の名前が化石に付けられる、って 素晴らしく嬉しく♪って、名誉なことですね。

現地では、化石発掘体験が出来ます。

休日・祝日を中心に、予約を受け付けているので、

特に興味のある子どもたちは、是非ご家族と一緒に参加して、
「新発見」の化石に自分の名前を採用してもらえたら最高ですね。

こちらもまた、ロマン💛です♪

ところで、唯一無二の化石を訪ねて、

奇しくもチャリでの岬めぐりとなりましたが、

気が付けばもう10月。月末ともなれば、あの、国の天然記念物にして、

絶滅危惧種のコクガンが、そろそろ渡って来る、そんな季節となりました。
(⇑ こちら、当館で撮影・掲示しているミニポスターです)

飛来地のひとつが泊浜(とまりはま)あたりなのですが、その先が”歌津崎”。

突端まで行ってまいりました。

道は、泊浜漁港で途絶えているのかと思いきや、港の岸壁を更に進んでいくと
歌津崎への坂道が続いていたのでした。初めての訪問です。

進んで行った先には・・・、赤い鳥居。

「尾崎(おさき)神社」。この先にはお社があるはず。

チャリを降りて、

藪中の道を徒歩で進んで行くと・・・

はい、お社が。こんな奥まったところに!

さらに藪中の道を進んでいくと、


今度は眼の前に、太平洋が広がりました。


水は澄んで青く、


白波と美しいコントラストを成す海の遥か向こう、南方に目を移すと


遠く、金華山を望みます。

振り返れば、そこには浜菊の咲く歌津崎。


近くには、

歌津崎灯台も。

決してきれいに整備されている地ではありませんが、野趣いっぱいで、
美しい海の景色と自然に心洗われ、新しい発見があります。

道中ちょっぴりスリリングで探検めいた道を辿って至る”歌津崎”。

新たな発見に、一度 お出かけになってみてはいかがでしょう?

 

 

10月11日(金)開催!第1回 みちのくGOLD浪漫 ~わたしにとって“ゴールド”ってなに?~

皆様こんにちは、マッキーです。

※「良い縁うさぎ」は日光で個人的に撮影した物を綺麗な金色だったので使用してみました。

当館初の試み!?
今回は10月11日(金)に開催!
第1回 みちのくGOLD浪漫
~わたしにとって“ゴールド”ってなに?~
をご紹介いたします。

当館を舞台に、
このエリアに眠る忘れ去られようとしている
わが国屈指の産金文化の記憶の蘇生と
文化財の観光資源化の道筋を探るトークセッションを開催します。
名付けて「金ばな
パネラーは、「」への想いを語ります。
それぞれの立ち位置からカジュアルかつ縦横に語り伝える「場」を目指します。

※こちらの写真も日光で個人的に撮影した物でございます。

コーディネーターに
後藤 一磨 氏(郷土文化史家)

パネラーに
山内 明美
(宮城教育大学 教育学部 准教授)
黒田 尚嗣
(クラブツーリズム株式会社顧問/日本遺産普及協会監事)
福山 宗志
(涌谷町教育委員会/学芸員)
樋下 稔生
(みちのくGOLD 浪漫事務局/涌谷町地域おこし協力隊)
以上5名様をお迎えして開催いたします。

またお楽しみ抽選会では…
砂金✨も当たるかも?

※写真はイメージでございます。

場所:当館5階ラウンジ
時間:19:30~21:00
入場無料でございますので、
ご宿泊及びご近所の方はぜひ参加してみては?

芸術の秋!玉堂水墨会水墨画展を開催中♪

皆様こんにちは、マッキーです。

今回は東館5階ラウンジ付近にて展示中!
10月29日まで開催♪
「玉堂水墨会水墨画展」について紹介いたします。

約40枚程の絵が展示されています。

墨の濃淡で表現する水墨画には、
離れて見るとその迫力に、
近くで見るとその細部までこだわったタッチに、
驚かれされます。

白黒の味のある作品から、
色彩に富んだカラフルな作品まで、
様々な絵を楽しむ事ができます。

中には木曜日のBlogメンバー「恵」さん作
竹の絵もございます。

ご宿泊や日帰り入浴等のついでに、
ぜひ芸術の秋を目で楽しんでみませんか?

ロビーコンサート˖*♬

こんにちは、むっちゃんですʕ•ﻌ•ʔฅ

先日
東京音楽大学付属高等学校の皆さまによるコンサートが
当館のロビーで行われました。

素敵な音色を聴き
ロビーにはたくさんのお客様が!

ディズニーメドレーや
中森明菜メドレー等を披露していただき
最後は集まったお客様と一緒に
「花は咲く」を合唱しました。

東京音楽大学付属高等学校の皆さま
素敵な演奏、本当にありがとうございました♪

中秋の名月 無月もまた風流

う~さぎ うさぎ 何見て跳ねる

十五夜お~月さ~ん 見て跳~ああ ね~るぅ~(^^♪

中秋の名月、当夜のスターパーティでした。

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

日中はよく晴れた、今月17日、 十五夜。

午後5時23分ごろ。

かくして、椿島から 名月は昇ったのでございました。

午後7時にスタートした、スターパーティ。

中秋の名月は、観洋屋上”汐風の空”を、
やさしく明るい光で包み込んでくれました。


椅子に掛け、星空案内人の話に耳を傾ける お客様方。

煌々と輝く名月を、皆さん満足そうに眺めていらっしゃいました。

何より、この日は 月が土星に大接近。

望遠鏡では、”いも名月”のお顔に”大接近”

して ご覧いただきましたし、


土星に向けては、その環もご覧いただきました。

レンズを覗いて 眼に映る土星は、ごくごく 小さいのですが、

辛うじて土星の環を確認できると、「うん、土星だね」って嬉しそう♪。

ところが、午後8時近くなると、徐々に雲が広がり、


月は、雲の間に間に、あるいは薄雲の向こうに 見える程度に。
それまで、時々天頂付近で雲の切れ間から見えたベガや夏の大三角も、フェードアウト。

もう、スタパの終わる午後9時頃には この通り。

それでも、夜の部だけでも 130名を超えるお客様から
お楽しみ頂けくことができました。


昼の部、

太陽黒点の観察にご参加いただいた方々を含めると、

170名越えに♪

「普段、夜空を見上げることなんてないから、観洋で
いい体験と思い出がで出来ました」というお客様もいらっしゃって、幸いです。

ご参加いただき、本当にありがとうございました。

ただ、最近「スタパを楽しみに泊りに来ました」とおっしゃるお客様が
増えてきていて、この日も多かったものですから、
後半の曇り空は、とても申し訳なく思っておりました。

にも拘わらず「たとえ見えなくとも、雲越しにでも 仲秋の名月を愛でられたことが、
とても良かった」とおっしゃるお客様がいらっしゃったのです。

正直、その言葉には、 心 救われました。

古くから日本には「無月(むげつ)」という風流な概念があり、
それは、月が雲に隠れていても、その存在を感じ取り、
見えない美しさを想像するのもまた一興、という考え方です。

まさに、そんな風におっしゃられたお客様が、何とも粋だなぁ~と思えた
今回のスタパでございました。

次回は、10月18日。

彗星”アトラス”を迎え撃ちます♪

美景は宇宙からの贈り物

巨釜(おおがま)と半蔵(はんぞう)が 離れた場所にある!?

行って、初めて知りました。
景勝地”巨釜半造(おおがまはんぞう)”。

途中、案内板が、左「巨釜」 右「半蔵」???・・・

とっさに、一輪車に荷物を載せて通りかかったご婦人に
「どちらに行ったら、大きな岩が見られますか?」と尋ねた、
私、 Bluebirderでございました。

「あれ?どっちだったっけ。度忘れしちゃった」って、
ご親切に、スマホで調べて「巨釜ですね」と 教えてくださいました。
ありがとうございます。

お陰様で、遠回りせずに 辿り着くことができた ”巨釜”です。

西に傾きかけた陽に照らされて、美しく壮大に広がる 太平洋の水平線。

そのスケールの大きさと、天使が降りて来そうな神々しさを漂わせた景観には、

すっかり眼と 心を奪われてしまいました。

奇岩、”折石(おれいし)”

そして、”八幡岩”。

い~い 眺め♪ なんとも 素晴らしい情景に 、しばらく見惚れておりました。

「いいものを見せてもらった♪ 来て良かった!」と
それはもう幸せな気分♪♪♪
帰りのチャリ上では、顔が自然とニンマリしてしまい、
つい口元が緩んでおりましたww。

チャリに乗って・・ニンマリしたおんちゃん・・・・、
そんな「きもい」様子を 隠してくれた”黄昏”には 感謝ですwww。


実は、唐桑半島へは 初めてのショート・トリップでした。

最近走ることが面白くて仕方がないチャリで出かけたわけですが、
国道45号で南三陸町を抜けるにも 意外と時間がかかることを実感。


歌津を越え、ようやく気仙沼へ。
ここは15日に開催されたツール・ド東北の折り返し地点 大谷海岸。


今度は、気仙沼の街を抜けるのにも、結構な時間を要することも 思い知らされます。

当然と言えば、当然ですよね。
気仙沼市街の西べりを走る国道45号を、
唐桑に向け、北へぐるりと時計周りに縦断しているわけですからww。

ようやくの、「唐桑半島」案内板。


ホッとした、「巨釜・半造」案内板。

と、ところが、ここからが 甘くなかった。

登りのきつい、アップダウン路の連続。~半島、~岬というエリアの走行は、
長い登りのあとの軽快な下りは爽快でいいのですが、
今度は 同じ長さの登りが待ち受けます。

この案内図を見て「あと少し」と思った後も、同様のアップダウンは延々と続きました。

改めて見直してみれば、現在地~巨釜間、未だこれだけの距離を残していたのです。

余りのハードさに、正直「また今度にしよう」と諦めかけてしまってましたから、
尚更、巨釜の海の景観が、身に染みて美しく感じられたのだと思われます。

そもそも、観る者、訪れた人にそうした感動を呼び起こす要因は、
奇岩の外観もさることながら、その「起源」にあるようです。

古生代ペルム紀(2億8000万~2億5100万年前 )から
中生代白亜紀(1億4000万~6550万年前)にかけ、

石灰岩地帯に、なんと!”隕石”が落下。

その熱と反動によって形造られた、というのですから、
ここで起こった天変地異のスケールとエネルギーの大きさは、
はるかに 想像を絶するもので、自ずと畏敬の念も湧いてくるというものです。
ちなみに、折石は 石灰岩が解けて出来た大理石。

巨釜の美景は、いわば 宇宙から私たちへの”贈り物”。

そう言えば、私たちの生命の起源となるアミノ酸は、
隕石が運んできたという説も・・・。この景観に魅力を感じるのは、
ひょっとしたら、元素レベルで太古の記憶が重なるからなのかもww。

当館、南三陸ホテル観洋からは、巨釜・半蔵まで 49.5㎞。


姉妹館の サンマリン気仙沼ホテル観洋、


気仙沼プラザホテルにお泊り頂ければ、もう近場になりますから、

是非とも 足を延ばしてご覧頂きたい、 おすすめ絶景スポット「巨釜・半蔵」です。

ところで、この8日に開かれた 133回目のスターパーティ。

太陽黒点観察は、生憎の曇り空で 叶わず、

心配された、夜の部・・・

でしたが、この通り♪  南西の空には さそり座が横たわるなど、
見事な星空が広がりました。

この日は、ことのほか 大気の状態が良かったようで、
天の川が よく観えました。 こちらは、いて座 あたり・・・
天の川銀河が、一番"濃く"見える部分だそうです。


銀河の中を飛ぶ はくちょう座、


夏の大三角。

そして、さそり座と・・・


その左手には いて座

いて座は、弓に矢をつがえた部分と手元あたりの星々を結ぶと
”ティーポット”の形に 見えます。

矢の先の部分が、ちょうど ポットの口にあたりますが、


そこから、銀河が まるで湯気のように立ち昇っているように見えます。

観洋屋上”汐風の空”に、続々と訪れるお客様への「星空案内」は都合3回に及び、

気が付けば、150名を超える客様に お楽しみ頂くことができました。

土星を観てくれた こちらの男の子、「宇宙だね!」「これ 買って♪」って、
望遠鏡を ご家族にねだっていました。

「今回、来て良かった」「天の川に感動しました」「ほんと きれいですね」

そんな言葉を口にしながら、じっと星を見上げている方が多かった、
この日のスターパーティ。

美しい星空も、宇宙からの贈り物♪

お客様と宇宙に、感謝です。ありがとうございます。