これが始まり

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

「これが 始まりです」

新郎の結びの 言葉です

6月1日 当館では ご結婚を祝う会が開かれました

披露宴といっていいでしょう

新郎新婦は 東京の方  3.11のあと ボランティアなどの形で南三陸町に関わられ

そのご縁と出会いをさらに紡いでいきたい そんな思いを胸に
ご両親とご親戚 ごく親しいご友人を 当館観洋へお招きしての披露宴

大半が関東 関西からお越しの方々 ということになりました

実は お二人 新婦がボランティアで関わった石巻市雄勝のローズガーデンで挙式
被災後まもなく新郎が訪れ 語り部バスにご乗車
当館語り部と交流されていた観洋での 披露宴となったのです

”人生は 出会いの積み重ねによって豊かになる”新郎新婦はそんな持論を
被災地 石巻と南三陸町で 挙式と披露宴をもって 展開されたのです

「これが 始まりです」というのは お二人の生活ばかりでなく

初対面のご両家ご親族の出会いとご縁も 含めてのこと
さらに被災地とのご縁も

”出会いを大切に これからがスタート”

宴は 笑顔が絶えず 穏やか温かで 会場は いつしか心ひとつに♪
多分に お二人のお人柄によって 自然に醸し出されたものでしょう

桂佑さん 朋子さん いつまでもお幸せに♪

 

さて こちらは 観洋の岩場二か所で それぞれ3個ずつの卵を温める

カモメのカップルたち

どちらも 頻繁に巣材を運ぶ様子が見受けられ

そうやら ヒナが孵る時期が 迫っている様子です

こちらの巣では 父さんカモメが温めている所に

母さんカモメが 巣材として運んできたのが ”青い葉っぱ”・・・

父さんカモメは 「こ、これ ちょっと違うよ・・・」と 少し冷たい反応

大体 一方が巣材を運んでくると

温め中の相方が それを周りに敷き詰めるのが常ですが
さすがに 青い葉は そのままを巣材には出来なかったようで

まだ若すぎるおかあさんのようで この様子には 思わずクスッと笑ってしまいました

が 当の父さんも父さんで 卵をくちばしで転がす際に

のめり込み過ぎて でんぐり返りそうになったりしていて
この時も 思わず笑ってしまいました

ただそれは そのままが 子育てへの熱心さの”あらわれ”

とにかく どちらのカップルも 雨の日も風の日も
慈しむように 卵を温めています
予定は12日 最初の卵が孵るのが 楽しみです

 

さてさて 初めにご紹介しました 披露宴の前日には

恒例のスターパーティが開かれました

星天率75%を誇る 当館スタパですが
この日は 残念ながら曇り空  (;´д`)トホホ・・・
ロビーで 星のお話をお楽しみいただきました

星空案内人のお話は
春の星座と 星の色と温度の関係



太陽活動の活発化による オーロラについて

そして 138億光年の果てまで宇宙の旅・・・

ロビーには 何と100名のお客様からお集まりいただくことが出来ました

ところで 星のお話の際には お越しいただいたお客様に
天体天文写真を1枚プレゼントしていますが

お客様は 思わず 「きれい!」

どれにしようか しばらくあれこれ迷いながら
お気に入りの一枚を選んでいらっしゃいました

やはり 最近ニュースでも取り上げられている オーロラの写真は人気なのでした

おしまいに スタパ 今後の予定です

YouTuber「旅する時間」様に当館を紹介頂きました!

皆様こんにちは、マッキーです。

今回はチャンネル登録者数40万人のYouTuber「旅する時間」様に投稿頂きました動画
【震災復興】南三陸のインフィニティ温泉が美しい絶景旅館に宿泊 | 南三陸ホテル観洋
についてご紹介いたします。

仙台駅を出発し、
JRを乗り継いで最寄りの気仙沼線BRT陸前戸倉駅から、
観洋に向かう所から動画がスタート!

売店に立ち寄り、


フロントでのチェックインのシーン、


そしてゲームコーナーに向かい遊んでいるシーン等、

リアルな観洋での過ごし方が描かれています。
その後はお部屋の様子や

ウミネコとのふれ合い、
鳴き声や羽をばたつかせる音が聞こえます。
その後はお部屋もじっくり探索していただきました。

声によるナレーションは無く、
字幕で色々と説明や感想を述べていくスタイルが
動画への没入感を高め、
まるで自分が現地に居るような感覚が楽しめます。
※あくまでも個人的な感想です。

そして屋上から望む志津川湾の絶景を眺め、


露天風呂が付いた東館2階の大浴場へと向かいます。

露天風呂の様子はまるで浴槽に浸かっているかのような、
ふだんの動画ではなかなか味わえない感覚を楽しめます。

そして夕食会場へ
今回は撮影という事もあり、
個室会場での夕食。
新鮮な「お造り」や

メインの「鮑の踊り焼」と「ふかひれの姿煮」、

海鮮釜飯等を宮城の地酒「澤乃泉」と共にご堪能いただきました。

その後はロビーにて展示されている
震災に関する資料をご覧いただき、

客室に戻り一日目が終了となります。

2日目は、
ウミネコの挨拶と
志津川湾から昇る神秘的な日の出から朝が始まります。

和洋バイキングの朝食をお楽しみ頂いた後は、

震災を風化させない為の語り部バス」に乗車。
南三陸町志津川の街並みを眺めながら、
伊藤文夫様による語り部に耳を傾けていただきました。

館内をくまなく撮影していただいておりますので、
ぜひ観洋での過ごし方の参考に、
ご覧いただけると幸いです。

4年ぶり!稲刈りカップが開催されました♪

皆さまこんにちは、マッキーです。

10/9(月)は「稲刈りカップ」が行われ、
館内でも様々な企画が行われました。

そもそも「稲刈りカップ」とは…?
元 南三陸消防署副署長 であり現在震災語り部活動をされている
佐藤誠悦様の所有の田んぼで稲刈り体験などの様々な催しを行い、

そして当館に到着後、
京都音羽山清水寺の大西英玄僧侶の「安心(あんしん)」を演題とした
特別講話から始まり、

そして恐らく当館のお風呂でゆっくり寛いだり、
三陸の海の幸をお召し上りいただき
稲刈りの疲れをゆっくり癒した後、

19時30分からはロビーにて、佐藤誠悦様のよる講話、
東日本大震災活動記録「いのちを守る」をお聞き頂きました。
当事者目線の、大変貴重なお話でした。

そして20時頃からは音楽コンサート。

その1…心揺さぶられるよう力強い音!
響泌太鼓千代組の「千代園剛」様による迫力ある太鼓の演奏。

その2…独特の低い歌声で会場を惹きつけた!
フィリピン人初の演歌歌手「ヨランダ・タシコ」様による歌。

その3…思わずうっとりしてしまう素敵な音色が響く♪
「長谷川ひろ子」様によるピアノ演奏。

その4…会場が明るい雰囲気に包まれた!
宮城県出身で在住の「翼tasku」さんによる歌!

最後はみんなで♪とても素敵なひとときでした♪

当館を利用しての開催は、
2019年以来の約4年ぶりの開催でございました。
来年もこの時期のお越しをお待ちしております。
(以前は5月にも「田植えカップ」の開催があったようなので、
来年はあるのかな…)

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伝える日。

皆さん、こんにちは!カナです(・∞・*)

さて!今日は母の日!
私は昨日早めのケーキを買ってきて皆で食べました~?
少し気が早いですが「かき氷」の季節ももうすぐ!
確か家のどこかに機械があった気がするので探しておきます❄

さて!昨日は当館スタッフへのサプライズを行いましたが、
本日は本番(*´ω`)

お越し頂いたお客様に感謝の気持ちを込めて「カーネーション」をプレゼント!

実は..昨日も、お食事会場にてカーネーションをプレゼントしてましたーっ!

(※撮影、掲載の許可を頂いております!)


告知なし!のサプライズのため皆様から良い笑顔を頂きました!




(ちょっぴり驚かせてしまいました...(;´・∞・)? ごめんね(; ・`д・´))
皆さんにも喜んでいただけたようで嬉しいです♪

そして「母の日」である今日もお食事会場へ出発!!
「俺はいいよ~!」と言う旦那様も一緒に記念の一枚?


素敵な写真を撮影することができました!

お食事中に失礼いたしました...!撮影にご協力頂きました皆様、
本当にありがとうございました✨

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そしてそして「観洋ちゃんねる」第8作目!
何やら緊急ニュースがあるみたいで....??
今すぐチェック!

そういえば、入谷地区のとある場所に新人スタッフと観洋ちゃんねる班、
ロケに行ってきています(`・ω・´)すごい場所でした.......
その様子はまた後日♪私Nブログでも紹介させていただきますね!
お楽しみに~!

巣立ちって・・・

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

観洋眼下で孵った2羽のカモメの兄妹、りく と みなみが

いまだに 巣のある岩場近辺から離れられずに居るものですから

改めて 野鳥の「巣立ち」の定義を調べてみました。「巣立ち」とは

「ヒナが自分の力だけで生きていく訓練を受けるために

『巣をはなれる』こと」と あります。

つまり、りくもみなみも もう巣立ちは 済ませているということ。

 

ただ 彼らの場合、巣を離れたあとも

巣に戻って休んでいましたから、

いつの時点が「巣立ち」だったのかは

どこかぼんやりとしていて、

敢えて言えば、泳ぎ始めた頃 ということでしょうか。

それならば、何とか「孵化から45日前後で巣立ち」

という定説には 当てはまります。

 

去年のヒナたちは 44日目にして

巣のある岩場を飛び立っていましたから、

今年の兄妹は「おくて」ということになりそうです。

上の写真は、みなみ が親鳥に餌をねだっているところ。

左上のりくは余裕ですが、みなみは まだ 親離れ出来ていません。

 

きっとそのせいもあるのでしょう、

彼らが まだこうして 営巣場近辺に居るのは。

ここはもうすっかり 彼らのマイホームと化しています。

 

お陰様で、観洋5階ティーラウンジ脇は

今でもカモメ親子を観るお客様で 賑わいが出来ています。

こちらは 栃木からご来館の三兄妹♪

決めポーズ! ありがとうございま~す!!

 

カモメ兄妹の方はと言いますと・・・

最近、日中は5階レストランから見下ろせる岩場辺りで

羽根を休めたり、泳いでいたりしていることがあります。

みなみも 餌を求めて 泳ぐのですが・・・、

ついばむものと言えば見当違いの ちぎれたビニール片だったり、ゴミだったり・・・。

未だに 独りで餌が上手く獲れていない様子。

 

それでも 微笑ましいのは、

とうに独りで餌を獲れるようになっている りくが

そんな みなみに ちゃ~んと寄り添っていてくれていること。

優しいんだなぁ~

兄と妹の特徴は ちょうど 両親の特性に重なります。

情に厚くて餌を獲るのが上手い 父カモメ、

そして 大人しくて餌を獲るのがちょっと苦手な 母カモメ。

りく と みなみは、そんな両親の形質を

そのまま受け継いでいるのかも知れません。

がんばれ!! みなみ~♪

みやぎにいったよ!応募作品展開催!

皆さん、こんにちは!カナです(・∞・*)

前回のブログで言っていた彗星は悪天候のため断念。
その代わりと言ってはなんですが、
少しの晴れ間に散歩に出かけた際、大きめの四つ葉を見つけました!

皆さんにも探してほしかったので抜かずに写真だけ撮ってきました☆
彗星は見ることができませんでしたが、8月は天の川が綺麗に見えるそう。
晴れた日は部屋の電気を消して空を見上げてみるのもいいかもですね!

さて!今日から始まった....
「みやぎにいったよ!「お宿の思い出」こども作文絵画コンクール」作品展♪

期間中に応募いただきました「全ての作品」を展示いたします!

こんな感じで展示を行っております(*´ω`*)↓



当館での作品展開催期間は「7月26日(日)~8月30日(日)」
終了次第、次の地区、次のホテルへ巡回予定です。
(※次回開催ホテルはまだ未決定です。決定次第掲載します。)

そして今回、受賞された作品は...
・作文・・・最優秀賞1名、優秀賞 3名、特別賞 2名
・絵画・・・最優秀賞2名、優秀賞 4名、特別賞 4名
おめでとうございます(*´ω`*)

受賞作品の中より、チラシでも紹介している作品をこちらでもピックアップ!

まずは....
「絵画 幼児部門 最優秀賞」神奈川県 安藤 羽七さん

「絵画 小学生部門 最優秀賞」長野県 堀内 悠生さん

「絵画 中学生部門 優秀賞」宮城県 阿部 長晟さん

どの作品にも「楽しかった!」という思いがぎゅっと詰まっていました!
「絵画」「作文」全ての応募作品を館内特設会場に展示致します。
入場は無料でございます!お越しの際はぜひ、ご覧くださいませ。

それでは今日はこの辺で!また来週!

最近嬉しかったこと

みなさま、こんにちは!

売店・南三陸復興ストアのフジタです!!

 

さ~て、今日もかつお推していきますよー!!!

と行きたいところですが、

本日は、最近あった嬉しいことについて書かせていただきたいと思います!

当館は毎年、全国各地の高校の修学旅行でご利用いただいております。

昨年、九州のとある高校のご夕食会場を担当させていただいた際、ご飯のおかわりの盛り付けをしていましたところ、数名の生徒さんとお話をするようになり、そのうちのひとりの生徒さんのスマートフォンで一緒に写真に写ったのですね(照)

私は遅番続きだったため、お約束した翌朝のお見送りには行けなかったのですが、

つい先日、私宛に九州からの封筒が届きました。

「ん?九州?〇〇高校??」

と、記憶を掘り起こしながら開けてみると、中にはキレイな字で書かれたお手紙と、修学旅行の夕食時に一緒にお撮りした写真が入っていました。

お手紙の内容には、

「私のこと覚えていますか?」

という一文がありましたが、

「あーーー!!!!!」

と!もちろん覚えていますよ!!

写真を送って下さっただけでなく、加えて、

私の誕生日まで覚えていてくださり、お祝いのお言葉もいただきました!

 

当館にお越しいただいたお客様には、少しでもたくさんの想い出を作っていただき、少しでも旅のご満足のお役に立てればと日々思っておりますが、このように形としてお伝えいただき、また、私まで嬉しくなってしまうようなことは、大変ありがたく、新型コロナウイルスの影響下では尚更励みになりました!!

今年は受験生という事で、

無事、第一志望の合格を

祈っています!!

 

南三陸からのエールを、

今日もお届けします!!

東北最大級の商談会!ビジネスマッチ東北2019に出陣♪

大家好,我是惠。
皆さん、こんにちは、恵です。

前幾日,11月7日在仙臺夢幻展覽中心舉行了東北2019東北商務商談會活動。

11月7日、夢メッセみやぎにて「ビジネスマッチ東北2019」が開催されました。

今年與本社小組(株)「阿部長人魚食品」仙臺營業所共同出展,
來自気仙沼信用金庫的支援TOMOKA女士一起精神滿滿全心投入散發魚翅湯和本舘的宣傳小冊子。

今年は弊社グループ 「㈱阿部長マーメイド食品」仙台営業所と組んで、ブースを出展致しました。気仙沼信用金庫から応援頂きトモカちゃんと一緒にふかひれスープと当館パンフレットを元気に配りしました。

每年同樣在這裏出展的旭陽設備工業(株)及川先生也會介紹很多客戶過來了解,
在這裏表示感謝。

每年同じく出店している「旭洋設備工業㈱及川様」もたくさんのお客様をご紹介して頂きました!ここで、感謝申し上げます。

另外,其他參加企業的各位,
也介紹了很多有趣的話題和商品,每年的收穫都很大。

また、その他の参加企業の方々からも、
大変興味深いお話や商品をご紹介頂き、とても収穫の多いイベントとなりました。

請大家務必到食物和景色都非常美味的南三陸來做客哦。
ぜひぜひ、食べ物も景色もおいしい南三陸にお越しくださいませ。

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「KATARIBE」を日本から世界へ。

皆さん、こんにちは!カナです。

10月24日。当館を会場とし、
「海外から見た東日本大震災の経験/記録と伝承」
神戸大学都市安全研究オープンゼミナールが行われました。

東日本大震災から約8年。
南三陸や周辺の交通状況も日々変わっています。

今回のオープンゼミナール司会進行は
神戸大学都市安全研究センター教授 北後 明彦 様。

講義をしていただいた4名の講師の皆様を紹介します。
内容もお話しいただいたものを掲載致しますので、
ぜひ、ご覧くださいませ。

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「神戸市大学都市安全研究センター客員教授」
「ニュージーランド・カンタベリー大学兼任准教授」である
ローズマリー デュ プレシス 様。

【東日本大震災と
ニュージーランド・カンタベリー地震の経験から考える経験と共有】

ニュージーランド・カンタベリー地震
→東日本大震災の一か月前に発生(2011年2月22日※東日本大震災は3月11日。)
その時の被災の状況を現地の方に聞いて、海外の方を始め
伝える活動を行っています。
ニュージーランドは「火山」や「断層」があり島が2つに分断されている。
地震や火山噴火なども多く、日本とある意味似ている地形。
全体の人口は480万人。Anckland(首都)には160万人。
今回の基となるChristchurch(市)には40万人が暮らしている。

カンタベリー地震は4つの地震があったが、
最大地震となったのが2011年2月22日。
原因は火山近くの活断層によるもので、
5kmの浅い直下型地震だったために町が大きく揺れた。
その地震で亡くなった方は185名。
そのうちの日本人を含む約181名は
市内の中心部にある崩壊したビルで亡くなっています。
この時の地震によるビルや家屋の崩壊は1,240棟。
そのあとは復旧作業が終わるまで2年間立ち入り禁止となった。
また、「クライストチャーチ(液状化現象)」による被害もあり、
災害危険区域に指定されたために立ち退きが余儀なくされ、
住宅の建設も禁止とされた。
被害額は日本円にすると2,400億円相当にのぼる。
4つの地震が起き、それぞれの場所で被害が多数あった。

教会など、レンガ造りの建物が多かったために崩壊も多くなった。
震災後、多くの防災対策案などがある日本を見て、対策等を学んだ。

ニュージーランドでは「民間防衛」「国防軍」「警察」「消防」によって救助が行われ、復旧作業等は「赤十字」やアメリカやヨーロッパで「救世軍」と呼ばれる団体や、学生の方々もSNSを通して、活動が始まった。
液状化で被災した家屋の片付けなどを中心におこなっていた。

ニュージーランドの復興庁は5年で終了している。
そのため地域や民間で復興を進めていかなければならない。

そして、一番伝えたいのは、
「再建」とは物理的なものではない。
「支援物資」「救助」「医療」「経済支援」...
人の心の再生(再建・復興)でもある。
語りや、聞くことは社会面での再建の一部である。

なぜ 災害を語り、記録し、共有するのか。
それは、下記に分かれる。
→語り部: 悲しみ、喪失、トラウマを咀嚼し、表現する方法
亡くなった方、負傷した方: 尊重、敬意を払い記憶するための方法
近隣、コミュニティ:共有し、つながるための方法。
未来へ:子孫のために記録し、災害を学び、伝えるため。

ニュージーランドでの災害後の活動。
【地震についての記憶...】
「QuakeBox」の設置。
大型のショッピングモールなどで、災害のことについて尋ね、
「あなたの声を記録しませんか」を声をかけ、みんなのものにしていく。
→ビデオ撮影にて映像を保存していく。

「QuakeCity」の設置。
町の一角を借りて、造られた。
建物の外観は赤。
→地震の衝撃を伝えるための工夫。
中では災害の写真や映像などを流している。
教会が子供たちの為に震災を語り継ぐ本を作成したりした。

「復興(再建)」とは、
「人生の再建」でもある事を忘れてはいけない。

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「東北大学災害科学国際研究所准教授」である、
マリ エリザベス 様。

【海外の災害博物館について。】

災害博物館の事例を紹介します。
それは,アメリカ・インドネシア・台湾の3つ。

【インドネシアの事例】
2004年のインド津波を受け、
「アチェの津波博物館」が完成。
イスラム教にならい、博物館の中にも
「人間」と「神様」の関係なども展示されている。
他には救助に使用した「ヘリコプター」などの展示もある。

気仙沼同様、海岸沿いにあった船が内陸部まで流された。
その船を改装し、そのまま中を博物館へ。

また、ジャナ島では、
地元の人が全部手造りで造った展示場所もある。
被災した自宅も博物館へと変え、現状を伝えている。

【台湾の事例】
「921 地震教育園区」
→野島断層のように、「被災した断層そのもの」を残して、
当日の状況を教える場所もつくった。
しかし、外にあるために管理が難しい課題がある。

【アメリカの事例】
災害の展示の一つで、
「2006年アメリカの南側で起きたハリケーン被害」を展示。
ルイジアナ州博物館が当日の状況を展示している。
洪水になり避難できなかった方々が、
自分の家の壁に当時の状況を記したその壁をそのまま、
博物館にもっていき展示している。
救助の様子もすべて壁にしるし、掲示板の役目も果たした。

「ハワイ太平洋津波博物館」
小さい博物館だが、地元の方の発案で建てられた。
ハワイもチリ地震津波の影響を受けている。
1946年には日系人が多く住む地域も被害にあい、
その後はその場に住んでいた方々が語り部となり、
今も伝える活動をしている。

また、アメリカ カリフォルニア州にある
「科学博物館」の中に「災害展示」がある。
科学博物館なので、地震や津波のメカニズム。
人類に何の被害があるかわかるため、学ぶことが多い場所でもある。

「場所(博物館)」「物(展示物)」「人(語り部)」があれば、
より一層伝える力が強まると考えています。

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「気仙沼市観光コンベンション協会」
二シャント アンヌ 様。

【外国人と気仙沼市東日本大震災伝承活動の取組】
「世界とつながる豊かなローカル」

二シャント様はアメリカより、大学を卒業し2014年に日本に来日。
ジェットプログラムにて、ARTの先生として気仙沼で2年間英語を教え続けた。
一旦帰国ののち、再び気仙沼へ。

2014年に来た時、「復興屋台村」と言う仮説商店街の裏に住んでいた。
最初こそ、何もわからなかったが温かく迎えてくれた商店街の人達が忘れられない。
2017年に観光の仕事をやるようになり、
「気仙沼観光協会」に勤め始めたのが今につながきっかけ。

観光協会が行っている仕事の一つとして「旅行のサイクル」をつくること。

一般の人でもできるサイクルは、
「旅行に行ってSNSで情報を発信すること」
その情報を見た人が、興味をもって次の人につながる。
お店などでも「美味しい」や「楽しい」だけではなく、
その店の人と関わることによって人とのつながりが増えていく。

全体的な「サイクル」をつくるには、
現地の良いところ。美味しいもの。
そして。震災の状況を日本だけ、その場だけではなく、
来てくれた外国の人にも伝えること。が大切になってくる。

「座禅の体験」ができる場所が気仙沼本吉町の
「清涼院」と言う場所で行える。
こちらは震災直後に「対策本部」となっていて、
自衛隊の方々はこの場所を中心に「支援物資」などを配布していた。
炊き出しもお寺で行っており、避難所にもなっていた。
「お寺」なので「語り部」だけではなく、
「お寺」らしく「座禅」なども含めて体験できるようにした。

「私が伝えたいのは、
当時のストーリーだけではなく、「今を生きる」にスポットを。
来た人が、「また来たかった」「またこの人に会いたいな」と
思っていただけるようなものへ、これからも務めていきたい」
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「神戸大学地域連携推進室学術研究院」
山地 久美子 様

「阪神淡路大震災」

神戸大学都市安全センターと言うところがあります
こちらの建物は震災の翌年に設立されました。

「震災の語り部」と言うのは
「次世代」「地元」「ほかの国」へ
縦と横を伝えるのが大切。

そして語り継ぐにあたり、
「日本がまずはどうゆうことを伝えていかなくてはならないのか」
多種多様な伝え方があると思います。
「震災遺構」や「展示」「街歩き(語り部)」など..
どれもすべて「語り部」に含まれるものです。

これからは「次世代」の語り部を。
しかし「語り部」自体を行っている人自体が少ない。
なぜか...
「語り部」で生きていくのは難しい。
積極的に行っているのは高齢者の皆様が多くをしめます。
そのため、「次世代」は「高校生」になってしまい、
高齢者の方から見たら、孫のような存在。「次々世代」となってしまう。
その間の20代30代40代50代の人達がなぜできないのか。を考えると、
「語り部」と言うのものがどうゆう役割を持って社会的な意味を持っているか。
と言うことにも通じると思っています。

こちらを踏まえた上で「阪神淡路大震災」の一部分ではございますが、
紹介いたします。

まず「阪神淡路大震災」は「阪神地区」と「淡路地区」が一緒になってできた
国で決定されて名前です。
非常に大きい火事も起こった「断層型地震」でした。

地震が起きたのは「朝5時54分」
亡くなった方は6,434名。
朝の時間と言うこともあり、女性が多かったそうです。

「野島断層」の一部分に断層が生じ、
その断層を保存館にて展示しています。
「野島断層保存館」は「公共建築賞」を受賞しており、
このような建物を遺す事も「語り部」となります。
職員様の中には、もともと高校の英語職員の方が居て、
語り部を英語と日本語両方で行えるため、
館内の案内なども英語で行うこともでき、外国からのお客様にも
詳しく学んでいただけます。

「英語の語り部」も行えたらこれから、もっとよくなります。
地元でそのような方を発掘していくのも大切になっていくかと考えています。

神戸市にある「人と防災未来センター」の中には、
ボランティアで語り部を行っている方もおり、
中にはインドネシア語ができる方もいらっしゃいます。

また、神戸には「ルミナリエ」があり、
鎮魂の意を込めると共に、都市の復興・再生への夢と希望を託して、
大震災の起こった平成7年の12月に初めて開催しました。
以来、震災の記憶を後世に語り継ぐとともに
神戸の希望を象徴する行事として多くの皆様に支えられ、
神戸の冬の風物詩として定着し、
昨年は約343万人もの来場者の皆様にお越し頂きました。

多種多様な形でも、やはり後世に伝えていくことは
これからの日本にとっても外国にとっても大切なことだと考えます。

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講義の後は、コメントも頂きました。

東北大学災害科学国際研究所助教
ゲルスタ ユリア 様

「語る」と言う重要性をたくさんの意見を通し学ぶことができた。
外国でも、日本に似ている形の語り部がありますが、
「語る」と言うのは被災した方々にどのような影響があるのか
その大事さがとても印象に残っています。
また、自分のためではなく、周りの方の復興や、未来の人へ伝えるための活動。
「語る」が形になれば「博物館」へ。
災害の事を知らない方々ひぇどのようにして伝えていくのかが興味深かった。
今日は非常に色んな事を聞けて視野が広がった。
ありがとうございました。

東北大学災害科国際研究助教
フルコ フラヴィア 様

語り部について、観洋に来ているのは4年目ほど。
外国と日本は語り部に似ている部分があり、
それぞれの良さ、伝え方があった。

イタリアでも語り部のようなものをしているが、
つながりが少ないため、皆様の話をきいて「つながり」が必要だと
再度認識できた。
「語り部」のように「語る」ことはできないが、
「伝える」ことはできる。

当事者ではないため、「記憶はできない」が「記録はできる」。
これは私達の役割だと思います。

今日講義して頂いた事を忘れず、研究を進めていきます。
ありがとうございました。

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講義が終了した後も約1時間にわたり、
それぞれの語り部活動や、

「語り部」を「KATARIBE」として世界発信していることについてなど、
様々な視点より「意見交換」が行われました。

非常に充実したゼミナールとなり、これからの活動についてもそれぞれ発見できるのもがあった時間でございました。

講義していただいた講師の皆様。
お集まりいただきました語り部の皆様、
参加者の皆様。ありがとうございました。

これからも観洋含め、語り部活動を続けていく、
研究していく皆様をよろしくお願いいたします。

当日、取材に来ていた三陸新報社の方が記事として
掲載頂きました!

語り部バスから見る~被災地・南三陸のいま~

皆様こんにちは、マッキーです。

今回は、当館で毎日運行している「震災を風化させない為の語り部バス」についてです。

毎朝8:45~から運行している語り部バス。
当館でも多くの方々にご利用いただいており、
中には手紙やレポートを頂くことも…
本日はその手紙(レポート)の内容を少し紹介したいと思います。

今回お手紙をいただいた
関東在住のこちらのお客様は、
東日本大震災で被害に見舞われた方へ募金活動、
そして、何度も岩手・宮城・福島へお越しいただいており、
今回で震災後5回目の訪問との事です。

仙台を出発して沿岸の地域は、
名取⇒松島⇒石巻⇒女川⇒南三陸⇒気仙沼⇒陸前高田⇒釜石⇒宮古を
2泊3日の旅の1泊目として当館をご利用いただきました。

そして、
翌朝の語り部は、昨年「もてなしの達人」にも選ばれた
伊藤文夫部長のバスにご乗車されました。

震災当時の様子や、南三陸町の復興状況などを1時間掛けて、
戸倉地区(旧戸倉中学校)」や、

弊社所有の民間震災遺構「高野会館」、

そして、赤い鉄骨の「防災対策庁舎
(語り部バスでは車窓から少しご覧いただけます)

観洋だけではなく、志津川地区や戸倉地区を目で見た感想も
しっかりと書かれています。


今回の訪問を通して、
被災地の港湾・堤防・道路などの整備は結構進んでいるように感じましたが、
住宅や商業施設の建設はこれからだと感じました。
ただ、商業施設などは人影がまばらで、
元々過疎化が進んでいた地域がこれから
どのようになって行くのか少し心配との事でした。

ぜひ、また少し時が経ちましたらお越しいただければと思います。

このように、全国各地のお客様に当館の語り部バスはご乗車いただき、
中には、お手紙を書かれる方や、お子様の自由研究になる事も…
これからも、震災を風化させない為に、
そして、将来起こるかもしれない災害の防災・減災の為に、
「震災を風化させない為の語り部バス」は今日も走り続けます。

 


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