クリスマスウイークを前に

 

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

志津川湾の日が暮れれば・・・

観洋の幼稚園マリンパルのクリスマスイルミネーションが輝き出します。

クリスマスウィークを目前に、ホテル観洋では

『オトガヨロコブクリスマスコンサート』が開かれました。

「オトガヨロコブコンサート」は

音楽を通して東日本大震災の復興を支援するチャリティプロジェクトです。

「被災地のモノが売れ、被災地にヒトが集まること」がコンセプト。

演奏は、仙台市出身のマリンバ奏者 朝倉 香絵さん。

 

第一回宮城県管打楽器ソロコンテスト最高賞を受賞し

名門桐朋学園大学音楽部演奏学科打楽器専攻を首席で卒業。

プロとして25年の演奏活動を続ける中、

殊に音楽を通した3.11被災地の復興支援に力を注いでいらっしゃいます。

この日は、そり滑りなどのクリスマスソングも披露され、

会場は クリスマスムードいっぱいに~♪

お客さまから 盛大な拍手が送られていました。

マリンバの音色って、暖かな温もりがあっていいですね。

何より、朝倉さんの 魂のこもった演奏は素晴らしい♪

 

次の日22日には女川で、

23日日曜日には石巻 ぎゃらりーく・ら・らで無料コンサート。

24日は、一関の祭畤(まつるべ)温泉「かみくら」でディナーショー。

25日は石巻市で 11時と14時からの2回 珈琲いしかわ本店で、

さらに18時半からは女川のシーパル女川のcafeごはんセボラで

コンサートが予定されています。

朝倉さん! 被災地に和みと安らぎのひと時を ありがとうございます。

ますます、ご活躍を!!!

そして、Merry Christmas ♪♪♪

かわいい奴

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

北寄りの風の吹く日は、随分冷えますねぇ~。

15日には南三陸町でも雪が舞うのを見ました。

 

日曜日、チ チ チッ・・・ 聞き覚えのある小さな声が

Bluebirderの視線を 歩道脇フェンス向こうの藪に誘いました。

す・る・と・・・

こんなのが 居ました。

キ・ク・イ・タ・ダ・キ。 キクイタダキ

 

目の前で立ち止まって観ているBluebirderの姿など気にすることもなく

逃げません。いつもなら さっ と逃げるのに・・・

シャッター チャーンス!!!

ところが、昼休みに寮に戻る途中で カメラの用意などは無し・・・

スラックスの後ろポケットからスマホを取り出し カシャッ カシャッ・・・

 

体長は10㎝ほど。日本で観られる野鳥では最も小さいと言われています。

その上、体色は藪の竹や葉と同系色なものですから、

スマホの液晶画面でもどこに居るのか識別出来ませんでした。

 

こんな藪の中ですと、

画面上の居場所をタップしてピントを合わせてから

シャッターを切るのが定石ですが、

「ちっちゃくて周りと同系色」の姿を 画面で容易には見つけられず、

ただやみくもに撮るしか仕方がありませんでした。

おまけに光が足りない。

結果的に、こんなボンヤリしたキクイタダキをご覧いただくことに・・・

 

全長は前述の通り10cm、体重は5グラムほど。

全体はうすい緑色をしていて、頭のてっぺんは鮮かな黄色。

これが菊の花びらが頭に貼りついているように見えるので、

キクイタダキという和名が付いています。

日本では冬鳥として渡来している他、

北海道や本州の高山帯の針葉樹で繁殖するそうです。

普段は樹々の密生した枝から枝へと絶えずちょこまか動き回っては

大好きなクモや昆虫を食べているので

なかなかうまく撮れない鳥ですが、1.5~2mという間近で見たのは初めて。

野鳥たちは目の前に好物の餌があると、

近くに人が居ても あまり気にしないようです。

このキクイタダキも、

どうやら枝の古い切り口の割れ目にいた虫か何かを食べていて

それでしばらく飛び去らずにいたようなのです。

「かわいい」でしょ?

 

かわいい、と言えば、コクガンも!

遠目では、目が頭の黒い色に埋もれて どこか「怖い」印象ですが、

拡大すると・・・

ほらっ、こ~んなに かわいい顔してます。

やさしい表情してるから、メスかな・・・? というのは勝手な憶測。

 

15日朝7時~の コクガンウォッチングツアーでは、

目の前10mに その姿を捉えられました。

スマホで、こんな風に撮れてしまうくらいの近さでした。

参加されたお客さまは、それはもう大喜び。

ご自分でお持ちになった一眼レフカメラでも、うまく撮れていたようです。

いいお土産が出来ましたね。

ご希望の方には、ご案内いたします♪

フロントで お気軽にお申し付けください。

コクガンウォッチング

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirdre*Sです。

 

南三陸町でも、

毎朝、車のフロントガラスが霜ですっかり白くなる時期になりました。

12月。

お変わり ございませんか?

 

さて、絶滅が危惧され国の天然記念物として保護されている コクガン。

観洋近くの海辺で朝 確認出来るだけでも、もう優に100羽を超えています。

 

地元ネイチャーセンターの情報によれば

今シーズンは 10月の終わりに二羽が確認され、

前のシーズンより1週間ほど早い飛来だったようです。

冬鳥コクガンの飛来が少し早め・・・、な上に

12月に入った昨日朝のお客さまのお見送りの際には

「雪虫」がふわふわと舞っているのを見かけましたから、

いよいよ、寒さも本番、といったところでしょうか。

 

そうした中、南三陸ホテル観洋では、

新たな試みとして お客さまを

コクガンウォッチングにご案内するツアーを設けました。

試しに、朝7時から1時間ほど、Blubirderがご案内します。

ちょうど「朝飯前」にコクガンを愛でて自然に浸り・・・、

それから宿に戻って ビュッフェスタイルで お食事♪ っていう

ちょっと贅沢な冬の観洋のイベントです。

まあ 野鳥ファンって、それほど多くはないのかも知れませんが、

それでも、昨日も 外来のお客さまから、

コクガンはどこで見られるのか尋ねられましたし、

ここ最近、宿泊のお客さまから、

事前にお電話で問い合わせをいただいたり、

チェックインの際に尋ねられたりする機会が増えてきました。

前のシーズンも、

去年10月に志津川湾がラムサール条約登録湿地になった

ということもあってか、

やはり何件かお問い合わせ頂いていましたので、

「南三陸町といえばコクガン」、「コクガンと言えば南三陸町」

という印象が少~しずつ定着してきている♪

そんな気がして 嬉しく思います。

復興途上の街の再生のためにも、地元を訪ね、

観光に訪れてくださる交流人口の確保と拡大が大命題ですから、

南三陸町に少しでも興味を持って頂けることは とてもありがたいことです。

志津川湾で越冬する「彼ら」は

豊かな自然によって涵養されている生物多様性の象徴的な存在です。

その象徴を観たいというご要望があれば、

朝だけでなく日中でも、予定さえ空いていれば

コクガンウォッチングにご案内しますので、

興味のおありの方は、お気軽にホテル観洋へお問い合わせください。

お電話 0226-46-2442へどうぞ。

もちろん ご要望を頂くのは チェックインの際でも構いません。

地球上にに7000~8000羽しか居ないと言われる貴重な野鳥なのに

その内200~300羽が

毎年この志津川湾で越冬して行くんですから、凄い!!!でしょ?!!

いえ、凄いんことなんです!!!

 

常にじっとしていなくて快活で ちょっぴりやんちゃ、

全体的に黒いんだけどおしゃれでエレガンスな羽色のコクガンを

是非 観に来てください♪

白い首輪は成鳥の証

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

東日本大震災からの復興復旧の工事が進み

次々と防潮堤、河川の護岸、新しい道路が次々と完成する

南三陸町の湾岸にあって、

この冬も、果たして前の冬と同様に

越冬に来てくれるのだろうかと

正直いかばかりか不安がありました。

ただ、それも取り越し苦労だったようで、

元気な姿を見せてくれたコクガンたち。

カモ目カモ科コクガン属に分類される彼らは、

シベリア東部で繁殖し、朝鮮半島南部、日本、主に東北地方以北、

渤海沿岸部へ南下し 越冬します。

繁殖期のほかは、群れで生活する習性があります。

 

全長は55-66cm、翼を開くと115-125cmですから、

大きさは 大体カルガモくらい。

 

尾羽は短か目で、頭部から頸部、胸部の羽衣は黒。

頸部に白い首輪状の斑紋が入り、斑紋内に黒い斑紋がありますが、

これがちょうど「網目」になって、

おしゃれなアクセサリーをしているように見えます。

幼鳥は頸部の白色斑がないか不明瞭ですから、

くっきりしているのは立派な成鳥の証ということにもなります。

とにかく、全体的に羽衣が黒いことが

和名「コクガン」の由来になっています。

 

 

ようこそ南三陸へ♪

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

ついに、南三陸に冬の訪れを告げる「使い」がやってきました。

そう! コクガンです。

この日 双眼鏡で確認できたのは 60羽ほど。

ただ、Bluebirderが「個人的に」今季初飛来を確認出来たのは、

ちょいと遅かったようです。

1~2週間前に

地元で「コクガンの初飛来を確認した」という情報がありましたから、

今か今かと気にかけながら 時々海辺に足を運んでは

「まだ居ない」「まだ来ない」と 空振りの繰り返し。

待ちわびる中、

たまたま見かけたのが 今月15日金曜日のこと。

お客さまを

「震災の記憶を風化させないための語り部バス」でガイドをしながら

近くを通ったところ

お尻の白い「奴」が 10羽ほど

群れて海上をヒラヒラと飛んでいるのが目に入ったのです。

それまで確認出来ていませんでしたし、奇遇にも

まさに 志津川湾がラムサール条約登録湿地であることを

お客さまに お話ししようとした矢先の出来事でしたから、

突然の「再会」に 思わず興奮

興奮しながら『豊かな自然に恵まれた志津川湾内には

海藻や海草の森が広がっていて、

生物の多様性を保っていること。

中でも貴重野生生物であるコクガンを養う豊かな湿地として

ラムサール条約登録された』というお話を

させて頂いた次第です。

 

15日金曜日に

今季初めてコクガンを「見かけた」のが

午前10時半ごろ・・・。

前の冬は、いつも午前8時には 一団となって飛び立っていましたから

この時点での 行動パターンが違っています。

 

今回ご紹介した画像を撮った 翌16日土曜日の朝は、

約60羽の内 半数は 8時前に飛び立ったものの・・・

もう半数は 8時を回っても この場を離れませんでした。

やはり 前の冬とは行動形態が違います。

8時を過ぎても飛び立たずに残ったのは 果たして

「飛来したばかり」だから なのでしょうか???

いえいえ、本当のところは

コクガンか 研究者に聞いてみなければわかりません。

とにかく、北海道に吹雪を、

仙台の泉ヶ岳に初冠雪をもたらした寒波により

15日は 未明に1.3度という 今季最低の気温を記録した南三陸。

まさに冬の使者コクガンは、寒波とともに志津川湾にやって来た!

そんな印象です。 ようこそ!!! 南三陸へ!

生存する個体は 8000羽を切るとも言われている「彼ら」コクガンは、

日本の天然記念物にして絶滅危惧種

毎年、200羽から300羽が志津川湾で越冬します。

大好物のアマモアオサを食べながら♪

前の冬は 358羽。

この冬は何羽 越冬していくのでしょうか?

『震災を風化させないための語り部』活動【最優秀コミュニケーション戦略賞】受賞!

日本最大級の政策コンテスト
「第14回マニフェスト大賞」におきまして
株式会社阿部長商店 南三陸ホテル観洋の
『震災を風化させないための語り部』活動
【最優秀コミュニケーション戦略賞】を受賞しました!

2019年11月8日、
六本木アカデミーヒルズにて
「第14回マニフェスト大賞」授賞式が開催され、
過去最多の応募総数2,619件から
6部門30件の優秀作品が選出されました。

【コミュニケーション戦略部門】では
南三陸ホテル観洋の
「震災を風化させないため語り部バス」を含めた
6件の取り組みが『コミュニケーション戦略賞優秀賞』を受賞!

さらに、『コミュニケーション戦略賞』を受賞した
6件の取り組の中から、当館が
【最優秀コミュニケーション戦略賞】を受賞いたしました!

震災直後より語り部活動を意識してきた阿部女将と
語り部・防災士の伊藤次長が登壇し、
賞状とトロフィーを授与されました。

その後、各部門の最優秀賞受賞者が
壇上でプレゼンを行いました。


5分という短い時間ではありましたが、
会場の皆様にご清聴いただき、想いを伝えることができました。

震災直後からの「語り部」活動の独自性・継続性と、
地域の交流人口拡大や経済活性化に貢献したと評価され、
この度の受賞となりました。
応援いただいている皆様、関わってくださっている
すべての皆様に心より感謝申し上げます。

南三陸ホテル観洋は東日本大震災発災時より、
公的な指定避難所ではなかったものの住民はじめ
多くの方々を受け入れ、震災当日から
避難所の役割を担ってまいりました。


多くの大切な命を守る砦となる事と
復興の牽引役となる事を使命として感じながら、
住民と従業員、ボランティア、医療工事関係者、
多くの方々が関わる避難所運営を行い、
自助・共助の取り組みを率先して行いました。


その震災の経験と学びを伝える「語り部」活動を
2011年より現在まで継続して行ってきました。
「語り部」の活動は災害伝承だけでなく、
交流人口拡大の糸口になり、地域経済活性化や
地域産業を守ることに繋がりました。

2015年からは、
「語り部の震災の記憶と教訓を伝えたい」
「多くの方が交流する場を作りたい」
という想いから、
「全国被災地語り部シンポジウム in東北」
実行委員会を結成しました。


民間企業の枠に留まらず、
様々な方々と連携しながら全国に働きかけ、
これまでに宮城・兵庫・熊本にて
4回の「全国被災地語り部シンポジウム」を開催。
南三陸町では、語り部フォーラムや座談会も行いました。

シンポジウムを重ねるたびに人と人が新しく、
またさらに深く繋がり、語り部活動そのものが
普遍的、持続可能な取り組みとして広がっております。

地方の民間企業でありながら、
ここまで取り組みを継続できたのは
『自助・共助』の考えを胸に、
ひとり一人がその課題に真摯に向き合っている
からこそだと考えております。

皆様に感謝致しますと共に、
機会がございましたら是非現地へ足をお運び頂き、
南三陸の風光明媚な景観と、豊かな海の恵み、
震災からの復興への歩みを感じて頂ければと存じます。

今後とも南三陸ホテル観洋を
ご愛顧の程よろしくお願い致します!

第14回マニフェスト大賞 優秀賞受賞!

南三陸ホテル観洋が長年行っている取組

『「語り部バス」をはじめとした「語り部」による地域の伝統・文化の伝承継続への取組みと全国被災地語り部シンポジウム開催による災害伝承、地域間交流活性化モデルの構築』

この度、「第14回マニフェスト大賞」
【コミュニケーション戦略賞 優秀賞】を受賞しました!

<マニフェスト大賞とは?>
地方自治体の議会・首長等や地域主権を支える市民等の、
優れた活動を募集し、表彰するものです。
これにより、地方創生を推進する方々に栄誉を与え、
さらなる意欲向上を期するとともに、
優れた取り組みが広く知られ互いに競うように
まちづくりを進める「善政競争」の輪を
拡げるために設けられました。("公式HPより引用)

第14回目となる今回は、
応募総数2,619件の中から、
優秀賞30件が選出されました。

これまでにも様々な議会や地方自治体が賞を
受賞されていましたが、南三陸ホテル観洋は
数少ない民間企業としての受賞となりました。

皆様のこれまでのご支援、ご協力に
心より感謝申し上げます。

南三陸ホテル観洋では、2011年より
東日本大震災の憶・教訓を後世に伝える為、
観光客や教育旅行を中心に「語り部」を行う
震災語り部事業を継続して参りました。

ホテルが所有するバスで被災地を案内する
『震災を風化させないための語り部バス』と、
ホテル内の会議室での『震災講話』、
震災伝承施設「高野会館」を案内する
『震災遺構の保存と継承』を行っています。

語り部をきっかけに人々がが地域を訪れ、
交流人口の増加と地域活性化や
継続的なシンポジウム開催による
「語り部」ネットワークの拡大と取り組みが評価され、
この度の受賞となりました。

今後、11月8日(金)に東京で行われる
授賞式にて、優秀賞の取り組みの中から
【グランプリ】【最優秀賞】が発表されます。

授賞式の一般の方の参加については、
今後"公式HPより発表される予定です。
近隣のお住まいの方、受賞事例に関心のある方は
是非お越しくださいませ!

ツール・ド・東北がやって来た

 

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

「ツール・ド・東北」

それは、東日本大震災の復興支援と震災の記憶を残していくことを

目的にした自転車イベントです。

今年で7年目。

南三陸ホテル観洋には、恒例の エイドステーションが設けられ

参加の皆さまには もうすっかりお馴染みで美味しいと評判の

ふかひれスープでおもてなしさせて 頂きました。

観光キャンペーンキャラクターのラプラスもお出迎え。

 

エイドステーションで ふかひれスープをお出ししてくれたのが

河北新報ガールズ。

今年、新採用の新人さんたちです。

明るい声と笑顔の労いに、ライダーさんたち、

嬉しそうに シャッターを切って

ふかひれステーションと彼女たちを撮っていました。

 

一方、沿道では 河北新報ガールズに負けじと

観洋ガールズ&ボーイズが

元気な声掛けと 鈴や鐘に太鼓といった鳴りもので応援。

手を振って笑顔で応えるライダーさんたち。

 

エイドステーションは、続々と訪れるライダーさんたちの賑わいに

鳴り物と応援の声も相まって、いつしかすっかりお祭りムードに♪♪♪

奇しくも 真夏を思わせる日差しの下、

会場の雰囲気は熱気でヒートアップしていました。

 

応援の小旗を振って「がんばれー!」

ちっちゃな男の子も かわいい応援です。

「彼」の眼差しは、ライダーさんたちの走行に 釘付けで、

おかあさんに そろそろ帰ろうと 促されても、

「まだ この場に居たい」と なかなか動こうとしませんでした。

きっと、楽しくて温かな雰囲気を感じ取っていたのかも知れませんね。

 

今年は、およそ3700人が参加した ツール・ド・東北。

普遍のテーマは、「応援してたら、応援されてた」。

まさにそのテーマが、そのまま再現されていた、

そんな印象の 南三陸エイドステーションでした。

 

 

観光船

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

9月に入り、日中はまだ暑さが残っていますが、朝夕は涼しくなりましたね。

 

さて、澄み切った空の下、観光船でクルージングなど いかがでしょう?

送迎バスが出発するのは、仙台駅直行のシャトルバスが観洋を出た後のこと。

毎日 午前10時15分。

一路 船着き場へ・・・

志津川港到着は、およそ10分後。

接岸しているホテル観洋の観光船、第三はまゆりに乗船いただきます。

出港は 10時半。

一時間弱のクルージングが始まります。

第三はまゆりは、津波で失われた二隻の観光船

第一はまゆりと第二はまゆりに次いで

震災後 新造船として復活した観光船です。

リアス式海岸特有の荒々しい岬や島々の景色を眺めながらウミネコと遊べて、

のんびりと南三陸 志津川湾の海を楽しめる♪ 船なのです。

ウミネコと遊べる時間が とにかく楽しい こちらの観光船。

 

餌のかっぱえびせんは、船上で販売しています。

持ち込みもOK!

 

えびせんを指先に持って外に向かって差し出すと

ウミネコが飛んできて パクリ!

上手に放り上げれば、空中でキャッチしてくれますし、

海に落としても、着水して 食べてくれます。

 

こんなシーンも・・・

 

とにかく 寄ってくるウミネコの数が半端じゃない。

手の届くすぐ目の前を 群れて飛ぶ白い翼の迫力には圧倒されてしまいます。

 

舵を取るのは、阿部船長。

ヘッドセットのマイクを通じて、船内アナウンス。

南三陸町の歴史・文化から、地質、魚竜などの化石、自然、漁業に加え、

ウミネコやカモメのことなど あれこれ教えてくれる語り部ガイドでもあります

野鳥のことも詳しい船長さんです♪

 

さてさて観洋を背景に、目の前に浮いている浮きは何かわかりますか?

この浮きで、カキを養殖しています。

それぞれの浮きから カキの種を付けた綱を海中に垂らして育てます。

 

観光船は 途中、別の海域で浮きの傍に寄ってくれます。

その際に どんな風に養殖されているのかを観ることが出来ます。

海中に 白っぽく見えるがホタテの貝殻。

ホタテの養殖じゃぁ ありません。 カキの養殖!!

カキって、ホタテの貝殻に種を付けて 養殖するんです。

 

また、ホヤは、カキの殻に種を付けて、

ホタテは、洗濯ネットのような袋に種を入れて 養殖するんですって。

そんな話も教えてくれるのが、阿部船長です。

こちらは、ギンザケ養殖用の生け簀。

 

手前右手の島は「椿島」って言いますが、その向こうに見える岬が

雷(いかづち)伝説の「神割崎」。

 

志津川湾内の岬。海面に近い部分の「えぐれ」は、津波の傷跡。

 

町内で唯一 歩いて渡れる島 荒島(あれしま)には、

南方系の植物タブノキが植生しています。ここは北限の地。

沖合には親潮と黒潮の混ざり合う海域があって、

暖かい黒潮の影響を受けてのことでしょうか。

 

とにかく、あれこれ 細かいことは抜きにしても、空と海の青、潮風、

島々の鮮やかな緑、さらにウミネコとの触れ合いが、

掛け値なしに 私たちの心を癒してくれます。

 

南三陸ホテル観洋の目の前を遊覧する志津川湾観光船、

料金は、大人一人1100円 子ども550円で 一時間弱の船の旅

前日の 20時までに 観洋のフロントにお申し込みください。

外来の方もどうぞ!!! 代表電話 0226-46-2442 まで♪

尚、この観光船、10月からは、消費税増税の関係で

料金は 大人1200円、子ども600円に改定になります。

乗船すれば、ちょいと南三陸通になれて、気分も心もリフレッシュ。

ご予約・ご利用 お待ちしております。

 

リボーンアートフェスティバル 2019

一週間ぶりのご無沙汰です、Bluebirder*Sです。

「新たなる空間への道標」

草間彌生さんの作品です。

二年前に続いて、二回目の開催。

REBORN  ART  FESTIVAL  2019 は

石巻市などで 8月3日に 始まりました。

桃浦(もものうら)の展示

たまたま お客さまをご案内させていただき、

比較的早い時期に訪ねることが出来ました。

 

原色使いの水玉模様 草間彌生さんの作品の特徴です。

前回二年前には、彼女の作品は

もっと奥まった山の上の公園に展示されていましたが、

今回は、旧荻浜小学校からほど近いところ。

 

青空と森の緑を背景に 赤に白い水玉模様がよく映えます。

ちょうど背後のタブの木とも相まって 素敵なバランスで調和しています。

オブジェは、水の上に。

 

光沢ある作品の表面には、観る者と 回りのオブジェが映り込み、

そこにまた 別の空間の広がります。

目視ではそれ以上確認できませんが、

作品の映り込みには、映り込み、その映り込みには また映り込みがあって

延々と内なる空間は繋がっていくことになります。

空間は繋がり 無限連鎖的に広がっていく そんな印象の作品です。

 

こちらは、久住有生さんの 淡(あわ)

『全ては ほんの一瞬の出来事である

何億年も前から続く循環も進化も永遠ではない

一喜一憂する毎日も

産まれてくることは 儚い』というのが 久住さんのメッセージ。

「儚さ」とは裏腹に 真っ青な球の集合体には 強烈な存在感があります

 

Lonely Museum of Wall Art (孤独な壁の美術館)

壁と向き合った表現の歴史を展示

完成したばかりの防潮堤の上に設けられた「美術館」には、

 

過去の歴史と未来の想像力に溢れる 表現の種が植えつけられています。

壁に覆われると 景色は・・・

「美術館」の一角にはこうした風刺的な展示も。

 

パルコキノシタ

『命は循環していて 命は神に送られて 神は命を人に与える

我々の魂は永遠に続く』

木端で形作られた豚のオブジェは独創的です。 その体内には 一枚の絵・・・

そこには テーマである「循環する命」が 表現されています。

豚も 恵のひとつして捉えられています。

 

ほかにも、・・・・・

今年のテーマは 「いのちのてざわり」

7つのエリアに 63の作品が展示されています。

 

『東日本大震災の津波被害から復興し、

まさに生まれ変わろうとしているこの場所だからこそ

他では出会うことのない価値観や人に出会うことができる』

というのが今回のコンセプトです。

 

行って観て、聞いて、触れて、作品のエネルギーを感じてみてください!

 

リボーンアート・フェスティバルは、牡鹿半島、網地島、石巻市街地、

松島湾(石巻市、塩釜市、東松島市、松島町、女川町)を会場に、

9月29日まで開かれています。