なぜ 志津川湾にコクガン?

一週間ぶりのご無沙汰です
Bluebirder*Sです

コクガンが越冬する南三陸町の志津川湾

コクガンが志津川湾に来るのは なぜ?
そんな疑問を抱いた地元の小学生が
全国公募の作文コンクールで入選を果たしました

"全国豊かな海づくり大会作文コンクール"
高学年の部入選です

おめでとうございます♪

素晴らしい 栄誉ですね
(お名前は伏せてほしいということでしたので 悪しからず)

たまたま 冬場
コクガンを"追いかけまわしている"Bluebirderが
こちらの児童から "取材"を受けていたので
多少なりともお役に立てたのは 嬉しいことです

テーマは "コクガンと海"

作文は「国の天然記念物で
絶滅危惧種に指定されている希少生物のコクガンが
なぜ 志津川湾を選んでやってくるのか」
そんな疑問から始まります

湾がリアス式の海岸で
昔からカキ・ホヤ・ワカメなど
養殖の場であること

沖合にある寒流と暖流の混ざり合う海域の影響で
冷たい海と温かい海 両方の生き物が見られ
生物多様性の高い海であること

山から栄養豊かな水が流れ込む海底には
一面に海藻の森が広がり
「藻場(もば)」として初めてラムサール条約に登録されたこと

波が穏やかでコクガンのエサとなる 海草のアマモが十分に茂り
安心して冬を越せる場所なのだ ということを知ります

その上で
実に220種類を超える海藻と海草が茂る湾内に棲息する
550種類以上の生き物たちを守るには
志津川湾を きれいに保たなければならない


すなわち コクガンの海を守るには

川にゴミを捨てないで 土を汚さず
きれいな山と森を残していくことが
必要だということに 思いは至ります

"彼女"は 今回の"取材"を通じ 志津川湾の自然のすばらしさ
山と海の繋がりから
人と海の共生が大切なことを知り
自分自身が自然の一部であることを意識して
生活していこうと決意


「大人になっても 南三陸のきれいな海のまま
コクガンが この海にずっと来てくれることを願っています」
と 締めくくられています

今ある志津川湾の自然と恵みを
そのまま未来に引き継ぐためにも
こうした"気付き"が出来 行動に移せる子どもたちが
一人でも増えると 嬉しいですね

持続可能な社会の実現のため
3.11の防災・減災学習に加え
わかりやすい環境学習の場としても
観洋はじめ 私共の町南三陸をご利用いただけましたなら幸いです

そして "全国豊かな海づくり"で入賞した"彼女"のように
"自分も自然の一部なのだから"という"思い"にたどり着けて頂けたら
何よりです

さて 南三陸ビジターセンターによりますと
この2日 センター近辺の海域で 101羽が確認されています
寒波と共に コクガン
その数が ほぼ倍増しました

いよいよ観察しやすくなってきました

再びの ご来館

一週間ぶりのご無沙汰です
Bluebirder*Sです

以前 7月のブログでも紹介させていただきました
歌人 皆川二郎 様の 短歌

先日 またお泊り頂いた際に
二首の色紙を お贈りいただきました

ありがとうございます

観洋でのことを詠んでいただいた短歌ですが
どちらも抒情的で その情景が容易に思い浮かびます

観洋をご存知の方なら こちらの二首で
きっと ご宿泊いただいた日の情景を
思い起こして頂けるのではないでしょうか

何より 皆川様にも観洋のファンになって頂けた印象が
とにかく 嬉しい限りです

皆川様とは 岩場で営巣するカモメのニュースをご覧になって
観洋にお越しになられたのがご縁でした

こちらが 7月にお越しになられた際の 皆川様ご夫妻です
カモメの観察コーナーを背景に・・・

皆川様は 歌人 斎藤茂吉の流れをくむ
東北アララギ会「群山」の代表

この度 二枚の色紙と共に
二冊の歌集も ご寄贈いただきました

"一滴のうた"は 去年5月に発行された歌集
"源流地帯"は 平成25年6月に著されたものです

素敵な歌集は
家族のこと 友のこと
その時々の出来事 季節や旅の風景
風物などが優しい視線でとらえられ
そのまま脳内空間に呼び起こされる情景が
やわらかに 短歌の世界に誘います

重ねて ありがとうございます

早速 観洋の"キラキラ図書コーナー"に置かせていただきますので
皆さまも どうぞ ご一読ください

 

さてさて コクガン通信です

いつもの港のコクガンたち
家族単位で群れをつくって
元気に水面を泳ぎまわりながら アマモを漁っています

こちらは この26日の様子

一組のツガイが 岸辺近くで姿を見せてくれていました
先を泳ぐのが♀ 後ろが♂のようです

仲睦まじい雰囲気♪
こちらのツガイに限らず
大体においてコクガン"夫婦"は 仲がよろしいようです

一方こちらは

南三陸海のビジターセンターからほど近い岩礁近くの様子
やはり 家族単位で群れを成して
アマモを探しては 口にしている様子です

ビジターセンターによれば
この23日現在で57羽を確認していますが

いよいよ寒さが増す今日この頃
おそらく コクガンたちの数も
その寒さと共に
加速度的にその数を増やしていくことでしょう

祝 リッター20キロ♪

「祝」♪と 言っても 何のことはない
単なる個人的な 自己満足に過ぎませんww  ので悪しからず

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

恥ずかしながら "車の燃費"のことなのです

2年ほど前には せいぜい14キロ台半ばだった
ちっちゃな愛車の"燃費計"が

この17日
ついにリッター20㎞を指したのが 嬉しくて・・・

Bluebirderは かねてから"エコドライブ"が"趣味"www
ふんわりアクセルで 急加速をせず
巡行スピードを一定に保ちつつ 空走距離を稼ぐ etc・・・

そんな運転を重ねながら
燃費が少しずつ伸びるのを "ゲーム感覚"で楽しんでいます

もっとも ハイブリッド車なら
リッター30㎞台は当たり前でしょうから
驚くような数字ではありません

が レギュラーガソリンで ターボ無しの自然吸気CVTエンジン
2年程前には せいぜい14㎞程度だった燃費を
20㎞に出来たわけですから まずまずじゃぁ ありません?

全国平均で 1ℓ170円にも迫ろうというガソリン価格高騰の折
財布にやさしく 高騰への多少の対抗手段にはなるし
何より CO2の排出を抑えて 地球環境にやさしいのですから
"エコドライブ" 皆さんも "楽しんで"みませんか?

 

さて 現在の所
辛うじて環境が保全されているからこそ
美しい自然に恵まれ 夜空も美しい 当館 南三陸ホテル観洋では
この19日 45回目のスターパーティが開かれ
大勢のお客さまから "部分月食"を楽しんで頂きました


〈写真↑ ↓ スタッフNさん提供〉

こちらが月の欠け始め

スコープの接眼レンズにスマホをセットして撮りました
オレンジ色のきれいな月です 左側の陰りが地球の陰

この日は 国際宇宙ステーションISSも"出現"!!

こちら↓は スタパスタッフのKさん提供の写真

軌跡を描いて ISS

まさに 月食の始まった月に向かって進み
消えてゆきました

部分月食のその後の姿

こちらも

スタッフKさん提供の画像です

きれいですね

木星と土星も観て頂いた 今回のスターパーティー
実に100人を超えるお客様にお楽しみ頂くことができました

〈写真↑ ↓ スタッフNさん提供〉

スタパは 月一回 観洋屋上"汐風の空"で催されます

次は 12月14日の予定
"ふたご座流星群"の出現が午後4時に極大!!  には なるのですが
何せ 月は月齢が10.2で空が明るいので 観え辛い
ですから 次回のスタパは 月と木星 土星の観測を中心に
流星は"観られたらラッキー"程度になってしまうかも
いえいえ
だからこそ 観えた人は"夢"が叶う♪スタパになりそう!です

いずれにしても きれいな星空が自慢の 南三陸ホテル観洋
次回も汐風の空"天然のプラネタリウム"を 存分にお楽しみ頂きます

~~~~~~~

さてさて コクガン通信です

南三陸海のビジターセンターによりますと
この19日現在  センター近くで52羽を確認しています

増え方が  いかばかりか加速したようです


この21日
いつもの港では 休日ということもあり 釣り糸を垂れる人たちもいて
なかなか 岸辺に寄ってきてくれませんでしたが

水面をスイスイ泳ぎ回りながら 好物のアマモを食べつつ
足りなくなれば また いつものようにオオバンに"労働寄生"・・・
つまり "横取り"しながら 過ごしていますw w W

秋 深まる

先週は 鮮やかなツタの赤色で締めくくりましたので

今週は 黄色でスタート

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

銀杏の黄色が目に鮮やかな南三陸町

陽に当たると 明るい黄金色にも
だから
ラピスラズリ的な空の蒼とのコントラストが鮮やかです

銀杏の花言葉は 長寿・荘厳・鎮魂です

何より 世界で最古の現生樹種の一つなのだそうな・・・

そそり立つ巨木からは 威厳も感じます

Bluebirderも 銀杏の黄色がある風景が好きです

その色は そのまま秋の深まりの知らせ

深まる秋に 志津川湾を訪れる コクガンたちも少しずつ
その数を増やしてきています

南三陸海のビジターセンターによれば
この11日木曜日には 30羽ほどを確認

あれ? 先週20羽確認していたのに
それほど増えていないんじゃないの?

ええ ビジターセンターから観察できる範囲の中では
そういうことになってしまいます

実際近辺の海域では
コクガンが"労働寄生"する"お相手"オオバンの方が圧倒的に多くて
「いつもなら 俺たちが海に潜って採ってきたアマモを横取りする
"兄貴"たち 今年はあんまり見かけないけど
一体どうしちゃったのかなぁ 拍子抜けだよなぁ」
なんて ボヤいているんじゃぁないのぉ・・・
というのは ビジターセンタースタッフとの戯言ですが
この時期 飛来数はもっと増えていてもおかしくありません

コクガンたちは家族単位で行動しますが
どうも 飛来したあと
湾内の別のエリアに移動してしまっているようなのです

あくまで憶測で 確証はありまりせんから
次は現地に足を運んで 確認してみようと思います

この日は 曇天の中 いつもの漁港の岸辺で
家族3羽 仲睦まじく"アオサ"を食べていました

もう 来てました

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

南三陸 海のビジターセンターによれば
先月25日以降に2~3羽を
今月3日には 20羽を確認していました

何のこと?
はい 南三陸町の冬の使者"コクガン"のことです

18日更新のブログでは お隣 気仙沼に
飛来したという地元紙情報をお伝えしておきながら
情報収集を怠り お知らせが遅れてしまいました

4日の日中    とある岩礁辺りの様子です

この日はこの辺りで 17羽を確認

いつもの港で

もう3羽を確認しました

こちらは 5日の様子(逆光補正してます)・・・・・・

とにかく ビジターセンターの情報も頂きながら
この冬も
ラムサール条約登録湿地 志津川湾のコクガンの様子を
ご紹介して参ります

さて お話の内容は"コクガン"よろしく"飛んで"しまいますが
こちらも 飛び回れる羽(翅)を持った昆虫のお話・・・

テントウムシは 世界的に
幸運を呼ぶ "幸せのシンボル"として 広く愛されています

確か ジョジョの奇妙な冒険
黄金の風 ジョルノ・ジョバーナが身に付けているブローチが
ナナホシテントウでしたね


↑上の写真は 今年の夏 プールサイドで撮りました

↓こちらは 去年11月 車窓にとまってくれた時の画

かわいらしい"なり"で ファッショナブルなカラーリングから
親しみやすさも持ち合わせた
昆虫界の"アイドル的存在"かも知れません

一方 こちらはどうでしょう?

どちらかと言えば"嫌われもの"の部類"カメムシ"(ピンボケですみません)

刺激を与えると 臭い匂いを発するので あまり印象はよくないようです
この写真を見た途端 ブログを閉じられてしまうかも知れません

が 背中に"ハート形"を背負ったカメムシが居るのは ご存知でしたか?

それが こちら・・・・・・・

です   こんなのが 居るんですねぇ・・・

どうやら このハートを付けたカメムシも "幸運を呼ぶ"と言われていて
その名も エサキモンキツノカメムシ(江崎紋黄角亀虫)

実は Bluebirderは 初めて見つけました


ハート模様がキュート♪  とてもとても憎めません

それから・・・ この季節にコガネムシ?!
な~んて思ってしまいましたが
いえいえ 居るはずもなく

よ~く観ると・・・ この背中の模様が また鮮やかじゃぁありませんか
おそらく これもカメムシの一種だろうと思って
調べてみると・・・やはり アカスジキンカメムシの幼虫でした

独特で斬新な模様 どこか海外の"家紋"のようにも見えるし
見ようによっては"髷を結った女の子が黒いマスクをしている"ようにもww

成虫になると すっかり装いを変えて 一層色鮮やかに光輝くようです
ちなみに カメムシには珍しく"臭い匂い"を発しないそうな

お仕舞は 巨大なのを一匹

オオトビサシガメ こちらも カメムシの類い
最初の写真のクサギカメムシが 1cm程度なのに対し
こちらは 体長3cm!!と とにかく大きいのです

このオオトビサシガメ
増えすぎたクサギカメムシを捕食するのだとか・・・

豊かな山から栄養豊富な水が流れ込み 
親潮と黒潮の恩恵を受けながら
220種類を誇る海藻と海草で構成される"藻場"と
その藻場を"ゆりかご"に 550種類以上の生物を育む志津川湾

まさに生物の多様性がここに反映され
その多様性によって 美しく豊かな自然が保たれています

"臭い匂いを発するから"と疎まれる"彼ら"も
そうした多様な自然を構成するメンバーの"立派な一員"です


けだし 南三陸杉の幹を覆うツタの赤が美しい 南三陸町です

“プチ”登山

"雪虫"を見ました
31日午後4時過ぎ R45脇を ふわふわと飛んでいるのを一匹だけ

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirdre*Sです

ただ この時 差し出した手に とまってはくれませんでした
それもそのはず 熱に弱く 人間の体温でも弱るというのです

こちらは 去年12月5日に撮った"雪虫"
この時は 手がかなり冷えていたので とまってくれたのでしょう

初雪の降る少し前に現れることが多いため
"冬の訪れを告げる風物詩"にも

雄には口が無く 寿命は1週間ほど

雌も卵を産むと死んでしまう というのですから
実に儚い生き物です

俳句では 冬の季語

雪虫? ということは  もう初雪が近いのでしょうか・・・
いえいえ雪には未だ早いのだとは思いますが もう11月なのですものねぇ

10月最後の土曜日は
雪の季節が近いことなど微塵も感じさせない
晴天に♪

アカトンボも 志津川湾の美しい景色に見入って(?)いましたww
足下には 黄色い花が色鮮やかに群生しています

ググってみたところ この花は"ヤコブボロギク" だそうな

その密生ぶりは 同じキク科の"セイタカアワダチソウ"も タジタジの様子

他の植物を駆逐する"セイタカ"が まさか・・・ これには 驚きました

日差しも心地よい晴天に誘われて
当館から徒歩10分 その頂までは5分 という
"海の見える命の森"へ "プチ登山"を楽しんできました
標高からすると "プチプチ登山"かも・・・)

昇り始めると 登山道わきには シオンの花

こちらもキク科で 秋の花
花びらの色が 気高い印象で きれい♪ですね

そして こちらは ナナカマド

真っ赤でツヤツヤの実 これもきれい♪

こちらは バラ科の植物

山頂あたりからは・・・

海辺の観洋が 紅葉に包まれて見えます

山頂を越え第二展望台へ・・・

派手さはありませんが
秋の深まりとともに ゆっくりと染まる 山の樹々

けだし きれいです♪

ハゼの葉は 真っ赤に

この日の散策は 新しい発見もあれこれ・・・

!!!?  これ 何? と思ったら
アザミの "その後の姿" でした

それにしても ↑この花が

こんなになっちゃうんですから 驚きです

ではこれは?

綿毛と化した "センボンヤリ"でした

まるで ライオンのタテガミ

この日一番の収穫は こちら

"リンドウ"の花を見つけたことでした

こちらも 秋の花
「野生の花で群生することなく 単独で自生する特性がある」とのこと
つまり これは "野生種"ということではありませんかぁ!!!

It's so wonderful!

皆さんも "海の見える命の森"で 秋の散策を楽しんでみませんか?

コクガン飛来!?

コクガンが飛来!

と言っても 南三陸町の志津川湾に ではありません
気仙沼市でのこと

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

お隣 気仙沼市の沿岸で
この18日に13羽の群れが確認されたという一報が
地元 三陸新報の20日の記事に載りました


こちらは 2年前の町内戸倉辺り↑

北極圏で繁殖し 主に東北から北の沿岸部に飛来し越冬しますが
"国の天然記念物"にして"絶滅危惧種"
全国的にも なかなかお目にかかれる野鳥ではありませんし
近い距離で観られる所もなかなかありません


こちらも 2年前の戸倉地区の様子

そんな貴重な鳥が
志津川湾では 毎年300羽から400羽が越冬
それも
"マジか?" と思えるくらい "間近" で観られる場所があるのですから
南三陸町は ミラクルです

こちらは 2年前の12月の様子

志津川湾は 3年前にラムサール条約に登録されましたが
"特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約"で
その水鳥が 志津川湾では "コクガン" というわけです

24日現在 南三陸海のビジターセンターでは
まだ飛来の確認はありませんが
彼らが 再びこの志津川湾に姿を現すのも
もう間もなくのようで 楽しみです

~~~~~~~   ~~~~~~~

さてさて 来月19日 観洋では恒例の"スターパーティー"が開かれます

今回は "部分月食"
時間帯は 16:30~18:30

ただ 雨天・曇天の場合は中止にさせて頂きますので
ご容赦下さいませ
寒さも募る頃ですから 防寒着もお忘れなく

香る秋色

またぁ?

と まぁおっしゃらずにww

 

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

前回のブログでもご紹介しました
セイタカアワダチソウ

先週半ば いよいよ"秋色"を深める辺りを 再び散策してみました

すると・・・

一週間前には 感じなかった
なんとも言えない "爽やかな香り"がするではありませんか

ひょっとして セイタカアワダチソウの花から?

まさか・・・

と 半ば疑いながら 花に顔を寄せてみると・・・
果たして その通り!
香りを放っているのは
紛れもない セイタカアワダチソウだったのです

生まれてこの方 この花の香りを確かめてみたのは 初めて
爽やかな"グリーンノート系"の香りは 意外でした


気分がス~ッとする い~い香り!
また少し この花を"見る目"が変わり "好感度"が上がりました

そう言えば ミツバチが蜜を集める植物だとも聞いてましたから
ならば 当のミツバチは? と 探してみると・・・

居ました いました!

ミツバチたちが 蜜を集めているではありませんか

気温が急落して10度台と 肌寒い日でしたが
せっせ せっせと
寒い季節を迎える 準備でしょうか

キク科 アキノキリンソウ族・・・
キク科ですから やはり秋の花 なのですね

殊 "咲き方"と言ったら 無茶苦茶密集して咲きますから
まぁ 見た目"上品"とは言いかねますが
英名:Canada golden-rod「カナダの金色の鞭」その名の通り
金色に輝く花は 西に傾いた陽に照らされると
その輝きを一層増して 深い黄金色に♪

青き衣をまといし者"ナウシカ"が 降り立ちそうな輝きを見せます

公園に 花壇は整備されていませんが

ご覧の通り "彼ら"が群生するあたりは さながらお花畑♪
自然が造った植物のレイアウトは
まるでディスプレイされた "花壇"にさえ見えて来ます

花は"ハーブ"として利用され
体内の毒を排出してくれる作用があり
ツボミを"入浴剤"に使うと
アトピー性皮膚炎を改善する薬効があると言われています
お風呂は 実際に その名の通り"泡立つ"のだそうな

私たちにとっても有用な植物として 更に 好感度アップ♪ です

花の時期は11月まで

冬の寒さが訪れる前に しばらく
この花の香りと
色鮮やかなゴールデンロッドの輝きぶりを
楽しませてもらうことに致します

さてさて
あまりに"黄色"ばかりの画になってしまいましたので
お仕舞に 多少の"彩り"を添えて・・・

こちら♪

セイタカアワダチソウの"足下"に見つけました
蔓(つる)に 小粒の実が 色 色々に ついています

こちらは "ノブドウ"
いろいろな色や形の実が生(な)っていて きれい♪

花が終わった後に結ぶ 球形の実は はじめは青色に

その後熟すと このように
白・紫・碧色などが混交してマーブル状に! きれいです♪

中には "ヒスイ色"のものもあって どこか"宝石"のよう

しか~し このノブドウ  ヤマブドウとは違って食べられません

鑑賞まで

タイムスリップ

ここは どこ?

まるでタイムスリップをしたような
どこかノスタルジックな雰囲気に包まれています

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

醸し出しているのは こちらの 構築物・・・

こちらは 大正5年着工
昭和7年に竣工した "鴇波洗堰(ときなみあらいぜき)"です
そう アニメ鬼滅の刃で"鬼殺隊"が活躍した"大正期"に着工された堰
まぁ もっともアニメはフィクションですが とにかく古いもの

この堰 コンクリートの構築物にしては
デザイン自体がレトロで 佇まいには趣があります
何より なぜか"冷たい"印象が薄く
むしろ 手造り的な"温もり"さえ感じられ
当時の土木技術者たちがこの構築物に向けた
"温かな思い"が偲ばれます
何より 景観に溶け込んでいるのが いい~♪

鴇波洗堰は
東北最大の川にして 古くから氾濫を繰り返してきた北上川
その洪水を 北上川本川と旧北上川に
計画的に分水するために建設されました

その後 昭和22年のカスリン台風に加え
23年のアイオン台風による甚大な被害のあと
北上川の治水計画は変更
昭和24年には洗堰の手前に"鴇波水門"も新設されました

それがこちら・・・

淵には 魚を獲るカワセミの姿も ♪ 水がきれいです

近くにはJR気仙沼線の鉄橋が北上川を渡り
一両編成の列車が往来・・・ 長閑

こうした景観と雰囲気を楽しめるのが
今回ご紹介している"北上川河川歴史公園"

実はここ 北上川と旧北上川の分岐地点なのです
北上川は志津川湾の南隣にある 追波湾(おっぱわん)に向かい
旧北上川は石巻湾に注ぎ出ます

公園内には 他に 脇谷洗堰(わきやあらいぜき)も

こちらも 往時を感じさせる佇まい
大正14年に着工 昭和7年の完成です

鴇波洗堰と機能は一緒ですが
右手に見える"トンネル"が 脇谷閘門(わきやこうもん)

いわば船のエレベーターで
船を北上川と旧北上川の間を船で越えるための施設を備えています
堰自体は 鴇波洗堰同様 レトロな風情ですが

右の閘門は
ゲート上部の開閉装置と相まって
どこか"口を開けたカエル"の顔のようで
可愛らしく見えてしまうのはBluebirderだけでしょうかww

公園自体は 北上川と旧北上川の流れに囲まれた
"中州"のようになっていて 実に広大

北上川の流れとともに
土木工事の壮大さと
治水の歴史の深さを湛える"分流施設群"は
貴重な"土木遺産"です
(2004年認定 社団法人 土木学会選奨土木遺産)

公園は 国道45号から柳津大橋を渡って間もなく右手
三陸道 桃生津山インターからは 車で数分
道路脇に 公園入口の看板があります
散策に お勧めです♪

さてさて台風16号が近づいていた9月29日
公園上空には 飛行機雲が長~く伸び

天気は"下り坂"という観天望気でありました

天気が崩れたのは 翌々日の10月1日

そして2日は 台風一過の青空が広がり
観洋近くにあるサーフポイント
"黒崎スポット"には  サーファーたちが集いました

仙台ナンバーの車がずらり  中には花巻ナンバーも

台風の影響で 波は 北側から押し寄せ
志津川湾の右岸壁に当たって
この場に入ってくるだ と聞きました

震災前には 波は素晴らしいチューブを巻いたのだとか

この日はと言えば 比較的"いい波"が割れて
ピークの朝7時には 20人が"波乗り"していたそうです

ほらほら

カッコいいでしょ~?

天気が荒れた日の翌朝は サーファーたちも惹き付ける 志津川湾です

そうそう あるサーファーさんに伺ったところ
ここは 弁天崎にあるので もともと
"弁天スポット"と呼ばれていたそうです
Bluebirderの勘違いもあって"黒崎スポット"と
呼んでしまっていたということになりそうですが
とりあえず"呼称併記"ということで ご容赦願います

仲秋

まさに"今宵" 仲秋の名月を望もうという 昼どきの志津川湾です

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

9月21日 よく晴れ渡った志津川湾
マリンブルーの海に溶け込んだグリーンの水域もきれい

雨の後のような濁りもなく 水の透明度が高い日でしたから
より一層 輝きを増して 美観を"アピール"していたようです

今夜は さぞきれいな名月の予感♪

・・・期待の夕刻・・・・・

日中晴れ渡った空からすれば
この展開は意外

昇る月とともに 水平線上の雲が広がって
月を拝むまで しばらく時間を要しました

少し気温が下がって風が吹いていましたから 半袖では寒いさむい
幾度か 建物の中に待機しながら
外階段の踊り場で 月が雲から抜けるのを待ちました

そして・・・

スマホカメラにて
輝度の高い月の光が膨らんで 巨大になってしまっていますが
湾の佇まいは わかりますね
月の作った"光の道"を挟んで 左が"椿島" 右が"神割崎"

最新のスマホカメラなら
もっとクリアに撮れるのでしょうけれど
7Plusでは この程度  ご容赦を・・・

ただ
ISOやシャッタースピードを調節できる
アプリを使って "名月の表情"撮りに挑戦したところ

はい

名月の"お顔"を
これくらいに捉えることが出来ました (2倍zoom撮影 少々トリミングアップ)

更に トリミングで ズ~ム イン!

古い機種のスマホにしては まあまあ かも
"杵臼で餅を搗いているウサギの形"が 辛うじてww

今年は
8年ぶりに "満月"の仲秋の名月でしたね

晴天に恵まれ
ことのほか 美しい名月を愛でることが出来たのは幸運です
皆さんのところでは いかがでしたか?

さてさて 次の日
前夜の晴天がそのまま続き 昼間の気温は急上昇
ほぼ真夏日と暑~くなった22日

仲秋の名月の英名は"Harvest Moon"
"実りの秋の月"の時期に相応しく
近郊では あちこちの田んぼで稲刈りが行われていました

そんな光景を眺めながら 車を走らせていると
"真っ赤な花"♪♪

そう "彼岸花" "曼殊沙華(まんじゅしゃげ)"が 道脇に♪


ささやかな本数ですが
美しく色鮮やかな紅い花は ひと際 目を引きます
確か テレビアニメ"鬼滅の刃"のエンドタイトルバックにも
描かれていましたね

23日が秋分の日 秋彼岸
花が咲いているのはせいぜい1週間と聞きますから
ぴたりと この時期に咲くのには驚きです
球根を含め 花や茎自体に強い毒性があることを利して
昔 土葬をネズミやモグラから守る目的で
墓地に植えられていたので
"地獄花"など 怖い呼び名もいくつか付いているのですが
彼岸花の別名"曼珠沙華(マンジュシャゲ)"は
サンスクリット語で"天界に咲く花"という意味

"めでたい事が起こる兆しに赤い花が天から降ってくる"
という仏教の経典が由来になっています

紅い花びらの華やかさは 確かにそんな印象
まさに 祝いの色♪ きれいです

ちなみに "球根"は水につけると毒が抜けるので
飢饉の際には 食用にされたそうですし
何より 亡くなった家族を守ってくれていたのですから
私たちにとって"備え"と"守護"の花  忌み嫌うことは無さそうです

そして 暑さをもたらした陽は西に  暮れ行く仲秋の一日
サンオーレ袖浜から 観洋を望む夕景です