月面X

ミスターXは、タイガーマスクの処刑を狙い悪役レスラーを送り込む

「虎の穴」極東地区 統括マネージャー。


マルコムXは、急進的黒人解放運動指導者。

では、月面X は?

セーラームーンの新たな敵キャラ?

いえいえ アニメのキャラクターでも、実在した人物でもありませんww。

天文好きの方なら「何を言ってるんだい」と、

一笑に付されてしまいます、ね  きっとww。

上弦の月のころ、月面の欠けぎわに

アルファベットの「X」のように見える地形が月面X。

近くのヴェルナー(Werner)クレーターの名前から
海外では「WernerX」や「LunarX」などと呼ばれます。(ここまでは資料映像を拝借)

月面Xは以前から見られていたようですが、(以下、12月8日スタパでの画像です)

2004年にカナダのChapman氏らの報告で、

広く知られるようになりました。

月面Xは上弦のたびに見えるわけではありません。

継続時間が1時間程度と短いので、

見られるのは、ちょうどこのタイミングで

日本から月が見やすい位置にある時だけ。

大体1年に数回程度。

ちなみに去年は、公式には3回でした。

が、4回目が 12月8日にあったのです。

土星食の夜に、月面Xは現れたのでした。

これは、土星食を捉えようと月面を撮っていて気が付いた次第。

意図せず偶然に、土星食と共に 月面Xも見られました。

去年の3回は、あくまで”好条件”で見える日で、

12月8日は、取り立てて”好い”とは想定されていなかった。

それで”計上”されていなかったということなのでしょう。

ということは、”ラッキーX”ということになります。

改めて、土星食の夜の月面Xをご覧頂きました♪

2025年は、2/5 4/5 6/3 8/1 9/29 11/27の6回で、今年は多い。

この内、4/5 6/3 8/1 9/29 11/27は、
当館”スターパーティ”の開催日で、望遠鏡で月面Xをご覧いただけますので

お楽しみに♪

え?そういう私は誰かって?   はい、Bluebirder*Sでした。

今度のスタパは、

やばい

やばい やばい   やばい やばい・・・

やばい の連呼でした

"やばい" とは 危ない ではなく
"すごくいい"という意味の若者言葉でございますww

岩手からお越しのご家族連れ
この15日のスターパーティで

木星を 大口径望遠鏡でご覧になっては・・・やばい やばい

オリオン座や 水平線に昇った月をスマホで撮っては

初めて”手にした”その美しさに またまた やばい やばい!

ノリノリで とても楽しそうにしていらっしゃいました。

それもそのはず 日中の快晴がそのまま夜まで続き 観洋上空は 漆黒の空に

星々は絶好のキャンバス上に より一層輝きを増し とにかく見応えがありましたから

望遠鏡4台 星のソムリエさんは 5名

万全の布陣にて


最高光度で 一等星の100倍の明るさとなった 金星


南の空 天頂近くには・・・

オリオン座内の 子三ッ星 オリオン大星雲


すばる こと プレアデス星団

は 低倍率望遠鏡で


一方 こちらは大口径 180倍にて

縞模様と ガリレオ衛星を持つ 木星


ソムリエさん 新調の望遠鏡で

午後8時ごろ 水平線に昇ったばかりの

月・・・ と 天体観望アラカルト♪

参加のみなさん それはもう興味津々 レンズを覗き込んでは

すごい! わぁ~! 初めて見た♪ などと
夫々の天体に歓声をあげていらっしゃいました
ちなみに フェンスの向こうの黄色い点は 月

スタパ中盤から終盤にかけて、

親子連れのお客様がどっと訪れ 楽しんでくださるなど

参加は150名越えに!!

ソムリエさんたちと一緒に対応させてもらったBluebirderとしても
嬉しい限りのスターパーティで ございました

ありがとうございます

☆ ☆ ☆

さて、志津川湾で越冬中の コクガン

15日 出かけた午後3時前には

残念ながら その姿を近くで捉えることは出来ませんでした

遠巻きに・・・ 居るのがわかります ネ  切取り拡大しても米粒大ww

それでも朝方には 海のビジターセンターから

スコープで見渡せる範囲で 301羽を確認していたそうですから
まだまだ おります おります♪

国の天然記念物にして絶滅危惧種の
”コクガンに会える町 南三陸" へ

どうぞお越しください

 

さあ さあ 次回のスターパーティは

南三陸ホテル観洋は、 ”星空を楽しめる宿 三ッ星認定”を受けました

黄金の歴史

金山の大部分は緑地から上の部分を掘りつくし、(⇓資料画像)

緑地より下は水が多くて掘ることが出来なかった。

一方、中段より上は掘ることが出来たが、

水が無くて 作業は困難であった。

そのため、三千間(約5.4㎞)以上離れた沢から水路を引こうとしたものの、

水は流れず、金堀りたちは嘆いていた。

その時、14、5歳の童子が現れ、「私が水路をつくりましょう」と言って、

先頭に立って水路を完成させたことから、(⇑資料画像)
水を引いて 再び金堀りが出来るようになった。

老人が童子に「あなたは 誰か?」と尋ねると

童子は、「私は 童子です」と答え、放牧場へ飛び立った。

故に、この山を「童子山」と呼ぶようになった。
この童子は、"金の神の化身"だったとも言われている・・・。

これ、一体どこの昔話? かと言いますと、
実は、現 南三陸町は入谷(いりや)地区に伝わるお話なのです。
観洋からもほど近いエリアですが、みなさん、ちょっとピンときませんよねぇ。

そもそも、南三陸町内で往時、金が採れたなんて、
対外的にはあまり知られていないようですから、無理もありません。

ご覧頂いているシーンは、先月20日、
町関係者による産金跡の調査に同行した際の様子。

初めてこの日、町内の採金跡を目の当たりにしたBluebirderでございます。

土中の砂金を掘るのを「みよし掘り」(”みよし”は砂金のことらしい)といって、
掘って掘って掘りまくった山の斜面には
深い溝や窪みが随所にあって、地形が変わってしまっているのがわかります。

この日Bluebirderは、午前中だけの参加だったため、
童子山頂までは登れませんでしたが、

途上でさえ、森の向こうに見下ろす志津川湾の景色が  きれい~。

秘められた地元の歴史に触れながら、野趣溢れる自然と景観を楽しめるなんて
なかなか いいんじゃあない?そんな風に思われた視察でした。

その昔、「陸奥の黄金山」と呼ばれるほどに豊富に金が採れたのが”童子山”。

童子金山が繁栄した14世紀中頃以降には、金を求めて全国から人が集まり、
千軒の家々が軒を連ねたというのが当時の入谷村(いりやむら)。

去年、佐渡金山が世界遺産に登録されましたが、
ここ童子山の産金の歴史もどうやら佐渡に負けず古く
奈良の大仏や中尊寺金色堂を彩った経緯もあるようなのです。

だとすると、文化財的な価値は相当に高いはず。

そんな 採金の歴史を文字通り”掘り起こし”観光資源に♪ というのが
「金ばなトークセッション」。

観洋を会場に、1月24日に開かれた2回目のセッションには

モンスターゴールドが掘り出された (こちら⇑はレプリカ)

鹿折金山(ししおりきんざん)や

昭和13年には、年間1トンを産出した大谷鉱山の関係者をゲストに、
”金ばな”、金のお話に、花を咲かせました。

標高320mの童子山頂には、金華山を祀る石祠があるそうな。
Bluebirderは現地調査日には撮れませんでしたから、こちらは資料画像。

今年は巳年、金華山ご縁年。今年中に訪ねて行ける日を 楽しみにいたします。

 

さて、二週間ぶりのご紹介となります、只今志津川湾で越冬中のコクガンたち。

この8日も、幸運なことに 船揚げ場のスロープに一家族♪

揃って羽繕いしたりアオサを食べたりしていて、比較的近くで捉えることが出来ました。

中に オオバンが一羽・・・、仲良しなのかな?
隣のコクガンと動作がシンクロしてますww。

この日の朝方、海のビジターセンターでは320羽を確認。

早朝から、日本野鳥の会の皆さんが訪れ 熱心に観察されていたと伺いました。
立春寒波のもとでも、ますます元気に越冬中のコクガンたちです。

 

ところで、寒波襲来中の7日。この水辺からは もう居なくなっていました。

あな寂し・・・。

おそらくは、痛めていた翼は癒え、
伊豆沼辺りの仲間のもとへ向かったのでしょう。今度こそ。

これが水尻川で最後に見かけた はぐれオオハクチョウの姿です。今月4日のこと。

午後5時を回って薄暗い中、はじめは なぜか岸辺にうずくまっていました。

間もなく、水に入って羽繕い。 これが最後になるとは思っていなかったBluebirder、

明るい時間帯に来て姿を撮れなかったのが、いかばかりか心残りであります。

近所の方によれば、昼間は田んぼの上を飛び回っていて、
この日を境に姿を見ていないそうな。
きっと、次の日、5日には飛び立って、仲間と合流したのでしょう。

水尻川には、河口近くで見かけてから2か月近い滞在でしたが、
とにかくは無事を祈りつつ、

See you ♪  またいつか会えるといいね。

ありがとう。

 

 

まだ 居りました 白い翼

元気でね

と、前々回のブログで別れを告げたはずでした。

怪我をしたのか、去年暮れから

地元 水尻川に迷い込んでいた1羽のオオハクチョウ。

てっきり 伊豆沼へ向かったものとばかり・・・。それがまだ、居たのです!

こちらは、この25日の様子。

こうして田んぼに入って、食餌が出来ているようですから

食べるものの心配は無さそうです。見た目も元気そう。

彼(彼女?)の 戻る先へ付いていくと・・・

そこには 水尻川の流れを湛えた水辺。
前回ご紹介した場所からさらに500mほど上流です。


初めて羽を広げて見せてくれました。

少し泳ぐと、羽繕い。

やがてお腹がいっぱいになったのか、転寝(うたたね)を始めていました。

地元の人たちから、その存在は認知されていて、

子どもたちからは、ピーちゃんとかって

名前を付けられ、餌を貰って可愛がられているそうな。

飛び立つ迄の間、また幾度か 訪ねてみます。

 

帰り際、じゃあね とその場を離れかけたのですが、
気になって、 今一度その水辺に戻って 眺めていると・・・

?!!! ”鮮やかな ちっちゃなブルー”が、
真っ白なハクチョウの手前を 右から左へ スーッと直線的に過ぎったではありませんか。

カ、カワセミ!!?
バードウォッチャーのBluebirderとしては、なんとか姿を捉えるっきゃない!と

・・・「きっと近場に居てくれる。居てくれよ」そう願いながら、

川べりの道を 下っていくと・・・
護岸の上に その姿を見つけました。


が、”被写体”は 草藪被り。 それも午後4時を回って


陽が山並みに隠れ 薄暗くなっていましたから、
上手く 捉えられませんでした。
それでも レンズを通しての”出会い”は久しぶり、ラッキーでした。きれい♪

 

ところで、志津川湾で越冬中の コクガン。

ご存知の通り 絶滅が危惧されている種で、国内で越冬する約2000羽の内の

600羽以上が この湾内で過ごしているのですから、

南三陸町は、屈指の越冬地と言えます。

好物のアマモがしっかり茂っている証しでしょうか。
波も比較的穏やかで、居心地も良いのではと 言われています。

いつもの港では、船揚げ場のスロープに一組の”家族”。
アオサをついばんでいました。

この分だと、今日は”接写”が出来るぞと、期待を膨らませながらそっと近づいておりました。

ところが、カキの水揚げ作業の音か何かに驚いて、

飛び立ってしまいまったのでした。ww 残念

それでも”北帰行”までは、まだまだ。

また次の機会を窺うことに致します。

 

さて、今度の スターパーティは・・・

お楽しみに♪

 

気嵐 幻想的ヴェール

 

鮮やかな 緋色に眼を見張り、

余りにもきれいなので、撮り始めていました。

1月6日、志津川湾の 朝焼けです。  手ブレは、お許しを・・

6時15分過ぎ、なぜか早くに眼が覚めたBluebirderでございました。

暫く見入っていると、

なんと・・・、

気嵐(けあらし)が沸き立ち始めたではありませんかぁ。

気仙沼や北海道でも、

冬の風物詩として知られる「気嵐」。

「けあらし」は、放射冷却で冷え込んだ早朝に海面で発生する霧です。

呼称自体は、もともと北海道の方言なのだそうで、

「海水と空気の温度差によって水蒸気が大量発生すること」を指します。

北海道のどこの方言かというと、留萌地方。

気象用語では「蒸気霧」(じょうきぎり)と呼ばれます。

この日の気嵐は、昇る朝陽に染まってきれい♪

松の内に出会えた”美景”に、こいつぁ~春から 縁起がいいねぇ~♪と思った瞬間です。

そのままでも美しい”志津川湾”の景観。

海原が、神秘的なヴェールに覆われ・・・

一層 魅力を深めます。

気嵐は、10日にも・・・

この日は 朝8時半ごろのこと。

前の晩に降り始めていた雪が

朝からもの凄い勢いで

降り続いていましたから、

こりゃ、積もるぞぉ・・・と

身構えておりました。

ところが すんなり雪があがるやいなや、ご覧頂いているように

青空が広がり、

湾内には、一斉にもうもうと気嵐が立ち込め始めたのです。

なんとも、幻想的・・・。

そして、12日にも♪

8時15分ごろ、

部屋のカーテンを開けると、

今年、三度(みたび)お目にかかる気嵐。

今回のブログをご覧のみなさん、

もう、気嵐ばかりで”お腹いっぱい”と思われますが、

まぁ、そうおっしゃらず、今一度 ゆっくり見直してみてください。

なかなか、いい景色です。・・・でしょ?(押し売りww)
この気嵐の中を疾走できたら、きっと 新しい発見と感動もあるはず♪

そんなこと出来るのか、って? ええ、出来るんです。

観洋では、目下上映中の 映画「サンセット・サンライズ」にちなんで
日曜朝限定で陽の出を愛でる”サンライズクルーズ”を運行しているから!!

19日の初クルーズでは、
今回ご紹介した 幻想的な”気嵐”も出現したそうですから、今がチャンス♪
是非、皆さまも乗船いただき、志津川湾の美しい景観に浸ってみてください。

 

さて、今年最初のスターパーティは、この14日のこと。

前日まで、星空指数は10%で、”観れたらラッキー”との予報。
星空観望は諦めておりました。

ところが雲行きの怪しさなどどこへやら・・・

東の岬からは、

今年最初の満月が 昇り、

南西の地平からは、ISS国際宇宙ステーション。

夕方5時半ごろ・・・

南から東の空に

大きなアーチを描くように

飛んでいく様子が、はっきり くっきり!!

西の空では、金星と土星がランデブー。

悪天予報を跳ね返したこの日のスタパ。

60名余りのお客様からご参加いただき、
”歓声”を頂戴しました。

スタパは、19日にも。
始まる頃には”曇る”との予報・・・

またまた そんな予報など、どこ吹く風。⇑ 西には、金星と土星が輝き、

観洋上空は スッキリと晴れ渡って、満天の星♪

どうです、オリオンと冬の大三角!! ベテルギウスの赤、
オリオン大星雲の子三ッ星も くっきり♪

ふたご座、カストル、ポルックスに火星が接近。

「高原の空みたい」「こんなきれいな星空観たこと無い」「楽しかった」と、
ご好評を頂き、70名を超える皆さまからご参加頂きました。

ありがとうございました。

次回スタパは、

お楽しみに!

プライベート スワン


この流れは、野鳥をはじめ 様々な生き物を呼び寄せ、命を涵養してくれます。

正鵠渓流(せいこくけいりゅう)。

二ホンカモシカ。


この8日のこと、

渓流沿いの休耕田で 草を食んでいました。

一方こちらは、渓流を支流とする 水尻川(みずしりがわ)中流。

「まだ、いましたかぁ」

と、地元の方から声を掛けられたのが

この水辺でした。

オオハクチョウです。

北からの渡りの途中、羽でも痛め

群れからはぐれたのでしょうか、

水尻川河口付近で

暮れの14日に見かけてから

25日目。

渡る先の伊豆沼の方角は感知しているように、

西へ 西へと 川を遡って

ここ迄 移動してきたようです。優に5~6㎞はあります。

飛べればいいのですが、どうやら飛べないようで、

まず羽を広げることもありません。

徒歩ならぬ、”鳥歩”で昇ってきたのだとすると かなり大変なことで

それ自体驚きです。

ただ、この水辺は とても快適そう。

水中に首を入れて

何か食べられてもいるようですし、

こうして水に入れば、

獣からも身を守れていたようですから。

けだし、水の上の姿は 美しい♪

地元の人たちも、その存在には気付いていたようで、

声を掛けて下さった方にとっても、

Bluebirderにとっても、

傍でひとりで眺めている間は、

それぞれに、自分だけの白鳥、”プライベート スワン”です。

かねてから 数多(あまた)餌付けに群らがる彼らの様子には
あまり興味を持てていませんでしたが、
”ソロ スワン”の 佇まいの美しいこと。

改めて、その姿の佳さに 魅了されました。

羽の表面には、いかばかりか淡~いグレーが残っていたようで
比較的、まだ若い個体のような気がします(あくまで私見です)。

これまた勝手な憶測ですが、なかなかの”男前”ですww。(”べっぴん”かな?ww)

翌9日午後、雪の中、
背中に首を置いて、クチバシを羽で温めながら眠っているのは目撃していましたが、

次の日 ⇑ 10日には、姿が見えなくなっていました。

うっすらと積もった雪に 小さな獣の足跡がありましたから
ひょっとして襲われた?とも思われましたが、

羽が散らばってもいませんし、多分 飛び立ったのでしょう。

だとすればそれが一番なことはわかっているのですが、
一方的にww好印象を持って愛でていだけに、なんとも寂しい光景です。

実は、Bluebirderも少しあげたのですが、

地元の人からも 餌を貰っていた様子で、

しっかり休んで 力を付けて、
痛めていた羽も飛べる程に癒やせていたのかも知れません。

近寄って来る様子が、どこかあどけなくて かわいかった♪

彼(彼女?)が 飛び立ったのは目撃していませんが、
今度こそ伊豆沼に向かった、
そう あってほしいと願うばかりのBluebirderでございます。

元気でね!

 

一方、志津川湾で越冬中の コクガン。

海のビジターセンターでは、11日に263羽、12日には262羽をカウント。

暮れ19日のネイチャーセンターの調査の結果、
湾全域では609羽が飛来していることはご案内の通りですが、

この12日、いつもの港で眺めていると、幸運なことに

4羽の”親子連れ”が、船揚げ場に上がって来てくれて
しきりに 羽繕いをしていました。

そうそう、そう言えば 12日に語り部バスでご案内差し上げたお客様から、
「それっぽい鳥の姿を、観洋の窓から遠巻きの養殖浮きの辺りで見た」
との証言がありました。Bluebirderは、まだその場で観たことがありませんが、
以前にも、やはり ロビー階から見かけたという声があったと
ビジターセンタースタッフから伺いました。

観洋側に餌のアマモは無さそうで、
普段はまずもって寄り付くことはありませんから、
見つけた方は、かなりの”幸運の持ち主”と言っていいでしょう。

是非、探してみてください。
朝の時間帯がチャンスです。

 

さてさて、この6日と

10日。

更に、12日・・・

と、志津川湾には 気嵐が発生しました。

美しい 志津川湾の気嵐の表情の数々は、次回のブログで ご紹介しますね。

地球ショウ


2025年、夜明け前・・・⇑ AM6:11     ⇑ AM6:19

やがて 東の岬の雲の際は 輝き出し・・・

観洋 6階ホワイエから望む、初日の出♪

穏やかに明けた 令和7年。

日の出ともに、年神様が観洋にも訪れてくださいました。

新年 おめでとうございます。
みなさまにとって、より健やかな一年でありますように。

今年最初のBluebirder*Sのブログ、

まずは”地球ショウ”で お楽しみ頂きましょう。

どうぞぉ!!

???

って、月を見せておいて ”地球ショウ”???
どういうこと?! ”月のショウ”の間違いじゃあ?

はいはい、新年早々、滑り気味? いえ 滑った”ダジャレ”でスタートいたしました。

新年2日、西の空低くに 月齢2.2。

大晦日が新月でしたから”三日月”ということになります。きれいでしょ?

この際 現れるのが”地球ショウ”・・・はい、「地球照」です。

”ショー(show)”ではなく、”ショウ(照)”なのですww。
”金星”との ちょいとよそよそしい(?)長距離ランデブーも きれい♪


「地球照」とは、太陽の光が 地球に反射して
陽の当らない月の陰の部分を照らす状態のことを 言います。

”地球”に”照”らされて見えるので、”地球照”。 けだし、金星との共演もあって
その”美しい”見栄えは、もう天体”ショー(show)”、ですね。

地球上で、満月の夜は”月明り”で人の影が出来るくらいの明るさになりますが、

”地球照”は、その反対に”地球明り”が 月面上を照らして明るくします。

それも 地球の表面積は、月の13.5倍ありますから、

月から見える”満地球”は、”満月”の70倍という けっこうな明るさ!!

是非行ってみて”地球明り”の下、月面を散歩してみたいものですww。

Moon walkしながらの 青い地球の眺めは、きっと最高でしょう♪

 

ところで、
この三日月の日、午後3時過ぎでしたが、休憩時間にチャリをちょい乗り・・・

以前、水尻川の河口近くで

一羽だけの白鳥を見つけたことは、こちらの写真を添えて記していましたが、

この日は 少し上流で見かけました。

知った風に「伊豆沼へ向かったのでしょう」などと記しておりましたが、

ひょっとして 同じハクチョウ? ・・・っぽい!

しょんぼりして元気が無く、同じように眠そうにしていましたから、
その可能性は大いにあります。

帰りしなには、もう首を背中に乗せて眠っていましたが、
餌は食べることが出来ているのか・・・、
獣に襲われたりしないのか・・・、ちょいと心配してしまっている
Bluebirderでございます。

 

一方、志津川湾で元気に越冬中なのが コクガン♪

この5日午後2時半ごろ、いつもの港には全く姿が見えませんでしたが、

海のビジターセンタースタッフに伺ったところ、
近くの船揚げ場に居るとのこと。

行ってみると、スロープでアオサを食べている3羽を発見。

曇り空で、あまりきれいに撮れませんでしたが、

今週も、近くで姿を捉えることが出来ました。

湾内で越冬中のコクガンの数が、

過去最高の600羽を超えたことは

既にご案内済みですが、

今季、どれくらいまで増えるのか、楽しみです。

 

今年最初のスターパーティは・・・

 

過去最高600羽超え

先週、地元紙”河北新報”でも報じられていましたが、

この冬、志津川湾で越冬中のコクガンが、

調査を開始して以来これまでで最高の609羽確認されました。

調査は12月19日、全数がカウントされましたが、

これは、これまでの最高値を 100羽以上回る数です。

この28日午後3時半ごろ、いつもの港に出かけてみると、

船揚げ場のスロープで羽を休める”家族”の姿がありました。

羽繕いをするもの、首を高くもたげて警戒するもの・・・

この冬は、水から上がるこんな様子をご紹介できるでしょうと

前回のブログでBluebirderが勝手に予想していた通り、叶ったわけです。

東アジアに渡って来る数だけで8000羽を切るとも言われるほど希少で貴重な水鳥が、

志津川湾だけで600羽以上集結すること自体、ミラクル!

彼らの越冬の場として、相応しいという証しなのかも。

現に、南三陸ネイチャーセンターの阿部拓三研究員は
「波が穏やかで餌が豊富な志津川湾は居心地が良いのだろう」とコメント。

南三陸は、まさに”コクガンの里”と言っていいでしょう。

海のビジターセンタースタッフによると、
このところ、コクガンを観に来る人たちの県外ナンバーの車が増えているそうです。

コクガンの知名度向上に、期待です。

 

ところで、この25日、観洋では”クリスマススターパーティ”が開かれました。

ただ、曇り空にて、星の観望は叶わず。

ロビーでソムリエさんたちの”星のお話”で お楽しみ頂きました。

戸内さんと瀧原さん。

今見える星と星座のお話。

佐藤さんは、赤・青・黄の風船を星に例えて、

星の色による温度の違いや寿命などについてお話しくださいました。

星の

終わりは

!!!

です。


和田さんは、

愉快な”星座体操”も 交えながら、

宇宙の旅♪

で、お楽しみいただきました。

実は、この日の屋上、木星が観えたり隠れたりを繰り返していて、
一時的には、いくつか星座もうっすらと観えた時間帯もありました。

そんな関係で、屋上に上がって頂いた方々がのべ50名以上もいらっしゃって
結果的に、ロビーの皆さまと併せて100名以上のお客様から、

スターパーティをお楽しみ頂くことが出来ました。

年末だけに、ジャンボなプレゼントも用意差し上げた
じゃんけん大会も大盛り上がりの内に、
クリスマスの夜は、楽しく更けたのでありました。

次のスタパは・・・

5年ぶり

前回が、令和元年のこと。

コロナ禍の中断から、5年。 この22日、

第40回の クリスマスカラオケ大会。

前回を上回る67組の応募があり、抽選ににより24組がエントリー。

出場者、観覧者の期待感が高まる中、

まずは 菅原まさたかさんが前回優勝曲”津軽じょんがら”を熱唱。

雰囲気を盛り上げたあと、大会の火蓋は切って落とされました。

受賞歴のある方も多く、

今回は、

これまで以上に

ハイレベル。

審査の採点は、

僅差の争いに。

集計の結果、準優勝は 岩手県滝沢市から参戦の

小川原 潤さん。

実力派の歌唱で、審査員を唸らせました。


そして栄えある優勝は、前回高校生で準優勝の 葛岡 有(ある)さんでした。

葛岡さんはもともと東松島市のご出身。

今は、東京で舞台で活躍する女優さん。

彼女がステージに立つと、”空気”が変わります。

”オーラ”なのでしょうか。

想いはそのまま歌声になり、のびやかでしなやか歌声は

聞く者の心の琴線に触れ、穏やかに、しかし熱くやさしく心を揺り動かします。

女優としての今後の活躍も、楽しみです。

ちなみに、YouTubeで彼女の名前を検索すると、弾き語りが聞けますよ。

🎤 ☆ 🎤 ☆ 🎤 ☆ 🎤 ☆ 🎤 ☆

そして、何とこの日、観洋では スターパーティも開かれました。

ただ、残念なことに、天気は雪でしたから、

5階ロビーで ”星のお話”をお楽しみいただきました。

この日は、星空案内人の、遠藤さん、佐藤さん、和田さんが担当。

今見える星や星座、惑星のこと、太陽系のこと、

138億光年の宇宙の果てまでの旅・・・

天体・天文好きのお客様ばかりの様子で、

熱心に聞き入っていらっしゃいました。

実は、屋上では一時的に木星が観えた時間帯もあって、
星のお話も含め、40名以上のお客様からご参加頂きました。

ありがとうございます。

今度のスタパは、

聖夜に、明るく輝く星々を望みます♪

えっ?ハクチョウ

はぐれたのでしょうか?  見出しのはくちょう座は季節外れの画像ではありますが、

先日、休憩時間にチャリを走らせると

観洋からほど近い 水尻川で、ポツンと1羽の”ハクチョウ”を見つけました。

お隣の町、登米市にはマガンやハクチョウが大挙飛来し越冬する
ラムサール条約登録湿地「伊豆沼」があって、

日中には、周辺のかなり広い範囲の田んぼのそこかしこで
採餌している”ハクチョウ”は よく見かけるのですが、
南三陸町内の、それも水尻川で観たのは初めて。

珍しさに、Bluebirder同様
傍を散歩するご夫婦もスマホで撮影していました。

恐らくは、北からの渡りの群れから はぐれてしまったのでしょう。

見た目も、どこか”しょんぼり”した様子で、  何せ 元気がありません。心細そう

北風の冷たかったこの日、首を背中に巻き込んで おやすみしてしまいました。

次の日は もう居りませんでしたから、伊豆沼へ向かったのだと思われます。

🦢 🦢 🦢 🦢 🦢


一方こちらは、伊豆沼と同じくラムサール条約登録湿地、

観洋から望む”志津川湾”で越冬中の”コクガン”。

海のビジターセンターによれば、その飛来数は

6日210羽! 7日270羽! 8日250羽! 11日207羽! 12日290羽!
14日330羽! と、この所急上昇中!

14日に訪ねて嬉しかったのが、いつもの港に 7羽が居てくれたこと。

や~っとのことで、割と近くで その姿を捉えられました。

この港、コクガンたちにとって好都合なのは、

餌にしている”アマモ”が千切れて 打ち寄せられてくることなのです。

彼らは”潜水”が出来ませんから、水中に首を突っ込んで
届く範囲のアマモしか 食べられません。苦労してます。

それでもって、勢い、た易く潜水してアマモを採って来るオオバンから
横取りする”労働寄生”という”暴挙(w?)”に出てしてしまっているのです。

上の写真をご覧ください。
千切れたアマモが 水面下に漂っているのがお分かりいただけますね。

これなら、楽に食べられます。
この分なら、ひょっとすると、また船揚げ場のスロープで羽を休める姿も
ご紹介できるかも知れません。

お楽しみに♪

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さて、町でハクチョウを見つけた日の2日後のこと、

小春日和に気をよくして水尻川をさかのぼると、

季節外れの桜が、まだ咲き残っていました。


こんな風に⇑ 咲いていたのが11月17日のこと。

この時と比べたら、その数こそすっかり少なくなってはいますが、

もう1カ月も咲き続けていることになります。

春の桜が、気温の上昇と共に、あれよという間に終わってしまうのに比べたら、
なんとも”息が長い”こと。 ”寒さ”のお陰ですね。

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美しい紅葉を魅せてくれた水尻川の支流”正鵠渓流”。

すっかり冬枯れて、少し寂しい。

色付いた葉がなくなり、姿を現した渓流を改めてよくよく眺めてみれば、

板状の岩が立ち上がっています。  ここは 岩がズレて出来た隙間?

そこに水が流れているように見えます。

荒々しい岩の形を見ると、気仙沼市唐桑の”巨釜半造”。

魚竜やアンモナイトの化石が見つかった町内歌津地区の岩盤、と同じ

ここもペルム紀から現存する

"南部北上帯"の一部なのだというのが判る気がします。


今は長閑な里山も、2億6千万年前から地球上に存在した「南部北上帯」の一部。
渓流の岩も、ダイナミックな地球活動の裏付けなのだとすれば、

もともと自然エネルギーの高い場所なのかもしれません。

実際、足を運ぶ度に癒され、足が向いてしまうこの場所は、
もう”パワースポット”。 まぁ、少なくともBluebirderにとってはwwですが。

南三陸町は、訪れる人たちを癒してくれる素敵な自然でいっぱいです。

縄文遺跡が多いのも、南三陸町。

縄文人たちも、この星空を眺めていたのでしょうか。
年の瀬スターパーティは、

と、

聖夜に、スタパ! 星に願いを♪