皆様、こんにちは! カナです。
今回のブログでは、
本日昼10時5分から、NHK放送局にてオンエアされた
「明日へつなげよう NHK東日本大震災プロジェクト」
について、ご紹介いたします。
このプロジェクトでは、「明日へ」のキャッチフレーズを掲げ、
未来へ向かう動きを伝えていく番組となっております。
そして、今回、光栄なことに当館も参加させて頂く事となりました。
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宮城県の震災の記憶。
それは、大川小学校から始まりました。
今も、「震災遺構」として復興する町を見守るこの場所では、
あの日の出来事、体験を、皆様へ後世へ語り継ぐ動きが行われています。
しかし、今は震災遺構となっているこの場所も、
意見が分かれた事もありました。
ですが、ここを遺す事により、
皆様に知っていただける場所となります。
ここで、語り部を行っている「大川伝承の会」の
佐藤敏郎様は、
「きれい事じゃない部分、ある意味失敗したことも
うまくいかなかったことも、つらい想いをしたことも
全て、つたえていきたい。大切なことです。」
と話しています。
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南三陸の地域では、
当館が行っている「震災を風化させないための語り部バス」について、
放送されました。
今まで、約30万人の方にあの日、何が起きたのか。
今、どうなっているのか、
これから、何をしていかなければならないのか。等を、
知って頂きました。
当館の語り部バスでは、あの日実際に現場に居たスタッフが、
実体験を交えつつ、南三陸の被害の状況などもご案内させて頂いております。
そして、43人の尊い命が犠牲となった「防災対策庁舎」にも、
バスは停まります。
こちらの防災対策庁舎も「震災遺構」として、今も南三陸を見守っています。
そして、当館の系列店になります「高野会館」。
こちらでは、屋上に避難をして多くの命が助かりました。
今、こちらの高野会館では屋上付近に津波の高さを伝える印がございます。
実際に中に入る事は禁止とされていますが、
外側からでも津波の高さ、恐ろしさを学ぶ事ができると思います。
当館の女将は未曾有の大震災をふまえ、
「1000年に一度の災害は
1000年に一度の学びの場ではないかって
思うようになったんですね。
自分ごとにとらえていただくっていうことが、
ぜひ、それを望みます。」
と、放送にて言葉を残しています。
また、「JTB協定旅館ホテル連盟」の「災害復興ハンドブック」にも、
(写真は語り部を行っている昆野副支配人です)
当館が掲載され、あの日からの出来事を綴っています。
また、語り部の様子は動画でもご覧になる事ができますので、
ご覧くださいませ。
【「震災を風化させないための語り部バス」】
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被災地の今を。
これから、どこへ向かっていくのかを。
皆様に、後世の方に知って頂きたい。
現地に行かないと分からない事。
テレビだけでは知ることが出来ないことが、この場所にございます。
ぜひ、復興へと確実な一歩を進む南三陸へお越し下さいませ。
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ご覧頂き、ありがとうございました。
また来週!