星空に 白い筋・・・

こちら 13日のスターパーティで撮った画像ですが

何枚にも亘って この白い軌跡が 写り込んでいました。

1週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。


最近のスターパーティでも夜空を見上げていると頻繁に見かけるのですが

これ、何だと 思います?


こちらは、実は 人工衛星の飛行軌跡なのです。

シャッターを開けた15秒間の軌跡は、太陽の反射光が描きます。

点滅している光は航空機で写真では”破線”になりますが、
人工衛星の場合は”点灯”したままなので、”実線”になります。

JAXAの公式HPによれば

「これまで人類は人工衛星や宇宙探査機、あるいは宇宙ステーション等
たくさんの人工物体を宇宙空間に打ち上げてきました。

国連宇宙部では過去に打ち上げられた人工物体のカタログを公開していて、
2021年の12月時点で12000個を超える登録があります。

近年は毎年1000個以上増加しています」とのこと。

登録されている人工衛星すべてが”現役”ではないにせよ、
毎年1000個以上増えているわけですから、道理で、頻繁に見かける訳です。

この日は ペルセウス座流星群を狙って
シャッターを切っていたのですが、

雲が多い中だというのに、30分程の間に8枚の画像に写っているのには
驚かされました。

 

人工衛星の中でも 別格に明るく輝いて見えるのが、
各国の宇宙飛行士を乗せた、ISS 国際宇宙ステーション。

太陽光パネルを大きく開いたその面積は サッカーグラウンドほどで、
地上に届く太陽光の反射量たるや 他の衛星を遥かに凌ぐ明るさですから、
夜空をよぎる光景はダイナミックで 見応えがあります。

上の画像は 7月11日のISSですが、
薄雲がかかっていても これだけ”太い実線”になって観えるのですから、
晴天時ならば 迫力がいかばかりのものか、
多少なりともお分かりいただけます、ね。

条件がよければ −2等星ほど、1等星の約15倍の明るさですから、
街中でも見つけやすく、方角と仰角が合えば
公園や家のベランダでも 気軽に見られます。

観測できる日と時間帯、方角などは JAXAのHPでも紹介していますから、
確認して、是非 観望してみてください。

 

さあ、明日22日は 観洋スターパーティ100回記念イベントの日。

「観洋に泊まってよかった」をどうぞ と
スタパが始まったのが2017年1月のことですから、

もう6年と7カ月。

はじめの頃は 隔月の開催だったのが、今では月2回に。

延べにして 7000人余りの方々が
四季折々の星座を見上げ、


天体望遠鏡で月のクレーターや


土星の環、


木星の縞模様に


ガリレオ衛星などを観て

大勢の方から 歓声があがりました。(いずれも 観洋上空撮影)


去年11月の皆既月食も きれいでした。

最近では、スタパを目的にお泊りのお客様も増えていて、

これからも さらに多くの方から楽しんで頂き
佳い想い出を持ち帰って頂けれると 嬉しいです。

観洋スターパーティは、ついに 100回です。