雪の消え残る芝地にたたずむ 野鳥が一羽。
ただそれは ほんの一瞬のこと。
まるで、雪解けを待ってました! と言わんばかりに
嬉々として芝の上を動き回っていました。
一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。
通過中の寒冷前線に南風が吹き込んで、一時的に春めいた16日。
うっすら積もっていた雪が解けかけた
戸倉公民館前の芝地で
ツグミが どこか嬉しそうに 餌を獲っていました。
まるで春を待ちわびていたかのように。
こちらも 冬鳥。
この時期、全国で見られますので
コクガンほど 珍しいという鳥ではありませんが
羽根が複雑できれいな模様をしています。
北はシベリアの地からやって来る「冬鳥」という点は
コクガンと同じ。
ぴょんぴょん跳ね歩くので「鳥馬(ちょうま)」という異名も。
この日も その通り、周りを警戒しつつ
可愛らしく ちょこまかとホッピングしながら餌を探していました。
さて、同じ日のコクガンですが、
いつもの漁港に出かけると、!!! 岸辺に 数多く寄ってきていました。
おそらく この日の この時間帯は、
漁師さんたちが車で出入りする以外
港に近付く人が殆ど無く、
安心し切って 岸辺で餌を食べていたのでしょう。
それも この時食べていたのは、大好物のアマモではなくて
どうやら アオサ。
首を水中に突っ込んで 逆立ち状態でアオサを採ります。
二羽が同時に、さながらシンクロナイズドスイミング♪
このアオサ、マグネシウムや食物繊維といった栄養素のほか
カロテノイドや葉酸といったビタミン成分がたっぷり含まれていて
旨味も強い。
私たちにとっても とても贅沢で栄養豊富な食材でもある海藻を
こぞってむさぼるように食べていました。