6日ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。
訳あって、一日早い更新です。
南三陸町の志津川湾で 目下越冬中なのが
国の天然記念物にして絶滅危惧種の野鳥 コクガン。
地元にとっては、「冬の使者」的な旅鳥です。
そんなコクガンのほかにも 冬になると南三陸町に渡って来る野鳥が居ます。
その内のひとつが、こちら。
ジョウビタキです。
この個体は、メスなのですが、どこかやさしくかわいい印象があります。
このところ見かけはすれど
なかなかその姿が撮れないでいるオスとは違い、
どちらかと言えば、地味な羽色です。
場所は、27日にアップしたブログでご紹介した 2頭のカモシカが居た辺り。
またまた、喫茶 Cafe Gさんの前なのでした。
「彼女」の羽色を見ると 地味な印象から
ごく何気ない存在にも思えてしまいますが、
実は、冬にしか会うことの出来ない小柄だけど貴重な渡り鳥です。
夏場、ジョウビタキはチベット、中国東北部、ロシアの極東部沿海地方、
バイカル湖周辺で繁殖をしているそうで、
非繁殖期の冬場には 日本、中国南部、インドシナ半島北部に分布。
越冬する日本では基本的に繁殖はしませんから
「一羽単独」で活動します。
特に 縄張り意識が非常に強い小鳥で、
自分の縄張りに入ってきたものは
オスメス問わずに追い払ってしまう傾向があります。
以前は、てっきりオスメス鳴き交わしているのだと
思っていたこともありましたが、基本的に冬は「恋の季節」では無いのです。
実際、観洋近くに出没しているオスは、
今回ご紹介しているメスの「縄張り」には「侵入」して来ません。
人に対する警戒心は それほど強くありませんし、
こちらは、観洋近くを散策すれば、かなり高い確率で遭遇出来ます。