「海から昇る日の出は、いつ見られますか」
そんな 質問にお答えして、作成して頂いた図面がこちら。
当館では、月2回 スターパーティを開いていますが、
その場で お客様から尋ねられたのが、
星空案内人 天文ボランティア宇宙船を主宰する 永井 秀男さん。
当館の 経度・緯度をもとに、
今年の日の出の位置を地図上に記してくださいました。
こちらによりますと、海から昇るのは
春は2月23日(日)から 3月20日の春分をはさんで、
4月22日(火)までの59日間。
秋は 8月23日(日)から 9月23日の秋分をはさんで、
10月20日(月)までの59日間。
一方、4月23日(水)から8月22日(金)の 122日間と
10月21日(火)から 2026年2月22日(日)の125日間は 陸から昇ります。
永井さん作成の図面から、海の景色に起こしたのが、こちら ⇑。
矢印はBluebirderが永井さんの図面から推し測って記した位置なので、
多少のずれは ご容赦を。
日数で見ると、南側の神割崎と北側の泊崎方面の「陸」から昇るのが247日間。
それに対し「海から昇る」のは118日間で、1年の3分の1にも満たないということ。
それも、厳密に「水平線上の日の出」となると、南側では 椿島にかかる時期があり、
多少日数が減ってしまいますから、意外と”尊い”日の出とも言えそうです。
こちら⇑は、今年 観洋6階ホワイエから望んだ 元旦 初日の出。
明日の日の出は、どこから昇るのかな?
5階ロビーと6階ホワイエにも掲示してありますから、ご参考までにどうぞご覧頂き、
志津川湾に登る朝日を お楽しみくださいませ。
特に海から昇る日の出を撮りたいという方には、お役に立てそうです。
永井さん、ありがとうございます。
さて、3月16日のスターパーティ。
残念ながらの雨でしたから、ロビーで「星のお話」をお楽しみ頂きました。
まず、星のソムリエ・小さな天文学者の佐藤さんが、今日の星座をご紹介。
続いて、星空案内人・天文ボランティア宇宙船の永井さんが
天の川銀河とアンドロメダ銀河の接近や、地球と太陽などのスケール感。
土星の環の見え方も 紹介下さいました。
さらに、星のソムリエ1年生の 瀧原さんが「星の降る池」の朗読。
お仕舞は、星のソムリエ 和田さんが「星座体操」で、お客様の“凝り”を
ほぐしほぐし、した後は・・・
「この惑星は何でしょう」という和田さんの質問に、男の子が「地球!」って
元気に答えたのに続いて 138億光年、宇宙の果てまでの旅。
40名のお客さま、それぞれに宇宙に興味をお持ち方が多かったようで、
ジッと星のお話に耳を傾けて頂けたのが、とても嬉しい
スターパーティでした。ありがとう御座います。