巨釜(おおがま)と半蔵(はんぞう)が 離れた場所にある!?
行って、初めて知りました。
景勝地”巨釜半造(おおがまはんぞう)”。
途中、案内板が、左「巨釜」 右「半蔵」???・・・
とっさに、一輪車に荷物を載せて通りかかったご婦人に
「どちらに行ったら、大きな岩が見られますか?」と尋ねた、
私、 Bluebirderでございました。
「あれ?どっちだったっけ。度忘れしちゃった」って、
ご親切に、スマホで調べて「巨釜ですね」と 教えてくださいました。
ありがとうございます。
お陰様で、遠回りせずに 辿り着くことができた ”巨釜”です。
西に傾きかけた陽に照らされて、美しく壮大に広がる 太平洋の水平線。
そのスケールの大きさと、天使が降りて来そうな神々しさを漂わせた景観には、
すっかり眼と 心を奪われてしまいました。
奇岩、”折石(おれいし)”
そして、”八幡岩”。
い~い 眺め♪ なんとも 素晴らしい情景に 、しばらく見惚れておりました。
「いいものを見せてもらった♪ 来て良かった!」と
それはもう幸せな気分♪♪♪
帰りのチャリ上では、顔が自然とニンマリしてしまい、
つい口元が緩んでおりましたww。
チャリに乗って・・ニンマリしたおんちゃん・・・・、
そんな「きもい」様子を 隠してくれた”黄昏”には 感謝ですwww。
最近走ることが面白くて仕方がないチャリで出かけたわけですが、
国道45号で南三陸町を抜けるにも 意外と時間がかかることを実感。
歌津を越え、ようやく気仙沼へ。
ここは15日に開催されたツール・ド東北の折り返し地点 大谷海岸。
今度は、気仙沼の街を抜けるのにも、結構な時間を要することも 思い知らされます。
当然と言えば、当然ですよね。
気仙沼市街の西べりを走る国道45号を、
唐桑に向け、北へぐるりと時計周りに縦断しているわけですからww。
ようやくの、「唐桑半島」案内板。
と、ところが、ここからが 甘くなかった。
登りのきつい、アップダウン路の連続。~半島、~岬というエリアの走行は、
長い登りのあとの軽快な下りは爽快でいいのですが、
今度は 同じ長さの登りが待ち受けます。
この案内図を見て「あと少し」と思った後も、同様のアップダウンは延々と続きました。
改めて見直してみれば、現在地~巨釜間、未だこれだけの距離を残していたのです。
余りのハードさに、正直「また今度にしよう」と諦めかけてしまってましたから、
尚更、巨釜の海の景観が、身に染みて美しく感じられたのだと思われます。
そもそも、観る者、訪れた人にそうした感動を呼び起こす要因は、
奇岩の外観もさることながら、その「起源」にあるようです。
古生代ペルム紀(2億8000万~2億5100万年前 )から
中生代白亜紀(1億4000万~6550万年前)にかけ、
石灰岩地帯に、なんと!”隕石”が落下。
その熱と反動によって形造られた、というのですから、
ここで起こった天変地異のスケールとエネルギーの大きさは、
はるかに 想像を絶するもので、自ずと畏敬の念も湧いてくるというものです。
ちなみに、折石は 石灰岩が解けて出来た大理石。
巨釜の美景は、いわば 宇宙から私たちへの”贈り物”。
そう言えば、私たちの生命の起源となるアミノ酸は、
隕石が運んできたという説も・・・。この景観に魅力を感じるのは、
ひょっとしたら、元素レベルで太古の記憶が重なるからなのかもww。
当館、南三陸ホテル観洋からは、巨釜・半蔵まで 49.5㎞。
気仙沼プラザホテルにお泊り頂ければ、もう近場になりますから、
是非とも 足を延ばしてご覧頂きたい、 おすすめ絶景スポット「巨釜・半蔵」です。
ところで、この8日に開かれた 133回目のスターパーティ。
太陽黒点観察は、生憎の曇り空で 叶わず、
心配された、夜の部・・・
でしたが、この通り♪ 南西の空には さそり座が横たわるなど、
見事な星空が広がりました。
この日は、ことのほか 大気の状態が良かったようで、
天の川が よく観えました。 こちらは、いて座 あたり・・・
天の川銀河が、一番"濃く"見える部分だそうです。
いて座は、弓に矢をつがえた部分と手元あたりの星々を結ぶと
”ティーポット”の形に 見えます。
矢の先の部分が、ちょうど ポットの口にあたりますが、
そこから、銀河が まるで湯気のように立ち昇っているように見えます。
観洋屋上”汐風の空”に、続々と訪れるお客様への「星空案内」は都合3回に及び、
気が付けば、150名を超える客様に お楽しみ頂くことができました。
土星を観てくれた こちらの男の子、「宇宙だね!」「これ 買って♪」って、
望遠鏡を ご家族にねだっていました。
「今回、来て良かった」「天の川に感動しました」「ほんと きれいですね」
そんな言葉を口にしながら、じっと星を見上げている方が多かった、
この日のスターパーティ。
美しい星空も、宇宙からの贈り物♪
お客様と宇宙に、感謝です。ありがとうございます。