一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです
南三陸 海のビジターセンターによれば
先月25日以降に2~3羽を
今月3日には 20羽を確認していました
何のこと?
はい 南三陸町の冬の使者"コクガン"のことです
18日更新のブログでは お隣 気仙沼に
飛来したという地元紙情報をお伝えしておきながら
情報収集を怠り お知らせが遅れてしまいました
4日の日中 とある岩礁辺りの様子です
この日はこの辺りで 17羽を確認
いつもの港で
もう3羽を確認しました
こちらは 5日の様子(逆光補正してます)・・・・・・
とにかく ビジターセンターの情報も頂きながら
この冬も
ラムサール条約登録湿地 志津川湾のコクガンの様子を
ご紹介して参ります
さて お話の内容は"コクガン"よろしく"飛んで"しまいますが
こちらも 飛び回れる羽(翅)を持った昆虫のお話・・・
テントウムシは 世界的に
幸運を呼ぶ "幸せのシンボル"として 広く愛されています
確か ジョジョの奇妙な冒険
黄金の風 ジョルノ・ジョバーナが身に付けているブローチが
ナナホシテントウでしたね
かわいらしい"なり"で ファッショナブルなカラーリングから
親しみやすさも持ち合わせた
昆虫界の"アイドル的存在"かも知れません
どちらかと言えば"嫌われもの"の部類"カメムシ"(ピンボケですみません)
刺激を与えると 臭い匂いを発するので あまり印象はよくないようです
この写真を見た途端 ブログを閉じられてしまうかも知れません
が 背中に"ハート形"を背負ったカメムシが居るのは ご存知でしたか?
です こんなのが 居るんですねぇ・・・
どうやら このハートを付けたカメムシも "幸運を呼ぶ"と言われていて
その名も エサキモンキツノカメムシ(江崎紋黄角亀虫)
実は Bluebirderは 初めて見つけました
それから・・・ この季節にコガネムシ?!
な~んて思ってしまいましたが
いえいえ 居るはずもなく
よ~く観ると・・・ この背中の模様が また鮮やかじゃぁありませんか
おそらく これもカメムシの一種だろうと思って
調べてみると・・・やはり アカスジキンカメムシの幼虫でした
独特で斬新な模様 どこか海外の"家紋"のようにも見えるし
見ようによっては"髷を結った女の子が黒いマスクをしている"ようにもww
成虫になると すっかり装いを変えて 一層色鮮やかに光輝くようです
ちなみに カメムシには珍しく"臭い匂い"を発しないそうな
お仕舞は 巨大なのを一匹
オオトビサシガメ こちらも カメムシの類い
最初の写真のクサギカメムシが 1cm程度なのに対し
こちらは 体長3cm!!と とにかく大きいのです
このオオトビサシガメ
増えすぎたクサギカメムシを捕食するのだとか・・・
豊かな山から栄養豊富な水が流れ込み
親潮と黒潮の恩恵を受けながら
220種類を誇る海藻と海草で構成される"藻場"と
その藻場を"ゆりかご"に 550種類以上の生物を育む志津川湾
まさに生物の多様性がここに反映され
その多様性によって 美しく豊かな自然が保たれています
"臭い匂いを発するから"と疎まれる"彼ら"も
そうした多様な自然を構成するメンバーの"立派な一員"です