一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。
「最近 いるみたいですね」
というのは、ティーラウンジの女性スタッフの言葉。
今年 二羽のヒナが巣立った 観洋眼下の岩場。
見下ろしてみれば、二羽のカモメ。初めはツガイかと思い、
「えっ?来春の繁殖に向けて、
年の明ける前からもう陣取りが始まってるの?」と
思ってしまいました。
よくよく双眼鏡をのぞき込んでみると、
首のあたりには灰色の斑点があって、
まだ成鳥になり切っていない個体のようです。
時々三羽が集結することも・・・。
三羽とも首に斑点・・・。
羽数が毎年の産卵数に符合しますから、
ひょっとすると彼らは
以前ここで孵って立派に成長を遂げたヒナたちで
懐かしい「我が家」へ帰って来たのかも知れません。
ヒナから成鳥の羽に生え代わるのに4~5年かかると聞きますから
だとしたら、実に久方振りの「帰巣」ということになります。
あくまで、個人的な考察ですが・・・。
はたまた、この三羽の行動が
この岩場での来春の繁殖に繋がるものなのか
全くもって 定かではありません。
暫く、様子を観てみることにいたします。
さて、志津川湾のコクガン、
この22日の飛来数調査で、湾内全域で 406羽が確認されました。
志津川湾は、ロシア北極圏から飛来するコクガンの重要な越冬地。
昨年と同じ時期に比べ その数は 87羽多く、
400羽超えは2016年度の調査開始以来、初めてだそうです。
調査にあたった
南三陸ネイチャーセンター友の会の鈴木卓也会長は
「日本に渡ってくる鳥が順調に増えているのは、
東日本大震災後、海の『アマモ場』が復活したことが
一つの要因かもしれない」とコメントしています。
コクガンはその「アマモ」が大好物♪ アマモはとても栄養豊富な海草で
彼らは、四六時中食べ続けながら越冬しています。
実際「彼ら」の様子を観ていると、
アマモを摂るのに 苦労はしていないようです(笑)。「自力」のほか、
こんなふうに・・・
あるいは こんな風に・・・
オオバンに「労働寄生」という名の『横取り』もしつつ、
当館で運行している
「震災の記憶を風化させないための語り部バス」は、
午前8時45分発と10時15分発の2便。
10時15分便でBluebirderがご案内する際には
コクガンも お客様にご覧いただいています。
国の天然記念物にして絶滅危惧種、
「コクガン観察ツアー」も 別途 敢行出来ますので、
お気軽にフロントにお申し付けください。
とは言え、コロナ禍、観洋にお越し頂けなくなったお客様は
ご案内も出来なくてBluebirderとしても残念な訳ですが、
ただ、こんな状況下でも
『観洋の味覚』を堪能していただくことは可能です。
えっ?どうやって?
ハイ、そ・れ・は・・・・・
昨日販売が始まった『みやぎご馳走セット』。
三陸産のあわびやホタテ、いくら、ホヤ、志津川産の真だこに銀鮭など
三陸の美味しいものを通信販売でお届け出来ます。
皆さんの舌鼓で コロナ禍の地域経済が元気になります♪