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一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。
これ、なんだかわかります?
観洋近くの雑木林、短く刈られた草むらの上で
まるで粉雪のようにフワフワと宙を舞う
いくつもの未確認飛翔「物体」を発見。
上の写真では わかりづらいのですが。
よ~く見てみると・・・
この季節、降雪の前に姿を見せる「雪虫」なのでありました。
本名「トドノネオオワタムシ」。
どうも男っぽい印象の名前ですが、
フワフワ飛んでいるのはすべて♀メス。
綿のように白いものは、
炭水化物を主成分とする蝋物質が糸状に変化した分泌物なのだそうな。
それにしても、飛び方も姿も儚い印象で、
そのままが 粉雪のような存在。
産卵のあとは、すぐ死んでしまうというのですから、
いたわりこそすれ とても手荒な扱いはできません。
雪虫が飛翔すると
近いうちに初雪が降ると言われていますが、果たして・・・。
さてさて、そんな季節の中で、志津川湾のコクガンたちは
3日の時点で 150羽を超えました。(南三陸海のビジターセンタ調べ)
いつもの港にも その数30~40羽。
ご覧のように、船揚げ場に上がって来ています。
いよいよ本格的に コクガンの季節 到来というところでしょうか。
ところで、今月17日木曜日、午後7時から、
南三陸町戸倉公民館2階のネイチャーセンターで、
『GPS追跡でわかった南三陸のコクガンの暮らし』が紹介されます。
国の天然記念物にして絶滅危惧種のコクガンの生態は、実は謎だらけ。
その個体数の少なさから、生態研究が進んでいないのが現状です。
今回、GPSによる追跡でわかった
新たな生態が明かされるというのですから、楽しみですね♪
入場は無料。
毎日 コクガンの観察を続けているビジターセンターのショップには
コクガンの「仕草」手ぬぐい~!!
コクガンの「仕草」を描いたイラストは実に秀逸♪
観察していると、確かに こんなカワイイ行動をしているのです。
オオバンから 大好物のアマモを奪う「仕草(?)」も!!
この手ぬぐい、
南三陸町でのコクガン観察記念に相応しい一品かと思われます♪
この5日には、鬼殺隊ならぬ「コクガン撮影隊」第二陣の皆さまが
大きな望遠レンズとカメラを抱えて観洋にお泊りになられました。
聞けば、チェックイン前に
既に泊浜(とまりはま)で コクガンを撮って来られたそうな。
ほかにも こんな風に野鳥ファンが集う 冬の南三陸町。
防潮堤は さながら自然観察用の展望台と言ったところ。
コクガン飛来の聖地として、
志津川湾は、今 盛り上がりを見せています。
P.S.
11月30日のビーバームーン~
半影月食の直前は、こんなにきれいな黄金色♪を 湛えていました。
「月」だけに、
つきと幸運を呼び込んでくれそうな「金の月」を皆さまにも♪
ちなみに、半影月食の方は こんな感じ ↓
月の左上辺りに陰りが出来ました。
観洋5階ベランダからの撮影でした。
では また。