一週間ぶりのご無沙汰です、Blurbirder*Sです。
子どもたちは夏休み、ですね。
観洋で親子揃って夏の思い出づくりはいかがでしょう?
南三陸町は、このところよく霧に包まれます。
この時期、
東からヒンヤリとした風「やませ」が吹くと 湾内には霧が立ち込める、
というのが南三陸町。
実は、町は霧の名所でもあります。
霧の サンオーレ袖浜。
町内志津川地区の海水浴場です。
この日は、平日で少し肌寒い日でしたから 海水浴客は無く、
荒島(あれしま)につながる桟橋に釣り人が一人・・・。
島の頂に神社がある荒島。
古くから弁才天が祀られ漁業者の信仰を集めてきました。
今月13日には、海開きとともに 新しい鳥居が再建。
町民からの寄付金で建立されました。高さは5m。
震災前、島の入口には高さ10mの大鳥居がありましたが、津波により流失。
そのままになっていたのです。
折れた柱は、大震災の遺構。
コンクリートの階段が整備された 参道を登ると・・・
間もなく赤いお社、荒嶋(あれしま)神社。
お社は 深い森の中。
荒島は、南方系の樹木 タブノキが自生する北限の地 なのだとか。
タブノキは耐潮性に優れ、地下に海水が浸入するような土地
あるいは波打際でも育つ樹です。
昔から、漁業者の間には「海岸近くの森林が魚を寄せる」という伝承があって、
海岸林や離れ小島の森林を守って来た歴史から
海辺には大木が多いのだそうです。
こうした森林を『魚(うお)つき林(りん)』というのだそうです。
荒島は そんな小島の一つ。
志津川湾は、ノリ ワカメ アワビ カキ ホヤ ホタテ クロソイ ギンザケ
カタクチイワシ、と、海の幸の一大養殖地。
まさに、荒島は漁業者の信仰する弁財天とも相まって
漁業の町を守る象徴とも言える島のようです。
こちらは、観洋からは車で15分程のところにあります。
砂浜から桟橋を渡り、階段を上ると、そこはもう深~い森の中・・・・・。
鬱蒼とした緑の中に続く小道に分け入れば、ちょっとした冒険気分に浸れます♪
夏休み、こどもたちの手軽な探索・探検にいかがでしょう?
ただ、蚊がいますから、虫よけスプレーがあるといいかも知れません。
さてさて、観洋 ティーラウンジ眼下の岩場で孵った カモメのヒナ三羽。
もう、親の体の大きさに追いつきそうな勢いで
すこぶる順調に成長を続けています。
ただ、親鳥が餌を運んできても、
三羽が一斉に寄ってくることはなくなってきているようで、
三羽揃ったショットがなかなか撮れません。成長の証なのでしょうけれども、
この写真を撮るのにも かなりの時間を要しました。
とにかく、三羽の居場所はバラバラになってきていて、
こんな風に だんだんと 群れずに依存しないで生きる
「孤高」さが備わってくるものなのかなぁ、な~んて
思ってしまっています。あくまで勝手な考察ですが。
そんなヒナたちの巣立ちまで あと 2週間ほどです。
☆おまけ : 下の写真は 荒島より望む霧のサンオーレ袖浜です。
水がきれいで波の穏やかな海水浴場には公園のほか、駐車場・シャワー・更衣室も完備されていて、いずれも無料でご利用になれます。海の家も三店舗。
海の景色のきれいな エンジョイスポットです♪