一週間ぶりのご無沙汰です、Bluebirder*Sです。
ここは、ホテル観洋のラウンジ。
こちらのお二人
双眼鏡で一体何を観ているのでしょう?
答えは、こちら。
カモメのヒナたちなのでしたぁ~。
カモメのヒナの姿に「かわいい~」って、叫んでいた こちらの母娘は
仙台からのお客さまで、観洋へは初めてのご来館。
これまでは、仙台から近い秋保温泉にお出かけのことが多かったそうですが、
志津川湾を望む観洋の景観の素晴らしさに 痛く感動していらっしゃいました。
ところで、観洋のティーラウンジに置かれた双眼鏡・・・。
これは、仙台にお住まいの元放送局マンの方が
窓からカモメの巣を観察出来るところなんてそうそう無い!
お客さまにも楽しんでもらいましょうっ!と、
わざわざ置いてくださったものなのです。 ありがとうございます。
今回ご紹介した仙台のお客さまのほかにも、お泊りのお客さまがのぞき込んでは
「かわいい~!」という叫び声を連発しながら楽しんでいらっしゃいます。
さてさてそのカモメのヒナたちでございますが、しっかり「両親」に守られて
天敵に脅かされることもなく、無事 元気に育っているようです。
実は「カモメのヒナは、一体どれくらいで巣立ちするのですか?」と問われて
即答できないでいたのですが、調べてみましたら
「大体45日程」で巣立つそうです
ということは、孵ったのが先月19日だったようですから、7月1日で12日目。
あと1か月程経って、8月に入ったらもう間もなく、
この志津川湾上空を飛び回っていることでしょう。
カモメは 繁殖期(4~7月)に沿岸部の岩礁や砂丘などに『集団繁殖地』を形成。
一夫一妻で1回に2~3個の卵を産み、
オスとメスがが2~3時間おきに抱卵しヒナを養育。
越冬のため『秋から冬にかけて日本全国に飛来』し、
『春夏には繁殖のため日本を離れ北へ』向かう。
但し、繁殖しない若い鳥はそこにと留まることもある・・・とされていますが、
観洋のカモメのつがいに限っては、
△春夏に北に渡るでも△集団繁殖しているわけでも、
また、△留まったこの地で繁殖していないわけでもない。
ひょっとしたら、『例外的な個体』なのかも知れません。
南三陸町は 一年を通じて比較的温暖な気候だということも、
「定住」出来る条件の一つになっているということも考えられます。
群れずに繁殖するこのつがいに、
小説「カモメのジョナサン」の主人公
孤高のカモメ、ジョナサン・リビングストンの姿を重ねてしまっています。
実にカモメの飛翔能力は素晴らしいのです。