一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*S です。
寒い日が続く今日この頃、みなさんは 風邪、ひいてませんか?
インフルエンザが猛威を振るっていますから 気を付けましょうね!
さて、「かぜ」違いですが、冷たく強い 北「かぜ」にも負けず、
寒い冬を乗り切るため ひたすら 食べ続けていたのが こちら!
はい、国の天然記念物であり絶滅危惧種の コクガンです。
ラムサール条約登録湿地の志津川湾で 無事 越冬を続けています。
以前から 町内歌津地区のこの辺りに居るって話は聞いていましたが、
前に来たときには 居なかった。
それが、たまたま所用があって出かけた先週木曜日の午後のこと。
居ました居ました! コクガンが! この時 ここで確認できたのは 24~25羽。
車窓から眺めている分には、彼らもある程度気を許してくれますから、
数メートルまで接近することができました~♪ らっき~!!!
しばらく眺めていて気づいたのは、
どうやら「小隊」に分かれて「食べて」いるようなのです。
小隊同士はつかず離れず、それぞれに分かれて
お食餌 お食餌、ひたすらお食餌!!
大好きな 海藻や海草を休むことなく食べ続けていました。
この日、どれほど風が強かったかいうと・・・
はい、この通り!
波に揉まれて こんな目に遭っていました。ああ、ヤバツイ!
さながらサーフィン♪ってところでしょうか。
コクガンの御髪(おぐし?)は、強風にあおられて瞬間 逆撫で!!!
一瞬、髪(?)が逆立ってしまうくらい !
こんな状況でも、とにかくむさぼるように、海上では アマモを、
岸壁では、青海苔か岩海苔っぽいものを休むことなくついばんでいました。
この場が彼らにとって 餌場として適していると思われるのは、
海藻が 岸壁際に打ち寄せられて たっぷり浮いていること。
大好物のアマモのを取るのに水に頭を突っ込む必要もないし
岸壁には海苔がびっしり。
コクガンにとって 労することなく餌が目の前に豊富にある訳ですから
好都合なことこの上ありせん! よね、きっと。
波が来ればぁ・・・
逃げます!
比較的大きな体を維持し寒い冬を乗り切るには
それ相当の量の餌を摂る必要があるのでしょう。
ところで、朝方とは違って大きな群れは作らず、
昼間は5~7羽の小隊ごとに分かれて行動していると思われるコクガンたち。
それぞれの小隊にはリーダーがいるようで、
ほかの隊員がわき目もくれず食べ続けていても、
時々 頭を高くかかげて周囲の安全を確かめながら、
「外敵」の襲来に備えているようでした。
リーダーは一回り体が大きく、体の模様が比較的はっきりしているみたいです。
立ち姿が きれい♪
そんなリーダーのもと、隊員たちは、安心して、
食餌に「没頭」、いえ 夢中になっていました。
それにしても、風が強すぎ。海も荒れ過ぎ。
それでも逞しく生きるコクガンの姿に「ガン張れ!」と、
エールを送りたくなりました。
コク「ガン」だけに(笑)
志津川湾の冬の晴れ間は、寒風の中 逞しく生きるコクガンに
敬意と応援の気持ちを込めて「ガン晴れ」と呼ぶことにいたしましょう。
こじ付けのダジャレもここまで来ると く、苦しい・・・
それでも、ガン張れ!!! 明日も ガン晴れ!!