皆さん、こんにちは!カナです(・∞・*)

4月に入りました!
一昨日、家に帰って車のドアを閉めふと山側を見たら、
野生のカモシカ2匹に見つめられていました。
暖かくなってきた証拠ですね!可愛かったです。

さて本日は題名の通り..

2018年 3月 29日 15時。
南三陸 国道45号線 が遂に開通致しました!

当館では、「語り部バス」を運行するにあたり、
道路の確認をふまえ、15時の開通前に走行させて頂きました。
(まだ工事の方々が迂回路へ皆さんを案内中でした)

 

ぐーんと一気に気仙沼方面に続く道路へ抜ける事ができます。

震災後7年目にして、やっと南三陸に「主要」道路が開通したことは、
大きな、大きな第一歩です。

震災当時、南三陸町へと繋がっていた橋は津波で破壊され、
その後、自衛隊の方々が仮橋を建設。
町へ、車や徒歩で移動ができるようになりました。
その後は、年を重ねるごとに、周りの建物は撤去され、
復興工事車両が行き交う場所へと変化していきました。

今もなお、この光景は変わりません。

そして、震災前は住宅があった場所に道路が造られ、
様々なお店が軒を連ねていた場所には、
防潮堤を建設するために盛り土が各箇所で行われました。
(3月29日。今の南三陸の様子です↓)

手前が「盛り土」の状態。
奥ではすでにコンクリートを固め、防潮堤を建設中です。

この工程を今、南三陸沿岸では行っています。
徐々に、すこしずつ完成していくのを見るのは、
「南三陸は、復興しています。」と皆様にお伝えする事ができる反面、
震災前の町の様子がだんだんと薄れていき、
伝える人が居なくなってしまった時。震災を無かった事にされるのではと、
復興が進み、嬉しい部分もありますが、怖い。と感じてしまうのも、
今、「復興している」と実感することができてきたからこそだと思います。

こちらの写真をご覧ください。
新しく開通した「国道45号線」を横から撮影したものです。
ちょうど中央に新しい道路の柱があります。

その斜め前に小さな古い柱のようなものが見えますでしょうか。
この小さく低く見えてしまうのは、かつて南三陸の一部として、
町を支えていた部分でした。

今は、新しい道路を見守るように存在していますね。
たぶん、こちらも撤去されてしまうのだと思います。

さらに、この国道45号線ができた事により、
南三陸の復興状況を見学しながら、町を歩くことが出来ます。

歩道も大きいので、歩きやすいです。
今までは南三陸町の復興状況を確認しようにも、
道路には歩道があっても簡易的なものが多い部分があったりしたので、
これも皆さんに南三陸を感じてもらうには大切な部分です。

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そして、この国道45号線が開通したことにより、
今まで使用していた道路は通行できなくなりました。
この国道45号線1本になります。

そうすると、考えられるのは、
【もし】また「災害が起きたとき」大きな道路だとしても、
 車が集中してしまったら...
迂回路がない事により、同じ過ちを繰り返しかねないのではないか、

【もし】車が集中している場所で、事故が起きてしまい、
1本の道路を塞ぐように車や貨物が横たわってしまったら...

この【もし】が現実に起きてしまったらと、考えると、
もしかしたら今の状態の道路では、
まだ安全面に欠けてしまうのではないかと言う意見もありました。

町民の皆さんが、
南三陸にお越し頂く皆さんが安心して、通行のできるように、
【右岸と左岸を繋ぐ、
 命を守るためのバイパス道路(迂回路)必要】です。

今後、町の様子が変わるにつれ、
「安全面」を最優先にした町へと復興ができるよう、
当館も南三陸と支えあいながら、復興へ進んで参ります。

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まだ、南三陸町内は工事が続いております。
お越しの際は、道路状況や渋滞にご注意くださいませ。

南三陸も最近は暖かくなってきましたので、
散策もできますよ♪
周辺のさくら観光地の情報も、公式HPに掲載させて頂いておりますので、
ご覧頂ければ幸いです(^O^)/

それではこの辺で..また来週!
「登米明治村」で4月に行われるイベントも、
私は参加予定なので様子をブログにアップします!
ぜひ、ご覧頂ければと思います!!